心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに ナンバー1419

2016-05-30 20:44:56 | Weblog
  「無の空間」の中にあるものとは
「無の空間」あるいは「量子真空」「ゼロ・ポイント・フィールド」など
と呼ばれる場は、私たちの周囲の空間として広がっています。
量子真空は空っぽの空間のように見えて、実は、プラスとマイナスの電荷を
持つ仮想粒子が無尽蔵に存在し、これらの粒子は常に結合と消滅を繰り返して
いて、まるで沸騰し煮えたぎるお湯のような状態と考えられています。
また、そこから素粒子と4つの力が生まれ、物質ができることで、
この宇宙が誕生していますから、この量子真空には、ものすごい力や
エネルギーがあると考えられていて、このエネルギーを
「ゼロ・ポイント・エネルギー」と呼んだりもします。
このエネルギーは、この物質世界の中にあるすべての
粒子と粒子の間から、宇宙全体にまで拡がっているすべての
空間の中にあり、宇宙全体のすべての物質に含まれるエネルギーの
総量を超えますから、膨大な量のエネルギーとなります。
晴れた日に空を見上げると、空一杯に太陽の光があふれていて、
あらゆる所に光が拡散して存在していることを観察できます。
この光はすべて、秒速30万キロメートルで動いていますから、
何かが常に一定の速度を光が出し続けるための
エネルギーを提供していると考えられます。
それは「無の空間」あるいは「量子真空」
「ゼロ・ポイント・フィールド」にあると思われます。
ということは、私たちの身近にある空間から、無限の
エネルギーを取り出して、万物を創造すこともできれば、
今あるエネルギー問題もすべてが解決できると思われます。
このようなビッグバン理論は、アインシュタインの相対性理論から生まれています。
たとえばボールを投げる時、ボールに力を加えて加速させれば、
ボールの速さは加速された分だけ速くなります。
ところが電子や原子核などを、加速器を使って
どんなに加速させても、光速度になることはありません。
光速度になると、加えられた力はその物質の質量に加えられて、
光速度に近づけば近づくほど重さが増えます。
電子などが光速度に近づいた場合、現状維持の傾向が強くなってきます。
通常、大きな物体ほど強い力で加速されると、すぐには現在の状態を
変えることができないため、なかなか止まらなくなります。
同じように電子や原子核などの軽いものも、どんどん加速されて
光速度に近づくほど、質量も大きくなりまいます。
電子の速度が光速の90%になると、電子の質量は静止している時に比べて2倍に増えます。
そのため同じ力では、半分しか加速しなくなります。
速度が光速の99.5%になると、質量は10倍になります。
ということは、10分の1しか加速できなくて、
いくら加速しても光速度に達しないことになります。
№1420 につづく
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第3章 光とともに ナンバー1418

