ピアノと海と花との生活 Ⅰ

海まで歩いて1分、大好きなピアノと花との毎日

ベルギーの生活・家事

2006-12-15 | 

12月は、何かと忙しいですね。皆さん、風邪などひいてませんか?

おからだ充分、気をつけて、この忙しさ乗り切りましょう(笑)

それでは今日は、ベルギーの生活について少しだけ。

ヨーロッパ人の愛するアンティークな暮らし。

古い良いものを大切にして、いかにうまく使うかに知性を傾けています。

日本から行くと、その生活習慣の違いは、やっぱりたくさんあります。

友人の家から、近くのスーパーに何度か通いました。

まず、飲み水は、水道のから直接、というのは絶対無理ですから、ミネラルウオーターを買います。

ミネラルウオーターは、ビン入りで、1本1.5キロ!それに食料品、日用品などとても1度で運べる量でないものを、家までがんばってもって行きます。

友人も、この重さが大変なのよ、といってました。

そのビンがあくと、またお店にリサイクルとして、もって行き、お金に換えてもらいます。

レストランにいっても、お水は買うもの。

日本ではいつでも、おかわりまで持ってきてくれるのに慣れているので、初めはびっくりしますよね! 

ドイツと同じで、ベルギーのリサイクルシステムも充実していました。

日本でもようやく定着しましたが、ベルギーでは、街中に背丈ほどのペンキを塗ったドーム型の容器があり、

そこにガラス、プラスチックなど分けて入れるシステム。

ゴミ袋が有料になったのは、1996年からだそうです。

古い建物を、ずっと大切にしているので、家の石の階段は、掃除も大変。

友人の家は、地下つき、4階建ての、素敵な住まいでしたが、

毎日の石段の掃除等、2時間くらいかけてました!

最初にかきましたが、玄関のドアを閉めても、隙間から虫などはいってきますから、掃き掃除、拭き掃除、虫除け消毒掃除と、階段だけでも3段階!

古い家を保っていくのは、努力が必要なんですね。

一般に築100年以上の家に住むことは、珍しくないので、

それで、その家の構造上、洗濯機を置けないところが多く、

住民全部で使うコインランドリーがあちこちにあります。

私も、子供もいましたから、洗濯物も多く、毎日近くのコインランドリーに通ってました!

ヨーロッパの硬水は、使いすぎると、肌もぼろぼろになりますから、家での手洗いはせず、やっぱりここです。

ここには、ものすごい大きなシーツなどをアイロンするための手巻きの機械(?)があって、友人はいつも上手に何枚もまわしてかけてましたが、

私は四苦八苦!

そういえば、オランダでは、寮に2週間いたのですが、

そこに、脱水機だけ別になっていて、円筒形の足ふみゴミ箱みたいな形ですね。

そこに洗ったものをいれてスイッチを押すのですが、

私はどうもたくさん入れすぎたようで、

スイッチを入れたとたん、その脱水機がピョンピョンウサギのように!

洗濯室中をはねだし!(ホントなんですよ!)生徒が大騒ぎになったことがありました(笑)

パン屋さんも、友人の家のすぐ近くにあり、毎朝その日の朝に食べる分を買いに行くのが、私たち家族の役目!

ヨーロッパのパンは、外見は固そうですが、スライスすると、中はふっくら!

店でパンは、そのままたてかけたり、おいてあったりします。

パンは、ホワイトとブラウンに分かれていて、イギリス風パン、フランス風パン、サンドイッチパンなどに分かれています。

私の金沢での友人は、イギリス人が多くて、このイギリスパン、よくつくってもらっていました。

私がUFOをよく見る、というので’イギリスUFOパン’!をつくってくれたイギリス人夫婦がいたなあ(笑)

話がそれてすみません。ベルギーでは、パンにも法律があって、添加物など厳しく規制されてるそうです。

パン自体が目が詰まっているので、お店でスライスしてくれるのは、薄めです。

このずっしりといい香りのブラウンパンにゴーダーチーズをはさむのが、

ベルギー人のお昼の定番。

どうしても食べ物の話になってしまいますね(笑)

あとびっくりしたのが、小学校に落第がある!

