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CMLに載っていた記事の一部をコピペさせていただきます。既に入手済みなのですが、まだ未読。
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【http://list.jca.apc.org/public/cml/2010-December/006819.html】
[CML 006935] 新刊『映画は自転車にのって』紹介
・・・
2010年 12月 15日 (水) 16:19:59 JST
・・・@ビデオプレスです。pmn,cmlに投稿します。
以下、レイバーネットMLからの転載情報です。木下昌明さんが本を出しました。
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長文失礼します。また重複して受けとられる方ごめんなさい。
映画評論家の木下昌明さんの新刊『映画は自転車にのって』(績文堂)が11月末
に出版されました。読み出すととまらない刺激的な本です。
書評らしきものを書きましたのでお読みいただければ幸いです。
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レイバーネットTVの映画コーナー「今月の一本」でおなじみの木下昌明さんの映画批評集が出た。タイトルは『映画は自転車にのって』。なぜ「自転車」なのか。前書きによれば、木下さんは新宿近くに住んでいて都心の映画館に自転車でいけるうらやましい環境にあるらしい。それだけでなく、仕事をしながら定時制高校に通っていた青年時代も自転車はいつも彼のかたわらにあり、それで映画を観に行く習慣がついたという。自転車にのって観て来た数多の映画から数多の評論が生まれた。今回、五冊目になる批評集は、2004年以後の批評をセレクト
しテーマごとに収録している。
今回の批評集を読んでまず感じたのは、世界はますます労働者にとって過酷なものに変貌しつつあるということ、そして木下さんの視線は、新自由主義経済に翻弄され、非人間的な労働と生活を余儀なくされる労働者たちに常に向けられているということだ。映画批評を通しての時代との格闘、その成果が今回の批評集である。
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最終章は「マイケル・ムーアの世界」。マイケル・ムーアは現代アメリカ社会の矛盾を大胆に抉り出しその変革を呼びかけている。新自由主義が席巻する世界を変革しようとする行動の映画人に木下さんは大いに共感する。『キャピタリズム』について「21世紀資本主義の弊害を一つひとつ俎上にのせて、目にみえる形で観客につきつける。・・・映画を媒体にこのように大胆に資本主義の“悪”に切り込んだ作家はいただろうか――。」と絶賛。70年前のチャップリンの提起は、現代のマイケル・ムーアに引き継がれ、果敢に闘われている。そしてユーチューブ・ユーストリームの時代、映像を武器に世界を変えていく試みはますますさかんになるだろう。
最後にこの本の章立てについてふれたい。冒頭のチャップリンから最後のマイケル・ムーアの間には、「映画から見えてくる世界」「韓流ドラマと民主化の関係」「日本人の戦争と戦後」「つくること・訴えること」「内側からみた社会主義」「老人になりきれない老人」の各章が並んでいる。現代社会の核心をつく構成だ。それは中心テーマの労働問題と通底する内容をはらみ、わたしたちが直面する課題をあざやかに提示している。木下さんはあとがきに次のように記している。「わたしの主眼は、あくまでも人間社会そのものを問うところにある。」
木下昌明著『映画は自転車にのってーチャップリンからマイケル・ムーアまで』(績文堂 定価2200円+税)
全国書店・アマゾンで発売中!(12月23日のレイバーフェスタ会場でも販売します)
注文 電話03-3260-2431 FAX03-3268-2431
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