ゆうばり国際ファンタスティック映画祭




「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のゲスト審査員として
あのウィン・シャ(夏永康)氏の名前があがっていました。

公式サイトのゲスト情報はこちら

2006年だから3年前に、六本木ヒルズで初の個展が開催された時は3回行きました。

ウィン・シャ エキシビション WING SHYA EXHIBITION

「慶」のパネルはもちろん、
「ブエノスアイレス」のポラロイドに大興奮したのを良く覚えています。
その時のエントリは こちら

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭では今注目の

《CHANDNI CHOWK TO CHINA (原題)》
《スラムドッグ$ミリオネア / SLUMDOG MILLIONAIRE》 の2作品も上映されます。

う~ん、見たいぞ。
しかし夕張は遠い。お近くの方はもちろん、行かれる方は楽しんできてくださいね


ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
2月26日(木)~3月2日(月)まで開催
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《さらば、わが愛 覇王別姫》がニュープリントで上映!



1月24日のエントリにコメントで情報をいただきました。
katukoさん、ありがとうございました。

1月のLeslieカレンダーのエントリはこちら
このエントリで
昨年の「中国映画の全貌2009」で見た《さらば、わが愛 覇王別姫》の
フィルムの劣化が気になる、と書きました。
そして《花の生涯-梅蘭芳》公開時には《さらば、わが愛 覇王別姫》も
ぜひニュープリントで上映してほしいと書きました。

それが実現されるのですね…
「あ~ブログやっていて良かった~」と思える瞬間です。
ぜひぜひ映画館に足を運びましょう。


上映は新宿ピカデリーこちら


以下新宿ピカデリーのHPより

◆「さらば、わが愛 覇王別姫」 特別上映決定!
「花の生涯 梅蘭芳」の公開を記念して、
1993年カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたチェン・カイコー監督の傑作
「さらば、わが愛 覇王別姫」を新宿ピカデリーにて
ニュープリント版で特別上映することが決定しました。

「さらば、わが愛 覇王別姫」
監督:チェン・カイコー
主演:レスリー・チャン、コン・リー、チャン・フォンイー
上映日:2/28(土)~3/6(金)
上映時間:2/24(火)午前9時より当HPおよび音声案内電話にてお知らせいたします。




※1週間の上映なので見逃さないように。
2月、3月とスケジュール調整をしっかりして忘れないようにしなければ…




※TOP画像はイタリア版ポスター
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《上海グランド》 香港電影天堂@シネマート六本木にて





シネマート六本木では2月6日まで「香港電影天堂」開催中。
忙しくてなかなか行けませんでしたが
《上海グランド》は日本で上映権利のある作品が少なくなってきた
レスリー出演作の中でも貴重なフィルム上映のできる作品。
やっぱり見に行かねばなりません。

しかしチケットカウンターには↓のような表示がありました。
「フィルムに傷みがある作品もありますのでご了承ください」とのこと。

以前「中国映画の全貌2009」での感想を書いたこのエントリでも取り上げた
映画フィルムの劣化はファンにはとても気になります。
《上海グランド》も確かにフィルムの傷みがありました。
《さらばわが愛 覇王別姫》ほどひどくはないと思いましたが…


さて肝心の映画ですが、
さすがに香港映画がまだ元気なころのツイ・ハークプロデュース作品。
上海影視樂園での撮影風景も、
管理人が当地を訪れたこともあり思い入れが強いです。
管理人が訪れた時のエントリはこちら

管理人はこの映画の編集が好きです。
全編に主演3人が登場しますがそれを3人それぞれのパートに分けて
それぞれの関係と時系列とそしてお互いに対する感情が
うまく整理されて編集されていると思います。
もともとがTVドラマなので映画化するにはある程度の脚色と
思い切った編集も必要だったのでしょう。
昨年放映された《新上海グランド》もTVドラマなので
話が長かったです。

それと監督は潘文傑(ブーン・マンキッ)ですがこの作品は
映像的には監製が徐克ということで呉宇森の影響が強いように感じます。
銃撃シーンには二丁拳銃とスローモーションが多用されています。
そして暗黒街でのし上がっていく二人の男性の友情が熱く描かれています。
一人の女性を巡る確執よりも男の友情です。

まだレスリーの映画レビューでは取り上げていませんので、
本日はこの辺で。

やっぱりスクリーンで見るのが一番です。

《上海グランド》はシネマート六本木で29日(木)・30日(金)にも
朝11時20分から上映されます。あと2回です。




TOP映像は《上海グランド》公開時の香港プロモーションでの2ショット
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春節のご挨拶とお知らせ



2009 恭喜發財!


