心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №735

2012-05-30 20:12:08 | Weblog
アストラル原子とその場が持つ知性
宇宙が始まったときの様子を加速器の中で作り出すと、
「クオーク・グルーオン・プラズマ」(№555)という、さらさらとした液状であったといいますから、
すべての粒子が一つになることで物質を作る粒子と4つの力も一つになっていて、
ボームのいうように分割不可能な全体性を持ち、すべての粒子があらゆる粒子となる能力を持っていたと考えられます。
神智学では1個の電子は49個のアストラル原子が集まったものといいますから、ボームの考えをあてはめれば
49個のアストラル原子は分割不可能な全体性を持ち、集団で自己表現する粒子といえます。
人が観測しようと意識を向けた途端に波が粒になるために、量子は存在する場の環境についての情報を持つと、
ボームは言います。
量子が持つのは、場の環境の情報だけでなく、量子が粒子になるために必要な法則や、
観察すると電子になるのですから人の意識にも反応するだけの情報も中に含まれていると思われます。
このような情報を獲得するだけの知性を量子は持つ必要がありますから、
量子は意識を持つ小さなアストラル原子の集団として運動していると考えることもできます。
またアストラル原子のあるアストラル界層も、アストラル原子を集めることで、電子を生み出すだけの意識と知性の場であるといえます。電子を構成しているアストラル原子の大きさは、プランクスケールであり、
アストラル界層にありますが、アストラル質料による形態と意識の両方を生み出すことができるようです。
アストラル原子は物質界から見ると形態を持たない波として流動運動することで、分割不可能な全体性を維持することができて、非局所性も維持しているため意識に反応できるとも考えられます。
磁石がN極とS極を持つことで引き付けたり反発したりするように、
あるいは電気がプラスとマイナスの電荷を持つことで、打ち消しあって消えてしまうように、
素粒子を創るためのあらゆる形態と情報と意識が、量子とその周囲の場に存在していると思われます。
電子や陽子といった電気を帯びた粒子は、絶えず光子を発生したり吸収したりしていますから、
電気を帯びた粒子は光(光子)に包まれています。
二つの電子が衝突すると、一方の電子から光子が発生し、それがもう一つの電子に吸収されるというようにお互いが反応します。このような光子の発生と吸収、つまり光子の交換というお互いの反応が多数繰り返されて、
電子同士のあいだに電磁力と電磁力の働く場が発生します。
量子に意識を向けることで、粒子が生まれるということは、
人の意識と量子の意識が、電子が光子の交換をおこなっているのと同じように反応することで、粒子になると思われます。
お互いが反応するのであれば、物質になるための粒子と意識は、表裏一体の性質を持ったものとして存在していると思われます。人の意識に量子が反応してアストラル原子が集まることで電子ができるということは、
アストラル原子にも電子にも意識があることになり、そのような反応ができる場があることになります。
№736 につづく
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第3章 光とともに №734