2016-05-28 20:55:53 | Weblog
  「無の空間」の不思議
「無の空間」あるいは「量子真空」「ゼロ・ポイント・フィールド」
などと呼ばれる場は、物質をすべて取り除いて空っぽの真空にしても、
プラスとマイナスの電荷を持つ仮想粒子が無尽蔵に存在しています。
このプラスとマイナスの電荷を持つ粒子は、常に結合と消滅を
繰り返していて、まるで沸騰し煮えたぎるお湯のような状態と考えられています。
また現代の物理学では、あらゆる素粒子が「もの」ではなく、
「場」にエネルギーが集中して、一つ二つと数えられる
状態になる「こと」を指していると考えています。
さらには「無の空間」には、「ヒッグス場」と
呼ばれる未知の場があると考えられています。
この物質世界には、「電磁気力」「強い力」「弱い力」
「重力」という4つの力があり、電磁気力は光子、重力は重力子、
強い力はグルーオン、弱い力はウイークボソンという
素粒子によって伝えられると考えられています。
理論的に、力が素粒子によって伝えられる様子を
方程式で書き表すと、力を伝える素粒子の質料がゼロで
なければ、この理論は破綻してしまうといいます。
ところが加速器による実験で、弱い力がウイークボソンに
よって伝えられているとすると、このウイークボソンには大きな
質量があることがわかり、このままでは、弱い力の理論を
完成させることができないと考えられていました。
イギリスの物理学者ピーター・ヒッグスは「無の空間」には
「ヒッグス場」と呼ばれる場が、一様に広がっていて、
この空間を進むウイークボソンには、ヒッグス場が
まとわりつくように作用していると考えました。
たとえば私たちが水の中を歩くと、水の抵抗にあって動きにくく
なるのと同じような状態が真空にあることで、本来は質料がゼロの
ウイークボソンが「ヒッグス場」によって動きにくくなると考えます。
すべての素粒子の質量は、「ヒッグス場」があることで、
「ヒッグス場」との相互作用で説明ができると考えられています。
さらにまた、この「無の空間」あるいは「量子真空」の、場そのものの
性質が宇宙の初期の段階で変化して、「真空の相転移」がおきると
ともに、自然界の4つの力が生まれたと考えられています。
水は個体、液体、気体というように、温度によって性質が急激に変化します。
同じように、真空から宇宙が誕生した直後に起こった1回目の
相転移によって、ただ一つだけの力が重力とそれ以外の力の二つに
分かれ、2回目の相転移では、強い力が生まれ、3回目の相転移で
弱い力と電磁気力に分かれたことで、4つの力ができたと考えられています。
また、「無の空間」あるいは「量子真空」の場には、正体不明の
ダークエネルギーが均一に広がっていることで、空間が押し
広げられたりするなど、不思議な謎が未だに沢山あります。
№1419につづく
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第3章 光とともに ナンバー1417

2016-05-26 20:55:58 | Weblog
  光から時間と空間が生まれたとすれば
いつからそこにあるのかわからないし、どのようなものなのかを
定義することもできないけれど、時間と空間の区別が無い、あるいは
空間と時間もない、高エネルギーだけの状態を「偽の真空」と呼びます。
この「偽の真空」には、別の宇宙が無数にあるといわれているそうです。
物質的なものが全くない空間のことを、「無の空間」と呼んだりもしますが、
「無の空間」であっても、力が伝わる場で満たされています。
エネルギーは形や質量を持たないため、空間のあらゆる所に行き渡っていて、
あらゆる所でエネルギーの量子ゆらぎから、素粒子が次々と生まれます。
素粒子は非常に小さくて、粒子であると同時に波のように広がる量子の性質も持ちます。
粒子が波のように広がって、周囲に影響を与える場という性質も同時に持つことになります。
ビッグバン理論によれば、この「偽の真空」や「無の空間」と呼ばれる場の
量子ゆらぎによって、真の真空の泡に相転移して、真の真空の泡が無数に生まれ、
その泡同士がぶつかったとき、大爆発が起こり宇宙が生まれたといいます。
ということは、宇宙が創造される以前の「偽の真空」や「無の空間」には、
場の量子ゆらぎを常に起こし続け、さらに大爆発を起こして、空間と時間と、
光と物質と、物質を動かす4つの力を生み出すための、非常に
高いエネルギーや力がすべて含まれていることになります。
この「偽の真空」や「無の空間」は以前取り上げた真空であり、
ゼロ・ポイント・フィールドとも呼ばれます。
そこはすべての物質が生まれるための量子が仮想粒子として存在している場であり、
あらゆる基底エネルギー状態でもあるため、そこにあるエネルギーを
ゼロ・ポイント・エネルギーと呼び、すべてのエネルギーと力が働く場でもあります。
このような無限の力を秘めながら、見た目には何もないように
見える場に起こっているごく小さなゆらぎが、重なり続けることが
できたとき大爆発となり、空間と時間が生まれ、その空間に
光があらわれることから宇宙の創造がはじまります。
無の真空には常にエネルギーのゆらぎがあるということは、
そのエネルギーをゆらがせているエネルギーや力も常に
「偽の真空」や「無の空間」の中にあると考えられます。
そこから光の爆発が起こるということは、「偽の真空」や
「無の空間」と呼ばれる場には、爆発を起こすだけの威力を
持った光があり、その中には大爆発を起こすだけのとてつもない
ポテンシャル・エネルギーがあると思われます。
実際アインシュタインの相対性理論によれば、物体の
移動速度を上げて光の速度にするためには無限大のエネルギーが
必要ですし、もし光速度になれば、物体の大きさがゼロになり、
時間が止まってしまい、質量が無限大になります。

