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「朝鮮日報は忠告的記事、産経は性的嫌がらせ」…告発の右翼代表ら証人尋問(2/2)

2014年12月25日 12時47分00秒 | 国際・政治
 《朴ワンソク氏に対する弁護人の反対尋問》

 --証人が団長を務めている自由守護青年団はどのような団体か

 朴氏「私が団長を務めている団体は、韓国の自由民主主義体制の守護と、北朝鮮の人権改善のために作られた団体だ」

 --証人は、現在ハンギョレ青年団の代表も務めている?

 朴氏「10月6日にハンギョレ青年団を発足させ、そこの共同代表を務めている」

 --ハンギョレ青年団はどんな団体か

 朴氏「従来の自由守護青年団は韓国出身者が中心になっていたが、ハンギョレ青年団は韓国の青年と北朝鮮からの脱北者の青年がともに自由民主主義体制を守り、(朝鮮半島を)自由主義統一しようという趣旨の団体だ」

 --証人は、オボイ連合の事務副総長もしているのか

 朴氏「はい。兼任している」

 --証人は、政党活動をしていたり、したことがあるか

 朴氏「政党活動をしていない」

 --したことはあるか

 朴氏「ない」

 --証人は日本語が読めるか
 朴氏「読めない」

 --証人はどのように被告人が日本語で作成した記事を読んだのか

 朴氏「『ニュース プロ』というサイトに記事の翻訳文がある」

 --証人は「ニュース プロ」で記事が作成されなければ、被告人の作成した記事を読めなかったということか

 朴氏「断言はできないが、日本語ができない私としては、もし加藤達也前支局長が作成した記事が、外に出なければ、確認できる方法はなかったと思う」

 --「ニュース プロ」の記事を読んで、被告人が日本語で書いた記事を検索した事実があるか

 朴氏「ニュースプロの記事に産経の記事が添付されていた」

 --被告人が作成した記事は、「ニュース プロ」に添付されている内容であると認識していたのか

 朴氏「『ニュース プロ』という企業自体が外国メディアの記事を翻訳しているところであると聞いている」

 --証人は、『ニュース プロ』の記事のみを読んで、被告人の記事に良くない印象を抱いたのか」

 朴氏「『ニュース プロ』の記事だけという表現は適切ではないと思う。その理由は『ニュース プロ』のサイトには、当時、加藤達也前支局長の記事がそのまま掲載されているため、『ニュース プロ』だけではない」
 --つまり証人は、「ニュース プロ」のサイトにある「ニュース プロ」の記事と、そこに添付されている翻訳文、この資料のみを見てそう思ったということか。他の資料を検索してはいない?

 朴氏「さきほど申し上げたが、私は日本語ができない。なので『ニュース プロ』で翻訳された記事を読んだし、加藤記者の書いた記事の内容が全てそこに掲載されていた。いまは数カ月が過ぎたので記憶があいまいだが、日本語はできないが、そのサイトにリンクがあったか、なかったかははっきり分からないが、あればクリックをして産経のサイトにまで入って見ていたはずだ」

 --証人は「ニュース プロ」関係者についても告発した?

 朴氏「はい」

 --「ニュース プロ」関係者に対する捜査状況や捜査結果の通知を受けたことがあるか

 朴氏「進行状況に関しては、通知を受けていないと思う。私は家にあまり帰らないので、家に来ている郵便物の確認はきちんとできていない

 --証人は朴大統領を個人的に知っているか

 朴氏「大韓民国の国民が朴槿恵大統領を知らない人はいない」

 --個人的に、だ

 朴氏「個人的には知らない」
 --証人は個人的に鄭ユンフェ氏を知っているか

 朴氏「知らない」

 --証人は、公訴事実で被害者が朴大統領と鄭ユンフェ氏と2人となっているが、証人はこの2人と関係がないのに告発したということか

 朴氏「個人的に関係はないが、私は以下のように考えた。現在、大韓民国の国家最高統治権者である大統領は、国民の選んだ大統領であり、その大統領に関し、悪意ある虚偽事実で名誉を毀損すということは、大韓民国の国格を損なわせる行動であると考え告発した」

 --証人は被告人の記事の中で具体的にどの部分が被害者、朴大統領の名誉を毀損したと考えて起訴したのか

 朴氏「調書の内容そのままだ」

 --被告人の記事をお見せる。捜査記録の何ページか教えてほしい

 朴氏「まず、この記事の全般的なニュアンス自体が、朴槿恵大統領に対する悪意あるものであるということは、一般的な理性と常識のある人間であればそう思うだろう。まず、タイトル『朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?』。これから、非常に低レベルな人々の想像力を刺激するものだ。記事の内容は、事実確認の作業より、証券街のチラシを報道の根拠とし、この内容が事実であるかのように、事実関係を歪曲している。また他にも、大統領の男性問題、未婚女性である大統領の男性問題に関して言及することが十分に性的嫌がらせの側面もあると思う。また、対象の鄭氏が離婚したという事実まで言及し、まるで大統領が当時不倫関係にあったかのように描いた記事だと思う」
 --朝鮮日報の記事をお見せする。証人は、崔記者の書いた「大統領をめぐるウワサ」2014年7月18日付の朝鮮日報の記事を読んだか