本日は農暦の1月1日です。
中華圏では今日から牛年です。
香港でもここしばらくは春節の話題が多く見られました。



さてお正月からメンテナンスのお知らせです。

gooブログでは、今後の機能強化及びアプリケーション改良準備といたしまして、
下記日程にてサービス一時停止を伴うメンテナンスを実施させていただきます。

2009年1月27日(火)午前6:30 ~ 9:30(3時間)

システムメンテナンス中はブログトップを含む全てのページが停止し、
記事の投稿、閲覧、コメント/トラックバック/pingの受信、ブログ検索など、
gooブログの全サービスをご利用いただくことができなくなります。


ということで明日朝はブログにアクセスできない時間帯があると思います。
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花の生涯-梅蘭芳




明日から春節ですね。
一度春節の時期にも香港に行きたい、と思っている今日この頃です。

さて↓はお友達からいただきました。多謝!




向かって左はフライヤー、右はたぶんプログラムになるのでは?
フライヤーの裏面には

3月7日(土)華麗に開幕!先行独占公開!新宿ピカデリー




先日、陳凱歌監督と梅蘭芳の青年時代を演じた余少群が来日しました。
試写を見た方たちの感想などを読むと、余少群の演技の素晴らしさを称賛されています。
舞台での京劇のシーンはほとんど、この余少群が演じているのだとか。
衣装・髪飾りなどは梅蘭芳がつけていた実際のものを身にまとい演じているそうです。
早く観たいです。

同じ陳凱歌監督の《さらばわが愛 覇王別姫》と制作時から何かと比較され
主演の黎明はレスリーと比較されています。
管理人も最初この映画のキャストを聞いた時は「どうかな?」と思っていました。
しかし映画を見た方の話ではおおむね好評のようなので楽しみになってきました。

レスリーが演じていたら、という声もありますが
同じ京劇の役者の世界を描いていてもストーリー的には全く別の話になるので
そもそも比較することが間違っているような気がします。
とにかく映画を見てみることが大切ではないかなと思っています。



さて余少群が梅蘭芳の青年時代を演じる、と聞いて思い出すのは
蝶程衣のこども時代と少年時代を演じた二人の子役なのですが
12月の Leslie Legacy には少年時代の小豆子を演じた尹治の話題がありました。
尹治も《華の生涯-梅蘭芳》に出演しているらしいのです。
《さらばわが愛 覇王別姫》撮影時から15年を経て32歳になった尹治は
京劇俳優を続けています。
そして《華の生涯-梅蘭芳》では黎明の京劇舞台のスタント(替身)と
もう一つ、ちょっとしたストーリーのネックとなる役の二役を演じている、とのこと。
これはますます興味がわいてきました。
陳凱歌監督にとっても、重要な作品になっていると思うので注目度も高いでしょう。



↑は以前にも当ブログで記事にエントリした
上海影視樂園で撮影した本当の「梅蘭芳」の大きなポスター。
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浮生六劫 人物紹介



とりあえずの更新
のちほど追記あり


程瑞祥 阿祥:岳華


車月亭 三哥:平凡


車京生 大姉:魏秋華


車滬生 二妹:馬敏兒


車穂生 毛頭:張國榮


沈萬芳 芳姨:柳影虹


趙振鵬 小鵬:劉志榮


趙大年 年哥:良鳴


蔡靖康:萬梓良


鄭帶好 阿好:周慧娟


林麗卿 阿麗:梁淑荘


伍思華:陳秀雯


伍 培:劉 江


亞彪:金山


王媽:伍淑霞


蔡靖康ママ



林兆龍:周俊明

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《欲望の翼》ロケ地など



コメント欄のfortunaさんの《欲望の翼》の感想を読んで
また見たくなって2回も夜中に見てしまいました。
今回見ているうちに、以前ちょっと気になったところがあったのを思い出して
『張國榮的電影世界』の《欲望の翼》記事を読んで、
出ていた地名など書き出して検索にかけてみました。

