コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

日本か台湾か

2015-06-29 17:11:08 | 学校

日本政府はパラオの学生に対してとてもいい条件の奨学制度を設けている。それを獲得して日本に行って勉強して帰ってきたパラオ人を何人か知っている。試験は難しいらしいが、地道にこういうことを続けて日本をよく理解する将来のパラオのリーダーが育ってもらうことは喜ばしいことだと思う。今年は息子の同級生たちが高校を卒業したので、その後の進路をどうするのか気にしていた。パラオハイスクールを次席で卒業した才女も息子の元同級生だ。日本人の同級生がいたこともあり、日本語には前から興味があってひらがなやカタカナが書ける。「日本政府の奨学金制度はとてもいいよ。アプライしてみたら?」というと、「日本と台湾の奨学金を考えている。」と言う。台湾も日本とほぼ同様の条件でパラオ人を受け入れているらしい。先日、彼女のおじさんから「姪が台湾に行くことに決まった。」と聞いた。彼はとても喜んでいた。「日本か、台湾かどちらか受かった方、と思っていたらしいけれど、台湾の方が先に試験があって、台湾の方が5名の受け入れという間口が広かったから。それに台湾の奨学制度で行って帰ってきた人に聞いたらすごく良かったと言っていたし。もう台湾に決める。日本の方は受けない。」と言うことだった。そうか。ちょっと残念。。 パラオは台湾を国と認める数少ない国家のひとつであり、そういったことから以前から台湾はパラオになにかと援助を続けてきた。奨学制度もその一環だと思う。それはそれでとてもいいと思う。でも彼女が「日本か台湾か」で迷った時に、「台湾の方が先に試験があったし、受け入れ人数も多かったから。」と言う理由で台湾にしたのなら、最低でも日本側は試験の日程を同時ぐらいにすれば良かったのではないだろうか。太平洋諸国の優秀な人材に日本に留学してもらうことは互いの国の将来にとってとても重要なことだと思う。ま、私は単純にささいな理由でもって彼女が日本でなく台湾を選んだことが残念であるだけなのだが。優秀な彼女、将来は駐日パラオ大使になったりしてなあ、等と思い描いていただけに。
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Happy 1st Birthday!!

2015-06-28 22:03:55 | 行事

友人の息子が1歳になるというので誕生パーティーに招待された。最近天候が不安定なので、当初予定の場所からミンゼンティハイスクールの体育館に会場を変更。子供達が遊べるようにすべり台や空気の家が設置してある。わー、すごい食べもの。長いテーブルにずらりと並ぶ。メインは豚の丸焼きだ。豪華~。1歳の誕生日は特別だ。こういう場合、プレゼントを持っていくか、ご祝儀を持っていく。1歳だからね、おもちゃとかプレゼントしてもしょうがないからご祝儀の方で。1歳まで病気もせず健康に育って良かったね。おめでとう! またここでも食べて飲んで。こういうビュッフェスタイルって自分がどれだけ食べたかわかんなくなるから困る。はちきれそうに腹いっぱいになって初めて、「あ、食いすぎた。」と気付く。苦しくてケーキは持ち帰り。あ~、先週のベラウゲームの弁当生活からずっと食べっぱなし。これを続けたら立派なパラオ人体型が出来上がる。
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BG2015 Medal Tally

2015-06-27 22:16:26 | スポーツ

ベラウゲームのウエブサイトをチェックすると、各州のメダル獲得数は6/27の12:30AM現在、このようになっている。昨日のテニスの結果はまだ反映されてないようだが。それにしてもやっぱりコロール州が圧倒的。しかし意外にもガッパン州ががんばっている。噂では今回、ガッパンは外国人選手の獲得にだいぶ力を入れたらしい。在パラオの多くのバングラデシュ人やフィリピン人がガッパン州代表として出場した。これは別に違反ではない。規定の年数パラオに住んでいるなら外国人でも出場できる。南西諸島のソンソロール州が22個も獲得しているのにも驚き! 現在ソンソロール島に住んでる人は30人そこそこじゃないかと思うけど。まだ1個もゲットしてないのはガラロン州か。がんばれ~、ガラロン! ガボン、ガボン!
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表彰式

