心と体を通して見えてきたもの

個人的な生まれ変わりの体験談。心とは?カルマとは?人間の本質や使命とは?
といったことを考えてます。

第3章 光とともに №1087

2014-06-30 20:37:03 | Weblog
旧約聖書の「創世期」
ポイマンドレースの語る宇宙創生を読んでいると、
旧約聖書の最初の「創世期」の場面と同じものを感じます。
「創世期」によれば、初めから存在する神が、宇宙から
人類に至るまでを6日間で創造したと書かれています。
第1日目に「光よ。あれ。」と言って、
光をつくり、光を昼と呼び、闇を夜と名づけました。
2日目には宇宙空間である大空と、大空の上の水と下の水を区別しました。
3日目には、大空の下の水が一カ所に集まり、かわいた所を
地と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた。
神が「地は植物。種を生じる草、種類にしたがって、
その中に種のある実を結ぶ果樹を地の上に芽生えさせよ。」
と仰せられると、そのようになりました。
第4日目には、太陽、月や星ができて、天の大空に置かれました。
こうして光と四季ができ、太陽は昼を、月は夜をつかさどり、星は夜を輝かせます。
5日目に植物、魚類、爬虫類、鳥類が現れました。
「生めよ。ふえよ。海の水に満ちよ。また、鳥は地にふえよ。」と、神は祝福を与えられました。
魚類、爬虫類、鳥類というデーヴァの進化の流れがはじまります。
6日目には、野生動物、家畜としての動物、地を這うすべての生物を創造しました。
そして神は「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。
そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」
と仰せられて、神の形に人をつくり、男と女を創造しました。
また彼らを祝福し、
「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。
海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」と言われ、
人に種を持つすべての草と、種を持って実を結ぶすべての木を人に与えました。
6日目の野生動物、家畜としての動物の創造は、人間になる進化の流れです。ポイマンドレースも、
『道議の与えられない、分別なき獣のようなものども、すなわち「空」には飛ぶものを、
すなわち「水」には泳ぐものを、もたらし』てデーヴァの進化系列を創造されたあとに、
『四足の獣、地を這うもの、獰猛な野生、従順な家畜などがそれである。
これらいきものとは別に、万象の父、生命と光たる叡智は、
自身の似姿として、《ひと》を産みだした』といいます。
旧約聖書の「創世期」と同じようにデーヴァの進化系の後に、
人間になる進化系がつくられています。
神智学によると、第三ロゴスによって7つの界層がつくられた後、
界層をつくった質料が集まることで微細な原子や分子がつくられ、
これらが大量に集まることで物質界層の原子や化学元素や分子となります。
この元素や分子がさらに大量に集まることで、天体ができます。
天体のアヌパーダカ界(モナド界)に第二ロゴスによる生命が流れ込み、
各界層を下がっていくとエレメンタル・エッセンスと呼ばれるものになります。
このエレメンタル・エッセンスから鉱物、デーヴァが生まれ、
植物、動物、人間などの生命形体の形成が行われるという順番になります。
№1088につづく
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第3章 光とともに №1086

2014-06-28 20:34:28 | Weblog
ポイマンドレースの生物の創造
ポイマンドレースの話(№1059)の続きの前に、神・ロゴスによる
これまでの天地創造の話を、ごく簡単にまとめてみます。
光からある神聖なことばがやってきて自然物と結びつく(№1031)ことで、
万物の構成要素である火、風、水、地(№1034)が生まれました。
これらによって、7つの界層をつくりました。
そして7人の統治者が形成(№1055)され、その中の太陽ロゴスによって
ポイマンドレースの言う「まるい領域(№1054)」の中に、第三ロゴスの
意識であるエネルギー-質料によって7つの界層構造がつくられました。
その「まるい領域」の中で形体が活動するための「実体的な世界」(№1056)である天体が、
7つの界層構造をつくった質料が集められることでつくられました。
そしてこれから、第二ロゴスの生命-形態によって、それぞれの界層に形態が生まれます。
すると、第一ロゴスによる生命の原動力としての意識が目ざめることになります。
最初に第二ロゴスの生命-形態から生まれたモナド(№1060)は、
意識が希薄な膜をまとった実体であり、聖なる生命の断片でした。
モナドがその能力を発揮できるのは、7つの界層の中でも
2番目の界層であるアヌパーダカ界あるいは、モナド界と呼ばれるところです。
モナドはあらゆる界層で活動するために、完全に顕現しようと努める聖なる意志を持っています。
そのためには、段階的に界層を降りながら形態をつくる必要があり、
これが逆進化の流れとなります。ポイマンドレースの話(№1059)の続きに戻ります。
『……造物主は、世界の円環を支配下に置きつつ己が周囲に回転させて、
みずからのつくりだしたものたちを、車輪のごとくにまるく輪転させ、
そして永劫の初めより無限の終末まで、まわりつづけるままにした。
それらはつねに、終わりよりまた始まる永劫回帰なのである。
そしてこれらの循環と経巡りは、叡智の意図するままに、下層からうまれた諸元素から、
道議の与えられない、分別なき獣のようなものども、
すなわち「空」には飛ぶものを、すなわち「水」には泳ぐものを、もたらした。
一方で「地」と「水」は互いにわかたれて、叡智の意図するままに、
「地」はそれ自身が胎内に宿していたいきものを産み出した。
四足の獣、地を這うもの、獰猛な野生、従順な家畜などがそれである。
これらいきものとは別に、万象の父、生命と光たる叡智は、自身の似姿として、《ひと》を産みだした。
それは父のすがたをもっておりあまりの麗しさであったが故、正統な生まれのものとして愛された。
いかにも、神はみずからの形態形状をはなはだ愛したので、
みずからのつくりだしたものたちのすべてをこれに与えた。』
№1087につづく
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第3章 光とともに №1085

