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『テラコッタ・ウォリアー秦俑』 



8月9日 追記 8月22日(後半文章を追加)


テラコッタ・ウォリアー秦俑 古今大戦秦俑情

1990年中国・香港
監督:程小東(チン・シウトン)
脚本:李碧華(リー・ピクワー)
特撮協力:徐克(ツイ・ハーク)
出演:張藝謀(チャン・イーモウ)、鞏俐(コン・リー)


「中国映画の全貌2007」でレスリー作品以外で見たかった作品のひとつ。
前半と後半で、こんなにも映画の雰囲気が変わるものとは・・・
途中で、監督さんが交代したのではないかと思ったほど。
ものすごくお金と時間をかけたB級娯楽大作です。
俳優、張藝謀と当時だった鞏俐が主役。

以下STORYはちょっとネタバレ有り

【STORY】
秦の始皇帝の時代。
蒙天放(張藝謀)は皇帝の護衛として重用されていた。
始皇帝は不老長寿の薬を探す旅に500人の少女達を引きつれて
出発させようとしていた。
少女の中に冬兒(鞏俐)という美少女がいた。
蒙天放と冬兒は深く愛し合うようになるが、宮廷内での恋愛はご法度。
捕らえられ、蒙天放は生きたまま粘土を塗られて王墓の兵馬俑に。
最後の瞬間に不老不死の丸薬を口移しに蒙天放に飲ませたあとで、
冬兒は火の中に身を投じる。

2000年の後、1930年代。
冬兒は売れない映画女優莉莉に生まれ変わっていた。
復活した蒙天放と再会し、二人は始皇帝の墓をあばいて一儲けしようとする
怪しげな男たちと戦う事になる。
莉莉はそこで亡くなり、蒙天放はまた冬兒が輪廻転生する時まで
永遠に待ち続けている。

そして1990年代、始皇帝陵の兵馬俑を見に来た日本からの団体旅行客の中に
冬兒の生まれ変わりの日本女性がいた。
そして兵馬俑の出土作業員の中に蒙天放がいた。




前半の秦の時代はアクション時代劇に悲恋物を組み合わせた
程小東監督作品らしい出来で、チャイゴーみたいでかなり好きです。
それが近世になったとたんに、はちゃめちゃラブアクション物になります。
蒙天放は浦島太郎状態だし、莉莉はコメディ女優ぴったりで演技と思えないほど。
いったいどんな映画にしたかったのか?
最後は90年代なのに日本人女性観光客役の鞏俐がしっかり和服姿で
管理人は首をひねるばかり???
そして張藝謀はこれでよかったのか?(爆)良かったの?良かったみたい・・・
鞏俐といる時間を作りたかった、とインタビューに答えてるのを読んだ記憶が。

管理人の記憶によれば、前半の時代劇ロマン部分は見ていたらしい(笑)
後半の記憶がまったく無いのは見ていて放棄したのか物理的に見られなかったのか
記憶に無いんですけど。
時空を越えたロマンスと輪廻転生は
何年かおきに映画化されるテーマではあります。

とにかくいろんなヒット作品のいいとこ採りをした
B級娯楽大作である事だけは確か。
これはこれで、香港映画らしい出来で、愛すべき作品なのであります(笑)
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『消えた天使』と『傷だらけの男たち』を六本木で


8月は映画強化月間(もしかして9月10月11月くらいまで続くのか・・・)
ブログにエントリーするのが追いついていないのが悲しいですが。
ボチボチ記事にしていきますので。

8月8日(水)
アンドリュー・ラウ監督のハリウッド初進出作品と
同監督の「傷だらけの男たち」が、続けて鑑賞できると知って、
久しぶりにシネマート六本木に遠征しました。
ちょうど会員カードの期限も更新したかったので。

消えた天使  THE FLOCK  
2007年アメリカ
監督・製作:アンドリュー・ラウ
出演:リチャード・ギア、クレア・デインズ、アヴリル・ラヴィーン

【STORY】
エロル・バベッジは性犯罪者の監視員として公共安全局で18年間勤めてきたが、
仕事の範囲を逸脱するような行動が目立ち、
上司から18日後には退職と勧告されている。
アリスン・ラウリー(クレア・デインズ)はエロルの後任として彼の指導を受け
監視員の仕事を引き継ぐことになった。

バベッジはアリスンと共に、登録者たちを訪問する。
ガールフレンドと一緒のエドマンド、美容師のビオラ、
いずれもエロルは執拗に質問を繰り返したり、
嫌がらせのような訪問を繰り返している様子だ。

バベッジの管理区域で小女の失踪事件がおこり、バベッジは
この区域の登録者の中に犯人がいる、と確信して独自に調査を始める。
捜査をしている警察にも、上司にも事件にかかわらないようにと
言い渡されるがバベッジは聞く耳を持たない。
アリスンは一度はバベッジのやり方を批判して調査に同行することを拒否するが、
やがてその一途さに共に闇の深遠を覗くことになる。


しっかりサイコサスペンス映画なので、管理人の最も苦手とするジャンルの
映画というので、通常では映画館に行かないであろう映画です(爆)
とにかく、サイコサスペンスという部分を強調すると必然的に
眼を背けたくなるのですが、とりあえず映画の冒頭では
アンドリュー・ラウ監督作品だ、という印象を強く受ける映画です。
カメラアングルと映像のタッチが監督作品のイメージでした。
また車や都市の風景が画面に現れると、余計にラウ監督ちっくで受けました。
リチャード・ギアは「インファナル・アフェア」をすごく気に入って
映画出演を決めた、とパンフで語っています。
リチャード・ギアはたしか仏教(チベットか?)に帰依していたと
記憶していましたが、ラウ監督もインファナルシリーズでは
仏教の教えが根底にある作品作りをしています。
ちょっと共通するものがあるように感じました。

性犯罪と暴力、というと「傷だらけの男たち」の冒頭の犯罪者を連想してしまう。
性犯罪者は、罪を償って社会復帰ができるという事が難しいといわれている。
持って生まれた性質の部分が大きいのだという。
アメリカでは性犯罪を犯した者を登録し、ネットで公開されているが
いうなれば個人情報を公共の場に晒しているということだ。
日本でもこういう事件が起こると、最近は登録とか行動の制限とか
性犯罪者の登録を法制化しようという意見も良く聞く。

バベッジのように性犯罪者の監視をしているうちに当事者が
ほとんどストーカー行為のような犯罪を犯してしまう、というのも
説得力のあるものとなる。
善悪の境、現実と夢の彼岸、「あんたの中に私らがいる」という言葉。
人間が犯した犯罪か?それとも悪魔の仕業か?
心の中にざらついた感情がおこってくる感覚を見終わって感じました。

それにしても日本じゃ考えられないアメリカン・アイドルが
あんな役柄で映画初出演なんて。よくやったねぇ。



傷だらけの男たち
4回目の鑑賞。『消えた天使』が精神的に疲れたので、
あくまで香港とマカオの街並を楽しむ、という目的で鑑賞しました。
ちょっと邪道だったかな?でもそれなりに楽しめました。