2012-05-28 20:37:35 | Weblog
物質界層の物質でできた分子を分解して原子にして、この原子をさらに素粒子に…
というようにどんどん細かくして、プランクスケールにまですれば、そのままアストラル界の原子になるのでしょうか?
『神智学大要 第2巻アストラル体』(出帆新社)によると、
『物質原子を壊して直接アストラル原子にしてしまうことはできない』といいます。
以前太陽神が第3ロゴスの意識の光のエネルギーの点をつなげていくことで、7つの階層を創っていました(№699)。
意識の光の点7つをつないだものでできているのがアーディ界で、
次のモナド界(アヌパーダカ界)は7つの点を7つつなげる…7の2乗で49の点、
次のアートマー界は49の3乗個の点でできている…というようになっていましたから、
物質界は49の6乗個の点・・・およそ140億個に近い点が組み合わさって渦状に巻きついて物質原子ができています。
このような渦状に巻きついた組み合わせをつくっている力を、意志の力でアストラル界層のしきいの上で押し返せば、
原子は消滅し、点だけが解放されて残るといいます。
するとこの力は一段上のレベルで働き、こんどは1個のアストラル原子を通じてではなく、
49個のアストラル原子から成るグループを通じて自己表現をするといいます。
ボームが観察していたプラズマは、もしかしたらこのグループとして
集団で自己表現していたアストラル原子だったのかもしれませんね。
『神智学大要 第2巻アストラル体』(出帆新社)には電子はアストラル原子である、と書いてあります。
そして『究極の物質原子には、陽性・陰性の二種類があることに注目しなければならない。
陽性の場合は、アストラル界層から力が流れ入り、原子を通過して物質界層に抜け出る。
陰性の場合は、物質界層から力が流れ入り、原子を通過してアストラル界層に抜けて物質界層からは姿を消してしまう。』
といいます。
この文章から、原子の中の原子核をつくる陽子と中性子を結び付けている強い力(№215)を生み出すクオークやグルーオンは、プラスの電荷を生み出しますが、このプラスの力はアストラル界層から流れ込んでいると考えられます。
クオークやグルーオンは、物質界の粒子ではなく、アストラル界層の粒子かもしれません。
電子はマイナスの電荷を持っていますから、物質界層の力によって生まれている粒子であり、原子を通過して
アストラル界層に抜けて、物質界層から姿を消すと私たちには波のように広がって観測されるのかもしれません。
№735につづく 
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第3章 光とともに №233

2012-05-26 19:39:27 | Weblog
物理学によると、原子の中に電子と原子核があり、原子核の中には陽子と中性子、という階層構造があります。
物質を作る基本的な粒子としてクオークとレプトン、そして力を伝えるゲージ粒子があります。
たとえば水素原子の大きさは、10のマイナス7乗(0.00000001)センチメートルくらいですし、
陽子の大きさは10のマイナス12乗センチメートル、電子の大きさは10のマイナス16乗センチメートルです。
このような粒子は基本的な粒子であり、これ以上分割できないと考えられていますが、
私たちが観測をしなければ波状になって広がる量子です。
もし私たちの体が陽子と同じ10のマイナス12乗センチメートルになることができれば、
どんな固い物質の中でも原子同士の間は原子の大きさよりもはるかに巨大なすきまがあり
原子同士が触れ合うことがないですし、原子の中もスカスカの空間が広がっているのを見ることができます。
原子の世界のこのような広大なすき間だらけの空間に、アストラル質料があると神智学は言います。
神智学によると、物質界層は固体、液体、気体、4種類のエーテル体という7つの濃度の違うものがあり、
その上には物質界層より濃度の薄いアストラル界層があるといいます。
『物質原子はアストラル質料の海に浮かんでいて、アストラル質料が物質を取り囲んで、
その中のあらゆるすき間を満たしている』、
そしてこのアストラル質料は、物質粒子のあいだを自由に動き回ることができるので、
物質界層より一つ上位にあるアストラル界層に生きている者は物質界層に住んでいる者と同じ空間に存在することになると
『神智学大要 第2巻アストラル体』(出帆新社)に書いてあります。
神智学でアストラル界層と呼ばれているものは、通常私たちが霊界、幽界、あの世、彼岸などと呼ぶ世界のことですから、
アストラル界層に生きる者とは、この世を去った人のことであり、幽霊のことです。
アストラル界層の人たちの体は、アストラル原子からできているアストラル体と呼ばれる体であるため、
原子の大きさとしては物質原子よりもさらに小さな粒子になりますから、
物理学的にプランクスケール(10のマイナス33乗センチメートル以下?)の世界と思われます。
余談ですが、私たちが死ぬということは、物質原子でできた体を脱いで、
アストラル原子でできたアストラル体という体を持つことですから、死んだ後も意識は継続して存在しています。
そして水素原子の大きさは10のマイナス7乗センチメートルですから、
プランクスケール?の精妙なアストラル体を持つ人であれば、
ドアや壁を作る物質原子のサイズよりも、小さなサイズの原子でできた体を持ちますから、
壁もドアも無視して、通り抜けてしまえることになるでしょう。
・・・?便利でいいかも?・・・ただ物質の体をもつ人たちには通常は見えないです、繊細で精妙なレベルの波動を感じる人にはわかるようですが・・・幽霊だ~と恐れられるかもしれませんが・・・(^_^;)
№734 につづく
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第3章 光とともに №732