2014-06-26 20:21:09 | Weblog
身近なデーヴァの仕事
低い段階のデーヴァの妖精や自然霊などは、草花や樹木などの自然物に宿る霊であったり、
自然界にある風、岩、水などを生き物化したものが精霊であったりするようです。
彼らは通常は自然界の様々な低位の生物たちの、
形態の形成や感性の成長(№340~342)を、手助けするのが仕事のようです。
神智学の本によると、水のデーヴァは、惑星上の植物と動物の
生命を育成するという偉大な仕事を行っているといいます。
すみれ色のデーヴァは物質界に存在するすべてのものの複体に関わっていて、
植物王国の緑色のデーヴァは森林の静寂さを守り、神聖に保つことが望まれる惑星の
手つかずの空間を保護しているのに、人間はこれを妨害しているそうです。
大気を司る空と水の白色のデーヴァは電気的な現象のある面に関わっていて、海と河川を統御しているといいます。
デーヴァの体はエレメンタル(№1023)によって構成されていて、
私たちがメンタル体やアストラル体を形成するためにエレメンタルを
引き寄せるときにもデーヴァが協力しているといいます。
『マイトレーヤの使命 第二巻』には、『私たちの身体、つまり肉体、
アストラル体、メンタル体はデーヴァ質料で構成されている』とあります。
また『人間が天体に住むのをやめてしまうと、天体は死に、
人間の生命を維持できなくなる』(№1072)と神智学はいいます。
宇宙から来るエネルギー(№510,511)がシャンバラを通り、大師や覚者方の霊の王国を経由して、
人間王国を通り、動物王国から植物王国を通って、鉱物王国に行きます。
こうして宇宙の高レベルの精妙な波動を持つエネルギーが段階的に下げられることで、
各王国で利用できるようにして、この地球全体のすべての生命が活かされるシステムになっています。
オムネク・オネクは『月の表面には、水、植生、微生物、昆虫そして小さな動物たちがいます。
…月面の大部分は砂漠地帯であり、気温はかなり高くなっています。』
そして希薄な大気がある(№1074)と言っていました。
『水、植生、微生物、昆虫そして小さな動物たち』がいて、大部分は砂漠地帯といいますから、
デーヴァ進化系の中でも、地表の妖精になる前の段階の生物だけがいることになります。
デーヴァを三つのグループに分けたとき(№1081)の『⒈神の意志の伝達者、
つまりデーヴァ質料内に活動を起こす者。
彼らは様々なデーヴァの中でもより偉大な建設者である。
⒉発生したエネルギーを操作する者』の二つのグループの者が月にはいないことになります。
『⒊フォースの受容者』だけが存在していて、
エネルギーの伝導媒介として働く人間やデェーヴァがいないために、
多種多様な生命が住んだり、人間の生命を維持したり(№1072,1075)豊かな自然が月になくて、
大部分は砂漠地帯で、希薄な大気で気温も高いと思われます。
そして、しだいに解体され月は消滅し、次の連鎖では月の質料によって
新しい天体がつくられますから、七惑星連鎖神(ロゴス)による壮大な太陽系の進化は、
人間やハイラーキー、デーヴァなど様々な存在によって現在も進行しています。
№1086につづく