シネマート六本木で8月24日(金)まで、2本共に上映中。
ちなみにタイムスケジュールが考えられており、
2本続けての鑑賞がうまく出来るようになっているので
行かれる方は2本共に見てくださいね。
どちらかというと先に『消えた天使』のほうを見るのがいいかもしれない、気分的に。
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中国映画の全貌2007 今日はレスリー作品上映日


今日は新宿ケイズシネマで開催中の『中国映画の全貌2007』で、
レスリーの出演作が3本連続上映される日でした。

以前からの約束で上海からの留学生S小姐と一緒に3本鑑賞。
他にも多数のレスリーファンが集まり大変盛況でした。
(しかし最近は3本鑑賞とか2本はしごとか多すぎですね)

今日は受付でブエノスアイレスさらばわが愛 覇王別姫のプログラム、
ブエノスアイレスはポストカードセットとポスターも販売されていました。


TOPはケイズシネマの階に行くエレベーター横に貼ってある映画祭ポスター
ブエノのポスターと共に携帯で撮影したのでうまく写せませんでした。

S小姐はグッズの販売に大喜び。
中国では日本の映画関連のグッズが手に入りにくく、
しかも価格も高いらしいのです。
自分の分と後で中国の友人の分も買っていましたが、
今日はプログラムも売れ行きが良く覇王別姫は早々に売り切れ。
S小姐が在庫を全部買っていました。

1本目はさらばわが愛 覇王別姫
やっぱり大きいスクリーンはいいですねぇ、と言いたいところですが
ちょっと両端が欠けている様に感じました。
フィルムの状態もお世辞にもいいといえず・・・
でも一昨年だったか版権切れ、上映件切れのニュースが流れて
覇王別姫が見られなくなる!とAERAに書かれたりした時のことを思うと
映画館で見られるようになっただけでも喜ばしいこと。
でもニュープリント作ってほしいなあ・・・

そしてさらばわが愛 覇王別姫を見終わった後、朱さんがちょっと残念そうに、
字幕と実際のセリフの違いを指摘していました。
映画は戸田奈津子さんの字幕なので、
たぶん英語の字幕台本か脚本からの訳だと思います。
中国語→英語→日本語という訳だとどうしても省略や簡略が多くなり、
元のセリフの意味からは遠ざかってしまうのかな、と感じました。
朱さんによると実際の中国語のセリフは京劇の知識があると、
かなり含蓄のあるセリフや京劇の有名なセリフが効果的に使われ、
またバックの音楽もそのシーンに合った京劇の曲や
当時流行った曲が使われているようなので
ちょっと調べてまたエントリーを書きたいと思っています。

またブエノスアイレスでは、始まる前にファイのあるセリフについて管理人が話していると
S小姐がそのセリフのシーンに覚えが無い、という衝撃の発言。
購入したプログラムを確認するとそのセリフはちゃんと収録されていて、
映画が始まったら確認しようということに。
ところが映画が始まると冒頭の車でイグアスの滝に向かうところが
中国版では入っていないという、S小姐の発言。
そしてやっぱりファイのあるセリフについても中国版ではカットされていたらしい。
また、ファイが最後ちょっと前のシーンで、
パスポートをテーブルに置くシーンあたりもなかったということ。
正確なところは中国版を見直さなければわからないが、S小姐によると
日本版を見るとストーリーのつながりが良くわかりやすくなっていたとのこと。

ふたりでその後話して意見が一致したのは
王家衛のことだから編集バージョンは山ほどあるだろうし、
実際使用していないフィルムも山ほどあるだろう(爆)
そんなシーンは漏れなく公開して欲しい・・・ということ。
さしあたっては楽園の瑕ディレクターズカット版あたりで期待しておきましょう。

3本目の 追憶の上海 はこれはもうふたりで6月末に訪れた上海影視楽園や上海市内の
歴史ある建物がふんだんに登場。
また影視楽園の撮影用クラシックカーのガレージで目撃していた↓

↑の車はどうやら追憶の上海で秋秋@子役が載せられていた護送車のようでした。
他にも使われた自動車がないか時間のある時に確認します。

影視楽園でのロケ地確認も改めて。

さて、さらばわが愛 覇王別姫もほとんど満席、ブエノスアイレスも早々と満席、追憶の上海は時間が遅くなった事も合って前2列に空席がありましたが、
ほとんど満席状態で盛況でした。
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中国映画の全貌2007 開催中です


昨日7月21日から 中国映画の全貌2007 が開催中です。

ケイズシネマ

詳しいスケジュールは↑のページのスケジュールの詳細をご覧下さい。

日中国交回復35周年と香港回帰10周年を記念して
中国映画、香港映画を新旧74本一挙上映!

◆期間:7月21日(土)~9月7日(金)まで
◆料金:一般 1,500円 / 学生 1,200円 / シニア 1,000円
 ※ 回数券は上映期間中も販売 5回券 5,000円
  (一般の方は4回以上見るのだったら回数券の方がお徳です)


レスリーの作品の上映日のスケジュールだけを抜き出してみました。
せっかく新宿までこられる方で時間がある方はレスリーの映画だけでなく
他の作品もぜひご覧になってください。
新旧の作品が多数上映されますが、
なかなかスクリーンで見る事が出来ない作品も上映されます。

08月05日(日)
11:00 さらば、わが愛/覇王別姫 2:35 ブエノスアイレス 4:55 追憶の上海 7:15 マッスルモンク

08月15日(水)
11:00 蟻の兵隊 1:40 ジャスミンの花開く 4:30 乳泉村の子 7:15 さらば、わが愛/覇王別姫

08月16日(木)
11:00 延安の娘 1:40 芙蓉鎮 5:05 太陽の少年 7:55 追憶の上海

08月18日(土)
11:00 胡同のひまわり 1:50 宋家の三姉妹 4:55 さらば、わが愛/覇王別姫 8:30 ブエノスアイレス

09月01日(土)
11:00 芙蓉鎮 2:25 山の郵便配達 4:40 追憶の上海 7:00 ブエノスアイレス

09月07日(金)
11:00 さらば、わが愛/覇王別姫 2:35 子供たちの王様 5:05 上海家族 7:25 宋家の三姉妹
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傷だらけの男たち


昨日のアクセス解析を見ていたらほとんどが
「傷だらけの男たち」のプレミア絡みでした(笑)
で先日のプレミアのエントリーに追記しました。
こちら からどうぞ。
管理人は明日また見に行く予定。
ただ今どこの映画館に行くか悩み中。
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「傷だらけの男たち」プレミア試写会



昨日7月4日にTOHOシネマズ六本木で行われた
「傷だらけの男たち」プレミア試写会に当選、行ってきました。
朝から天気も雨、レッドカーペットも無し、
主役の一人トニー・レオンは欠席だったので、
テンション低めでチケット交換に臨みました。
といいつつ朝9時からの引き換えに9時30分に着いた管理人
自分の中では充分期待しているらしかった(笑)