 朴氏「はい。読んだ」

 --被告人作成の記事のうち、証人が名誉毀損であると考えた部分は朝鮮日報の記事にも「当日某所で秘線と一緒にいた。噂の中の人物は鄭ユンフェ」といったように明らかにここにもあるが、朝鮮日報の崔普植記者を告発しない理由はなにか

 朴氏「もう一度タイトルをみる。以下は常識的に私が判断したものだ。崔普植記者のコラムは忠告の意味が強かった。しかし、加藤氏の記者はタイトルを比較しても対照的だ。サブタイトルを見てもそうだ。(朝鮮日報の記事には)『梅雨時のカビのように増殖するうわさを聞かないためにも、大統領は自らの耳をふさいではならない。カビは太陽の光に当たれば死滅するのだから』とある。これだけを見ても、2つの記事の違いは分かる。朝鮮日報の記事は、世の中に出回っている噂に関して、適切に対応することを求める内容だ。加藤氏の記事は悪意のある虚偽事実を報道しているだけだ。その様な違いがあるからだ。つまり、理性と常識があれば、2つの記事の違いが分かるはずだ。崔記者は国政運営をきちんと行うための忠告であったならば、加藤記者の内容は世の中に出回る証券街のチラシを引用した低レベルなものだった」

 --証人は大統領が2014年4月16日当時、どこで何をしていたのか知らない?
 朴氏「青瓦台が、早い段階で大統領が敷地内にいたと発表している」

 --鄭ユンフェ氏が2014年4月16日当時、どこで何をしていたのかも知らない?

 朴氏「メディア報道と、検察の事実関係確認によると…」

 --本人は知ってるのか知らないかを聞いている

 朴氏「個人的には知らないが、鄭ユンフェ氏がメディアに明らかにした内容によると、市内の別の場所で、占い師と会っていたと言われている」

 --証人は、被告人が記事作成当時、青瓦台や鄭ユンフェ氏に直接確認をしなければならないと思うか

 朴氏「さきほども申し上げたとおり、報道関係者は、普遍的で妥当な良心を判断基準とし、事実を正確に報道するのが言論の責務だ。弁護人の言葉によると、事実関係の確認もなしに好きなように記事を書いていいということか。それは法治主義国家では理解できない行為だ」

 --弁護人はその様な事を言った事実はない。証人の考えでは、崔記者は、青瓦台や鄭ユンフェ氏に確認してその記事を書いたのだろうか

 朴氏「崔記者が事実関係を確認したとは考えがたい。しかし、崔記者は、国政運営に関しコミュニケーションの重要性について忠告したニュアンスだった。加藤氏の記事とは違いがあると思う」
 --証人の告発状だ。証人は被告人のコラムを「我が大統領が…緊密な男女関係」と要約したもので間違いないか

 朴氏「加藤記者の記事の全般的な内容がその様なものであり、私がそのように提出した」

 --証人の前に来た、ジャン・ギジョン氏の告発状もまったく同じ文言だ。文章や単語も相当部分同一です。証人の提出した告発状、証人が自ら作成したのか

 朴氏「私が作成したものだ」

 --被告人、加藤達也は日本の新聞のソウル特派員だ。日本人である記者が朝鮮日報のコラムを読んで引用をするときに、鄭ユンフェ氏や青瓦台に事実確認をしなければならないと思うか

 朴氏「記者なら、記事を書くにあたり、事実関係を確認しなければならないと思う」

 --事実確認の例を挙げてみよう。米国で政界関係者や有名人に関しても同じようなことが起こり得る。その時、韓国の新聞やKBSが米国の有名な新聞に出ている記事を読んで事実関係を確認するということか。直接、米国の政治家や有名人に電話をしたり、事実関係の確認するものではない?」

 検察「異議あり。これは、証人に対する記憶を尋ねるものではなく、意見を尋ねるものだ」
 --異議を受け入れる。証人はセウォル号事故当日、市内某所で朴大統領と鄭ユンフェが会っていたと報道したことが、名誉毀損だと考えた。具体的に被告人の記事でどの部分が、それに当たるか示してほしい。どの部分が朴大統領と鄭ユンフェが某所で会ったと被告人が報道した部分なのか

 朴氏「『政権の混迷ぶりが際立つ事態となっている』『韓国の権力中枢とはかくも不透明なのか』。それから、証券街のチラシの内容だ。鄭ユンフェの離婚の事実に言及、その以下に続く内容自体が、鄭ユンフェの離婚理由が大統領と鄭ユンフェの良からぬ関係であるかのように書いている」

 --証人の指摘した部分は、いくら聞いても、セウォル号事件当時某所で、朴大統領が鄭ユンフェに会ったとか、会ったという疑惑の提起には当たらないのではないか

 朴氏「正常な人が読めば、セウォル号事故当日、大統領の行方は分からず、そして証券街のチラシによれば、大統領と鄭ユンフェという男性が某所で会っていたというニュアンスではないか。私はこの記事自体が、告発状に書いているそのまま、大統領の名誉を悪意のある虚偽事実で損なったものだと思っている」

 --これは証人が被告人の記事の全文と一緒に提出した「ニュース プロ」の記事か?