《欲望の翼》では後半、旭仔が実母を探す場面でフィリピンロケが行われています。
『張國榮的電影世界』に書かれている撮影の取材記録では
90年11月28日(星期三)から12月5日(星期三)までの8日間行われたようですが
12月15日から香港で公開されていたと思うので、
王家衛作品としてはこの頃からギリギリまで撮影編集されていたのですね。
それ以前の89年から撮影は始められていたようで、
劉徳華は3か月も九龍城寨で撮影していたのですがこれもボツになったようです。
その後当初ゲスト出演扱いだった張國榮の旭仔を主にして
撮影が進められていったとのこと。

フィリピンロケ地
◆Calamba火車站:ここは列車の中のシーンを撮影したのか?
まだよくわからない。調査中です。

◆マニラの市場・Tutuban火車站:ここでは偽造パスポートの取引から引き起こされた
乱闘シーンの撮影のようです。

駅舎は1832年に建設された古いもので撮影当時すでに使われておらず、
二階の荒れ果てた食堂のホールを食堂に再現して撮影した模様。
旧駅舎など残っているらしいので、検索してみましょう。

映画のシーン










Googleマップで検索すると↓がhit。
現在はここより北の方にホームなどがあり、
ここは市場とつながった建物になっているようです。
この赤いトタン屋根は上の映画での旭仔と超仔が逃走するシーンの場所に似ています。
※gooブログにはまだ直接Googleマップが貼れないので
画像として航空写真を貼ってみました。



↓これが市場の夜の画像ですが窓などが乱闘シーンのホールの造作と似ています。



◆Villa Escudero:実母の家の設定。現在もリゾート地の中にあるようです。
建物は教会とミュージアムで、実母の家はミュージアムが使われたようです。

住所:San Pablo, Laguna, Philippines

↓映画のシーン。右の中央より上に小さく旭仔の姿が映っています。
周りはヤシの木が並木のように植えられています。


↓これが実際のミュージアムと庭園。
壁の色も庭園も撮影当時とほとんど変わらない。
ここならわかりやすいので、探索も可能かもしれません。

※以前、マカオでこことよく似た建物が生母の家として撮影に使われたのでは?
と、思っていたことがあったのですが
(ブログの旅行記でもちらっと書いてます。ここ
それは間違いであったと判明。
マカオはポルトガル、フィリピンはスペインの植民地ということで、
コロニアル風の建物の様式や色がよく似ていますから。



↓白いフェンスの前には戦車のオブジェ。建物やフェンスのデコレーションは
スペインの植民地だったせいかコロニアル風。
戦車の右上の門扉の上のデコレーションは小さいですが上の映画のシーンと同じで変わっていません。


↓この印象的なシーン。
旭仔が母親の視線を感じながらも毅然として後ろを振り向かなかった場面。
ここのヤシの木もタイトルバックのジャングル同様強く心に残りました。
これもたぶんVilla Escuderoの中で撮影されたようです。




さて『張國榮的電影世界1』で気になった↓の写真。レスリーの隣の人形は何?
レスリーがすごくポーズを決めているのですが、横の人形が笑いを誘いますね~



↓今でもVilla Escuderoの中にこんな人形が庭園に飾ってあるようです。下2枚の画像参照。
昔のプランテーション農園の様子を再現しているのでしょうか?




以上《欲望の翼》フィリピンロケ地について、でした。
ちなみにロケ地をマップでたどると
高速1号線沿いに南下しながらロケをしたのでしょうか?



フィリピンロケではその他に、
マニラ市の唐人街(超仔や旭仔、ミミが泊まったホテルなどのシーン)や
Balicbic Bridgeという鉄橋でロケをしています。今のところ場所が不明です。
Balicbic Bridgeでの撮影シーンは空撮をしたようです。
使われたのは↓のシーンか?


