本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編【映画】

2010年05月31日 | 【映画】
「TRICK」と連続で見ましたが、
こっちも長々レビューする映画ではないですね。

ようやく最後まで見たー!!!て感じ。


あたしのキライな、途中に挟むアニメ描写とかも、
やっぱり要らないとは思うけど、
これも「のだめ」の世界観としてはアリなのかな。

演奏シーンはやはり迫力があって良かったけど、
ただ、あんなに、数も尺も多くなくて良かったんじゃないかな。
原作が良く出来ているから、
2時間にまとめるには、バランスが悪く、
脚本があまりうまくないように感じます。

なので、映画としては微妙ですが、
それでも完結編としては妥当な出来じゃないですかね。

人気マンガを妥協ないキャストで、
あまり端折らずに実写化した、という観点で
他のマンガ・小説の実写化に比べて満足な映画でした。



しかしながら、ひとつだけ。

「のだめカンタービレ」は、フジテレビ月9で11話放送後、
続編のスペシャルドラマが2夜連続(4時間)と
完結編にあたる映画が前・後編の2作(4時間)で、
合計8時間分を続編として放送してる。


・・・トータル2クールのドラマで良かったんじゃないの・・・???


あんなつまんない月9やるよりは(某キムタクドラマね。)、
視聴率も見込めたと思うのに。


映画の方が儲かるのかしら、なんて
下世話な想像も働かせたりして(笑)。

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル【映画】

2010年05月31日 | 【映画】
公開3週目なのに、結構混んでました。


これはねー、長々レビューを書く映画ではないっす。

「TRICK」というパッケージの
良いところをきちんと活かした、
ファンのための映画だと思います。

気を抜いて見れるので、
時間があいた時にいいと思う。

相方とあたしは、2作目よりも楽しめました。


個人的には、
生瀬演じる矢部刑事とか、びっくりする位出演シーンが短くて、
そのくせ、3番目に名前がクレジットされてて何だかなーとは思ったけれど、
まぁ、それもいいんでないの、て感じ。

あとは藤木直人の弾けっぷり。
友情出演なのに、あんだけ全力で出来るとこが好きです。

話もなるほどそこにつなげるかー、という感じで、
これもまた、ファンサービス。

新作ドラマも見たけど、
それぞれ別に楽しめると思います。
ちなみにあたしは映画の方が好きでした。


それと、
随所に色んなパクリが見られるんだけど、
「TRICK」はもともとそんな感じだし、
世界観は損なわれてなかったので、
十分に笑って泣けて(いや、泣けないかw)楽しめる映画だと思いました。


前日に見た「エンター・ザ・ボイド」を後遺症として引きずっていたので、
「TRICK」は面白くて仕方なかったです・・・。

エンター・ザ・ボイド【映画】

2010年05月31日 | 【映画】
鬼才と呼ばれることの多いフランスの監督、
ギャスパー・ノエの最新作を見ました。
何年振りだろう。「アレックス」以来??

この監督は、なんというか、
“ドギツイ”映画を撮る人、という印象が強く、
個性的な監督だと思います。
「カノン」「カルネ」「アレックス」と見たけど、
キライではないんだけど、体力を使うので、
見直したりするのには勇気がいる監督だと思います。


そんな久々のノエ作品。

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東京にやって来たオスカー(ナサニエル・ブラウン)と
リンダ(パス・デ・ラ・ウエルタ)の兄妹。
しかし、麻薬ディーラーのオスカーは警察に追われ、銃で撃たれてしまう。
オスカーの魂は体から離脱し、愛するリンダを追いながら、
東京の夜の街をさまよい始めるが……。
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これね、あらすじだけ見るとなんてことないんですよ。
実際に鑑賞しないと分からないと思う。
とっても概念的な、宗教的な、内容だと思います。

話の筋はシンプルだし、別に理解不能というわけではない。
最初から同じことをずっと言ってるし(開始15分くらいでラストが読めます。)、
セリフがなくても、目指しているものはわかるようになってる。

映像は独創的だけど、まぁ、キレイだし、
新宿歌舞伎町を上から映した映像は見る価値ありと思います。


しかしながら・・・

超・長い。

監督が、自分のイメージを表現するためには必要な尺だったのかもしれないけど、
観客にはシンプルに伝わっているので、実際以上の長さに感じます。
もう少し短くできたんじゃないかしら・・・。

相方はひっきりなしに時計を見て溜息をついてたし、
あたしも1時間半くらいまでは我慢できたけど、
その後は本当に退屈だった。

編集して90分くらいの映画だったらもっと評価は高いと思うなー。


性的描写の多さについてですが、
この是非はよく分かりません。
そんなに必要とも思えないけど、
まぁテーマ的にこのくらいあってもいいのかも。
終盤の、何というか、応酬的な数の多さには辟易しましたけども。

あと、これは日本人として、海外でこれが公開された時に、
東京は、SEXとドラッグにまみれた街だと思われたらどうしようと思いました(笑)。
外国人のちょっと誤った偏見も含まれていると思います。
フィクションだからいいんだけどさ。