2015-06-26 22:14:41 | スポーツ

パラオの国体ベラウゲーム2015、テニス大会。大雨の一日を挟み、3日間で全スケジュールが終了した。シングルスは優勝:コロール、準優勝:ガッパン、3位:ニワール。ダブルスは優勝:ニワール、準優勝:ニワール、3位:コロール。本島の小さな州、ニワールの活躍が目立った大会だった。表彰式には各州の知事や国会議員がやってきてメダルの授与、そして州旗を掲げて記念撮影。暑い中、一日に何試合もお疲れ様でした。おめでとう、みなさん!
写真:左から、白い旗:ガッパン、赤い旗:ニワール、青い旗:コロール。
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焼きスパゲッティ

2015-06-25 19:38:12 | 食べ物

「ヤキソバ、持ってって!」と言われてもらったベントー。ん? 中華麺かな? と思ったらスパゲティだった。チキンとキャベツ、ニンジン、キュウリ入り。焼き卵のせ。まあ、これはこれで美味しかった。食べてばっかりだな~。(笑)
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レインアウト

2015-06-25 19:37:05 | スポーツ

ベラウゲームテニス大会2日目。シングルスとダブルスの準決勝と決勝が行われる予定だった。早めに終わるために今日は8時から試合開始ということだったので、7時半に会場に行った。またしても一番乗り。しょうがない。みんな遅れてくるのはわかっていてもだからと言って約束より1時間も遅れてはどうしても行けない。もう日本人が染みついてとれない。パラオで育った息子は9時に家を出るからね、と言うと、9時にシャワーを浴び始めたりする。「どういうこと?!」と本当に呆れて腹が立つが、これがパラオスタイルなんだと思う。日本では何かと問題だったが、パラオに来ると本当にしっくり行っていてうらやましいぐらい。それはさておき、なんだか今日は昨日とは違ってなかなか雨の切れ間がない。何度かコートの水を掻くが、また雲がやってきて努力を水の泡にしてしまう。今日もヨコハマレストランの朝ごはんを食べながら空の様子ばかり伺う。どうかな~。選手もスタッフも屋根の下、応援スタンドのベンチに座って食べながら話をして雨があがってくれるのを待つ。雨がなかなか上がらなくてもみんな全然イライラしない。これはしょうがないことだから。食べて話して冗談を言って笑う。時折雨が強く降りつける時は一時の我慢とじっと静かに待つ。寝たい人は横になって寝る。新たに来た人には食べものを勧める。11時まで待った。一旦帰ることとなった。「お昼の弁当はやきそばだよ!持ってって。」 ありがと~。
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大会ボランティア

2015-06-24 22:35:53 | スポーツ

ベラウゲームテニス大会の運営ボランティアを頼まれた。「いいよ。何をすればいいか言って。」「とにかく当日会場に来てくれればいいから。何も持ってこなくていいよ。朝ごはんも昼ごはんも用意するから。」初日、試合は9時開始だから8時半に来てくれとのこと。アイライのテニスコートまでは20分ぐらいで行けると思うけど、まあ、8時には出よう。雨は上がっているけれどたぶんコートは濡れているだろうから水を取らないといけないだろうなあ、と思いながら。約束の8時半前にはコートに着いた。車が一台もない。そうだ、パラオ時間を忘れてた。コートの掃除をしたいけれど、倉庫の鍵もないしな。しょうがない。座って待つしかない。ちょろちょろ選手が来始める。だよね、9時からって言われてるしね。コートが濡れてるから9時は無理だろうけど。やっと来た。テニス協会のスタッフ。倉庫を開けて、コート整備。勝手知ったる選手たちがちゃんちゃんと水を掻いていく。「コート整備はあの人たちに任せて朝ごはんを食べましょう。」 ヨコハマレストランのホットケーキと野菜オムレツのセット。うん、うまい! 「お昼の弁当もあるからね。」 ありがと~。「食べるのも仕事のうち!」 そうですか。なんか。いいのかな~。まあ、いいよね。こんな感じで大会スタートです。
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ニワール対ガッパン

