本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

誕生日。【季節柄】

2010年10月29日 | 【季節柄】
本日、めでたく誕生日を迎えました。

おめでとう。ありがとう。

皆様のおかげで今日まで生きてこられました。
明日からも頑張ります。


所信表明は後程書きます。
戯言なので、スルーして下さいまし。



いやはや、しかしながら。

年々、誕生日が特別な日でなくなっていきますね。

学生時代は、ナンダカンダ終日浮かれぽんちだった気がするのですが、
社会人になった今となっては、
平日は普通に仕事だし、
何ならいつも以上に忙しい月末の金曜日だし、
上司も同じ誕生日で気を遣うし、
色々と面倒も山積みです。

まぁ2●年も生きてるんだもの、当然か。
伏字も意味ないので書きます。29歳になりました。
世間では崖っぷちと言われる年齢です。ほっとけよばかやろう。


三十路も射程圏内に捉えたところで、
人間的に変わる気配は何もありませんが、
1日1日をがんばって、残りの20代を楽しみたいと思います。

今後とも宜しくおねがいします。

POUND FOR POUND presents MUSASHI ROCK FESTIVAL@Zepp Tokyo【LIVE】

2010年10月25日 | 【LIVE】

K-1の武蔵選手の引退イベントに行って来ました。
(何か色々初体験だったので、ちょっと長いです。すみません。)

格闘技についてはほぼ無知なあたしと、
K-1よりもPRIDEの方が…という相方が、
かなり失礼ながらの参戦。

「ROCK FES」と銘打っているだけあり、
武蔵選手の好きなバンドを呼んで、演奏してもらい、
メインイベントは武蔵選手と、実弟のTOMO選手との引退試合、
その後はセレモニーとちょっとしたイベント、という構成でした。

出演バンドは、LOUDNESS、マキシマムザホルモン、SEX MACHINEGUNS、という、
好きな人には神がかり的ラインナップだったため、
入場前の客層にかなりビビっておりました。
かくいうあたし達も、ホルモン目的にチケットを取ったものの、
相方はLOUDNESSの方が楽しみだったみたいだし、
あたしは初のマシンガンズにテンションが上がっておりました。


LOUDNESSは、日本というよりは世界的に有名なバンドなんですね。
あたしはあまり詳しくないジャンルの為、名前くらいしか知らなかったんですが、
なるほど、技術力が非常に高かったです。
ギターとかすごかったっす。ピアノみたいな弾き方してた。
何て言うんだっけ、あの弾き方。相方が感動してました。

然しながら、いかんせん馴染のないジャンルで…。
言い訳にもなりませんが、
メタルの単調なリズムと、非常に安定感のある演奏のおかげで、
爆音にも関わらず、若干眠気と闘いました…。超失礼ですみませぬ…。
まさかのメタルで寝そうになるという快挙。ある意味すげーな、あたし(笑)。


マキシマムザホルモンは、1年ぶり位に観たんですが、
やっぱりライブに来ると楽しいです。このバンドは。
曲も、かなりサービス精神旺盛なセットリストだったので、
個人的には大満足です。
ただ、最後の「F」で後ろから迷惑に突っ込んできたフラフラのお兄ちゃんに
かなりイラッとした以外はね(笑)。


SEX MACHINEGUNSは、中学時代「BSヤングバトル」での初見から十数年後、
この歳になってライブに参戦出来たことに、心底感動。
別にずっと好きで追ってた訳じゃないのに何だろう、この懐かしい感じ。
加えて、初っ端の「みかんのうた」に、
コミカルなライブパフォーマンスに、
ANCHANGのMCに、
終始感動し、良い意味でずっと笑いっぱなしの楽しいライブでした。