あと、監督が東京をどう理解しているかはわかりませんが、
看板に大きく「LOVE HOTEL」と書いてある建物はないよねぇ。
その辺は逆に日本人として笑えます。


と、まぁ、あたしは若干間違った楽しみ方もしたのですが、
如何せん、長いうえにあまり内容がない映画なので、
あまりオススメはしません。

相方曰く、今年のワースト候補だそうです。

うーん。
それも、仕方なし。

映像はキレイなので、興味のある人だけどうぞ。

パーマネント野ばら【映画】

2010年05月27日 | 【映画】
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娘を連れて出戻ったなおこ(菅野美穂)と、その母まさこ(夏木マリ)が営む町に
一つの美容室「パーマネント野ばら」。
町の女性たちは日々店に集ってはおしゃべりに興じ、
恋にまつわるさまざまな悩みや人には言えない小さなうそを告白していた。
一方、なおこは高校時代の恩師カシマ(江口洋介)と恋をしていたが、
その恋にもある秘密が隠されていた……。
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正直言うと、こういう種類の映画だと思わなくて、
だから展開にはびっくりしました。
ここ1年以内に見た映画にとても良く似ていて、
でもそれを言うとネタバレになるので一応控えます。


前半は、恋愛に悩む男運のない町の女性達を温かく見守る主人公、という構図。
でも後半、実は見守られていたのは主人公の方だった、という風に気づく。

「どんな恋でもないよりまし。」
という、みっちゃんの言葉。
「人は二度死ぬんだよ。」
という、ともちゃんの言葉。

どっちも重くて、でもどっちも温かかった。

友人の愛情。母の愛情。義父の愛情。娘の愛情。
周囲の愛情に支えられながら、日常を一生懸命生きている強くて弱い女性達の姿が、
リアルに描かれていたと思います。

しかしながら、
随所に突きつけられる、現実の厳しさとか、汚さとかも、毒として添えられているので
決して、キレイなだけの映画になっていないのが良いと思う。

なるほど、この毒がサイバラさんの作風なのかしらとも思いました。
興味あり。原作読んでみようと思います。


キャストも秀逸。誰も突出していないところが良いです。
ラインナップは一見豪華なんですが、バランスが良い。

菅野美穂を筆頭に、小池栄子、池脇千鶴、夏木マリ、宇崎竜童、etc・・・。
全員、本当に素晴らしかったです。
あと、特筆すべきは江口洋介の素敵さ。
演技力は言わずもがな素晴らしいんですが、
特に今回は、今まで見た江口の中でも一番カッコよかったっす。
あー、あれは好きになるね。ヤバイね。


「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で思ったんですが、
この監督は、何気ない日常の中の個性を演出するのがうまいと思います。
それでいて、原作者のカラーを残すことが出来る監督なのかなとも思います。
その辺はサイバラさんの原作を読んでみないとわかんないけど。
でも、たぶん、あんまりハズレない監督だと思うので、
「クヒオ大佐」も見てみようと思います。


わりとベタ褒めなレビューになってますが、一点。

恐らく、男性には受け入れられない映画だと思います。
だってひとつも共感できないと思うもん。
女性の嫌な部分も見えてしまうので、こんな女性やだ~。と思われても仕方ないかも。
(菅野美穂ファンの方には良いと思います。抜群に可愛いので。)

だから女性におすすめです。
1000円がちょうど良いので、レディースデーに是非。




長々書いたくせに、さらに余談。

若干混んでたレディースデー。
隣の席の女子(見た目は若い。)が、時間ギリギリに来たかと思うと、
おもむろに、無印良品の「米粉せんべい」を開け、
バリバリと音を立てて食しておられました。
そうね・・・賞味1時間くらい??結構な量の1袋食べきってました。

映画館の売店で売っているのが、
何故ポップコーンとか、ホットドックなのかがわかりましたよ・・・。

汗はかけども、肉は落ちず。【雑談】

2010年05月25日 | 【雑談】

先日。
久々の有給休暇を取って、
アパレル時代の同期女子とラクーアに行きました。
会社の福利厚生利用で、マッサージ付コースが1,000円くらい安くなるのを発見したあたしが、
ここぞとばかりに誘ったのですよ。

二人とも初・ラクーアだったので、
まぁ、テンションの上がること上がること。

あまりにも楽しくて、
13:30~21:00まで(!?)、
長時間満喫してきました。


一人暮らしのあたし達は大きいお風呂に感動し、
サウナ(温度設定ごとにいくつかあるの)をはしごしてフラフラになり、
岩盤浴(温度設定・効能ごとにいくつかあるの)をはしごしてダラダラになり、
全身マッサージで悶絶し、
最後はヘルシーなご飯を食べてノーメイクで帰りました。


特筆すべきはマッサージ。人生初のマッサージ。

「どこか痛いところとか、気になるところはありますか??」
と、聞かれ、
「そうですね・・・肩とか・・・肩とか首とか・・・。」
と答えたあたし。

40分の施術後。

悶絶で声も、まともに出なくなってしまったあたしに向かって、
「肩だけじゃなくて、首も腰も臀部も下半身も、全部硬かったですね~。」
と、マッサージの方に諭され、思わずすんませんと謝りました…。

お風呂上りにストレッチをしなさいよと言われました。

ちなみに友人は
すぐのぼせるだろうけど、サウナではもう少し我慢して毒素を出しなさいと言われたそうです。


どっちかというと、厳しい目線のマッサージでした。




マッサージ後は、
毒素を出すことを頑張り過ぎて、
岩盤浴とサウナでひたすら汗をかいたら、
激しいスポーツばりに疲れましたが、
わりと身体が軽くなりましたよ。


しかしながら、体重は変化なく。
1回じゃ肉までは落とせなかったー…。




ちなみに、
あたしも友人もラクーアを気に入り過ぎて、
次はオープン時間から来ようと約束。


女子磨き、女子磨き。
肉落とし、肉落とし。
(…何か違う…。)


30歳を前にして必死です…。



会社帰りにラクーアに寄れる優雅なOLになりたすな。