常に光速度以上の物体としてはタキオンがあります。
№1418につづく
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第3章 光とともに ナンバー1416

2016-05-24 20:55:27 | Weblog
  時間と空間から光が生まれたとすれば・・・
特定の位置を全く決めることのできない何もない空虚な空間と、全く何も
起こらないために特定の時刻というものを決めることができない流れ続ける
時間が、ビッグバンによってまず現れたと、物理学の研究者たちは考えるようです。
このような空間と時間があることで、秒速30万キロメートルで
進み続ける光が次に生まれると考えるようです。
光は秒速30万キロメートルで、これよりも速くなることも、
遅くなることも、止まることもないため光の速度は定数です。
何もない空間に光が正確に移動した30万キロメートルの距離を
しるすと同時に、移動した距離に1秒間という時を刻みます。
光は電気と磁気の波が組み合わされたものですから、光が一定不変の
速度で動き続ければ、電気と磁気、それに関連した音や熱などにも、
普遍的な物理定数があると考えることができるでしょう。
ビッグバン理論(膨張宇宙論)によれば光の大爆発によって、
一気に空間が膨張した後、均一に広がりながら、
段階的に宇宙は形づくられたと考えられています。
時間の経過とともに空間が広がり、広がった分だけ光が動く
ことができると考えれば、空間と時間から光が生まれたことになります。
この宇宙創造の過程では、すべてのものが徐々に変化しながら形づくられていて、
不安定で不確定な状態ですから、様々な物理定数はまだ一定ではないと思われます。
様々な星が生まれる以前の小さな宇宙空間は、高密度で
高温ですし、クオークや素粒子が飛び交っている状態です。
太陽や月、地球などが誕生するために徐々に
物質粒子が集まり形づくられている段階になると、空間が
広がっているため温度は低くなっていますし、物質粒子は
引力によって徐々に集まりながら形を造っていきますから、
クオークや素粒子が飛び交っていた時よりも密度が高いと思います。
このような宇宙空間の温度や、そこにある物質粒子の状態は、
宇宙が形づくられるに従って時間の経過とともに変化します。
月は地球の周囲を回転していて、地球もまた太陽の周囲を
回転している、と言った現在の等速直線運動とは違った、
別の運動法則が適用されることになると思います。
宇宙が創造されている途中の不安定な状態から、
普遍的な物理定数を持つ安定した現在の宇宙に
なるまでには、時間と空間も変化していたと思われます。
このような変化し続ける宇宙から、一定不変の速度で動き続ける
光という絶対的な基準となるものが生まれたと、物理学者たちは考えるようです。
今では時間と空間が普遍的なものとして存在しているからこそ、
そこから生まれた光もまた一定の速さを維持していると言えるのであれば、
光りが常に一定の速度を保ち続けるためのエネルギーは、
空間と時間から供給されていると考えることになるのでしょうか。
私には専門的なことがわからないので、精一杯想像してみましたが、本当はどうなのでしょう。
№1417につづく
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第3章 光とともに ナンバー1415