プレミアの招待状。官製はがきよりも大きいサイズ。

チケット売り場のところにひっそりとA4の紙に印刷された
「トニープレミア欠席のお知らせ」(写真撮ってませんが)
チケット余ってませんか?と声をかけてくる金城クンファンもいましたし、
朝から並んでいたらしいと聞きましたがどうやら徹夜組もかなりいたようです。
プレミアの最初に司会の坂上みきさんが言ってました。
席は前から9列目のスクリーン向って右の通路際でした。
ここは座席が傾斜しているので、見る分には充分の席でした。

朝から洋画2本見て時間になったのでSCREEN7に入ると

TOP画像と上の図柄の画像が交互にスクリーンに映し出されていました。
開始直後にトニー欠席の報告が行われ、トニーのビデオレターというか
欠席のお詫びの言葉と「傷だらけの男たち」の見どころなどを
ホテルか事務所かのようなところで話すトニーさん映像が流れました。
「≪赤壁≫の撮影地では天候不順(大雨)でロケの日程が大幅に遅れていて
プレミアは欠席します。ごめんなさい。
この映画で初めて悪役を演じて私にとって特別の作品になりました。
ぜひ見てください。また近いうちに日本で皆さんとお会いできるでしょう。」

いよいよ監督のアンドリュー・ラウと金城武、のふたりが入場。
ふたりは舞台袖ではなく舞台左側中央より舞台よりの通路脇出入り口から登場。
通路の人たちは握手なども出来た模様。
ふたりとも人ごみに段々と隠れていきます。
そしてすぐステージのほうに向かいかと思いきや私達の席側まで歩いてきて、
あっというまに人だかりが出来て見えなくなりました。
すごいファンサービスだったのですね。
レッドカーペットがなかった代わりのようでした。
監督があまりにファンが金城クンを見て騒ぐので「ちょっとすねちゃいました」と
ジョークを言ったので皆でアンドリューと呼びましたが監督笑ってましたね。
さてプレミアが始まる前に入り口のところで
大きな花束二つを抱えた花屋さんを目撃したのですが
誰がプレゼンターかなと思ったら主題歌(エンディングテーマ曲?)を歌う
あゆが登場、プレゼンター役でした。
会場は盛り上がっていました(あゆファンがいた模様)
女性がいたほうが華やぎますが、共演の女優さんも来て欲しかったなぁ。
スー・チーが来たらよかったのに~と管理人の心の声。
さて通訳はおなじみのサミュエル周さん。
インタビューで一番同意できたのは金城クンの
これはお願いなんですけど、香港とかの公開と日本での公開にタイムラグがありすぎなので、
もう少し日本でも早く公開して欲しい」
という発言。
会場からも拍手が起きていました。
今回は香港公開から半年あまりなので日本ではまだ早い公開という感じですが
俳優さんたちは撮影時からするとすでに何作品も前のことを
インタビューでたずねられ、
正直その頃の気持ちをそのまま維持できているとは思えないので
ついつい無難な答えになりがちなのでしょう。
金城クンも事前インタビューでは「いや撮影当時は暑かったんですよ」と
繰り返していたそうです。(司会の坂上さん談)
こんな普通の香港やアジア映画ファンが思っていることをこの場で言ってくれた
金城クンって、いいですよね、好感が持てます。
監督は、インファナル・アフェアシリーズが大いに注目された後の作品なので
同じ香港を舞台にしても違う作品で勝負したかったのでしょうか。
一番気に入っている、というようなことを言っていました。
またハリウッドでディカプリオ主演でリメイク決定、というのも日本での
宣伝材料としては大きな効果があるのでしょう。
冒頭の紹介では真っ先に言われていました。

金城クンファンはボードや横断幕や、蛍光棒で応援してましたね。
たぶん香港からの取材だと思うのですが
事前にボードや横断幕を掲げたファンを撮影していたら日本のプレスも
こぞって撮影を始めたのには笑っちゃいましたが・・・
坂上さんからは
「プレミアの撮影や録音はダメだけどピカピカ光るのは大丈夫ですからねっ」と
ファンが頭につけてた蛍光ミッキー型ヘアバンドに突っ込み入ってました。

映画の感想は、一応サスペンスで謎解きの部分もありなので詳細は書きません。
「誰もが抱えているであろう心の傷に自分でどう向き合って人生を送るのか」
それを考えさせるというのがひとつのテーマになっています。
心に傷を負って刑事を辞めた酒びたりの私立探偵ポン(金城武)と
ポンの元上司のヘイ。ヘイの妻の裕福な父親が殺され、
ポンは捜査をヘイの妻から依頼される。
見所は、心理合戦のような会話とセリフ、それに香港のお洒落な風景。
香港好きにはすぐわかる撮影スポットだし、香港を知らない人も
お洒落な風景に心動かされると思います。
ただしカタカナ名前がたくさん出てきますので、頭の中を整理しながら
見ていかないと辛いかも・・・
管理人も苦手なのですが、痛いシーン、血を見るシーンが多いので
そういうシーンが苦手の方は心して見て下さい。
でも管理人もずいぶん慣れました(笑)

嗚呼、プレミアのレポートの方が「だだ長く」なってしまいました。
映画の感想が短いけれどご容赦を・・・


プレミアの撮影は禁止だったので詳しいレポートと画像は↓から
トニーのビデオメッセージも動画で見られます。

記者会見はこちら
プレミアの記事と画像はこちら


  ※    ※    ※    ※    ※    ※    ※


7月10日 追記
アクセス解析で昨日はほとんどが「傷だらけの男たち」絡みでした(爆)
で、今日はたくさんプレミアの雰囲気がわかる画像をupしてあるニュースサイト をご紹介
この連続写真が会場の雰囲気を良く伝えていると思います。
迷達が持っているボードなんかもうまく写してありますし、
通路からステージに上がるまでの監督と金城クンの表情とファンの喜ぶ表情も
よくわかりますねえ。
管理人はこのちょっと後ろにおりました。

また記者会見とプレミアの詳しいレポートはこちら のブログで。
このブログはアクセス解析中に見つけました。
しっかり読ませていただきました。
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カンヌ映画祭の季節です


第60回カンヌ映画祭が5月16日から開催中です。
今回のカンヌは60回の節目ということで公式サイトには
過去の受賞作品などのアーカイブが設置されています。(とても見難いですが)
日本での独占放送をするムービープラスのカンヌ映画祭特設サイトはこちらから

今年のカンヌの注目作品は日本の諸々の作品でなく、
オープニング作品であり、コンペ作品でもある王家衛監督の MyBlueberryNights

なにしろ開会式を録画していたので見ていたら、レッドカーペットのレポーターが
通るゲストほとんど全員に「王家衛作品が上映されるが・・・?」と質問。
怪訝な表情の方も見受けられたけど大方は何らかの関心があるようなコメントで
やっぱりカンヌでは王家衛作品の話題で盛り上がってるんだな~なんて
感心しながら見てました。
関心のいくつかはちゃんと期日を守れるか、と言われていた点かしら?
しかし予想に反してしっかりオープニングに間に合ったことが、
ここでも大きな話題で(本当だったら当たり前のことなんだけど)