2012-05-24 19:53:41 | Weblog
私たちの宇宙には、いくつもの階層構造があります。
天の川銀河の中に太陽系がありますし、太陽系の中の第三惑星として地球があります。
地球にはいくつかの大陸やたくさんの島があり、それぞれの大陸や島にはいくつもの国があり、
国の中も大都市や町や村といった様々なグループがたくさんあるというような階層構造があります。
地球上に存在するすべての生命の体は様々な組織からできていて、この組織は細胞からできていますし
細胞は分子によってできているという階層構造もあります。
分子を分解していくと原子になり、原子も電子と原子核からできていますし、
原子核の中には中性子や陽子などの素粒子があります。
そして陽子と中性子の中にも、クオークがあるという階層構造があります。
これらの粒子は粒であると同時に波でもあるという不思議な存在で、量子と呼ばれます。
量子は、エネルギーを持った粒の集まり(№180)でした。
エネルギーを持った粒が一つにまとまると素粒子になるのであれば、素粒子もまた非常に小さな粒の集まりだといえます。
ちょうど砂粒が集まり固まることで石になるように、エネルギーを持った微粒子が集まることで素粒子が生まれると思われます。ということは電子やクオークといった粒子は、さらに小さな微粒子の集まりからできているという
階層構造があることになります。
量子論によると、素粒子には波の性質と粒の性質があり、
素粒子がどこにいてどんな速度で動いているかは確率でしかわかりません。
階層構造という考え方から推測すれば、分子よりも原子は小さく、原子よりも素粒子は小さくなりますから、
素粒子を構成する微粒子があれば微粒子のほうが質量も軽くて、プランク長さ10のマイナス33乗以下の大きさと考えられます。
重いものよりも、軽いものの方が運動の速度もすばやくてより細かな動きができると考えれば、
どんな速度でどんな動きをしているかわからないと考えられます。
そして、粒子はあらゆるところにあるという非局所性を持ち、二つの粒子の距離がたとえ一万光年離れていても、人が観察した瞬間に、一つが右回りのスピンであれば、必ずもう一方が左回りになることが瞬時に決定することが明らかになっています。
この非局所性についてボームは、1匹の魚を2台のカメラで違った角度から写した例(№602)
で説明して量子ポテンシャルと呼んでいました。
この量子ポテンシャルの考えによれば、各部分の動きは全体が決めていることになります。
たとえば電磁場や重力場のある場所に、物体が近づけば電磁場や重力場といった、
その「場」の影響を受けることになりますが、この「場」は通常は距離とともに減衰します。
ところが、量子ポテンシャルは、分割不可能なシステムで部分よりも全体性が優先しますから、
「場」は距離とともに減衰しないことになります。
ということは、この素粒子を構成する微粒子は非局所性を持ち、
距離と関係なく人間の意識に反応するだけの意識と知性があるという性質があることになります。
№733につづく