2016-05-22 20:55:11 | Weblog
  空間と時間が光を生む方法?
カリヴァンさんによると、現代物理学の研究者たちは、光は
時間と空間から生まれる現象だととらえているそうです。
彼女は『あなたはまもなく銀河人になる』の84ページで次のように言います。
『問題は、すべての研究者が、光が時間と空間の
中から生まれ出る現象だととらえたことです。
でも、私が思うには、時間と空間のほうが光から生まれ出る現象で、
光があって時間と空間が生まれるんだと認識する必要があります。
そうすることによって、私たちは、意識がどのように
自分自身を表現するのかということを理解できます。
その意識が光として、そしてパターンとして、光、
光のパターンから実際に宇宙が形成されてきました。
それが私たちの理解の鍵になるでしょう。
それこそが宇宙のホログラムを解く鍵です。
コスモスは、物理次元の現実より情報、
つまり意識のほうが、より基本的なものです。
ですから、意識こそがもっとも主要なものです。
意識そのものが光として自己表現をしている。』
物理学の研究者たちは、時間と空間の中から光が生まれると言いますが、
カリヴァンさんは光から時間と空間が生まれると言っています。
光と時間と空間について考えた人に、アインシュタインがいます。
1900年にプランクが発表した光量子仮説の式をアインシュタインが研究すると、
光は波動性と粒子性を兼ね備えていることに気がつきました。
光は常に瞬時に30万キロメートルも移動しますから、波のように広がり
ながら進むよりも、粒の状態で前進する方が、一定の速さを維持する
ためにも、エネルギーを無駄にしないためにも効率が良いと思われます。
そこでアインシュタインは、光はエネルギーのかたまりとして
粒子のように空中を伝わって行くと考えました。
光は常に一定の速度で空中を伝わり続けますから、
光が伝わる空間は絶対的なものと思われます。
空間の中に全く何も物がない空虚であれば、比較対照するものが
一切ありませんから、どこにも特定の一点を示すことができません。
時間もまた絶対的で普遍的なものとして時を刻んでいるだけで
何も起こらなければ、特定の時刻を示せません。
そのような空間に光が生まれると、光りが生まれた点Aから、
光りが1秒間かけて移動して点Bにたどり着くと、そこに光が移動した距離ができます。
この光は常に1秒間に一定の速さで空気中を伝わり続け、
絶対に遅くなることも止まることもありません。
光が正確に空間に1秒ごとに30万キロメートルという距離を
刻むことで、空虚な空間と時間に特定の基準をつくり
出すことができると、物理学の研究者たちは考えるようです。
№1416につづく

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第3章 光とともに ナンバー1414

2016-05-20 20:40:37 | Weblog
  安定した宇宙を表す物理定数
私たちが普段目にするさまざまな物質の中には、鉄やコンクリート、
レンガ、岩石などのとても硬い物もありますが、実際にその
内部構造を観察すると99.999999999%は空っぽだといいます。
この物質世界の特性や本質、原理などを研究すると、特定の状態が変化していく
中で、物質の種類に関係なく、変化しているあいだを通じて普遍的に一定の値を
保ち続ける定数があり、宇宙の構造はこの定数を用いて定義されるといいます。
定数には特殊相対性理論の真空中の光の速さ(c)、物理化学の
ファラディー定数(F)、モル気体定数、重力理論の万有引力定数(G)や
量子論のプランク定数(h)、ディラック定数、電磁気学の電気素量(e)などがあり、
宇宙のどのような場所であっても、物質の状態に関係なく常に同じ値をとり、
秩序を保つことを前提に、現代の物理学的な法則が成り立っています。
光の速度が最も速く、なおかつ常に一定であり、どのように計測しようとも、
光よりも速いものはないという光速度不変の原理(ナンバー364)があります。
この光速度不変の原理から時間と空間、重力を理解する
ことができますから、最も基本的な概念といえます。
このような物理的な基本概念は、電気、磁気、熱、光、
音などその現象が規則的なものに当てはめることができます。
物質世界の様々な現象がすべて普遍的で規則性を持った安定した性質が
あることを表すということは、宇宙全体がただ一つの普遍的な
秩序ある法則に従って安定した状態で誕生した後、物理定数を
破たんさせることなく宇宙が形成され、今現在も安定した
状態で存在していることを示していると考えられます。
ところがアフシャーによる実験で、波のように広がっている量子は、
観察されると量子であると同時に、一貫性を持ったコヒーレントな
波として観察されますし、同時に粒子のような性質もあわせ持つことがわかりました。
物質を構成している原子の中にある電子と陽子の電荷は同じ大きさで、
その大きさがそのまま電荷の量の最小単位である電気素量という
定数になりますが、この電子や陽子が波状に広がってしまっている
のであれば、電荷はどのように考えればよいのでしょうか?
この宇宙じたい、光の大爆発からからはじまり、
急速に膨張して空間ができていますから、普遍的な
物理定数ではなく他の法則が適用されるかもしれません。
それを確認する方法は今のところありませんが、
超ひも理論や大統一理論など様々な予測を立てています。
こうした予想を立てて観察を行っているのは、私たち自身の意識です。
私たちの意識が観察し、それを計測することで一貫した現実をつくっています。
私たちの意識が量子と粒子を観測するように、
普遍的な物理定数もまた、私たちの意識がつくり出している、
私たちにとっての現実かもしれません。
私たちの意識によって、基本的で普遍的な法則や定数を
つくることで安定した世界になっている、と意識して
いるので普遍的な物理定数が存在しているのかもしれません。
№1415につづく