はてさて。。。
ひとりごと?ではすまされない、質問が№1023に届いていました。
私も人にエラそうなことを言える立場にはありません。
なにせ、神智学大要、神智学の真髄、秘教から科学へ等々
の本を基にせっせと文を書いているだけのことですから・・・
いい加減な文章を知らないうちに書いている可能性もあります

――――
ちょっと質問なのですが、エレメンタル・エッセンス
が、

①メンタル体、アストラル体を形づくるもののようです
が、一時的、持続性がないということは、メンタル体、
アストラル体も流動的なものなのでしょうか?
(経験等の蓄積はないのか?メンタル体が太鼓なら
形造られたもののように思うのですが)


太鼓を叩けば、太鼓の表面に、波打つ現象が起こったりします。
№1034に根源的な四大という質料について説明をしまして、一覧表にしてある、つもり(^^;;)、です。
その表を見れば、
火はメンタル界 思考する心、
水はアストラル界 欲情であると、わかります。
たとえば、火すなわち炎を見たことがあれば、その動きは、分かると思います。
この炎の動きは、すなわち、思考と同じようです。
アストラル界は水ですが、海で泳いだことがあれば、これもおのずと理解できると、
私は勝手に、期待します(^^;;)
水と炎の動きには、どちらも持続性はありませんよね?
たとえば何かを考えている最中に、全く別の情報が、脳内に飛び込んできて、
一瞬にして思考が、そちらに向かう体験は、あると思います。
その様子は、まるで燃え盛る炎の中に投げ込まれた、紙が一瞬にして炎に包まれるかのようで・・・あったりしませんか?
あるいは、何か感動的な映画やテレビなどをみた後も、しばらく感動が冷めない、というのは
服を着たまま、水に飛び込み、水から出た後も、服がしばらく濡れているのと、同じ様なので、
古代の人々は、自然界の水や火に感情や思考を例え、現代にまで伝えられたということは、これは真理なのだと思いますが、
実際にそのような特徴があるのだと、思います。
誰もがもつ同じような思考や感情、あるいは繰り返される思考や感情は、
これらの経験の繰り返しによって、新しい感情や思考がつくられるよりも、早く形態ができると思います。


②一時的な存在で個としての持続性はないのに、
生きもののように振舞うのでしょうか?


水も火も、よ~く観察すると、まるで生きているかのように、動いて見えませんか?
単に感性の問題かもしれませんが?
伝言ゲーム? 最初の人から、次の人へと 伝言していくうちに、
伝言の内容が変化してしまい、最後の人には、全く別の伝言が届いている、
というのは、伝言の内容そのものが、生きているかのようとも、いえるのでは?
これは、メンタル界では起こっているようです。

③想念形態を形作るものであるとなると、エーテル
とか、幽界を形作るものと同じものと考えていいの
でしょうか?


たぶんそうだと思います。今、この地球が創造された経緯をブログに書いている最中ですが、
まず7つの界層がつくられ、その界層の質料によって、その界層内部のものがつくられています。
メンタル界とアストラル界の質料を活気づけているのが、エレメンタル・エッセンスです。
活気づけられた質料は、人間の思考や感情に、簡単に反応します。
人が、感情や思考を持つことによって、その人のアストラル体やメンタル体から、
出される衝動は、すぐに活気づけられた質料をまとうことになります。
その質料が想念に合わせて、集められることで想念形態となるのだと思います。
想念形態については、実際にメンタル界で、見て観察することができれば、
ベストなのですが、メンタル視力がないと無理ですね。でも、
―想念形体― 思いは生きている  竜王文庫
という本が出版されていますので、お勧めします。
この本には、エレメンタルは、想念形態のことだとあります。
ここから推測すると、誰もが、いつも何かを思っていますが、
この何気ない心のつぶやきが、常に、アストラル界やメンタル界の質料を刺激しているのだと思われます。
それは、炎が風になびいたり、水が上から下へ、自然に流れているようなものかもしれません。
そこに、明確な思考や感情が入ることで、その人独自の形態が素早くできるのだと思われます。

私的な解釈では、思念や想念、精神や感情などが
メンタル体、アストラル体を形成し、同時にエレメンタル
エッセンスによって外に飛び出し、それに反応する
波動領域において他者に影響を及ぼすようなイメージ
なんですが・・・よく判りません。

単純に、
お風呂に入って、水面を叩けば、波紋が広がって
いきますが、そのような媒体(この場合は水)と考え
ればいいのでしょうか?