フィリピンロケで判明しているところは上に記したところですが
誰かフィリピンに行って検証してくれませんか(爆)
管理人は香港で手一杯なんです~。
フィリピンに行かれた方は管理人までお知らせください、って他力本願です。


最後に旭仔が生まれた病院は『東華東院』らしいのですが
ここは蘇麗珍のサッカー場の南華スタジアム
(残念ながら撮影当時のスタジアムは建て替えられたそうですが)から近いです。





以上、『張國榮的電影世界1』をよく読み込んでいればわかる事なのですが
管理人の備忘録として記録しておきます。
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今日の富士山

毎度の新幹線のぞみ号から見た、
雪をかぶった富士山です。
新幹線、今日は空いてましたので
山側の席に座ることができました。
大阪では何か中華なものに出会えたらまたモブログします。


追記 1月18日

携帯で撮った写真をいろいろアップロードしようと思ってお試し中。
横向きでしたね
修正しました。
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最近の更新




レスリー・チャン 2009年1月のカレンダー をようやくupしました。
今年から毎月1日にupするようにします。
今月はかなり遅くなってしまいましたがお正月らしく華やかにしてみました。

またヘッダーの画像もお正月らしく富士山に変更しました。
ちなみに前のヘッダーはマカオのセナド広場でした。
あの義順牛奶公司が入っている建物です。

この富士山の画像は新大阪から東京に向かう新幹線のぞみ号の車窓から撮影しました。
新幹線から見る富士山というのは、なかなか条件が厳しくてお天気が良くても
午後からだと雲が出てきれいに見えないことが多いのですが、
撮影時2008年12月7日はかなり良いお天気でしたのできれいに撮影できました。
実は新幹線に乗るたびにきれいに富士山を撮影できるようにいろいろと準備していました。
まず指定席で二人掛け席(上り下りとも富士山側)、冬晴れであることは言うまでもなく、
風がない日である、というのは自然を相手にするのでかなり難しいですね(笑)

こんなにこだわったのは↓のような写真を以前明報周刊で見たからなのですが。



これはパッション・ジャパンツアーで大阪に向かう新幹線の車中で撮影されたものです。
この時レスリーは確か車中でも
ファン・レターの返信にサインをしていたという話を聞いています。
本当にレスリーは寸暇を惜しんでファンにサインを書いていたんですね。
すごく感心したことが思い出されます。
画像は去年の明報周刊の特集を撮影。ちょっと画像が小さいので画面が粗いです。



↑窓枠も撮影しましたが残念ながら座席までは写らず。
レスリーが座っているのはもちろんグリーン車だと思います。


ということでヘッダーもお正月らしく富士山に変えたばかりなのですが
テンプレートを変えたいと考えています。
サイドバーの過去記事が大変なことになっていますので、
もうちょっとすっきりしたデザインのテンプレートに変更します。
変更中はしばらく見辛くなることもあるかもしれませんがよろしく。
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携帯を買い換えました

試しに新携帯から投稿。
朝日新聞本日の朝刊に
「キネマ旬報」08年公開作品ベストテンと
個人賞の記事がありました。
外国映画では「ラスト、コーション」4位、
そして8位に「エグザイル/絆」が見事に入ってます。
素晴らしい!あと1回は行かなくちゃ。新宿は来週金曜日までらしいから
そして、堺雅人さん助演男優賞おめでとう。

追記訂正
新宿シネマスクエアとうきゅうでは来週1月17日以降も上映されます。
詳しくは映画館HP、こちらまで
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新年明けましておめでとうございます




もう松の内も終わりですが
今年初の更新なので(汗)ご挨拶を

新年快樂!
新年好!
謹賀新年

2008年はあちこち国内で出かけることが多く(香港は4月の1度だけ)
ばたばたと1年が過ぎてしまいました

年末の3日間と年始の三が日はわりとのんびり過ごしました。
旅行などには行かず、年末の買い出しは築地へ。
今年は早目に出かけたので、買いたいものはちゃんと買えましたが
場外のあまりの人出に、押されてちょっと怖かった。
塩鮭のおいしいお店のおじさんが
「押してくるのはスリだからね、気をつけるんだよ」と注意してました。
スリで「文雀」を思い出した香港電影迷がひとり(笑)
でもいたとしても、ヤムヤムみたいにおしゃれなスリではなかったみたい。