ちなみに各セットチェンジの時間は、
武蔵選手の過去の試合映像がダイジェストで流れて、
これはすごく楽しめました。飽きずに待てたのも良かったです。


そしてメインイベントの武蔵のラストマッチ。

間近で格闘技を見ると、ちょっとテンションあがりますね。
通常は関係者席とか、セコンドレベルでないと無理な距離まで、お客さんが近づけていたようなので、
相方も前に行けば良かったと、あとで後悔してました。
あたしは初見の生格闘技(TVでもほとんど見たことないです。)を
それでも恐らく十分近いと思われる距離で、
目を覆いながらも結構楽しんで見ておりました。
結果はドローでしたが、
二人ともとても良い表情で試合を終えてました。
その後の引退セレモニーで、縁ある方達や、御両親からの花束贈呈なども
とても感動的で、イベントに参加出来て良かったなぁと思いました。


そして最後。

LOUDNESSがすでにネタバレしてたんだけど(笑)、
武蔵+SEX MACHINEGUNSで、まさかのサプライズライブ。
しかもヘヴィーなメタルで二重に衝撃。
「乾杯」とかしっとりと歌うんだと思ってたのに(笑)。
でも、武蔵はとても頑張っていて(しかもMCがちょっと可愛いくてw)、
ファンもすごく温かくて、良いライブでした。ホント。



対戦相手のTOMO選手が武蔵実弟だとは知らず、
下手すると超内輪イベントになるのでは…なんて正直思ってたのですが、
主催者側も、スタッフも、一部を除くお客さんも非常に温かかったです。それが良かった。

一部、ちょっとどうなのよというファン(ほぼホルモンファンね。)も目について
何だか切ない気持ちになりつつも、
武蔵選手の人柄が十分に伝わり、純粋に感動しました。
最初はあんまりノリノリだった訳ではないけど、
このイベントに立ち会えてよかったなぁと思いながら帰りました。


武蔵さんの今後の活躍に期待したいです。
でも、個人的にはCDは出さないでほしいな…(笑)。


インシテミル 7日間のデス・ゲーム【映画】

2010年10月18日 | 【映画】
「十三人の刺客」を観たかったんです。
でも、時間が合わなくて諦めたんです。

そして観た「インシテミル」。
遅かれ早かれ観るつもりだったので、
別に後悔はしていませんが、
まぁ、色々と言いたいことはあります。
お金払ったからにはね。


この映画の完成度のハードルを下げる要素が
いくつかあることに、あたしは気付いてました。

�あたしの中での過去最低ランクの評価を獲得した映画「L change the world」。
これを監督したのは、本作の監督、中田秀夫だったということ。
�予告編と出演者を観る限り、完全なホリプロ宣伝映画だということ。
�このテのサスペンス・ミステリーは余程のことが無い限り、邦画では成功作品が少ないこと。
�石原さとみ出演映画は、当たり作品が極端に少ないこと。
(※個人的には彼女の演技はキライではないですが、作品選びが良くないと思う。)

でも、藤原竜也が出るので、という理由から、
完全に諦めモードで観に行きました。


予想的中。久々に、正統的に面白くない映画を観ました。
ここまで予想通りでなくても良かったんだけど。
以下、ネタバレ気にせずに書きます。全然お勧めな作品ではないので(笑)。


原作は「このミステリーがすごい」ランクイン作品だそうです。
え、こんなに稚拙なのに??と思ったけど、
どうやら原作とはだいぶ設定が違うようで安心しました。

7日間、時給約11万円、という設定だけなら目を引くんだけど、
その他、暗鬼館内でのルールが非常にずさんです。
狙ってるずさんさならいいんだけど、
明らかに“細かいとこまで決めなくてもいいよね”感があって何か雑。

ストーリ展開も雑。藤原竜也が劇中で言っちゃってるもん。
『推理が雑なんだよ!!!』て。
笑っちゃいました、あたし。本当にその通り。
映像も悪趣味だし、ホラー要素も、ミステリー要素も、
全部中途半端な仕上がりになっています。