MyBlueberryNights の予告編はもにかるさんの
HongKong Addict Blogのこちらの記事で。

この予告編、出演しているノラ・ジョーンズとジュード・ロウ(ホリデイ)が
欧米人というのを除いたら、いつもの王家衛作品と同じです(爆)
だってだって、あの窓越しに映るジュード・ロウのショットなんて
まるでブエノスアイレスのBAR SURの窓ガラス越しに映る
レスリーのショットと同じだし、TOPの画像がポスターのようでしたが
これは欲望の翼にあったマギーとレスリーのショットに似てます。
映画の色合いもいつもの王家衛の雰囲気。
そしてこの作品に出ているもうひとりの女優ナタリー・ポートマンの
役名がLeslieというらしい・・・
映画、ぜひ見たいですね。音楽も良いです。カーウァイ作品だから当然?
映画祭ハイライトでは監督や主演2人のインタビューがあり、
そこで監督の演出方法が即興的だったとか、2日前まで編集していたとか
(やっぱりギリギリ間に合ったのか・笑)明かされていました。
監督はノラの声が気に入って出演依頼したとか・・・
フェイ・ウォンの時も似たような事を言ってなかったかしら?

※ノラ・ジョーンズって好きな歌手のひとりだったけど、あまり詳しくなくて
今回調べていたら、父親はシタール奏者のラビ・シャンカールというのに
驚いてしまいました。だからちょっとエキゾチックな顔立ちだったのかと納得。



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2007年映画 #7 かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート 字幕版



かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート 字幕版
原題:龍虎門 2006年香港

監督:葉偉信(ウィルソン・イップれんちゃい監督・爆)
アクション監督:甄子丹(ドニー・イエン)
スタイルコンサルタント(美術指導?):張叔平(ウィリアム・チャン)
出演:
甄子丹(ドニー・イェン)
謝霆鋒(ニコラス・ツェー)
余文楽(ショーン・ユー)
董潔(ドン・ジェ)

久々、香港映画の登場です。
香港で35年以上絶大な人気を得ているというコミック「龍虎門」、
これの実写版ということでやっぱりCGがいっぱいあるんだろうな・・・
なんて思いながら鑑賞してきました。
原画をチラッと見た感じではドラゴンは前髪が長いけど、タイガーもターボも
顔が見えなくなるほど長くはなかったんですが
実際はドニー(ドラゴン)、ニコ(タイガー)、ショーン(ターボ)の3人ともが
前髪が長くて最初は「顔がよく見えないよ~」と思ってしまいました。
当初、画面の動きが早すぎてついていくのが大変というのもありました。
感覚的には、「カンフー・ハッスル」のアクションシーンと繋がるところも多かったです。
元華(ユン・ワー)も出ていたし、江湖のボス役の俳優さんも
ショウ・ブラ時代のクンフー・スター、陳觀泰(チェン・カンタイ)だそう。
それでもっと生身のクンフーの要素が多く入っているという感触もありました。
CGを使っているにしろ、あんなにニコやショーンが動けるのはやっぱり
ドニーアクション監督の特訓の賜物で
それでこそクンフー映画の雰囲気が強かったのだと思いましたよ。

NHK-BShiビジョンで「中国カンフーのすべて」というのを放送していて
録画していたのを見たら、冒頭が「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」で
ドニーさんがインタビューされてました。
おお~と盛り上がってそのまま映画鑑賞したので影響力強かったかもしれない。


ストーリーは、幼い頃に別れ別れになった異母兄弟が再会し、
自分達の家である龍虎門というカンフーの道場を守るべく
鍛錬を重ねて悪と戦う、というものです。
兄弟愛、家族愛、師弟愛が強く押し出されているのも武侠アクション映画だから。
元は長いお話のようですから、これは最初の物語の導入部分の要素が強いかも。
ということで、龍虎門2も製作されるとかいう話もあるようです。
2ができたらまた買ってください。続きが見たい。

火雲邪神に要注意、最後のエンドクレジットにも要注意(笑)

レディス・デーの六本木シネマートは女性ばかりで
数は多くなかったけど、平均年齢が若かったような印象(爆!)


かちこみ!の公式サイトは現在なぜか表示ができない状態なので
Gyaoの特集ページをご紹介。


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2007年映画 #6 ホリデイ


ええ、TVCMのイメージソングに惹かれて行ってきました(爆!)
これも2週間前のレディスデーに観たので、早く書かなきゃと思いつつ・・・

最初に思ったのはこれはアメリカとかではクリスマス映画、
つまりホリデイシーズン映画だったのね。
日本でもクリスマス前に公開していたらもっと観客多かったかも。
でも管理人が観にいった日は満席でした。
最近、レディスデーは満席が多くて大変。

監督:ナンシ・メイヤーズ
出演:アマンダ/キャメロン・ディアス
   アイリス/ケイト・ウィンスレット
   グラハム/ジュード・ロウ
   マイルズ/ジャック・ブラック

(公式H・Pはこちら

映画の雰囲気はアメリカ映画のラブコメ路線を踏襲している感じ。
ノーラ・エフロンが製作していた「めぐり逢えたら」「ユーガッタメール」
ヒュー・グラント主演の「ノッティングヒルの恋人」(ロジャー・ミッチェル監督)
こんな映画の延長線にありました。
ナンシー・メイヤーズは第二のノーラ・エフロンか・・・
唯一違うのは二人のヒロインがいて、二組の恋がえがかれている
この二組の男女が豪華なのである、一組ずつでも充分映画1本撮れると思う。
ちょっともったいないようだけど、二組、ふたりを比較して見ると
恋愛をするということも生活を共にするということも、仕事をするということも
環境、国によって違うのだから、大変だなあという事。
うまく相手が見つかったヒロインたちも素敵なホリデイをすごす事ができたけど
それがずっと続くかどうかは、それはそれで困難が多いだろうと推測されます。

ストーリーは別として、うまいなあと思った事をいくつか。
まず4人のキャスティングがぴったり。
それとヒロインの住む町の設定がいいです。
ケイト扮するアイリスはロンドンの新聞社勤めで、
電車で40分のサリー州のコテージで犬と二人暮し。
このコテージが絵本のようで外見と環境は最高でした。
生活するためにはちょっと不便でも、環境がそれを勝っています。
かたやキャメロン扮するやり手の映画宣伝会社の経営者アマンダは
経済的にはロスの勝ち組だから、お屋敷も豪華。
部屋の中はもちろん庭には立派なプールまで。

お互いにまったく違う環境で、同じように恋に破れて傷心の心を
癒そうと努力する二人の前に、魅力的な2人の男が現れる。

ジュード・ロウって大好き!
映画では年齢相応(たぶん)の渋くて、
でもちょっと訳ありのイギリス男を演じます。

ケイト・ウィンスレットも前から好きな女優さんで「いつか晴れた日に」や
「エターナル・サンシャイン」「ネバー・ランド」などがよかったですね。
ちょっと昔の時代設定が似合う女優さんです。「タイタニック」もありました。