ここのところゆっくり新聞を読む暇がなかったので
年始はたまった新聞などを隅から隅までじっくり読みました。
TVはあまり見ませんでした。民放はほとんど見ずにすませ
見るのはNHKのBS放送や教育TVでした。
ドキュメンタリーや過去の見たかったけど見逃した番組の特集など。

中華関係で面白かったのはBS熱中夜話の「三国志(迷!?)」特集3話の再放送。
川本喜八郎さんの人形劇も懐かしかったけど
三国志ゲームもいっぱい出てきたし、
もちろん「レッドクリフ」の映像も出てきました。
興味深かったのはBGMに「カンフー・サッカー」「カンフー・パンダ」
りんちぇの「ワンス・アポン・イン・チャイナ」など映画の曲が使われていたこと。
スタッフにいますね、きっと、香港電影迷が…。
各エピソード部分を人形劇で再現するのですが、
川本版「三国志」の再・再放送してほしいけど
もしかしてオンデマンドで有料放送にするかもしれない…

新聞では、朝日の年末年始の巻頭特集「世界変動…危機の中で」
リーマンショックの後の急激な世界経済の悪化の流れを
香港から追っていく特集記事。
香港の63歳と61歳の兄弟がかったリーマンの金融商品が
一夜にして紙くずになってしまったというもの。
それが広東省の珠江デルタ地帯の製造工場の閉鎖につながり
自動車産業の街デトロイトを襲う。
以上が12月31日1面の記事、
そして元旦は「陰るハリウッド-金も仕掛けも行き詰まる」
冒頭は昨年11月にニューヨークのソーホーで封切られた
インドが舞台ですべてインド人俳優が演じる映画「スラムドッグ・ミリオネア」が
日本でいうところの単館上映のような公開にもかかわらず評判を呼んで大ヒット。
各映画賞もさらい、今年のアカデミー賞の最有力候補になったという。
ハリウッドは今や資金も才能も枯渇しているらしい。
好況時に映画も金融投資の一部として、資金を証券化して行ったことが大きい。
当然景気が悪くなれば、投資を引き揚げてしまうことになる。
ドリームワークスもインド資本で映画を撮ることになったそうだ。
映画会社のリストラも続き、制作本数も削減されている。
そして映画の中身も危機的状況にある。アメコミ原作の映画化や
名作やアジアのヒット作のリメイクなど、ネタ切れかと思える事態になってきている。
そして2面では
「ボリウッド花盛り-年間1000本 あふれるローカルパワー」
インド映画が熱いのはアジア映画ファンにはよく知られたところですが
ローカルからグローバルへ、ということで米大手のワーナーも
日本を含め30カ国で公開する「チャンドニ・チョーク・チャイナ」を制作。
タイトルにもあるように中国ロケもあるとのこと。
ローカルがメジャーに影響を与えることは素晴らしいけれど
ハリウッドの大手に飲み込まれてしまってはいけない。
その点で紹介されていたのが、ハリウッドやボリウッドとも違う多様化の流れ。
マレーシア映画の新世代監督が紹介されています。
「愛は一切に勝つ」のタン・チュイムイ監督やヤスミン・アハマド監督。
ヤスミン・アハマド監督は祖母の出身地・日本で今年映画を撮影するという。
日本も洋画離れが進行中で日本映画の元気がいいけれど、素直に喜べないのが
原作がコミックやTVドラマの映画化が多いということ。
映画資金のファンド化などハリウッドの二の舞になる恐れも指摘されている。

アジア映画ファンにはすでに何年も前から、ハリウッドのネタ枯れや
日本人の字幕映画離れが話題になっていて、今更という気もしますが、
こうやって危機を危機としてはっきり認識してこれからの進むべき道筋を
きちんと修正していくことが大切です。
どこかで道を間違えて歩いてきたようですから。

そして今日の朝日の朝刊芸能33面の
「もっと知りたい!-洋画の宣伝、なぜかあの人」
いまTVで最も宣伝している作品のひとつ「チェ」の記者会見に
話題のオリンピックの柔道メダリストがサプライズゲストとして出席したとのこと。
管理人は知らなかったのですが、ソダーバーグ監督は複雑な表情だったという。
普通に考えても、監督や俳優は映画ファンと交流したかったと思う。
それを記事にすることが一番の宣伝でしょう。
映画のことはそっちのけで、ゲストの言動やゴシップで紙面を埋めたり
情報番組のニュースで流したりしないでほしい。
何のための宣伝かよく考えてみればわかるものを、考えもしないで
安易な宣伝方法に頼るのは、
かえって映画がダメになる原因を作ってしまっているようで心が痛むし腹も立つ。
映画祭も関係ないゲストとか出てきたら、映画ファンは見に行かなくなるから。