たぶんそうでしょう。私たちは、メンタル体やアストラル体といった、お風呂の水?をまとって生きているのでしょう。
もし、江原啓之さんに会えて、感情や思考が変わった瞬間をみてもらうことができれば、
あなたのオーラが、今、どんな色と形に変わりましたよ。と教えてもらえるし、
それによって、想念形態も理解できるように思いますが、
神智学用語の想念形態は
一般的なスピリチュアルなことばでは、メンタルオーラやアストラルオーラだと思います。
昔、オーラの泉、という番組があり、
オーラの色によって、その人の状態がわかるということでした。

例えば、オーラ写真を撮ったとき、私の頭の上は赤からオレンジのオーラだったことがありますが、
創造的なアイディアを持っていて、それを世間に知らせたい、
自分のオリジナリティを知ってほしい、といった願望を持っていた時期でした。
頭の上のオーラはメンタルオーラだそうです。

さて、自分なりに、質問に答えたつもりですが、間違っていたらごめんなさい。
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第3章 光とともに №1084

2014-06-24 20:37:46 | Weblog
身近なデーヴァ
人間の進化系の流れは、鉱物からコケ類→シダ植物類→花卉(花の咲く草)→
潅木(背が低く根元から枝が群がり生えているツツジなど)→樹木→
大洪水以前の古代の爬虫類または、低級な哺乳類→哺乳動物→家畜→
原始人→普通の人間→進歩した人々→弟子→超人(大師)となります。
デーヴァの進化も鉱物から海藻→魚類→高位の水の精→雲の精になるルートを通るものと、
鉱物→カビ類→バクテリア→昆虫類→爬虫類→鳥→地表の妖精になって
火の精になるという具体的な2つの進化のルートがありましたが、
深い水中のエーテル体の形態から低位の目に見えない
水の中のエーテル体の形態を持つものとして進化するものや、地中の精として進化する系列もあるようですが、
エーテル体や地中の精のため私たちには認識できないようです。
デーヴァの進化系で人間の哺乳動物と同等の進化段階として、
デーヴァになる手前の地表の妖精や高位の水の精がありますが、
これらはフェアリー、グノーム、エルフ、ホビット、トロル、ノーム、コロポックル、
ゴブリン、ニンフ、シー、ピクシーなど世界各地で様々な呼び方をされているもので、日本語では妖精と訳されています。
これらの妖精や精霊と自然霊などは、昔から人間のそばにいて、彼らは世界各地で民話や神話、
妖精伝承などとして伝えられてきましたし、最近ではアニメやゲームにも登場?しています。
西洋で妖精のイメージをつくりあげたのは、劇作家のシェイクスピアと言われています。
『テンペスト』の空気の精エアリエルや『夏の世の夢』のいたずら妖精パックが有名だそうです。
自然霊の身近な例として、日本では妖怪(ゲゲゲの鬼太郎の世界?)、
西洋では妖精、精霊、森の精、木の精、水の精やトロルもそうですから、
トーベ・ヤンソンのお話のムーミン・トロルもそうかもしれませんし、
ピーターパンのお話のティンカーベル、昔話に出てくる
小人(有名なお話では、靴屋の小人、おやゆび姫、白雪姫の7人の小人など)もそうでしょう。
最近の話題から考える?と、イギリスのお話『ハリー・ポッター』に出てくる銀行で働くゴブリンや、
スタジオジブリの『トトロ』や『借りぐらしのアリエッティ』(や『崖の上のポニョ』も?)そうかもしれません。
妖精や自然霊などの住まいは、トールキンの物語に出てくる「中つ国」と呼ばれる世界で、
この世とあの世の中間と考えられていますから、神智学的にはエーテル界やアストラル界です。
また彼らの1日は、私たちの1年だったり、100年だったりするそうで、
浦島太郎の竜宮城?も妖精の国かもしれません。
また彼らの体は、伸縮自在だそうですから、一寸法師もそうかもしれませんか?。
№1085につづく

ひとりごと
デーヴァの進化系列の中に、鳥がありますね。
私の過去世の記憶として、最初の第一章に、
大きな鳥だった時の記憶を書いたのですが・・・
この記憶は、間違いということになるようです。
もしも、鳥だったとすれば、私は今頃、
デーヴァになっているはず・・・
まあ、妖精や天使の私も、悪くはないなあ。。。
背中に透明な羽があったりして・・・
でも、実際には、人間だから、
やはり、私の記憶違い?
勝手な妄想?