ひとりごと
良い天気が続くと、どこかへ出かけたくなります。
気持ちいい風に吹かれながら、サイクリングなんていいなと思います。
でも、現実はパソコンの前から離れることができないんで
心の中で、きれいな川の流れる土手沿いを
自転車で気持ちよく走ってみます。
で、イメージの中の私は、なぜか、
真っ白なシャツを着た、少年になっています。
不思議だなあ。。。。
ああ、もし最近、変な文章が多いと思ったら、
もしかしたら、こんな妄想?しながら
文章を書いている。。。
心ここにあらず、かもしれません。f(^^;)
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第3章 光とともに ナンバー1413

2016-05-18 21:14:05 | Weblog
  光と意識からうまれる実在
地球上の生命あるものはすべて、太陽から来る光の恩恵を受けています。
植物の中にある光は光合成の時のエネルギーとして働きますし、植物を
食べることで私たちの体の中に入った光子は、あらゆる周波数の
電磁場に分配され、あらゆる分子を駆動させる力となります。
また、生物の細胞の中には光がありました(ナンバー1312)。
この光によって、体内の細胞同士や同じ生物同士の
あいだでコミュニケーションもおこなっていました。
そして生物は自然界のリズムと関連した光の放出も
していましたから、光は私たちにとって大切なものです。
『あなたはまもなく銀河人になる』の88ページで、カリヴァンさんは、言います。
『…究極的に、私たちはすべてが光りだし、私たちは光そのものです。
光のプロセスをとおして、宇宙のホログラムそれ自身を表現しているのです。
我々が現実と呼べるものすべてが、ホログラムのプロセスです。
自然だけでなく、我々自身がホログラムの投影です。
なぜ私たちが固体の自分を体験できるかというと、
我々の99.999999999%は空っぽの空間なのです。
我々の皮膚の電子は、たとえばこのいすの磁気とお互いに電気的に反発し合っています。
だから、電磁波的に我々はすべてのものと交流しています。全部つながっています。
光はその中心です。……光をホログラムのマトリックス(母体)ととらえてみてください。
そこから意識がパターンを共同創造する。
そして、ホログラム的に投影されるのです。
その投影されたホログラムのことを、我々は現実と呼んでいます。
それはM理論(ひも理論の中で、最先端をいく理論)が言っていることと同じです。
このホログラムのパターンは、すべての存在に見られます。
お天気、地震、川の流れ、エコシステム、葛藤が生み出す事件、
社会現象も、全部ホログラムパターンの数学理論で証明できます。
それは本当に驚愕することであり、大切な部分です。
それを見ると、意識そのものが自分自身を探究していることが、
ホログラムのプロセスをとおして表現されていることがわかります。
私たちは、本質的にすべて意識体です。
意識の1つの側面が人間の肉体の中に体現されています。
そして、人間そのものもホログラムです。
バイオフォトンの中に、ホログラムの投影を見ることができます。
我々は、たとえば机を固形のかたいものだと思っているのですが、
実際はホログラムの投影されたものにすぎません。
本当に精妙にバランスのとれた力が組み合わされて、物をつくり出しています。
物質は単に凍りついたエネルギーのパターンにすぎません。
私たちは、結局、その中に継続性というものを見ています。
でも、実際には、これが本当にかたくてしっかりした固形物だというのは
幻想であって、99.999……と小数点以下13けたまで空っぽの空間にすぎない。』
№1414につづく