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第3章 光とともに №731

2012-05-22 20:35:59 | Weblog
素粒子や原子、鉱物、植物や動物、人間、そして太陽系を含めたあらゆるすべてのものの中に魂があり、
あらゆるすべての存在はたくさんの生まれ変わりを繰り返しながら、長い時間をかけて
徐々に進化の目標を達成しようとする魂でもありますから、
魂という不滅のエネルギーが、生と死という循環を繰り返しながら進化しているともいえます。
このような進化を導いている存在は、インプリケート・オーダーの中に包み隠されていますが、高度な知性と、
あらゆるすべてのものを進化させようとする、共通の基底となる普遍的なエネルギーを持った存在だと考えられます。
インプリケート・オーダーの中は、私たちには認識できない隠された世界ですが、
無限の知性や情報やエネルギーが折りたたまれていると思われます。
ボームは空間のあらゆる場に溢れている様々な振動と波長の波の海は、
隠された巨大な無限のエネルギーの海である(№668)といいます。
この隠された無限のエネルギーだけではなく、「空間」「時間」「宇宙全体が織りなす現実」、
そして私たちがホロムーブメントから抽象的に取り出し、別々のものだと誤解しているその他一切のものの中にも、
生命と知性が存在している(№666)とボームは言っていました。
インプリケート・オーダーは顕現しているあらゆる存在を内側から支え、進化を導く基盤となるものであれば、
あらゆる存在に共通のエネルギーや情報と同時に、これまでの進化によって獲得された情報も含まれていると思われます。
だとすれば、ボームのいうエクスプリケート・オーダーとして顕在化しているものが進化すれば、
その情報はインプリケート・オーダーにも伝わり、エクスプリケート・オーダーの進化に合わせて
インプリケート・オーダーの中の情報もぼう大なものとなり、知性もより高度なものへと進化していることになります。
インプリケート・オーダーの中の情報や知性も進化するとすれば、この情報や知性を生み出す基盤となる
普遍で無限のエネルギーの海は、さらに深いインプリケート・オーダーの中に折りたたまれていることになりますから、
底知れぬ深みにまで折りたたまれた階層構造としてインプリケート・オーダーが存在していると思われます。
このような無限の深い海は、生命そのものであり魂そのものの海であり、
今は地上から去ってしまった過去の人々も魂として存在している世界でもあると思われます。
インプリケート・オーダーの構造はお互いを織り込み、お互いにとって内部であると同時に
外部でもありうる(№664)のですから、私たちがこの地上で生活する中で進化すれば、
今は地上に現れていない魂たちにも影響を与えると思われますし、
魂の世界で起こった進化もまた、私たちの世界にも影響を及ぼすと考えられます。
ボームが電子の集まりであるプラズマを観測していた時に、流動運動する分割不可能な全体性として見えましたが、
私たち人類も、動物も植物、鉱物もそれぞれが、生と死を越えて一つの全体性を持ったグループとして
分割不可能な全体として活動することで進化していると思われます。 
№732につづく

ひとりごと
金冠日食?見ましたか?
朝起きると雨が降っていたので、私はあきらめてテレビを付けました。
ちょうど生中継していました(^^;)

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第3章 光とともに №730

2012-05-20 20:23:32 | Weblog
鉱物王国、植物王国、動物王国、人間王国などのすべての形態を持つもののなかに、進化の目標を持たせ
達成させようと意識させ、活動させる力や知性や生命力・魂と呼ばれるようなエネルギーが存在します。
惑星や太陽系、銀河にも進化の目標があり、活動するための知性や生命力があることが類推できます。
物質形態として存在を表現するエネルギーと、活動する力や生命としてのエネルギーの二つが
すべての存在の中にあることになります。
そしてこの二つのエネルギーは、どちらも同じ一つの本質的なロゴスという大生命のエネルギーが分かれたもの(№510)です。これはまるで、ホログラムと同じように感じるのは、私だけでしょうか? 
ホログラムは単一のレーザー光が二本の光線に分かれることによって作られます(№569)。
形態を持つ物質に当てられ反射するレーザー光線と、この反射する光線と衝突する
もう一つの光線によって生まれる干渉パターンが、フィルムに記録されます。
この物質に当てられたレーザー光線が、私たちが持つ物質形態であり、もう一つの衝突する光線が
生命力や活動のエネルギーであり、これらによって生まれたフィルム上の画像が、私たちの進化の結果のように感じます。
これらの二つのレーザー光線がなければ画像が生まれないように、物質的な形態と進化しようとする生命力の二つがなければ、
目標を達成できないのであれば、物質形態と生命エネルギーの二つは不二一体といえます。
物質的な体を持つすべてのものの中に、意識があり、生命力があり活動することで知性が発達し、進化しています。
私たちの心と体が不二一体であるのと同様に、鉱物王国、植物王国、動物王国、人類と覚者方、
そして惑星にも形態と魂がありますから、これらすべても不二一体であるといえます。
私たち人間が進化することで、ハイラーキーのメンバーになれば、
今現在ハイラーキーのメンバーである覚者方は、さらに次の進化段階へと上がっていきます。
惑星とそこに住むすべての生命体は目に見えないエネルギーのレベルでつながっていますから、人類全体の意識レベルが
進化すると、地球の意識も向上し進化して、太陽系の他の惑星にもその影響は及ぶことになります。
このような連鎖的な進化の原因はすべて上位界層にあるため、下位次元の私たちには理解ができませんが、
地球が一段階進化することにより、地球よりも上位次元にある惑星もさらに一段階進化するというように、
それぞれの惑星が連鎖的に進化すれば、太陽系全体や銀河系全体も進化すると思われます。
№731につづく 
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第3章 光とともに №729