今日のブログも、妄想的なところが多いような・・・?
モンスター的?な妖怪アニメはいっぱいあるように思います。
ドラえもんや、クレヨンしんちゃん?のアニメにも
妖怪、妖精? なんかいたような・・・?
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第3章 光とともに №1083

2014-06-22 20:55:48 | Weblog
人間とデーヴァの関係
人間は知性によって進化するため知性の息子と呼ばれるそうですが、
デーヴァは人間のような知性は持たず、感性によって進化する感性の娘と呼ばれるそうです。
そして、それぞれが王国として、互いに補い合い、
人間王国は唯一なるリアリティの男性面を表し、デーヴァは女性の面を代表します。
ですからお互いに与え合うことのできる偉大な聖なる性質を持つといいます。
『マイトレーヤの使命 第二巻』のデーヴァの進化の説明文です。
『彼らの進化はここに、今存在するもの、生命の中に、物質の中に、波動の中に存在するもの、
創造物として私たちが思いつくことのできるすべてのものに対する発展して止まない認識を通じて進行します。
それが彼らの体験です。
彼らは瞬時も絶え間なく生命を感知し、その認識の中で成長していきます。
私たちも感覚器官を通じて同じことを行いますが、私たちはそれ以上を行います。
少なくとも人間のレベルまでのデーヴァ達は、考えたり、思考したりはしません。
彼らの活動の中に精神活動はありません。
しかし進化するにつれ、わずかな波動の違いに関して
発達した高度な、極端に敏感な感覚的認識を持つようになります。
次第に彼らはより精妙な感覚を発達させていきます。
もちろん私たちもそれを分かち合います。
芸術家や画家、音楽家もまた、このように繊細な感覚的認識を発達させなくてはなりません。
たとえば音楽家なら音にたいして、画家は色―微妙な色合いの違い―にたいして、と言うように。
そのような認識の増大は私たちの感覚的経験を洗練します。
しかしデーヴァの進化においては、このプロセスには限界がありません。
それが彼らの成長の性質です。経験すればするほど、進化するのです。
人間にとってそれは一つの段階にすぎません。
人間には、いまだ創造の中に存在しないもの、未顕現なもの、存在に至っていないもの、
可能性としてのもの、マインドの働きを通じて創造されるものを直観するという、ずっと大変な仕事があります。
デーヴァはそれにはまったく関わっていません。
人間を超えたデーヴァは別ですが、平均的デーヴァにとっては、その過程は精神活動を伴いません。
マインドの能力を用いることによって、人類はデーヴァには不可能な種類の創造物へと進化することができるのです。
この二つの進化は平行的で、ともに進化の径をたどっており、いつの日か
このマインドの息子達と感性の娘達が一つに結ばれて、
聖なる両性具有者(ヘマフロダイテ)が生まれるというのがロゴスの計画です。
遠い遠い未来のことでしょう。』
№1084につづく
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第3章 光とともに №1082

2014-06-20 20:45:22 | Weblog
デーヴァの進化系
『秘教から科学へ』(出帆新社発行)によると、現在の地球で動物として
活動している生命の大半は、地球が解体された次の連鎖で人間になるといいます。
同じ様に植物として活動している生命の大半は、二つ先の連鎖で、
鉱物として活動している生命の大半は、三つ先の連鎖で人間になります。
このように鉱物、植物、動物の生命の波が並行して存在することで、
次々と連鎖ごとに鉱物、植物、動物が順番に進化して、
それぞれの天体の進化のすべての段階に空きがない状態になっています。
ということは、鉱物の前の段階であるエレメンタル王国から、
次々と生命の補充がされていることになります。
このような鉱物から植物→動物→人間→超人(大師や覚者)という進化の流れとは別に、
デーヴァになる進化の系列も、同時に並行して存在します。
デーヴァとは目に見えないあらゆる存在物を示していて、
エレメンタル(№1022)をも含む場合もあると、神智学の本にあります。
人間は鉱物から進化してきたように、すべてのデーヴァも
鉱物から進化し始め、海藻→魚類→雲の精になるルートを通るものと、
鉱物→カビ類→バクテリア→昆虫類→爬虫類→鳥→地表の妖精になって
火の精になるという2つの進化のルートがあるそうです。
雲の精か、火の精になった後は、どちらもアストラル的な空の精となります。
この空の精までが人間の進化系の動物と同じ程度の進化段階になります。
アストラル的な空の精の次に、アストラル・デーヴァ→低位メンタル・デーヴァという二つの段階に進化しますが、
アストラル・デーヴァの段階が原始的な人間と同等レベルの進化段階であり、
低位メンタル・デーヴァが普通の人から進歩した弟子と呼ばれる人々のあいだだといいます。
次の段階の高位メンタル・デーヴァになると、人間が人間王国から
大師や覚者と呼ばれる、神あるいは霊の王国の段階に達したのと同じくらいになるといいます。
人間の進化もデーヴァの進化も鉱物から始まり、その後別々の進化系列に分かれますが、
デーヴァが進化して高位メンタル・デーヴァになると、人間の進化系と再び合流するといいます。
人間が進化して完成されると、肉体やアストラル体、メンタル体、
コーザル体などを捨てて、大師となり高次元にあるハイラーキーの一員となります。
大師方はこの地球のすべての存在物の内部にある自我意識の発達を促したり、
惑星ロゴスの意志を人間とデーヴァに伝達したり、人間に模範を示すなどの仕事に当たっておられます。
自然霊やデーヴァなどに関わる仕事をする大師方もいて、
デーヴァと大師方が協力しあって大計画のために働いているそうです。
№1083につづく
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第3章 光とともに №1081