 朴氏「そうだ。そして私の記憶が正しければ、その下に産経の記事が載っているはずだ」
 --証人が自ら確認を

 朴氏「はい。正しい」

 --証人が提出したものか

 朴氏「はい。そうだ」

 --証人が、セウォル号事故当日7時間、朴大統領と鄭ユンフェが会っていたと思った根拠が、この「ニュース プロ」の記事のタイトル「産経、朴消えた7時間、私生活の相手は鄭ユンフェ?」。これを見てそう思ったのではないか

 朴氏「その影響がないとは言えない」

 --証人は、セウォル号事故当日、朴大統領と鄭ユンフェが会っていた、そして緊密な関係だったと被告人の報道した内容が虚偽だったとこのように判断して告発したのか

 朴氏「そうだ」

 --証人はどんな根拠で告発当時、朴大統領と鄭ユンフェが会っていた、緊密な男女関係であったということが虚偽事実だと断定したのか

 朴氏「青瓦台が7時間、大統領が敷地内にいたことを明らかにしている。大統領が敷地内にいれば、外で会うこと自体が不可能ではないか。そのため、虚偽と思った」
 --証人は、先日、青瓦台の職員が当時、鄭ユンフェが青瓦台に入ろうとしているところを制止しようとして不利益を被ったと新聞記事を読んだことがあるか

 検察「異議あり。証拠として提出されていない資料を根拠にした質問だ」

 裁判長「この事件と関連のあるものか」

 --撤回する。朴大統領と鄭ユンフェが会ったというのが虚偽だということは、青瓦台の敷地内にいたという報道によるものとして、では朴大統領と鄭ユンフェが緊密な関係だったということが虚偽だと思った根拠に関しては、まだ答えていない

 朴氏「緊密な男女関係にあるとは思えない」

 --証人の考えで、虚偽であると判断したのか

 朴氏「そうだ。大統領に付き合っている男性がいれば、すでに報道されているはずだ」

 --では、証人が被告人がコラム作成当時、事実関係を確認していないと断定した根拠はなにか

 朴氏「すでに、青瓦台の発表や報道で当日、朴大統領は青瓦台の敷地内いたと明らかにしている。発表を調べて、電話一本していれば分かったことなのに、そのような努力がなかったと思う」

 --崔記者も事実関係を調べていないと認めた?
 朴氏「世の中の噂のみで報道したから」

 --証人は、崔記者のコラムは被告人のコラムと違うと言った?

 朴氏「はい」

 --ならば崔記者の記事と被告人の記事が違うと感じたのは、証人の嫌いな日本人、日本の産経新聞の記者だからなのではないのか

 検察「裁判長。本件と関連がないと思う」

 弁護人「どうして違うと感じたのかについて質問したい」

 裁判長「先ほど、朝鮮日報は忠告性のもので、産経は性的いやがらせのようなものだと言っていた」

 --撤回する。未婚である女性が離婚した男性と会ったと報道したことが、名誉毀損だ、性的嫌がらせだ、不倫だと言ったが、そうか

 朴氏「未婚の大統領と当時既婚者であった鄭ユンフェ氏が離婚した、この話は誰が読んでも2人の間に何らかの関係があったかのような推測を巻き起こすしかない。そういう風に言及した」

 --コラムを作成したのが8月2日であり、鄭ユンフェ氏が離婚したと報道されたのが5月初頭だったが、被告人がコラムを作成した当時には、独身女性と既婚者である鄭ユンフェが男女関係にあると書いた根拠がどこにあるのか。この記事の日付を見てほしい。2014年8月3日12時、これは証人の提出した資料だ。この時点ではすでに鄭ユンフェ氏は離婚しているのではないか
 朴氏「その時は離婚していた」

 --ではどうして、未婚の大統領がすでに離婚した男性に会ったこと自体が、名誉毀損になり、性的嫌がらせや不倫になるのか

 朴氏「記事の内容にある。証券街では、朴大統領の秘密接触は鄭氏を念頭に置いたものだと思われる。しかし、朴氏の緊密な関係は鄭氏ではなく、その岳父である崔牧師だという政界関係者の話もあり単純ではない。それから朝鮮日報のコラムの話もあったが、崔記者は、忠告の形で加藤氏の記事については、性的嫌がらせ、名誉毀損的な記事であると全般的なニュアンスで判断した。記事の全般的な内容を読めば2つのコラムの違いは誰でも分かると思う」

 --では証人は、結局未婚である女性大統領の男性関係を言及すること自体が名誉毀損だ、性的嫌がらせだ…

 裁判長「弁護人、これくらいにしておきましょう」

 《朴ワンソク氏に対する反対尋問終了》

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