そして日本も洋画、特にハリウッド映画離れ・字幕離れが多くなり
日本映画は健闘してる、と言われているけど本当かしら?
もちろんいい作品はあるけれど、ヒット作がいい作品とは限らない。

パソコンの調子が昨日今日はいまいちで、やっと更新できたのですが
写真が貼れなかったのできょうは年末年始の諸々の感想など
思いつくままだらだらと書いてしまいました。
結局は映画に行きついてしまうけれど、今年の目標を最後に

(1)映画をできるだけ映画館で観る。
今年もシネマートでの香港映画特集「香港電影天堂」から始まって
《天使の眼、野獣の町(アイ・イン・ザ・スカイ)》
《ブラッド・ブラザーズ -天堂口-》 と続きます。
その後も《三国志》《レッドクリフ2》《梅蘭芳》が控えています。
台湾映画《海角七號》は先日の台湾特集TV番組でも紹介されてましたが
実は今一番見たい映画かもしれません。日本公開決まったようだ、
と聞きましたが早く観たいです。
映画祭では中華圏以外のアジアや他の国の映画にも期待しています。

(2)本を読む。
今年はたくさんの本を読みたい。
そのためには時間の使い方をもっとうまくしなくてはいけない(汗)

(3)旅行の年になるかも。
もう一部進行中の予定(笑)楽しみ~

(4)写真をうまく撮る。
これに関連して、いいカメラ、というか今のより少し性能のいいやつが欲しい。

(5)ブログの更新を真面目に
年末年始にPCから離れていたら、すごく快適だった(爆)けれども
続けてやりたいこともあるので、もう少しこのブログも続けたいと考えなおしました。

※携帯の機種変をしたら、画素数が大きくなってびっくり。
TOPの乳牛さんはお正月に携帯のカメラで散歩中に撮影。
ここの牧場の乳牛にはアンとかマリーとか西洋風の名前が付いているのですが
この牛は名前の札が見えなかったのでわかりませんでした。
後ろには羊さんたちも写ってますね。
ここのヨーグルトとアイスクリームはおいしいです。

こんなのんびりとした風景が東京で見られるのは幸せなことです。
今年はいろいろと世の中が大変な状況に置かれたところから始まりましたが
こういった光景がずっと続く平和で安らかな世界に少しでも近づけるよう
願ってやみません。



追記
レスリーカレンダーは写真加工ソフトが使えないので
しばらくUPできないかもしれません。
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レスリー・チャン 2009年1月のカレンダー





今年からカレンダーは月初に表示するようにしました。
古いPCのソフトを使って何とか画像処理終了。

今年最初のカレンダーは3月7日公開の映画「花の生涯~梅蘭芳」にちなんで
やっぱり「さらばわが愛 覇王別姫」しかないでしょう。
お正月らしく華やかでおめでたい赤と黄色でデザインしてみました。

昨年12月の「中国映画の全貌2009」で「さらばわが愛 覇王別姫」を見たのですが、
見ている間中、そのプリントの劣化がとても気になって気になって…。
「さらばわが愛 覇王別姫」は日本での上映権切れが数年前にあり
朝日新聞などでも報道されました
幸いにも権利は再び日本で買われて、
各種特集上映や映画祭などでもスクリーンで見ることができる作品です。
レスリーの出演作品がだんだんと権利切れでスクリーンでの上映ができなくなっている今、
とても貴重な作品なのですが、プリントの劣化はとても悲しい。
今回は「追憶の上海」は見られなかったがこれも見た方に傷みがひどいと聞きました。

今年「花の生涯~梅蘭芳」が公開されるにあたって関連作品としてもしかしたら
「さらばわが愛 覇王別姫」もまた上映されるのではないかと期待しているのですが
その前にどうかニュープリントにしてください。
きれいな映像と音で映画を堪能したいと願ってやみません。
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