2014-06-18 20:37:36 | Weblog
デーヴァについて
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第4巻』の『デーヴァ』の続きです。
『(12)物質界での顕現に関して、デーヴァは次の三つのグループに分けられる。
⒈神の意志の伝達者、つまりデーヴァ質料内に活動を起こす者。
彼らは様々なデーヴァの中でもより偉大な建設者である。
⒉発生したエネルギーを操作する者。
彼らは、フォースを扱う無数の働き手であり、その衝動をエレメンタル・エッセンスに伝達する。
彼らは低い段階の建設者であるが、第一のグループ同様、進化の弧上にある。
⒊フォースの受容者。つまり、界層の生命ある質料の総和。
これらの生命体はより高い等級の建設者の手にあって受動的である。
(13)フェアリー、グノーム、エルフなどの妖精と自然霊は
エーテル物質としてだけ存在すると一般に思われているが、これは真実ではない。
彼らは気体状と液体状の質料でできた体もまとっている。間違われるのは次のような理由による。
客観的に見ることのできるものすべての基礎はエーテル組織にあり、
これら小さな忙しい生命体はしばしばグラマーによって濃密な肉体活動を保護し、
客観的な顕現にベールを掛けているからである。
エーテル視力があれば、彼らを見ることができる。
なぜなら、私たちが理解しているようなグラマーは、目に見えるものを覆うベールでしかないから。
……樹木であれ、動物、鉱物、水滴、宝石であれ、濃密な物質形態はすべて、
知的な建築家の監督のもとで行為する活発な操縦者の助けを借りて、
生命質料から組み立てられるエレメンタル生命体である。
……美しいダイヤモンド、堂々とした樹木、水中の魚などは、
結局のところ、デーヴァにすぎないのである。』
同じ本の『創造者、建設者としての人間』というところには次のように書いてあります。
『人間は三界において、意識的もしくは無意識のうちに、
ロゴスが行った過程を繰り返し、創造者になり、
自身の陽のエネルギー要因を通して質料に働きかけている。
意志を働かせ、考え、語り、その結果として想念形態が生じる。
原子質料が発声者に引きつけられ、その質料を構成する微小な
生命体〔エレメンタル〕が(思考者のエネルギーによって)形態になる。
これらの形態はそれ自体、活動的で活発な力強いものである。
人間が創造するものは、その基礎になる欲求や動機もしくは目的に応じて、
有益な創造物にもなれば有害な創造物にもなる。
……自分が小さな建設者たち〔デーヴァ〕の多くと密接に関係していること、
自分自身がそれよりも大きな建設者たちの一人であり、惑星スキーム〔経綸・計画・機構〕内の
一人の創造者であることをもし認識していないならば、小さな建設者たちのグループと
その機能と名前を学ぶことは無益である。
人々は、自らの思考と言葉の力によって、
人間の進化に関係する三つの界層で機能する他の人々と動物王国全体に
明確な影響を与えていることを覚えておくべきである。
人間の有害な分離的思考が主に、野生動物の残忍性と疫病や飢餓のような
現象を含む自然の破壊的な性質の原因になっている。』
№1082につづく
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第3章 光とともに №1080

