本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

22ジャンプストリート【映画】

2015年05月18日 | 【映画】


@シネマカリテ

前作に引き続き、
シネマカリテの特別上映企画『オトカリテ』にて鑑賞。

何で、どの配給会社も買い付けないのかなあ。
日本映画界、見る目なし。
まあ、普通に買い付けて公開してしまったら、
最近の邦画は、軒並み負けてしまうことが明白だからでしょうかね。
だとしても、こういう良作、スルーするのは悲しい。

DVDレンタル開始後すぐに相方が借りてくれて、
でも中々見れず悶々としていたのですが、
やはり、映画館でも観たいよね!と満を持しての鑑賞。

絶対に、DVDでも観なおします。今度は吹き替えで。

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青年犯罪特別捜査課「21ジャンプストリート」署に配属された新人警官の二人、
頭は良いが運動音痴のシュミット(ジョナ・ヒル)と、
体育会系筋肉バカのイケメン・ジェンコ(チャニング・テイタム)。
高校に極秘の麻薬潜入捜査を敢行し見事麻薬売買組織を壊滅させた前作から、
今度はその向かいにある「22ジャンプストリート」署に配属され、
またもや合成麻薬が蔓延する大学への潜入捜査を命じられた二人。
しかし捜査そっちのけで、それぞれキャンパスライフをエンジョイしまくり、
シュミットは女子大生と恋に落ち、
ジェンコはアメフト部の人気者と意気投合、自らも花形プレイヤーに。
もちろん捜査は行き詰っていき、コンビ解消のピンチに陥っていく・・・。
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"バカ×バカ=最高!"という感じ。もう、ほんと、大好き。


設定とか台詞とか、前作をしつこいくらいに引き摺っているので、
基本的には鑑賞済みの人向けで、最初はうーん・・・と思ったのですが、
擦られれば擦られる程に、前作の要素がジワジワ効いてくるし、
そこに前作にも増した悪ノリが加わって面白さ倍増するし、
前作「21」でウケたことを最大限に利用している印象です。

一番良い例が、アイス・キューブでしょうね。

「21」では程々の存在感で笑わせてくれた彼が、
「22」でキャラの濃さが増し、且つ、本筋にもがっつり参加させることによって、
本作の爆笑度にものすごく貢献してます。
途中から、彼が画面に登場した瞬間に、劇場ドカン!!!でしたから。
あの表情がねー、たまらないんですよ。顔芸ですよ、これ。あ、いい意味でね。


ジョナ・ヒルと、チャニング・テイタムも然り。

前作で作り上げた各々の個性を最大限に活かしての悪ノリ。
ジョナ・ヒルは恋愛経験を経て、ヘタレなりにちょっと自信つけちゃったイタさが良かったし、
チャニング・テイタムは、更に筋肉増量・知力低下のバカ度がUPしています。
最早、悪口みたいな書き方をしていますが、これがまた最高なのですよ。

チャニング・テイタムなんか「フォックス・キャッチャー」上映したばかりなのに、
なんという風評被害。でも自分もノリノリでやってるから仕方ないよね。



さっきから繰り返す通り、全編通して最高なのですが、
至るところ、レビューで目にするのが、やはり警察署でのシーンですね。
22ジャンプストリート署に途中報告に来た2人。
弾丸チョッキを来たジョナ・ヒルと、鬼の形相のアイス・キューブ。
そして空気を読まないチャニング・テイタムのシーンは、
大袈裟でなく、私は死ぬほど笑いました。それこそ劇場丸ごとドカンでした。


内輪向けと言ってしまえばそれまでなのですが、
前作観ないで本作観てる人の方が少ないでしょうから、そこはご愛嬌。
しかしながら、しっかりと観客を巻き込んで悪ノリをしてるので、
笑いの需要と供給がしっかりと噛み合っている感じです。

コメディ映画において、送り手と受け手の温度差があるのは悲惨なものです。

でも本作は、製作側が『さあ、笑え!!!』と投げてきたボールを
観客がホームランで返せるシーンが、非常に多かった印象です。


ベタで王道でお約束、でも抱腹絶倒、
愛あり、友情あり、アクションあり、正義あり、と
最近の日本映画では観ない類の、全部揃ったコメディ映画です。

なぜ、こういった映画が日本で公開されないのだろう、という落胆はさておき、
喜ばしいことに、DVDにはなってます。
未見の方は、「21」「22」をセットで借りることをオススメします。

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