ベルギーでは、小学校は義務教育ですが、期末試験をパスしないと落第になるそうです。

ベルギーに塾はありませんから、子供を通わせたりせず、一生懸命親は勉強させるそうです。

レッスンに通っていた子供さんたちは、皆、幼稚園で、それぞれ、日本人だけの幼稚園、ベルギー人だけ、混合といろいろでしたが、

2,3年で日本に戻られる方ばっかりだったので、小学校のことはあまり問題にならないようでしたが、

そのかわり、日本をはなれての、現地での生活の不安など、いろいろお話してくださいましたね。

金沢からいったことで、お菓子とかすごく喜んでくださいました!

ヨーロッパでは、子供の自立が早いですね。

自分で何でもしなければいけないので、困った人を見つけると、

どしたらいいか真剣に考えて助けてくれます。

それは、大人になっても一緒で、外国人の友人たちは、皆その資質ですね。

海外に出かけると、短い期間でもいろいろ考えることがあります。

それで、また日本の良さも見つけることも出来ますね。

毎日、石の床をハイハイして過ごしていた娘。

ベッドから落ちておお泣きしてこもあったけど、最後まで元気でがんばりましたね!

(この頃すでに、オムツ不足!)

来週明けは、ようやく仕事も終わって、金沢の姉妹都市でもあるゲントに立ち寄って、

この旅も終わります。皆さん、よい週末をお過ごしください。

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新しく第9回 シベリウス しています!

サンタクロースの国、フィンランドの作曲家シベリウス。

こちらもお時間があったらお寄りくださいね。

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  ピアノと海と花との生活 Ⅱ

 

 

 


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しく読みました。 (manot)
2006-12-15 11:11:07
状況が目に浮かぶようです。何年も前のことなのに良く覚えてらっしゃいますね。すごく読みやすい文章でした。懐かしさいっぱいで一気に読んでしまいました。来週も楽しみにしていますね。風邪も引かずにお元気そうですね。お忙しいでしょうが楽しんでがんばってくださいね。
manotさんへ (yoshiko)
2006-12-15 11:54:08
おはようございます!
旅の事は、よく覚えていますね!
国の事情が違って、生活スタイルが違っていることに、すごく興味があります。
それぞれの国で、また主婦の仕事も違ったり、おもしろいですね。
パン? (takae)
2006-12-18 13:15:46
こんにちは、今日は雪かと覚悟してたのですが
降らなくってよかったです。
この写真、パン屋さんなんですね。
パッと見た時は木のオブジェか何かかと
思ってしまいました。この女性が手にしているのも
日本で言うとTVゲームをする時に姿勢が
悪くならないための子供用のキノコ椅子に
形がそっくりです。
takaeさんへ (yoshiko)
2006-12-18 16:26:25
takaeさん、コメントありがとう!
昨日は、ヴァイオリンのレッスンお疲れ様でした!娘もあのあといいレッスン受けてきました!
この時期から、弦楽器とあわせると、本当にピアノが上手になります。昨日のレッスンがとてもよかったので、23日本番終わって、また半年後?是非参加しましょう!
写真は、夫が散歩中に撮ってきた写真なので、よくわかりませんが、こんな硬いパンがいっぱいありました!でも中はほんとにやわらかいのですよ。
ベルギーシリーズはおわりますが、またホームページで、旅行記楽しんでください!
ベルギーの文化 (グローバル・ビズ)
2006-12-30 18:43:32
始めまして。

グローバル・ビズ(http://gbiz.jp/)というサイトで、
世界各国のビジネス文化/マナーを紹介しているカワテと申します。

今回、ベルギーのページを作りましたので、
http://gbiz.jp/blgtop.htm
ベルギー文化に身近に触れられている方々にご訪問いただき
ご意見やご感想を聞かせていただけたらと思い、
勝手ながら書き込みさせていただきました。

*yoshiko様、突然の書き込み失礼いたしました。
 不適切でしたら、お手数ですが削除ください。

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