2014-06-16 20:30:13 | Weblog
進化の大計画のために働く様々なデーヴァ方と人間
ヒンドゥー教や仏教に様々な神々や菩薩や如来などが登場し、
聖書には様々な天使が登場しますし、日本の神話や昔話にも様々な役割を担った
八百万の神々がいますが、神智学ではこれらを総称して、サンスクリット語でデーヴァと呼びます。
『神智学の真髄』(出帆新社 発行)には、次のような文もあります。
『アストラル界には、人間の形体の他にデーヴァ達の生命の形体も非常に多く存在しています。
天使にはいろいろな呼称がありますが、ほとんど全世界の宗教書に出ています。
彼らは多くの方法で自然のもろもろの力を扱っており、いろいろの集団と階級とがあります。
人間が地上で立派な生き方をしておれば、死後は天使になる、
と一部の人々によって考えられてきていますが、それは全くの誤りです。
人間の進化の流れと、天使の進化の流れとは全く別であり、
御経綸の中で行うそれぞれの役割や機能(はたらき)も違います。』
『トランス・ヒマラヤ密教入門 第4巻』の『デーヴァ』の項目に関する文の一部を引用してみます。
『(1)キリスト教徒が天使と呼び、東洋人がデーヴァと呼ぶ非常に多くの存在が、
ハイラーキーのメンバーとして働いている。彼らの多くは遥か以前に
人間(という進化段階と同程度の進化)の段階を卒業し、デーヴァ進化系と呼ばれる、
人間の進化系と並行する偉大な進化系に加わって現在働いている。
この進化系には、他の要素と共に、客観的惑星の建設者と、
これらの建設者を通してあらゆる形態―馴染みのあるものと
そうでないもの―を生み出す勢力で構成されている。
ハイラーキーの他のメンバーが形態内の意識の発達に関わっているのに対して、
ハイラーキーの努力に協力しているデーヴァは形態様相に関わっている。
(2)初期の周期において人間王国を卒業し、いま人間の進化系と
協力している偉大なデーヴァ方を除くと、デーヴァたちにはまだ自我意識がない。
彼らは、意識的な思考力を通してではなく、感覚を通して成長発達する。
…デーヴァは感じることを求め、人間は知ることを求める。
(3)「影のデーヴァ」、すみれ色のデーヴァと呼ばれるデーヴァの大きなグループが存在する。
このデーヴァは人間のエーテル体の進化的発達に密接に関係しており、人間に太陽と惑星の放射を伝達する。
(4)デーヴァは物質の特質と属性であり、界層で意識的もしくは無意識的に働く活動的な建設者である。…
(6)すべての物質は生命ある物質であり、デーヴァ実在からできた生命ある質料である。
例えば、一つの界層とその界層の質料から作られる形態は、一人の大きなデーヴァの
物質的形態つまり鞘であり、そのデーヴァは顕現の背後にある本質であり、界層の魂である。
(7)どのような基調で振動している形態も、建設するデーヴァが自身の身体の物質から組み立てる。
そのため、建設デーヴァは偉大なる母の面と呼ばれるのである。
なぜなら、彼らは自らの質料から形態を生み出すからである。』
これらの文から、デーヴァ方が界層や天体などの形態の建設者として、
人類やハイラーキーとともに活動していることが分かります。
№1081につづく
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第3章 光とともに №1079

