言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

米倉涼子という女性

2008年06月27日 07時44分47秒 | 分析
グータン・ヌーボー
米倉涼子32歳

米倉 何で結婚したいんですか?(小さい声で)そこが分かんない。(この人はねえ、割とね、正反対だよね、恋愛に関しては)結婚したいですよ、でも。(あれ、あれ、そんなの私初めて聞いたんですけど)でも、その意味があんまり分かんない。結婚というのは、一度はせっかく生まれてきたんだから、してみたいけど、まっ、子供生んでとか、お母さんとしてとか、(小さい声で)あんまり思わない。分からんないんだよね。(もう一回言ってくれる)また言うの? もう、やだ。もう、いいですよ。でも結婚する、で、もうちょっとやることが増えるでしょう、子供も、というと、もっとやることが増えるとしか想像ができない。だから、楽しいだろうなとかっていう想像が浮かばないんですよ、ぜんぜん。(子供、いつかは?)あんまり思わない。(いや、意外とね、意外とね)なによ。(自分のペースは崩さないですよ、涼子ちゃんは。すっごい好きでも自分のペースは崩さないね)そうかなー。なるべく頑張るけど、イラッとしちゃうんだもん。(私とか別れた人とは絶対、連絡とらないのね。何で? って言うのよ。意味分かんない、って言うのよ)だって……、おかしいでしょう?(どっち派? どっち派?)(私はとれる)ねぇーっ、せっかく会えた人なんだから。(だってどういうことを話すの? だって久しぶりに)元気? って、頑張ってねー、って。へぇー、良かった良かったー、みたいな。(そういう感じでは、できるよね?)はい、ぜんぜん。(でもそうすると別れるときは悲しくなくないですか?)悲しいよ。悲しいねー。(でもだってすぐ電話するんでしょう?)それは、すぐはしないですよ。(どのくらいでするの?)その人によりますよ。でも少なからず応援はしたいと思いますよね?(もちろん心の中ではありますよ。たまに電話するお二方以上にあるかもしれない)でも伝わらないじゃないですか。(別れるときは二度と連絡しないような雰囲気にいったんはなるわけ?)二度と連絡しないでとか話ししますか?(そんな話しはしないけど……)(舞台を見に来て、何かお前も頑張ってるね、って言ったようなとき、またね、って)(それはできないな。会えない)何で?(今が大事だから。今の人が大切だし。今が大事だから)なんか……。(今が大事じゃないみたいになる?)違うよ。いいじゃん電話かけたって。元気そうだから頑張って、って言うのに、これ、時間使っているっていう時間じゃないじゃん。(そうなんだけれど、こういう感じでね、まったく相容れないものがあるんですよ)すごい楽しい。
 恋愛より仕事が好きですか?(好きだよ)恋愛より?(うん。あっ、でも米倉君は違うみたいですよ)(彼女は仕事ですよ)僕は恋愛だけを取れって言われたら、やっぱし無理と思うかもしれない。(すっごい好きな人がいて、すっごい好きよ、結婚しようと言われたらどうする?)(考えながら)結婚してもいいけど、でもその結婚した上でのメリットを教えて下さい。ダメだよね。(そんな人いないよ。たぶん、一般的に)だってたとえば今お付き合いをしています、それですごい幸せなんだけど、結婚をするということは、じゃ、なにかが変わるということなのかもしれないわけじゃない。(まずは一緒に住んで……普通の女の人はまずそこは普通、嬉しいはずよ)頼れるしね。(頼れるし、ずっと一緒にいられるし)(強く)分かんないじゃん。結婚したところでずっと一緒にいられるか分かんないでしょう。特に今。(何で?)みんな離婚しているもん、だって。(ずっと一緒にいようと思って結婚するわけじゃないですか)結婚しなくてもずっと一緒にいられるかもしれないじゃないですか。そんなことないのか。私、同棲はないんですよ。同棲したことありますか?(あるよ。10年も付き合ったんだよ。仕事はがんばんなくちゃいけないなと思ったから、まあ、結婚とか子供とか考えなかった)お互いお仕事をしていたんですよね、もちろん。でも何で仕事をしなくちゃ、と思ったの?(好きだったから。仕事が一番)私ね、ぴりぴりしてた20代の方が。(みんなだよね。やっぱり分からないから虚勢張るっていうかさあ……)ムキになってた。すごい年上の先輩に言われてたのが、何で睨み利かせてたの? って言われたんですよ。でもぜんぜんそんなつもりなかったんですけど、ああ、自分が原因だったのかな、と振り返ると多々あるのかなー、と思うようになった。そのときは向こうがああだったから、って思ってたりしたことも、もしかしたら自分が、そういうオーラというか何かを出していたから、うまくいかなかったこともあるのかなー?(でもね、30代でしょう。私も自分が40代になるなんて思ってないわけよ)また30代も40代も変わりそう?(すごく視野が広がった)また広がるの?(……私は今は子供を通じた付き合いとか……だから仕事だけで来なくて良かったなと思う)
 (そうそれを感じるの最近。だから結婚してみたいと思ったりするの。次の違うまた世界が、江住さんが言うとおり広がるんじゃないかと思って……。それは何か自分が女優としても何か必要なキーワードみたいになっているみたいで……)なんかお芝居とかも変わっちゃったりするんですかね?
 (涼子ちゃんってどんな人と結婚するんだろう?)分かんない。ぜんぜん分かんない。


 ぴりぴりしてた20代。睨み利かせてた、と思われるほどの力み。仕事における過剰なストレスに適応しようとしていたようだ。
 そして「(強く)分かんないじゃん。結婚したところでずっと一緒にいられるか分かんないでしょう。特に今。(何で?)みんな離婚しているもん、だって」と、男は浮気するとか、みんな離婚するとかのような考えもひじょうに過度に一般化したものである。
 たとえば、結婚した上でのメリットを求めるのは、男の浮気や離婚を補填するための保証を求めているようではないか。
 このような過度で過剰な呪縛から解放されない限り、安穏な家庭を築くことは不可能ではないか。

 多様な生き方がある、というのは70年代から識者が言ってきたことである。確かに、生き方としての多様さは認められてしかるべきだ。しかしだからといってそれに相応する多様な幸せがあるとは思えない。
 幸せは多様へと拡大していく生き方の中にはなく、逆にひじょうに限定的なオーソドックスの中にしかないのではないか。
 だとしたら多様な生き方を選択した者たちには、最終的にひじょうに混迷するという結末が待っているのかもしれない。

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