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第3章 光とともに ナンバー1412

2016-05-16 20:49:07 | Weblog
  意識によって顕現する実在
量子論学者たちは「量子存在は波かあるいは、粒子でありうる。
でも、同時に両方ではない」と言っていました。
量子は見た瞬間に粒子となり、見ていなければ量子として広がって
いることが観察されることで、量子としての可能性がなくなります。
これに対してアインシュタインは『量子論の言い分が正しいのであれば、
月は我々が「見た」からそこにあり、我々が見ていない時にはそこにはないことになる。
これは絶対に間違っていて、我々が見ていない時も月は
変わらずに同じ場所にあるはずだ。(ナンバー270)』といいました。
けれども、誰も見ていない時には月もないのが現実だ
ということが、アフシャーによって証明されました。
カリヴァンさんは、アフシャーの実験について
『あなたはまもなく銀河人になる』で次のように言います。
『これが完全に多次元的なマトリックスにおけるリアリティ、
現実です。それがつまり意識なのです。
これがコズミックマインドなのであり被創造物であり又リアリティ、
現実の共同創造者として自らが探検しているのです。それは、いろいろなレベルです。
月も太陽も地球も、全太陽系もそして全部の
宇宙もすべてが意識です。すべてが共同創造者です。
あるレベルでは、私たちが地球を見ているときに、月も私たちを観察しているのです。
私たちは共同にこのリアリティを創造しています。
あらゆる瞬間、瞬間。ホールワールドとしてです。』
あらゆるすべてのものの中に意識があり、「これが
コズミックマインドなのであり被創造物であり又リアリティ、
現実の共同創造者として自らが探検している」からこそ、「私たちが
地球を見ているときに、月も私たちを観察している」ことになります。
あらゆるすべてのものの中に意識があるということは、
このような意識ある存在を生み出した創造者がいるとすれば、
その創造者自身もまた意識を持つ存在と考えられます。
そして創造者によってつくられた物理的な宇宙空間と時間と、
私たち人類や他のあらゆる生命たちとともに、この宇宙の
中に様々な物事を創造しているという現実があります。
アインシュタインの相対性理論とビッグバン理論に従えば、
光の大爆発からこの物質宇宙そのものが誕生して
いますから、光が創造の根源であると考えられます。
光があって物理的な空間と時間が生まれ、この空間の
中で万物が創造されたと現代物理学はいいます。
そして私たち自身もまた共同創造者として、この世界の現実を
生み出しているということは、私たち自身の中にも、
創造者としての光が存在しているのではないでしょうか?
№1413につづく
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第3章 光とともに ナンバー1411