心理ゲームを題材にしているのならば、
登場人物の心の動きって、相当重きを置くべきポイントだと思うんだけど、
10人もいる人物達の行動全てに、一切の根拠とか理由とかが皆無。
は??何でそんなことすんの???という感想しか出てこない。
だから誰にも共感出来ない→全然面白くない。となってしまった気がします。
唯一、人間らしかったのが藤原竜也演じる主人公と、北大路欣也演じる安東さんですかね。
まぁでも、ラストシーンで一気に台無しになるんだけどね。
役者のみなさんがどういう気持ちで演じていたのかとても不思議。納得いってたとは思えないんですけど。

あと、最大の敗因は、最初から綾瀬はるかがあやし過ぎることでしょうね。
あたしのようにさほどミステリーに詳しくなくても、
間違いなく、彼女は何者かは何となく想像が出来てしまうところがイタイ。

役者の演技どうこうの映画ではないので、
その辺については割愛しますが、(恐らく誰もそんなに悪くない。)
唯一、新人を使うなら、このキャスト勢に混ぜるのは可哀想な気がしました。


その他諸々、ツッコミ所が本当に多すぎて、
それを全部逆手にとって、ギャグ映画として観た方が楽しめるんじゃないかと思う位です。
「BR」「カイジ」等々、どっかで観た感もありますので、
その辺のパロディ(最近では“オマージュ”という便利な言葉もありますがw)要素も
ある意味、見どころのひとつでしょうか。もちろん、穿った意味で。


まあ、そんな訳なので、
出演者の大ファンで、映画の出来なんかどうでもいいという人以外には
到底オススメ出来ない映画です。


今年のワーストに食い込んでくる可能性高いわー。

劇団☆新感線『鋼鉄番長』【舞台】

2010年10月15日 | 【舞台】
公式サイト
http://www.ko-tetsu.jp/

劇団☆新感線、初観劇です。

公式サイトで知ったのですが、
新感線作品は以下の分類があるんですって。
1)いのうえ歌舞伎シリーズ
2)新感線Rシリーズ
3)ネタものシリーズ →→→今回はコレ。

最近、観劇と言えば真っ先に声をかける仲良しの同僚と共に、参戦。
(あたしはオタクだけど彼女のは博学。この差は何。でも趣味は結構合うのです。)

実は二人とも新感線は敬遠していて。
興味はあれども、
・古参ファンが多く、新参者が行っていいものか。
・そもそも、チケット取れないんじゃね??
・チケット代が他より若干高めでお財布に厳しい。
等々の理由から、なかなかチケットを取るに至らなかったんですが、
今回運よくあたしが先行抽選でGETし、
しかも2階席最前列のど真ん中!!ということで勇気を出して行った訳です。


いやびっくりしたねー。面白すぎて。

さすが大阪出身劇団。笑いに対しての貪欲さが半端なし。
3分に1回位のペースで小ネタを挟みこんでくるわ、
1回ウケたら、何回も重ねて笑いを取りにくるわ、
全てをやり切っている感が、本当に気持ち良かったです。
似てるかどうかは分かりませんが、
劇団ピスタチオを思い出しました。

そして、
特筆すべきは、スケールのでかさ。

多分ね、やろうとしていることは小劇場の劇団とあまり変わらないんだけど、
それを実現させてしまう役者のポテンシャルと演出力。
そして、財力(笑)。
チケット代高いのも頷けます。だってお金かかってるもん。
でも、それもやり切ってるから、全然嫌味じゃなくって。
この舞台になら、払っても全然後悔しないというか。
そう感じさせてしまう実力ですよね。本当にあっぱれという感じでした。


あたしは今回、
例のごとく池田成志氏目当てにチケットを取ったのですが、
池田氏と古田新太氏を舞台で見るのは2回目で。
彼らはまぁ、安定感のある演技で素晴らしいことは言うまでもないんですが。
新感線の劇団員のポテンシャルは彼らだけが浮かないくらい、
相当レベルが高いなと。
まぁもちろんキャリアならば上記2人と同格だし、
映像には彼らよりもばんばん出てる人達だしね。(高田さんとか生で観れて感動。)
伝わるのは、劇団員全員でエンターテインメントに徹してる姿勢。
全員が同じ方向を向いてる感じがしたなー。素晴らしき一体感。
(ちなみに池田氏は劇団員ではない。でも客演10回目って、もう劇団員でしょw)

