ミュージカルファンには必見!!
いろいろな方々の感想を目にするたび、早く観たいっ~~~!!と、心待ちしていましたが・・・
日程的に無理だったり、場所的に“う~~~ん”だったり
・・・が☆どうにか行けそうなところで、上映期間延長!?
ここを逃したら、もう観られないかも!?と、急遽チケットを予約して、映画館にLet'Go
映画『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』 at the ロイヤル・アルバート・ホール
2011.11.13 14:30~17:35 TOHOシネマズ ららぽーと横浜
1月に観た『レミゼ』の25周年コンサートのように、コンサート・ヴァージョンなのかと思っていたら、しっかりと舞台仕立てで
舞台といえば、私は四季版しか観たことがないので、どうしてもそれとの比較的な感想になってしまうのですが・・・さらに映画版に関してはお歌はともかく、あのお金のかかったCG多用の素晴らしい映像と、舞台を比較はできないかな~、と
それでも、なんでも、やっぱり本場の舞台のしかもこの広い会場に響き渡るこの『オペラ座』の名曲の数々。
はぁぁぁ~~~っもう、感動っ!!
オケのすっごい迫力!!そして、それぞれの歌声の素晴らしいこと!!
・・・やっぱりこの舞台の最大の魅力は音楽なんだと実感しました。
このロイヤル・アルバート・ホールの素晴らしく広く天井が高いことか・・・途中で落ちてくるようなことはないけれど、あの大きなシャンデリアが装備されていて(映画版で使用された2万個ものフルカットのスワロフスキー・クリスタル製シャンデリア)オペラ座が再現!!
何度か、シャンデリア の一部を映し出しつつ舞台を上から映している構図がよかったなぁ。
音が歌声がその高い高い場所まで伸びあがっていくのがすごい快感。たとえその場にいなくてもそれが感じられるような錯覚をしました。
最初の「Overture」から身震いしました。メインテーマの「The Phantom Of The Opera」では一気に血圧が上昇
そしてなにより、久々の『オペラ座』は、なんともドラマチックな話で、もういろいろな場面で鳥肌が立ちっぱなし。
主役のファントムを演じるのは『レミゼ』の時の、アンジョルラス役の
ラミン・カリムルー
『レミゼ』の時は濃すぎて、私的にはもにょもにょだったのですがファントム役・・・いいですね~
濃くて激しい荒々しさが、クリスティーヌに対して強く出ていて、だからこそ・・・その想いが叶わないと無性に切なさが増して
ラウルとクリスティーヌの、愛を確かめ合う「All I ask of you」・・・それを見ていたファントムの目から湧き上がる涙
この悔しく哀しい涙にもう、めちゃくちゃやられた!!
そして、歌姫クリスティーヌ/
シエラ・ボーゲス
ちょっと大人っぽいイメージ?お歌はすごく上手いし、表情も豊か。
ラストシーンでファントムに指輪を返す時の、慈悲に満ちた瞳がいいなぁ。ファントムを恐れる以上に尊敬しているようで、クリスティーヌの心の葛藤がそれはそれで、切なく
ラウル/
ヘイドリー・フレイザー
私の中にあるラウル像は、言わずと知れた“貴公子”(と、いってしまうとこの世にたったひとり?)
ちょっとそれとは違ったかな
いろいろな場面で強気、というか、なんというか・・・わりとクリスティーヌに対しても強引な感じでした。
大好きなマスカレード、舞台いっぱいに繰り広げられる全員でのダンスシーンは圧巻!!
すごく印象に残っているのは、クリスティーヌをラウルと行かせたあと、あの猿のオルゴールを聞きながら猿の顔を手で覆い自分に見立てて自嘲的に歌うシーン。
ファントムの切ない気持を思うと、もう、胸が苦しくて・・・こみ上げてくる涙を止められませんでした
う~~~ん。
ブラッボ~~ッ!!
カテコのラストは、さすがに25周年、『レミゼ』の時のように歴代のキャストたちが舞台に登場。
作曲家の
アンドリュー・ロイド=ウェバーが感謝の言葉を述べたあと、ロンドン初演ファントムの
マイケル・クロフォードと、世界的に有名なクリスティーヌ役の
サラ・ブライトマンが登場。
さらに、4人のファントム
コルム・ ウィルキンソン(カナダ初演キャスト)、アンソニー・ウォーロウ(オーストラリア初演キャスト)、ジョン・オーウェン・ジョーンズ(現在のロンドン公演キャスト)、ピーター・ジョバック(次期ロンドン公演キャスト)に囲まれ、サラが歌い・・・ファントムたちはあの名セリフ(?)「Sing for me!」と。
うわぁ~これは迷うわー(←聞かれてないって
)
とにかく観れてよかったです。感動です