2016-05-14 21:13:20 | Weblog
  意識による決定で顕現する実在
アインシュタインは、光は波でもあり、粒子でもあるという
『光量子仮説』を唱えましたが、証明はされていませんでした。
この『光量子仮説』から80年以上経た2004年にアフシャーは、
特殊なタイプの二重スリット実験を行いました。
最初の二重スリット実験で、光は粒子として観測されているあいだも、
波動のような性質と粒子のような性質の両方があることをはじめて示しました。
2006年に彼はこれを多少変更して再び行った実験では、光の粒子がスリットを
通り抜ける経路を測定すると同時に、波動のような干渉パターンが示され、
光の粒子性と波動性を両方同時にとらえることができたといいます。
『CosMos』(講談社発行)には、次のように書いてあります。
『これまで量子物理学者たちは、観察という行為が観察対象の持つ
波動のような量子確率(波動関数として表されます)を「崩壊」させて、
実体化された粒子の状態にするのだと説明してきました。
しかしアフシャーは、波動の側面のほうが顕在化した
粒子よりも基本的なものだということ、そして、
要するに、波動関数は観察行為によって崩れるのではなく
一貫性を持つようになるのだということを示したのでした。』
『あなたはまもなく銀河人になる』の中でジュード・カリヴァンさんは、
『アフシャーが証明したのは、いつでも量子学者たちが
信じてきたことに対する反論となっているのです。
量子論学者たちはいつでも「量子存在は波かあるいは、
粒子でありうる。でも、同時に両方ではない」と言ってきた。
つまり、私たちが観察すると、可能性、蓋然性の波が崩壊して、1つの粒子になる。…
でも、実際に本当にそれが何であるか、どういうものを意味しているのかを理解していなかった。
アフシャーが見せてくれたものは、量子の可能性は、崩壊するのではなくてコヒーレントになる。
一貫する。
つまり、私たちの意識が観察し、それを計測することにより、
一貫した現実をつくる。それが非常に重要な発見なのです。
ここで話を一歩戻しますが、量子学者たちは、
客観的な現実というものがあると言ってきた。
言いかえれば、我々が見ていなければ、実際に世界は存在するのだろうかという疑問です。
「もちろん存在する」というのが一般的な答えです。
でも、2007年、オーストリアの物理学者たちのチームが、見せてくれたことは、
量子のレベルでは、量子は実際に存在しない。実際には現実ではないということです。
実際に観察され、計測される前までは、それはリアルに存在しないことを実証したわけです。
だから、その実験の後は、意識というものを隅っこに追いやっておくわけにはいかなくなった。
現実を理解するためには、意識そのものを完全に中心に据えなければいけなくなったのです。』
№1412につづく
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第3章 光とともに ナンバー1410

2016-05-12 21:11:39 | Weblog
  意識による決定で顕現する実在
意識を生み出す魂、あるいは一なる生命について、『ホワイトマジック(上)』の
23ページには、『一なる生命は、太陽系という媒体を
通して、安定した意識的な実在になるのである。
したがって、それは本質的にエネルギーとすべての
意識状態と存在するすべての形態の総和である。
均質なものが異質になるのであるが、それでも統一性は保たれたままである。
一なるものが多様な形に顕現するが、それでも不変である。
中心的な統一性が時空間内では分化した混成物として
知られるが、時間と空間がなくなり、意識状態しか存在しなく
なったとき、統一性はそのままで、霊だけが存続する。
しかし、振動活動は増大しており、さらに顕現する周期が
再び廻ってきた時には光を強化する能力が加わっている。
顕現した唯一なる大生命の振動する脈動の中で、下位の一切の
生命たちがこの存在の過程を繰り返す――つまり、神々、
天使たち、人間たち、無数の生命たちが自然王国の形態と
進化過程の活動を通して自らを表現していくのである。
すべてが自己中心的になり、自己決定を下すようになる。』とあります。
この文章から、太陽系内にあるすべての存在には意識があることがわかります。
そしてすべての存在には「時間と空間がなくなり、意識状態しか
存在しなくなったとき、統一性はそのままで、霊だけが存続する」
という状態と、「神々、天使たち、人間たち、無数の生命たちが
自然王国の形態」という多様な形に顕現している状態という、
二つの周期を繰り返していることになります。
このような活動と不活動の二つの状態の二重性は、空間と時間の
関係そのものや、宇宙をあまねく満たしている受動的な陰と陽
という普遍的な属性として姿を現しているとカリヴァンさんは言います。
そしてこの二つの状態は、バラバラに存在するのではなく、
互いに補い合う二重性の関係にあるといいます。
空間と時間は光によって織物のようにお互いに織り合っていますし、
二重性は自然界のあらゆる所のあらゆる存在の中に現れている
だけでなく、人間社会のあらゆる分野にも
確認できますから、自然にとって本質的なものといえます。
二重性は万物を構成している、一粒の粒子にも見られると物理学は言います。
量子が波動と粒子の二重性という実体を持っていて、
波動か粒子のどちらかとして振る舞うのであり、どちらをかを
断言することはできない、とニールス・ボーアは言っています。
波と粒子という二つの姿を、同時に認識することはできないと
彼は言いますが、2004年、物理学者シャーリアー・アフシャーが、
量子論とボーアの主張に挑む実験を行いました。
№1411につづく
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