ゲスト出演の坂井真紀と田辺誠一は、新感線は初めてではないのに、
ネタものシリーズにしっかりと溶け込んでいて、非常に面白かったです。
(でも準劇団員、とどこかに書かれてたなー。)
2人とも個人的に結構好きなのでラッキー、と思ってゆるく見てたら、
結構きわどいことを言わされ、やらされ、大爆笑を取っていました。
コメディもこなせる役者さんは素敵です。


あと個人的には、メインテーマ曲「鋼鉄番長」を、
THE冠が歌っていたのに驚愕。
物販でCD売ってるしーーー!!!
何という隙間産業。てか、THE冠、分かる人いるのか。



という訳で、かなりあっという間の3時間でした。
(途中休憩20分あり。トイレの行列がすごかったっす。)


劇団って、本当にそれぞれのカラーが濃いなぁとあらためて実感。
大きな劇団になればなるほど、それは顕著で、
来月またサンシャインに行く予定のキャラメルボックスとはだいぶ違いました。

演劇を始めた高校生の頃は
このノリについていけなかったかもしれないけど、
今となってはこっちのカラーが好きかな。
でもきっと、各劇団の良さが個性として表れている劇団こそ、
長く続いていくんでしょうね。

新感線の人気の理由を知りました。知れて良かったです。
今度はRシリーズとか見に行きたいけど…
チケットが取れるだろうか(汗)。

海月姫【マンガ】

2010年10月13日 | 【マンガ】
今週からノイタミナでアニメが始まるんだよなー。
どんな話かなー。

と思って、あらすじとamazonレビューを見たのです。

結果。

大人買い。

なんなのよ、あたし。
なんという堪え症のなさ。

でも面白かったからよし。


***************************************************************
男子禁制のアパート天水館。
そこには、筋金入りのヲタ女子たちが幸せに暮らしておりました――。

クラゲをこよなく愛する主人公・倉下月海、
着物や人形などの和モノが好きな千絵子、
三国志マニアのまやや、
鉄道ヲタのばんばさん、
枯れ専のジジ様。

天水館に住むのは、<全員>それぞれが極める世界に浸り、
独自の青春を謳歌する女の子たち。
自らを「尼~ず」と呼ぶ彼女たちの、
風変わりでマニアックながらも幸せな日々は、
ある日現れたひとりの美しい女装男子によって、少しずつ変化して……。
***************************************************************

非常に珍妙ではありますが、
多分ラブコメディです。これ。


あたしは自分のことをオタクだと思っていましたが、
世間で「ヲタク」と呼ばれる人にはまだまだ上がいるんだと実感。
(まあ、フィクションなのだけどね。)

でも、のめり込める趣味があるって素敵じゃない!!とは思うんですけどね。個人的には。



話がそれましたが、「海月姫」。
あ、ちなみに『くらげひめ』と読みます。



KISSで連載してるようですが、
青年誌あたりでもイケるんじゃないかと思います。

女子が読むには、ヲタネタがディープだし(笑)、
画もキレイとは言えない。

でもそれが逆に魅力となって、
登場人物達の個性を際立たせているので、
作品自体がとても魅力的。


ちなみに。
あたしは蔵之介君がとても好きです。
達観してるようで、でも不器用なとこが人間的で。
月海も好きです。
『君に届け』の爽子的ー…はちょっと言い過ぎかもだけど、
世間に後ろ向きに生きてる感じが健気で可愛い。


ヲタクは排他的で協調性がないイメージもありますが、
大多数に迫害されるイメージもあります。
その両面を上手く表しているので、
親近感云々はさておき、
クスッと笑える作品だと思います。

ただ、ニートは肯定してはいかん気がするね。うん(笑)。



既刊は5巻ですが、
以降違った展開を見せそうなので、そこで明暗が分かれるかなあ。


でも最後まで追っていこうと思います。