ジュード・ロウも「リプリー」「アビエイター」とか、こうしてみると
ふたりともディカプリオつながりだわ。

一番うまかったのはなんといっても、イメージソングに
「We're All Alone」を使った宣伝会社でしょう。
このブログでも「We're All Alone」で検索かけてる人がたくさんいました。
もちろんレスリーつながりもあるけど「ホリデイ」つながりも多かった。


さてあなたの家の好みはどちらかな?
管理人はもちろんイギリスです(断言)
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2007年映画 #5 PARIS JE T'AIME


もう1ヶ月前に観ていたのですが、なぜか今頃エントリーしています。
すごく観たくて前売り券を買ったら、おまけにエコバックと
サンローランのトワレのサンプルが付いてました。
平日の昼間だった割には観客が多かったです。

第59回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング上映作品
原題:PARIS JE T'AIME/2006年/フランス・ドイツ合作
公式H・Pはこちら

世界中から集まった18人の映画監督による夢のような共演作。
パリを舞台に、愛を描く5分間のショートストーリー。
最初に興味を持ったのは、クリストファー・ドイルが参加していると
知った事からなのですが、実際に映画を観ると
他の監督の作品にも好みのものが出てきました。

≪ショワジー門≫
監督:クリストファー・ドイル
パリ13区、イタリア広場からショワジー門にかけてのチャイナタウンが舞台。
シャンプーのセールスマンは美容院のマダム・リーに
素敵なヘアスタイルを提案して気に入られる。

カンフーで攻撃されたりちょっとアバンギャルドなストーリー。

≪マドレーヌ界隈≫
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
イライジャ・ウッドがヴァンパイアに・・・
リュックを担いでパリにやって来た青年が吸血したばかりの
女のヴァンパイアに遭遇。
彼は襲われなかったが彼女の気を引こうとする。
お互いに惹かれあうふたり。
マドレーヌは凱旋門近くの街。
でも夜はちょっと恐い雰囲気。

≪フォブール・サン・ドニ≫
監督:トム・ティクバ
盲目の学生と恋人の物語。
恋人役はナタリ・ポートマン。
管理人は若手欧米女優ではBEST3に入ると思ってるのです

≪ヴィクトワール広場≫
監督:諏訪敦彦
ジュリエット・ビノシュとウィレム・デフォーが出てるんですよ。
ちょっとすごいですね。
それにストーリーはいかにも日本の映画のテイストが出ていて
面白かったです。夜にも不思議な・・・みたいな感じです。

≪マレ地区≫
監督:ガス・ヴァン・サント
マリー・アントワネットでも出演していた
マリアンヌ・フェイスフルがこちらにも出演。
これは若い男の子の出会いの物語。

などなど、たくさんのパリの愛情物語。
観終わった後はパリに行った気分になれます(本当?・笑)
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2007年映画 #4 ELECTION(黒社會)


ELECTION(黒社會) 2007年2月1日
2005年 香港
監督:ジョニー・トー
出演:レオン・カーフェイ サイモン・ヤム ルイス・クー

今日テアトル新宿からのメルマガを見て愕然としました。
黒社會の上映が9日までで今は1日1回上映になっているそうです。
ということは平日お仕事の人はもう見られないじゃないですか!
ということで先週見たままで感想も何も書いてなかったことを反省。

実は黒社會は見てませんでした。
黒社會2はフィルメックスで見てたんですけど。
でも別々に見ても大丈夫でしたが、管理人的にはそれより
暴力シーンや流血シーンに耐えられるかどうかがより大きい問題でした。
結局、自主的下向きシーンがちょっとあった以外は大丈夫でしたが・・・

さてテーマは香港黒社會の会長選挙です。
2年に一度の会長選挙で勝利を収めようとするふたりの男と
周囲の会のメンバー達の思惑が入り乱れるストーリーです。

最大の会で会長になれば、大きな権力を持つことになる。
その権力の象徴が龍頭棍と呼ばれる代々伝わる会長の印。
なんだか武侠小説に出てくるような話ですが
代々伝わる龍頭棍を一旦手にすると、
なかなか手放すことができなくなるのでしょうか。
人間の欲と煩悩が凝縮された話でした。

【STORY】
香港最大の裏組織「和連勝会」は2年ごとに選挙で会長を選ばれていた。
会長の座を争うのは年長者を敬うロク(サイモン・ヤム)と
短気でトラブルも多いがその強引さが持ち味のディー(レオン・カーフェイ)。
公正な選挙といっても裏では様々な駆け引きが飛びかっていた。
ロクのマニフェストは会長に選任されれば縄張りを広げる、というもの。
ディーは性格どおりに買収工作に余念がない。
そして派手なジャケットを新調し、会長就任の祝賀会の予約をレストランにする。

選挙で会長はロクに決まるが面白くないのはディー。
あらゆる手を使い龍頭棍を手に入れ、ロクの会長就任を認めようとしない。
新しい組織を作るとまで言い出して、会を混乱させる。
龍頭棍は捜し求める男達の間を香港から広州、そして香港へと
次々と渡り歩き最後に手に入れたのは、ジミー(ルイス・クー)
それまでロクと対立していたジミーや若手がロクの元に揃い、
ロクは釈放されたディーを説得し新会長に就任する。

ロクとディーら9人は会長就任の儀式で兄弟の契りを交わす。
そしてロクはディーとともに縄張りを広げるべく行動を開始する。


【感想などなど】
会長選挙が主題なんですがそれより後のストーリーが「黒社會2」に
繋がることもあって、重要になってきます。
やっぱり龍頭棍を持つ者は、よっぽど人物ができていなくてはダメらしい。
それが持つ魔力に心が負けてしまうのだ。
見終わると、沈着冷静で物静かなロクよりも、
切れまくって暴力を振るったり、派手なジャケットであちこち動き回り
自分の欲望をストレートに表すディーに惹きつけられてしまう。
そして会長の座を争ったふたりを、ちょっと離れて冷静に見ていたジミーは
日本でも最近は多いという経済○○○を髣髴とさせるキャラクター。
暴力より金儲け、が心情で経済学の講義なんか受けている。
主演のふたりは古いしきたりに縛られているが時代は変化している。
そして内地(中国)との関わりも変化のきざしが大きい。
2年後がどうなるか?
次の主役は9人の中のジミー以下若手の男達なのだ。
早く「黒社會2」を公開してくれ~と見てない人は思ったことだろう。

監督のジョニー・トーは暴力シーンや緊迫したストーリーの中にも
ちょっと笑えるシーンを差し込んだりしますが
今回も龍頭棍争奪戦のクライマックスで携帯を使って
ちょっと笑えるシーンを作っています。
以前もミッションでの紙サッカーなどこういうしゃれたシーンが
緊張感のあるシーンを引き締めていてうまいなあ、感心するのです。
場内から笑いが漏れると、監督の思惑通りだ、と。



香港の高層ビルを臨む断崖の上にいるディー。
印象的なショットでした。
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2007年映画 #3 THE DEPARTED


