二月も今日で終わってしまう。例年に比べて暖かい日が多かったが春一番、二番の
強い風が吹いて歩けなくなるような怖い日もあった。
１２日には一人鎌倉に行き、由比ヶ浜のダイヤモンドソサエティでリラックス。のんびり ’爆睡’ した。
翌１３日は梅見物。荏柄天神社で、満開の梅の木に止まっている ”鶯” を見付けた。周りに誰も
いないのでずっと飛ばないでいてくれて、極く間近に見る事が出来てとても LUCKY だった。
そして孫達の為に学問の神様に、更に私の健康をと祈念した。
鶴岡八幡宮の若宮大路では早咲きの桜に ”めじろ” が入れ替わり立ち替わりやって来て
美味しそうに芽を啄ばんでいた。大勢の人がすぐ傍で写真をとっていても逃げずに
可愛い目をキョロキョロさせて皆にサービスしているかのようだった。夜その光景が
テレビのニュースで初春の話題として写しだされるのを自宅で見た時は、とても嬉しかった。
小町通りでは馴染みのビーフシチューのコアンドルーは臨時休業で残念だった。でも
これもお目当の「大納言」の特上の田舎しるこに舌鼓を打つ。美味しかったぁー
往路は小田急藤沢から江ノ電で車窓から海を楽しみ、帰路は鎌倉駅から湘南新宿ラインで
帰宅する。鎌倉は大好き、空気を吸っただけでホッとする。また来月桜見物を兼ねて参りましょう。
こうして気ままの一人旅を終えた。
２０日がお誕生日。こわい様な年令になってしまったが、これからも頑張りましょう。
皆の曜日の都合で、１１日に子供達が夕食に招待してくれた。嬉しいプレゼントも貰った。
家族皆が一堂に会する～～ 私にとって何より至福の時である。
身体の方は相変わらずふらつきがなおらない。１６日には振り返ろうとした時にバランスを
失い転倒して、後頭部を食卓の角にぶつけて大きな瘤を作ってしまった。テーブルの下で
暫く起き上がれなかった。痛かったぁー。床暖房で暖かかったがテーブル裏の天井を見ながら
暗澹たる気分の１５分だった(笑)。 数日後、念の為お隣の病院で CT 撮影をして頂き
頭の中は大丈夫と診断がくだり、ひと安心した。でも打った後頭部はいつまでも痛かった。
20日の衣の会は邦楽セミナー「江戸の粋 小唄の魅力」。講師は、唄が、蓼 蝶弥、三味線が、蓼 胡里 さん。
小唄とはどんな音楽かの解説、新年の小唄「梅一輪」と「曲独楽」の演奏。三味線音楽の歴史と常磐津・
清元・長唄の特徴を実演を交えて解説。最後は、小唄入門編として「梅は咲いたか」を全員で練習した。
実際に BGM として歌舞伎座の舞台にも出演しているお二方の講座だった。今の新歌舞伎座の
こけら落とし公演の「助六」でも御簾の中で河東節の三味線を弾いていらしゃったそうで、私、
その公演を桟敷席で観ていたのでとても親しみを感じた。
素敵なお二方のご指導で一同揃って・・・ ♪♪♪ （～歌詞が面白いのでここに記す。）
「梅は咲いたか さくらはまだかいな 柳なよなよ風次第 山吹や浮気で 色ばっかりしょんがいな
あさり取れたか 蛤やまだかいな あわびくよくよ片思い さざえは悋気で 角ばっかりしょんがいな」 
と口三味線（クチシャミセン）をまじえて唄った。楽しかったぁー！
私、衣の会の一員で とても幸せ！
この日は風が強くて、きものを着ていると前に進めない位！ 怖かったので会場の代田八幡神社へは
タクシーで往復した。
満ち足りた素敵なお誕生日だった。