2007年映画 #2 マリー・アントワネット


今年の年頭の目標のひとつは
「鑑賞した映画は感想をすべてブログにエントリーしておこう」
もうすでにリアルタイムエントリーできていませんが(汗)
3本まとめてupできるのでしょうか(弱気です・笑)

マリーアントワネット  2007年1月24日
去年からTV・ネットでの予告編を見ている中で
お正月映画の中で実は一番見たかったのがこれかもしれない。
レディス・ディに行ったのですが1回目、2回目の上映ともに満席。
1回目の最後のあたりに滑り込んで1番前の席しか空いていませんでしたよ。
久しぶりに映画館で首が痛くなりましたが、観てよかったですわ。
昨日の朝日の夕刊には下半分カラー広告で
「日本中が王妃の愛と華麗なヴェルサイユに酔った!」とありましたが
見てる感じでは華麗というより世界中の若いオシャレな女の子あたりが
日本語のカワイイを使っているような感覚が
映像のあちこちから見えてきました。
アントワネット役のキルスティン・ダンストからしてキュートでカワイイ。

フリルやレースは女の子の永遠の憧れ。
たとえ自分の趣味とは違っていても一度は憧れた時期があるはず。
色とりどり、デザインもかわいい靴が一斉に並んでるあたり
靴に恋する人魚を彷彿とさせましたわ。
監督は見たのかな~「靴恋」とかつい思ってしまった。
もちろんこの映画は2005年に撮影されたようだから見てないとは思うけど。
同じ女性監督だし、子供の物語が好きみたいだし、共通するものがあるみたい。
マカロン色のドレスや本物のお菓子やケーキの色合いにも惚れ惚れ。

監督のソフィア・コッポラは
「ありきたりの歴史超大作にしないこと、
マリー・アントワネットが成長し成熟していく過程を見守りながら
マリー自身の視点に立ってストーリーを語ること」
を目標としたそうだ(映画パンフレットより)

14歳でオーストリアからたった一人で陰謀や嫉妬うずまく
フランス王室に飛びこんだマリー。
のちにルイ16世となる夫は内気で今風に言えばオタクっぽい「おくて青少年」(爆)
周りは貴族や金持ちなのにとっても俗っぽい方たちばかり。
しきたりや中傷や夫の無理解に悩みながら
(甘いもの中毒やギャンブル癖はこれらのストレスからの逃避だったのかも)
徐々に大人の女性、王妃そして母親となっていくという
グローイングアップ物語なのですよ。
カラフルでキュートなスタイルから退廃的なスタイルや生活、
子供が生まれてからのナチュラルな暮らしへの変化が
いきいきと描かれています。
そして映画が始まってすぐ感じたのは音楽がとってもいい、ということ。
クラシックやロック音楽を効果的に使ってあるのが
映像とシンクロして気持ちいいのです。

本物のヴェルサイユ宮殿もすばらしかった。
庭園も最高の状態ですばらしい。
王妃のために作られたプチトリアノンで
子供達とキッチンガーデンや花壇の手入れをするシーンなんて
きれいで垂涎物でした。
去年管理人が訪れた時は改修工事でネットがかかっていたりしてましたが
映画で訪れたところが写るたびに「おお~」なんて感動(単純ですが)

さて、とりあえず登場人物の中で気になったというかお気に入りだったのは
ダンナであるルイ16世役のジェイソン・シュワルツマン。
オタクっぷりがすばらしい(笑)
元々プロミュージシャンで俳優でもあり、脚本も書く、という多才な人。
ソフィアの従姉妹でもあります。

それとマリーの母親マリア・テレジア女帝役のマリアンヌ・フェイスフル。
この名前がクレジットされた時はドキッとしました。
この方は管理人は歌手だと思っていたのですが女優でもあったのですね。
実はこの女優さんはレスリーとほのかなつながりがあるのです。
レスリーのアルバム「紅」日本版に収録されている
「BOULEVARD OF BROKEN DREAMS」は彼女もレコーディングしていて
管理人のお気に入りの曲だったんです。
同じ曲をレスリーが歌っていて驚きまたうれしくもあったのですが、
今回は女優でもあったと知ってまたびっくり。

カンヌ映画祭では賛否両論だったというこの作品だけど
少なくとも熱烈なファンが存在するのは確かです。

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