2015-06-24 22:34:00 | スポーツ

ベラウゲーム、テニスダブルス。ニワール州対ガッパン州の対戦だ。パラオで人気があるスポーツと言えばやっぱり国技の野球。それからバスケットボール。子供達もみんな大好きだし、学校でもチームが組まれ、学校対抗のトーナメントなどもある。それに比べてテニス。なかなか競技人口が増えない。残念至極。。 今年のベラウゲームへのエントリーは5州のみ。コロール、ニワール、ガッパン、ペリリューにカヤンゲルだ。まあ、仕方がない。みんなで楽しくやりましょう。お昼近くになれば各州から弁当と飲み物が届く。クーラーボックスの中はジュースやフルーツがいっぱいだ。「どこの州のボックスを開けてもいいし、何を食ってもいいよ。アイランドスタイルバイキングだからね。」とにかく食べろ食べろと言われてもうおなかいっぱい。ともすると国体であることを忘れてしまう。何度かスコールに見舞われながら一日目のスケジュールは終了。明日は準決勝と決勝。
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国体選手

2015-06-23 22:32:05 | スポーツ

パラオには16の州があるが、パラオの人口2万人のうち、約1万5千人は国の中心であるコロール州に住んでいる。現在パラオの首都はマルキョクだが、マルキョクの人口は200人そこそこ。コロール州の次に人口が多いアイライ州でさえ、2000人程度とコロールとは比べものにならない。離島のソンソロール州などに至っては数十人といった具合だ。それでどうやって州対抗の競争が成立するのか。選手はコロール州に住んでいるからと言ってコロール州の代表になるわけではないのだ。コロールに住んでいながら選挙権の登録は出身の州にある人もいるし、それに関わらず、母親や父親の出身の州の代表になる人もいれば、遠いけどなんかの関係があるからと言って住んだこともない州の代表になる人もいる。私たち外国人に至っては、「自分の州の選手になってくれないか?」等の勧誘を受ける。要は誰がどこの州の代表になってもかまわないようだ。そのあたりがかなり適当で、公平性なども特に考慮されておらず、とてもザックリしていていいと思う。
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BG2015 アーチェリー

2015-06-23 22:29:53 | スポーツ

ベラウゲーム2015、アーチェリー会場。知り合いの女性が出ていると言うので来てみたら今日は男性の団体戦だった。各州、3人で1つのチームを作る。それぞれが3本ずつ矢を放つ。合計9本。それを3ラウンドやり、合計点を競うというやり方みたいだ。野球やバスケットのような一般的なスポーツじゃないだけに、パラオでアーチェリーっていうのあまりピンと来ないかもしれない。でもパラオ人にアーチェリーは人気がある。以前、コロール州の体育大会でもたった3つしかない種目の一つがアーチェリーだった。バレーボールと綱引きとアーチェリー。綱引きっていうのも面白い選択だけど。アーチェリーに関して言えば、パラオ人は狩猟民族だからね。的に当てるのが好きなんだと思う、単純に。血が騒ぐって言うか。真剣だもの、目が。子供の運動会でも遠くに置いたココナッツにモリを投げて刺す競技がある。このベラウゲームの競技でもアーチェリーの他にスピアフィッシングの競技もある。潜って魚を刺す競技だ。夫の職場の局長も今日は休みだと言うのでなんでかと聞いたら「スピアフィッシングに出てるから。」だとのこと。パラオ、どこの職場でも今週いっぱいは仕事にならない。
写真:真剣に的を狙う各州の代表。それぞれの州のユニフォームを着ている。手前からマルキョク、アイライ、ガラルド、ペリリュー、コロール。
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