2012-05-18 20:10:51 | Weblog
鉱物王国、植物王国、動物王国、人間王国はそれぞれ持っている形態が質的に違うため、
それぞれに発達させなければならない目標も違います。
しかし上位次元は下位次元をすべて含んでいますから、動物の中には植物と鉱物の両方の特徴が見られます。
鉱物と植物という質的に違うもの同士が、一つになって動物の中で働きますから、色心不二(№702)といえます。
ボームはプラズマの動きを、流動運動する分割不可能な全体性としてとらえることから、
物質・空間・時間のそれぞれの秩序は、どれもが隠されたインプリケート・オーダーのあらわれそのものであり、
インプリケート・オーダーの構造はお互いを織り込み、したがってお互いにとって内部であると同時に外部でもありうる、
あらゆるかたちは共通の基底からあらわれる(№664)と言っていました。
ということは、鉱物、植物、動物、人間もまた、それぞれが持つ形態や、感じ方・考え方・行動の仕方といった性格は
それぞれの生命体としての個性ある特徴と秩序を表していて、
どれも隠されたインプリケート・オーダーの現われそのものと言い換えることができます。
あらゆるすべての存在の内側には、その存在を成り立たせる独自の個性的な秩序があり、
それによって個性的な表現がおこなわれ、あらゆるかたちを生み出す共通の基底がすべての存在を生かしていることになります。
鉱物、植物、動物、人間などあらゆるすべてのものに、それぞれに違った進化の目標があるということは、
クオーク、原子、分子、細胞などから、人間、覚者、惑星、太陽系などのあらゆるすべてに、
それぞれの形態が持つ特徴にあわせた目標を与え、目標に向かって進化することを促すものがあることが類推できます。
そして、このような進化の目標を無意識のうちに感じ取り、それを達成することを欲求として持つのは、
内在する秩序の中にある共通の基底が私たちの意識に働きかけているからだと思えます。
それはちょうど、電子のプラズマがまるで意志を持つかのように、
秩序を持った分割不可能な全体性として運動していたことからもわかります。
このようにすべてのものの中には、何かの目標に向かって形態を発達させ、意識を進化させ、
目標を達成しようとする共通の基底となる普遍的で知性溢れる力があるといえます。
素粒子や原子、分子、鉱物といった私たちには生命がないと思われるものの中にさえ、
意識を持たせ、目標を達成しようという志向を持たせるものがあり、これが刺激を与えることで
知らず知らずのうちに意識が進化の目標に向かうことになります。
これはすべてのものに内在する普遍的な根源の力であり、意識であり、目標を達成するための意志であり、活動する力であれば、生命力、あるいは魂であり、エネルギーそのものといえます。
№730につづく
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第3章 光とともに №728