THE DEPARTED 2007年1月24日
出ましたよ、中華迷にとっての問題作(爆)
マリー・アントワネットに引き続き「はしご」してしまいました。
長かったんだけどね、お尻痛くなったんだけどね。
午前中マリーで気持ちよく過ごせたのが
午後からは、ちょっと大変でした。
なぜ長かったのか、って言うのは無間道Ⅰだけのリメイクじゃなくて
ⅡやⅢの見所も盛り込んだからなのね。
配役に期待が集まってたんだけど
レオ様は予想以上の好演。
大人になっていてびっくりもしましたが。
最後に映画館で観たのがタイタニックでアビエーターは未見。
タイタニックでは童顔でふっくらだったので子供っぽかったのが
精悍な大人の男になっていて、うまかった。



ストーリーは無間道見てればわかるし、
あちこちで紹介されているのであえて書きません。
舞台はアメリカ・ボストンです。
ここにも人種や出自による差別があり、アイルランド系アメリカ人は
警官かマフィアになるしかなかったそうな。
そんな人たちの言葉使いがとっても悪い。
香港映画でも黒社会物はすばらしく悪い言葉使いが出てきますが
ちょっとタイプの違う悪さかげん。
シモネタ連発です。段々気持ち悪くなってきます。
そして極め付けがエロ親父キャラのジャック・ニコルソン。
いったいどうしたの?
逆を言えば役作りがうますぎるのでしょうか?
レオ様と反対に警察に送り込まれるマット・デイモンも
いまいち精細がなくて・・・好きだったのに・・・



でもマーティン・シーンとマーク・ウォールバーグは大好きだし
期待していたら、良かったのでここは満足しちゃった。
マークの出番が後半少なくなったのは寂しかったけど。
ディカプリオとこの2人が良くて救われてます。
ちなみにマークとマットはボストン出身だそうです。
ヒロイン役は魅力なかったなあ。
なんであの女性に魅かれるのかよくわからなかった。
でもパンフレットを読んでなんとなく納得したのは
彼女がマドリンという役名でこれは「マグダラのマリア」を意味する
ということから、カトリックの信仰をベースにストーリーが
構築されているからなのだと。
スコセッシ監督の映画ってカトリックの信仰をベースに
撮られているものが多いのです。
それと中国人の描き方がいかにもハリウッド映画という感じでいやです。
これは見ればわかるので詳しく書きません。
香港映画のリメイクなのに元の映画に敬意を払っている感じがしません。
元の映画とは違うハリウッド映画なのだとしたら
無間道とまるで同じシーンなんて必要ないし、
こんなシチュエーションで中国人を登場させないで欲しいんだけど。

監督もインタビューでは怒りを感じていた、とかなんとか、
あまり気乗りしなかった様子なのですが、
やっぱり押し付けの企画だったからやりにくかったのかも。
リメイクだけど、まるで違うものを作られれば良かったのにね。
でもアメリカでの作品の評価は高いんですよ。
アカデミー賞にもノミネートされましたし、
興行的にも成功したということは、
元のストーリーが良かったのが大きいと思います。

どちらが作品的に良いか、っていうのは個人の捉え方次第だろうけど
管理人がいいと思うのは香港版です。
それは東洋人の心のひだに訴えるものがあるから。
登場人物の間の精神的なつながりが、香港版の方が濃密だった。
そこが好きか嫌いかによって評価が分かれるのかもしれない。
そしてこの映画を観た後で「無間道」を見直したくなる
香港映画ファンが多いのもわかるような気がします。
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2007年映画 #2 マリー・アントワネット


今年の年頭の目標のひとつは
「鑑賞した映画は感想をすべてブログにエントリーしておこう」
もうすでにリアルタイムエントリーできていませんが(汗)
3本まとめてupできるのでしょうか(弱気です・笑)

マリーアントワネット  2007年1月24日
去年からTV・ネットでの予告編を見ている中で
お正月映画の中で実は一番見たかったのがこれかもしれない。
レディス・ディに行ったのですが1回目、2回目の上映ともに満席。
1回目の最後のあたりに滑り込んで1番前の席しか空いていませんでしたよ。
久しぶりに映画館で首が痛くなりましたが、観てよかったですわ。
昨日の朝日の夕刊には下半分カラー広告で
「日本中が王妃の愛と華麗なヴェルサイユに酔った!」とありましたが
見てる感じでは華麗というより世界中の若いオシャレな女の子あたりが
日本語のカワイイを使っているような感覚が
映像のあちこちから見えてきました。
アントワネット役のキルスティン・ダンストからしてキュートでカワイイ。

フリルやレースは女の子の永遠の憧れ。
たとえ自分の趣味とは違っていても一度は憧れた時期があるはず。
色とりどり、デザインもかわいい靴が一斉に並んでるあたり
靴に恋する人魚を彷彿とさせましたわ。
監督は見たのかな~「靴恋」とかつい思ってしまった。
もちろんこの映画は2005年に撮影されたようだから見てないとは思うけど。
同じ女性監督だし、子供の物語が好きみたいだし、共通するものがあるみたい。
マカロン色のドレスや本物のお菓子やケーキの色合いにも惚れ惚れ。

監督のソフィア・コッポラは
「ありきたりの歴史超大作にしないこと、
マリー・アントワネットが成長し成熟していく過程を見守りながら
マリー自身の視点に立ってストーリーを語ること」
を目標としたそうだ(映画パンフレットより)

14歳でオーストリアからたった一人で陰謀や嫉妬うずまく
フランス王室に飛びこんだマリー。
のちにルイ16世となる夫は内気で今風に言えばオタクっぽい「おくて青少年」(爆)
周りは貴族や金持ちなのにとっても俗っぽい方たちばかり。
しきたりや中傷や夫の無理解に悩みながら
(甘いもの中毒やギャンブル癖はこれらのストレスからの逃避だったのかも)
徐々に大人の女性、王妃そして母親となっていくという
グローイングアップ物語なのですよ。
カラフルでキュートなスタイルから退廃的なスタイルや生活、
子供が生まれてからのナチュラルな暮らしへの変化が
いきいきと描かれています。
そして映画が始まってすぐ感じたのは音楽がとってもいい、ということ。
クラシックやロック音楽を効果的に使ってあるのが
映像とシンクロして気持ちいいのです。

本物のヴェルサイユ宮殿もすばらしかった。
庭園も最高の状態ですばらしい。
王妃のために作られたプチトリアノンで
子供達とキッチンガーデンや花壇の手入れをするシーンなんて
きれいで垂涎物でした。
去年管理人が訪れた時は改修工事でネットがかかっていたりしてましたが
映画で訪れたところが写るたびに「おお~」なんて感動(単純ですが)

さて、とりあえず登場人物の中で気になったというかお気に入りだったのは
ダンナであるルイ16世役のジェイソン・シュワルツマン。
オタクっぷりがすばらしい(笑)
元々プロミュージシャンで俳優でもあり、脚本も書く、という多才な人。
ソフィアの従姉妹でもあります。

