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●「想像」力無き自民党高村正彦副総裁の「真の勇気」ある者、そして、後藤健二さんのメッセージ

2015年02月07日 00時00分03秒 | Weblog


東京新聞の記事【高村副総裁、後藤さんめぐり発言 「真の勇気ではない」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015020401001016.html)と、
nikkan-gendaiの記事『拘束1カ月前に…後藤健二さんが残した最期の“メッセージ”』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156932)。

 「想像」力無き自民党高村正彦副総裁・・・・・・「日本政府の警告にもかかわらず、テロリストの支配地域に入ったことは、どんなに使命感が高くても、真の勇気ではなく蛮勇と言わざるを得ない・・・・・・後藤さんの遺志を継ぐ人たちには、細心の注意を払って行動してほしい」。
 「自己責任論」に堕して死者を鞭打ち、一方、外(害)「遊」での「無責任」かつ「蛮勇」な発言者・アベ様には平伏す高村氏。
 アベ様には「真の勇気」や「細心の注意」はあったのだろうか? 後藤健二んを英雄視する心算もないし、綿井健陽さんの言う後藤さんの「メッセージ」こそが重要だと思う。高村氏は「真の勇気ではない」と言う!? その高村氏の「想像」力は相当に貧困らしい。綿井健陽さんは、「どうか、後藤さんを英雄視しないでほしい。彼が伝えようとした多くの民衆の死を想像してほしい」・・・・・・。

   ●イラク人女性:
      「自衛隊を派遣した日本にも、(この事態を引き起こした)責任がある」

   『●「自己責任」バッシングと映画
        『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件・・・そして』

   『●「赤紙」の来る時代・・・綿井健陽さんの
         「“平和”のありがたさをしみじみとかみしめたくなる映画」

   『●「ではなぜ読者や視聴者はシリアが危険だと知っているのか。
                    伝えようとした人が現場にいたからです」

   『●「死の商人」外交: アベ様がケンカを売った代償、
               火に油を注いだ代償はあまりに大きすぎる

   『●「死の商人」外交: アベ様がケンカを売った代償、
               火に油を注いだ代償はあまりに大きすぎる

   『●憎悪の連鎖を怖れる:
         イラク侵略と人質事件と自己責任バッシングと

   『●邦人人質事件は最悪の結末:
       アベ様は、「ケンカを売り」「火に油を注」いだ責任について言及せず

   『●「憎悪の連鎖」にこれ以上加担する「愚」を
         絶対にやってはいけない ~平和憲法を対抗手段に~

   ●「積極的平和主義」の未来:
       「後藤さん・・・が伝えようとした多くの民衆の死を想像してほしい」


 「文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(昨年9月24日放送)・・・・・・たとえばここで日本が、アメリカの空爆を支持する。安倍さんがこれから国連でやる演説の中で、もうそこまで具体的に言ったりなんかしたら、もう日本も同じ同盟国と見られて、いろんなところに旅行に行っている日本の方々が、テロとか誘拐に気を付けないといけない。それがひとつのバロメーターになる」。
 まるで、アベ様の行動を予見?、していたかのような後藤さんの「メッセージ」。後藤さんは、覚悟の上での行動だったのだろうか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015020401001016.html

高村副総裁、後藤さんめぐり発言 「真の勇気ではない」
2015年2月4日 11時53分

    (党本部で取材に応じる自民党の高村副総裁=4日午前、東京・永田町)

 自民党の高村正彦副総裁は4日、過激派「イスラム国」に殺害されたとみられる後藤健二さんについて「日本政府の警告にもかかわらず、テロリストの支配地域に入ったことは、どんなに使命感が高くても、真の勇気ではなく蛮勇と言わざるを得ない」と党本部で記者団に述べた。

 同時に「亡くなった方にむちを打つつもりはない」とした上で「後藤さんの遺志を継ぐ人たちには、細心の注意を払って行動してほしい」と呼び掛けた。

 外務省は、後藤さんに対し計3回にわたり渡航自粛を要請していた。

(共同)
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156932

拘束1カ月前に…後藤健二さんが残した最期の“メッセージ
2015年2月4日

     (後藤さん本人のtwitterから)

 「イスラム国」に殺害されたフリージャーナリストの後藤健二さんは昨年、過激組織「イスラム国」の支配地域に向かう前に“”を残していた。

 文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(昨年9月24日放送)にゲスト出演し、「イスラム国」について語った時のことだ。中東情勢の現状と今後について、大竹が空爆について<(いままで好意的だった)日本はどういうふうに思われる>との問いにこう答えていた。

   <たとえばここで日本が、アメリカの空爆を支持する。
    安倍さんがこれから国連でやる演説の中で、もうそこまで
    具体的に言ったりなんかしたら、もう日本も同じ同盟国と
    見られて、いろんなところに旅行に行っている日本の方々が、
    テロとか誘拐に気を付けないといけない。
    それがひとつのバロメーターになる>

 くしくもこの日、安倍首相はエジプト・シシ大統領との会談で、米軍によるシリア領内での空爆について<国際秩序全体の脅威であるイスラム国が弱体化し、壊滅につながることを期待する>と発言した。後藤さんの懸念は的中し、後藤さん自身が犠牲者になってしまったのだ。

 ジャーナリストの常岡浩介氏はこう言う。

   「後藤さんの“懸念”は中東を取材するジャーナリストだけでなく、
    国民を守る立場の政府関係者なら分かっているはず
    その上での発言だったのでしょう。その時点(9月末)で、
    湯川遥菜さんは拘束されていた。安倍首相の発言は、
    国民の安全をないがしろにした行為でした」

 過去にはイラクへの自衛隊派遣が原因で、03年、04年の日本人人質事件が起きたように、中東では日本の動向がダイレクトに市民の反応につながっている。安倍首相にとって、今回の「カイロ演説」も中東諸国にどんな影響を及ぼすかは容易に想像できたはずだが、年明け早々の外遊で頭の中はいっぱい。「自国民の安全」なんてことは少しも考えなかったようだ。シリア北部で撮ったビデオに「自分の責任でイスラム国支配地域へ行く」との映像を残していた後藤さん。安倍政権の“無能”を見透かした上の覚悟の取材だったのか
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