2012-05-16 20:20:32 | Weblog
下位次元から見た進化の不連続性
人間は鉱物、植物、動物それぞれの特徴を持つだけでなく、
これらに対して積極的にかかわりを持ち相互作用することもできます。
しかし鉱物、植物、動物と人間、それぞれの形態はあまりにも違いますし、進化の目標も違います。
ハイラーキーの仕事(№724)として
「2ハイラーキーは絶えず、すべての形態内の意識様相を目覚めさせる仕事に従事している。」がありました。
『イニシエーション』(アリス・ベイリー著 AABライブラリー翻訳・発行)という本には次のように書いてあります。
『鉱物王国に対してハイラーキーが行う仕事は、識別して選択する活動を発達させることに向けられている。
あらゆる物質の持つ一つの特性は何らかの種類の活動である。
その活動が形態の構築に向けられた瞬間、それが最も基本的なものであっても、識別する能力が見られるであろう。
このことはあらゆる科学者が認めている。
これを認識することによって、彼らは聖なる知恵の発見へと近づいているのである。
植物王国においては、この識別する能力に加えて、感じたものに対して反応するという能力が付け加えられる。
また、活動という神性の第三様相の萌芽的な反映が鉱物王国に感じられるように、
神性の第二様相の萌芽的な状態が植物王国に見られるはずである。動物王国においては、この萌芽的な活動と感覚は高まり、
(もしこうした不十分な表現の仕方をしてもよければ)第一様相の兆候、つまり萌芽的な意志と目的が見られるはずである。
私たちはそれを遺伝的本能と呼ぶかもしれないが、それは実際に、目的が自然界に現れたものである。
H・P・ブラヴァツキーは賢明にも、人間は三つの低位王国にとっては大宇宙であると述べた。
というのは、人間の中には三つの発達の道筋が統合されており、それらが完全に実を結んでいるからである。』
以前№340で、あらゆるものを生み出したロゴスのエネルギーが鉱物としての形態を持つことで、
自己と非自己を識別し認識する能力を持つと書きました。
鉱物は自己を認識するという知的活動を通して、ロゴスのエネルギーの中の三つの側面(№540)のうち、
活動知性という状態を表現します。
そして、植物は明るいところが好きだったり、環境への順応性があるなど、知恵を働かせ愛を表現しようとしますから、
ロゴスのエネルギーの愛と知恵という側面を表現しようとしています。
動物は自分や自分の家族と同時に、危害を加えようとするものや食糧となるものを認識し、強い意志を持つことで
相手を倒し生き延びようとしますから、意志と目的というロゴスの第一様相を表現します。
この宇宙を創った大生命のエネルギーというロゴスから見れば、鉱物、植物、動物は
すべて大生命のエネルギーのそれぞれの側面を表現していますが、
鉱物にとって植物は質的に違うため理解できないでしょうし、植物にとって動物はまったく違うため理解できないでしょうから、下位次元から上位次元を見れば進化は不連続といえます。
№729につづく 
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第3章 光とともに №727

2012-05-14 20:20:20 | Weblog
137億年前に宇宙が誕生して、46億年前に地球が形成されましたが、
生命がいつどのようにして生まれたのかはまだわかっていません。
20世紀のはじめにソ連のアレクサンドル・オパーリンという生化学者は、
地球上の生命は原始地球で、簡単な物質から自然発生的に生まれたという、化学進化説を提唱しました。
この考えに基づいて、現在では電波望遠鏡による星間分子の観測、各種探査人工衛星による太陽系の惑星や彗星の探査、
隕石の分析など正確な科学データを蓄積し、生命誕生の舞台装置である私たちの住む環境のことは驚異的にわかってきました。
また生物のDNAの核酸塩基は4種類であり、
この組み合わせが30億を超える塩基配列の遺伝情報となっていることもわかっていますが、
なぜ塩基は4つなのか、なぜ染色体の数は23組なのか、アミノ酸はなぜ20種類なのか、
といったことはまだわかっていませんし、無機物から生命を生むことはできていません。
『最新画像でここまでわかった!宇宙の謎と不思議』(洋泉社MOOK)という本によれば、
地上の生命反応で汚染されることのない南極の隕石と宇宙の隕石を、NASAゴダード研究所で調べたところ、
DNAを構成する4つの塩基のうちアデニンとグアニンの2つと、生命活動に必要な複数のアミノ酸、
さらには地球の生命反応では作られない有機物も見つかったといいます。
この宇宙からやってきた隕石は、より進化した惑星からのものであったのかもしれません。
塩基が4つであり、アミノ酸が20種類という結果を生んだのは、
上位の次元に原因がありますから、私たち自身の意識が原因の起こった次元まで進化する必要があります。
動物は自らのうちに植物的な機能を含んでいる器官や臓器を持っていて、
自分の意思で活動していないときも、食べ物が入ってくれば内臓などの臓器は植物同様に機能します。
自分で活動できなくなった人間が、この活動を行う場合には植物人間と呼んだりします。
また人体の構成要素の中には、酸素、炭素、水素、窒素、カルシウムなど鉱物的要素も含んでいます。
そして動物は自ら行動することができるだけでなく、感情表現もおこないますから、アストラル界ともつながっています。
人間は鉱物、植物、動物というすべての特徴を供えているだけでなく、具体的な思考をして自己表現しますし、
新しく物事を作り出すこともできますが、鉱物と植物、動物を組み合わせても、人間を造ることはできないでしょう。
№728 につづく
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第3章 光とともに №726