それとマリーの母親マリア・テレジア女帝役のマリアンヌ・フェイスフル。
この名前がクレジットされた時はドキッとしました。
この方は管理人は歌手だと思っていたのですが女優でもあったのですね。
実はこの女優さんはレスリーとほのかなつながりがあるのです。
レスリーのアルバム「紅」日本版に収録されている
「BOULEVARD OF BROKEN DREAMS」は彼女もレコーディングしていて
管理人のお気に入りの曲だったんです。
同じ曲をレスリーが歌っていて驚きまたうれしくもあったのですが、
今回は女優でもあったと知ってまたびっくり。

カンヌ映画祭では賛否両論だったというこの作品だけど
少なくとも熱烈なファンが存在するのは確かです。

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墨攻プレミア試写会

丸の内ピカデリーで行われた『墨攻』のプレミア上映に行ってきました。
今年の初映画です。
プレミアということでゲストが豪華でした。
張之亮(ジェイコブ・チャン)監督、阪本善尚撮影監督、
出演の劉徳華(アンディ・ラウ)、アン・ソンギ、 范冰冰(ファン・ビンビン)。
最近のプレミアでは『ウィンター・ソング』も
開催場所やスター性では負けなかったかもしれませんが
『墨攻』はゲストの挨拶の後、映画本編が観る事が出来る、というのが
私達観客やファンには気分を高揚させる効果がありますよね、やっぱり。

開場は午後7時、プレミア開始が午後7時30分予定でしたが
平日なのでわりと遅めの時間設定で、遅れてくる方も少なく、
ほどなく場内は満席。プレスも左右だけでなく後ろにもスタンバイ。
司会は襟川クロさん、少し遅れての開始でしたが
かなりゆっくりの進行で30分以上挨拶や質問が続きました。
それに何より張之亮監督は広東語、アンディと范冰冰は普通語、
アン・ソンギは韓国語、阪本善尚撮影監督は日本語と
4カ国の言葉がクロスしているのでやっぱり少し時間がかかる。
アンディは黒のダッフルコートにジーンズというカジュアルな服装。
アン・ソンギさんはおちついたジャケットにネクタイ姿。
そして范冰冰ちゃんがすばらしいプロポーションで黒のミニドレスを
披露して目立っていました。
彼女日本で初めて映画が公開されるのでよろしくお願いしますと挨拶。
切りそろえた前髪とヘアスタイルがプリンセステンコーさんを
連想させましたがとにかくかわいかったです。

さて映画ですがこれが2時間13分という長さを感じない、良い映画でした。
映画自体は小学館発行の漫画『墨攻』(森秀樹・作画、酒見賢一・原作)を
元にしたもので、つまり原作の小説『墨攻』、それを基にしたコミック『墨攻』、
そしてコミックを基にした映画『墨攻』という2段階のアレンジで
私が最初に読んだ小説とは改編された部分があります。
以下簡単にストーリーを紹介。
映画を観ていない方で知りたくない方は読まないで下さいね。

【STORY】
物語は紀元前370年頃の戦国時代、趙と燕にはさまれた梁城が舞台。
趙が燕を攻撃する手始めに梁城を攻撃しようと画策。
梁では墨家という集団に城を護るように依頼。
墨家から革離(劉徳華)という男がひとり梁城に現れる。
革離はわずか4千の民衆を率いて、10万の趙軍に対してあらゆる智で対抗する。
非攻を説く墨家はけして戦いを仕掛けない。
向ってきた敵から守るための戦闘のプロなのだ。
趙軍に痛手を負わせて梁の民衆の心を次第にひとつにしていく革離。
しかし梁王(王志文)や役人たちは力を持ち始めた革離を疎ましく思い始める。
そして趙軍の将軍・巷淹中(アン・ソンギ)は革離の戦術を高く評価し認めるが
戦いの中では勝利することが最上との思いから
戦闘は次第に激しさを増し、死に行く者が敵味方なく増えてゆく。


      
      ※     ※     ※     ※     ※

≪墨家十論≫
兼愛:自分を愛するように他人を愛せ
非攻:侵略と併合は人類への犯罪
天志:天帝は侵略と併合を禁止する
明鬼:鬼神は善人に味方して犯罪者を処罰する
尚賢:能力主義で人材を登用せよ
尚同:指導者に従って価値基準を統一せよ
節用:贅沢を止めて国家財政を再建せよ
節葬:贅沢な葬儀を止めて富を蓄えよ
非楽:音楽に溺れず勤労と節約に励め
非命:宿命論を信ぜず勤勉に労働せよ

墨家の創始者、墨子の十論を読むと現代と通じる感覚があります。
思想としての墨家は極めて宗教的な思想集団と言われているそうです。
しかし墨家には伝承されている事柄が極めて少なく
史実は今後の解明が待たれます。


こういった歴史的な戦争映画はスケール感が重要視されることが多いのですが
それよりも監督の意思はこの墨家の思想に傾倒されて、どちらかというと
非戦、反戦に重点を置いたストーリーになっています。

戦いに負けても兵士や民が死に、それは勝った方にも同じような結果をもたらす。
死体が累々と重なる大地を眺めるにつけ、革離と同じように
矛盾に悩み戦いのむなしさを感じてしまう。

監督はレスリーの『流星』でも貧しい人々や恵まれない子供達やお年寄り、
社会の弱者に焦点を当てていましたが、
この作品でも支配者ではなく底辺の民衆や奴隷、子供の視点でのストーリーを
重視しているようにみえました。
これはやはり監督の気質の現われだと思いますし
10年ほど前からこの原作コミックの映画化を考えていた所以のひとつは
弱者に視点をおいた思想に共鳴できたからではないでしょうか?

◆そしてレスリーつながりを少し
張之亮監督はもちろん『流星』の監督
編集の鄺志良(エリック・コン)は『色情男女』
動作指導の董瑋(スティーブ・トン・ワイ)は『男たちの挽歌』
そしてエンドロールには施南生(ツイ・ハークの奥さんでありプロデューサー、
レスリーの良き理解者で友人)の名前がありました。


墨攻 (1)

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コミックは8巻まで出ています

墨攻

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こちらはノベライズでしょうか?

TOP画像はプレミアで配られた特典の冊子と墨攻新聞。
16日は午後4時から渋谷109前でのイベントも行われたそうです。
中華迷がたくさん集まったそうです。

★レスリーも中華圏映画の発展を望んでいたと思います。
 私は今年もできるだけ中国・香港映画に足を運びます。
 こうしてレスリーの映画のスタッフを務めた方たちの仕事を
 丹念に見ていくことも必要かな、と考えるからです。
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楽日・靴に恋する人魚  台湾映画の日


22日(金)は、ひとり台湾映画祭、
もしくは超個人的な東京国際映画祭プレイベント。
これでモチベーションを上げて、翌日のアジアの風スペシャルパスの
ぴあ特電を乗り切ろうと思っていたが、こちらはあえなく撃沈。
しかし電話のみでの受付ってどうにかならないものかのぅ・・・
例えばプレリザーブみたいに抽選ならばまだあきらめも付くが、
1時間頑張って繋がった電話は、
売り切れましたのテープ音声がむなしく流れるなんて辛いわ。
私の貴重な時間を返して~~~と叫びたくなる。
と、たらたら愚痴をここに書いても仕方ないので
早めにプレリザーブを申し込んで後は30日に並ぶのかな?

