ピアノと海と花との生活 Ⅰ

海まで歩いて1分、大好きなピアノと花との毎日

フローリン・クロイトール&生垣淑子デュオリサイタル

2011-03-25 | 音楽

信じられない大震災がおこりました。

ニュースを見ては泣き、ニュースを見ては泣き、

こんなにピアノを弾くのがつらいのは初めてでした。

被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。

どうかどうか、早く元の生活にもどれますように。

笑顔の生活がもどりますように。

東京公演は26日(土)に音楽の友ホールで予定していましたが、

お客様が都区外の方が多く、地震後、生活が成り立っていないということで、

多くの連絡が入り、苦渋の判断で中止になりました。

そのすぐ後に、計画停電が始まり、現在は、またほかの多くの問題で、本当に大変な生活をしていらっしゃいます。

万感の思いで開催した金沢の本番は、まず1曲目のタルティーニのとき 、

お客様の、今まで、感じたことのない波動を、舞台上で感じ、

突然、地震のいろいろな映像が浮かんできて、気が遠くなりそうでした。

でも、皆さんの温かい拍手と、ブラボーの声に、力つけられ、励まされて、

本当に自分ががんばらなくてはと、弾き続けました。

楽章ごとの拍手は、演奏者は嫌う方もいらっしゃいますが、

以前のリサイタルでも、スプリングソナタでいただいたとき、

とてもうれしくて、今回は、また全く違う空気の中で、皆さんとともに時間を共有している喜び

を感じました。

会場にお越しいただいたお客様、本当にありがとうございました。

 フローリンは、3月2日に来日し、我が家にホームステイをしていました。

地震が起きた時は、練習中で、ルーマニアの家族も、ニュースの映像をみて、大変心配しましたが、

各国の帰国令が相次ぐ中、フローリンは、たとえ政府からいわれても、

金沢公演が終わるまでは、帰らないよと頑張ってくれました。

彼は、天才といわれる人で、6歳の時から、音楽の専門コースで、13歳の時から常にオケと共演し、

練習も2時間以上はしたことがないと、

合わせのために早く来てもらったのに、私との合わせは、1日ほんの少しだけ、

私だけがいつもと変わらず、必死に練習するパターンで、

「こんなロングリハーサル初めてだよ」と笑いながら、

リラックスし、日本食を楽しみ、本当に日本の生活を楽しんでいました。

 我が家は、外国人がホームステイする事が多く、食事、家事等全然問題がありません。

でもいつも思う事は、皆、シェアする事に慣れていて、

いらぬ気を使う事が全くなく、気持ちよく生活できるという事です。

とても人間的で、学ぶことが多いです。

今回も、フローリンは家族に親しみ、ねこのともすけとも大のなかよしになりました。

また、

被災された方々をすごく心配し、でも明るく前向きに日本のことを気使ってくれていました。

この予想もできなかった大震災のまっただなかで、

コンサートをすることになったことを受け止め、

本番を終えたことに深い意味を感じています。

この同じソナタプログラムは、これから先、続く予定なので、また練習を続けます。

このコンサートの売り上げの一部を、地震で被災された方々への支援として、

お送りさせていただきます。

被災地の一日も早い復興を、お祈りいたしております。

 

 

                                          

 

 


カンガルームコンサート with フローリン

2011-03-25 | 音楽

 

3月10日 午後1時より、内灘カンガルームで、フローリンとボランティアコンサートを行いました

このコンサートも、昨年9月に、ソロで、あと12月と1月にひろみさんとやって今回で4回目。

以前はなかったそうです。

宮崎さん始め、職員の方々がすごく一生懸命準備してくださって、今回も始まりました!

 この日は、いつもの向陽台保育園のみんなに、緑台保育園のお友達も一緒で、

あと、いつもの強力応援団、町民の方達、金沢の方からもたくさん集まってくださって、

熱気むんむん!

ランゲの花の歌からはじまり、クライスラーの中国の太鼓で、すごく盛り上がり、

子どもたちの目は、フローリンの音に、きらきらです

向陽台保育園の子たちは、もう随分慣れていて、前回来て下さった親子からも、

体操のリクエストが入ります!

1つくわえて、3つの体操!

大盛り上がり

今回は、英語で指体操!ということで、いつものきつねとうさぎは、

ルーマニアの鳴き方で、あと英語でいろいろフローリンにみんなで質問したりしました。

カルメンも大喜び!フローリンも指揮者になったりしてのりのりです。

楽しかったなあ。

トロイメライを演奏し、ふるさとを皆で合唱して、最後のアンコールは’ぽにょ’でした!

もうみんな、すっごく大きい声で大合唱!

フローリンも大好きな曲で、本当にみんなが一生懸命歌ってくれたので、

ものすごくうれしかったそうです。

毎回、ボランティアの方々が、素敵なステージを作ってくださいます。

テーマに合わせて、色やお花を工夫してくださって、今回は手作りのカ―ラ―の花束がありました。

本当にありがとうございます。 

今回も本当にいろいろとありがとうございました。

この日のキラキラした皆さんの瞳を忘れません。


東京公演中止のお知らせ

2011-03-14 | 音楽

平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により
被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。


東京公演につきましては、地震の影響により中止とさせていただきます。
払い戻しのご案内につきましては、随時ご連絡いたします。