2012-05-12 20:25:22 | Weblog
階層構造というとき、たとえばビルの1階から2階へ上がるように、明確に違う世界へ上がるようなイメージを持ちます。
しかし数学的には1次元の線が組み合わされることによって2次元の面になりますから、
1次元は2次元の面の中に含まれますし、3次元の立体の中には1次元の線も2次元の面も含まれますから、
単純にビルのように床と天井によって各階が隔てられているのとは違うことになります。
実藤遠氏の『久遠の「死生学」私は死なない!宇宙の根源だから』によると、
『一定のしきい値(次元間の接点。三次元の場合は万物の中心の0点を通して)を越すと、下位次元をすべて含んで、
細部にいたるまでが、いっぺんに見通すことができると同時に、その情景や様相ががらりと変わる状態のことなのです。』
として、上位次元と下位次元の関係を次のように説明しています。
『①上位次元は下位次元をすべて含み、しかも一望のもとに余すことなく細部までがいっぺんにわかってしまう。
②下位次元は上位次元が霧の中のように、全くわからないか、わかっても部分的にしか認識できない。
下位から上位へは不連続であって、質的に違うため、飛躍しなければそこに達することができない。
③各次元はそれぞれ自律性をもった独立したものだが、自らの存在の意味、目的、方向はすべて上からしか与えられない。
下位次元はすべて上位からの「結果」なので、上位次元のことがわからないと自分自身を正しく説明できない。
④この法則は同一次元の存在についても、同一次元内の上位レベルの存在様式と下位レベルの存在様式についても当てはまる。
たとえば人間と動物と植物についても。』
神智学によるエネルギーという観点から見ても、
上位次元であるアーディ界層から順番に下位次元の物質界層までが創られましたから、
上位次元に下位次元の原因があることになります。
上位次元のエネルギーは下位次元を創れるだけの総合的、包括的で統合性の取れた強いエネルギーですから、
様々なエネルギーが総和した波長の短いものだと考えられます。
この上位次元のエネルギーが、細分化され波長が長くなることで下位次元が創られます。
下位次元を創り出したエネルギーは上位次元にすべて含まれていますから、
下位の各次元はそれぞれ自立してはいますが、上位次元のエネルギーによって
各下位次元で起こる現象に方向性を与えることでコントロールすることができます。
上位次元から下位次元に行くほど、エネルギーは細分化されますから、
それだけエネルギーの統合性は失われ、力は弱くなると思われます。
私たちは物質形態という大きな波長を認識するための五官を持ちますから、この五官で認識できるのは
今のところ最下層の物質界だけです。
もし波長の短いエネルギーが私たちのところに来ても、その波長に同調する能力がなければ
その波長を捉え理解することはできないでしょう。
もし私たちの持つ波動がとても大きな波長であれば、小さな波動が来ても気がつかないうちに
大きな波動で跳ね飛ばしてしまうでしょう。
このような私たちには、高次元でおこなわれている太陽神による宇宙創造の過程は
とうてい理解できないことがわかります。
№727につづく
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