2014-06-14 20:57:17 | Weblog
デーヴァとは
ロゴスのお考えに基づく大計画を現実のものにするために実際に行動し、
ロゴスのお考えやエネルギーの伝導媒介として働くのは、
その惑星に住んでいる人間や覚者方(№280,453)だけでなく、デーヴァ方(№1072)もいます。
『神智学の真髄』(出帆新社 発行)には、次のように書いてあります。
『現におきつつあり、かつまた、わたしたちも参加している進化という
途轍もなく巨大な事業は、それに比例する組織を必要とするものです。
したがって、その無数の実施計画に従事する幾つかの集団と位階との神々(日本風にいえば高級霊)が
実存していることを、わたしたちは学び知らなければなりません。
また、見たところ物音ひとつしない「空っぽの空間」というのが錯覚であることも学び知らなければなりません。
空間は空っぽでも無音でもありません。
わたしたちの周りの神秘と偉大さとが見えず聞こえないのは
わたしたちの目と耳とが曇り、鈍っているからのです。
しかしその神秘、その偉大なるものは、現に実存しているのです。
そのことをここで確認しましょう。
未だかって見たこともない、魅せられる、霊妙な色彩、未だかつて聞いたこともない恍惚、
忘我たる天上の韻律(メロディー)、が現に実存するのです。
そして、至るところで、目には見えない方々が働いておられるのです。
西洋では聖書にその方々のことが録(しる)されています。
すなわち、天使、大天使、座天使、主天使、権天使、力天使、能天使、智天使、熾天使といった方々です。
東洋ではその聖典に、アーディティヤ、ヴァス、ディヤーニ、
ブッダ、ディヤーン・チョハンその他多くの方々のことが語られています。
これらの方々は、神の御経綸(プラン)を実施するために、見えない世界(複数)で
多くの位階と集団のもとに働いておられる方々のうちのごくわずかなのです。
戦斗に突進する軍隊の背後には、必ず表からは見えない兵士たちや
働き手達の一団がいて、その作戦を組織したり、糧食を供給したりしています。
どんな大きな企業であっても、その製品や商品のセールスマンだけで成功したためしはありません。
工場や倉庫などには表立たない働き手たちがいるもので、
そういう人々が企業の成功にたいへん必要なのであります。
それと同じことで、進化しゆく宇宙のこの巨大なる経綸には、
その成功に必要・不可欠な不可視の働き手方がおられます。
これは決して空想ではありません。
想像でもありません。明白な常識なのです。
こういう事を書き録(しる)された先人達は、現代のわたしたちよりも自然に親しんでおられました。
然るに、この方々に話しかけた内なる声は、現代ではほとんど聞かれなくなりました。
それというのも、外なる声があまりにもしつこく、
「静かなる、幽(かそ)けき声」を聞く人が稀になったからです。』
№1080につづく
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第3章 光とともに �1078

2014-06-12 20:55:48 | Weblog
あらゆるものはロゴスの意識の反映であり、エネルギーである
ロゴスの霊的なエネルギーの振動率が下がり、質料の中に入る過程が
逆進化であり、最終的に硬い鉱物になります。
この鉱物もロゴスの意志と力によってつくられていますから、ロゴスのエネルギーの断片が潜在しています。
鉱物の意識が拡大しながら、霊的なエネルギーの振動波が上がっていくのが進化であり、
最終的に霊的なエネルギーそのものに戻っていきます。
このことから、ロゴスのエネルギーの流れが循環しているのがわかります。
本来はただ一つの太陽ロゴスの霊あるいはエネルギーであったものが、
段階的にしだいに圧縮されて物質化することで、鉱物ができていますから、
物質と霊的なエネルギー、形態と生命といった2つの相反するものは、
別々のものではなく、紙の裏表や電気のプラスとマイナスの2つの極のようなものです。
生命そのものが表現しようとして形態を持ち、エネルギーがその能力を伝え働く媒体として質料を持つというように、
2つは相反するものでありながら一対のものであり、互いに補い合い作用し合う関係にあります。
たとえば海の水は温度の変化によって蒸発して上昇し、空で雲となり、いつか雨となって大地を潤し、海に帰ります。
同じようにエネルギーそのものも、相互作用をおこない様々に形を変えながら宇宙全体を
循環しています。
エネ
ルギーが様々に形を変える時には、それに関係した
すべての種類のエネルギーの総量は一定不変であり、
科学者たちはこれをエネルギー保存の法則だといいます。
ですが、この法則の証明はできないと言います。
本当にエネルギーの変換に関係したエネルギー全部を測定したり、
あるいは計算したりできないため、仮説だと言いますが、
今のところ不都合は起こっていないといいます。
言葉を変えれば、エネルギー全体の総量は一定ですから、
新たに増やしたり減らして無くしたりは、できないことになります。
そしてこのエネルギーは、物質になることもできる(�375)ことが、
アインシュタインによって証明されています。
また原子が回転運動をしながら、化学反応を起こす能力を持つことは、
原子に働く能力があるということですから、
原子にもロゴスの意志を反映した意識とエネルギーがあるといえます。
エネルギーとは、働く能力のことであり、あらゆるすべてのものは
ロゴスのエネルギーから生まれていましたから、科学者の言うエネルギーの総量を測り、
その内容を理解することができれば、ロゴスのエネルギーを理解できると思われます。
ロゴスによって創造されたすべてのものが回転運動を行っていて、このような回転運動は、
ロゴスの力(�1076)によるものですから、ロゴスの意志、
あるいはポイマンドレースの言う『存在のただひとつの原動力である道議』あるいは
『ことばとともに在る叡智』(�1059)でありこれらがなくなれば、回転運動が止まることになります。
�1079につづく
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