気を取り直して、今日はブログに本題の映画を取り上げようと思う。

     ◆     ◆     ◆     ◆     ◆

楽日(原題:不散) 2003年台湾
監督・脚本:蔡明亮
出演:陳湘、李康生、苗天、石雋、三田村恭伸、楊貴媚、陳昭榮

台湾の古い映画館「福和大戯院」は今日が楽日、
最後の上映が終われば、閉館される街の映画館が舞台となっている。
その映画を22日の最終上映日、つまり楽日のユーロスペースで観ました。
お客の入りは平日の午前中であまり良くなかったのですが、
年代はかなり幅広く男性がやや多いくらい。

映画冒頭は胡金銓(キン・フー)監督の
『龍門客棧』のオープニングが使われており、
この作品がまるで劇中劇のような使われ方をされているのです。
ずっと映画の中のいくつかのストーリーのひとつとして
映画の時間と『龍門客棧』の時間が平行して流れていきます。
『楽日』は極めてセリフが少ない作品ですが、
その中で『龍門客棧』のセリフが字幕で流れ、
観ている私達もいつか福和大戯院の客席で
苗天、石雋、三田村恭伸、楊貴媚、陳昭榮らと共に
『龍門客棧』を観ているような錯覚を覚えてきます。

映画館の外は夜の大雨が降り続いています。
陳湘は映画館のもぎりをする足が不自由な女性を演じ
毎日繰り返した掃除や見回りを最後の日も続けています。
映写技師を演じる李康生への想いを秘めたまま
彼女は閉館した戯院を雨の中、去ろうとしている。

映画館は暗くその中で映画の音と、観客たちのたてる音と
雨音や雨漏りの音が、暗い画面と共に観ている私達を
その中に引き込む大きな役割を果たしています。

事前に『龍門客棧』を観ていた方が細やかなエピソードを
理解するのにはいいかもしれませんが、
セリフが少なくカメラが延々と回されるシーンが多く、
注意深く観ていると『龍門客棧』の俳優と
観客の関係が理解できるようになります。

そして観客の苗天と小さな男の子(この子が真剣に『龍門客棧』を観ているさまが
すごくかわいかった)が、もう1本の『迷子』(李康生初監督作品)と
繋がっているのですが、残念ながらこの日は観られませんでした。

名画座といわれる古い映画館が日本でも香港でも
そして台湾でも少なくなっている今、
古い映画館と古い(が、大好きな)映画と、そこに集う人々の
懐旧と惜別と後悔と困惑と、いろいろな感情を漂わせています。

忘れられないのはスクリーンの裏側から映画を観る陳湘の美しい横顔。
その顔にスクリーンの小さな穴から漏れる無数の光の点が当たり
暗い画面に見事な造型作品が浮かび上がったようでした。

感想などつらつらと

かなり好みの映画でした。DVDも買うかもしれない。
これは日本語字幕はなくてもいいかな?
でも『龍門客棧』のセリフは字幕がいるかもしれない。

映画は最初少し不純な動機もあって観にいったのですが
その点は確認できず残念でした。ただもぎりの窓口のカウンターに
それらしきマイアイドルの写真が飾られていたようなのですが・・・
映画ポスターは見つけられず、DVDに頼るしかないのでしょうか?残念。

しかしひとつ発見したことがあります。
この映画のエンディングで使われている「留戀/Can't Let Go」は
歌:姚莉、作曲は服部良一、そして作詞は陳蝶衣なのです。
陳蝶衣といえばレスリーが熱情演唱會で唄った
「我的心裡没有他」の作詞者でもあります。
いろいろと検索していたら興味ある記事が出てきたので
またの機会に調べてブログに書いてみたい。

ユーロスペースは移転してかなりお気に入りの映画館となっている。
以前の場所での最後に観た映画は「恋の風景」だったのですが、
あまりに映画を鑑賞する環境ではなく頭にきてレビューも書かずじまいでした。
「恋の風景」は気に入っているのでいつか取り上げたいのですが・・・

In Association with YesAsia.com 台湾版DVDは「不見不散」
つまり「楽日・迷子」のコンビレーションとなっている。
リージョンALLだったので買ってしまうかも。
最近は中国語講座の課外学習として普通語DVDやドラマを見まくっている。
もちろん、わかるのはいくつかの単語くらいしかないのだが・・・いいのだ(爆)

          ※     ※     ※     ※     ※

さて次の映画は

靴に恋する人魚(原題:人魚朶朶 英題:The Shoe Fairy)2005年台湾
監督・脚本:李芸嬋
出演:徐若瑄、周群達、堂娜、朱約信

新宿武蔵野館で去年の東京国際映画祭と今年のイギリス行きの機内モニター、
に続いて3度目の鑑賞。
今回はストーリーやセリフは頭にある程度入っていたので
映画館ならではの細かいデテールに注目してみた。
というのも美術とか衣装にかなり細かく凝った配慮がなされているように
去年見たときから感じていたので。

まず思ったのは家具がアンティークかもしくは
リプロダクツのものを使っていたという点。
ドドとスマイリーの新居となった小さな北欧風の家のインテリアはもとより
出版社のジャック社長のオフィスのドドのデスクもアンティークだった。
反対にスマイリーの診療所の設備は近代的でモダンなものが使われていました。
物語絵本が映画のモチーフとなっているので
この使い方はとてもうまいと思う。
家具だけでなく照明や壁紙や、ドドが洗濯して縮んでしまうカーテンなども
女性が好む要素をたくさん使っています。
もちろんそれは準主役のような靴たちやドドの衣装にも現れていて、
いまどきパフスリーブの似合う女優はビビアンくらいのものだと
思わせるくらい、衣装が似合っているのです。
このあたりのことはここで書いていくとキリがないので
またいつか記事にしたいと思います。
細かいところではカーテンと一緒に洗濯したのであろう
スマイリーの着ていた白いTシャツにブルーの色むらが付いていたのも
ちょっとツボでした。
ツボといえば、客席はやっぱり箱振りのシーンで笑いがおきていましたね。

おとぎ話のような話には現実にはなかなかならなくて
実際は辛く苦しいリアルな事象と対面するのが人生なんだ、というのは
もう誰にでもわかるストーリーの骨子なのですが、
ここで気づくのは、男女が一緒に暮らす事、
他人だった2人が一緒に生活していくようになった時の、
微妙な感覚のズレが表現されているのを感じました。
スマイリーのような理想のだんなさまでも、一緒に暮らすには
努力がお互いに必要なのです。
若い女性が観たらますます結婚に慎重になるかもしれません(笑)
でもオススメ。カップルで観に来ていましたが、男性にはちょっと不評かも。
ビビアン目当てだったら一押しなんだけど(爆)
プログラムも女性受けするポップアップ絵本のようなデザインでした。


























In Association with YesAsia.com 
DVDはリージョンALL。ジャケットも色合いとデザインが○。
スマイリーがかぶっている帽子は本編でスマイリーの
愛情を表現する小道具として活躍する。
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