asahi.comの記事【積極的平和主義の提唱者、来日へ 「9条守ると主張を」】(http://www.asahi.com/articles/ASH8F5S42H8FUTIL034.html?iref=comtop_pickup_06)。
東京新聞の記事【ガルトゥング博士が来日 60年代に「積極的平和」提唱】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015082002000125.html)。
「この言葉を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が定義する意味とは異なる。博士は19日に来日し、「本当の平和とは何か」を語りかける。ガルトゥング博士は1969年の論文で、戦争のない状態を「消極的平和」としたのに対して、貧困や差別といった構造的な暴力のない状態を「積極的平和主義」と定義した……「私は、日本がこう主張するのを夢見てやまない。『欠点もあるが憲法9条を守っていく』『憲法9条が当たり前の世の中にしよう』『軍隊は持たず、外国の攻撃に備えることもない』『そして核兵器は持たない』と」」。
「平和学の第一人者で「積極的平和」を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が十九日に来日……博士は憲法九条を持つ日本に以前から関心を寄せており、安倍晋三首相が「積極的平和主義」との言葉を繰り返し使っていることに「おそらく安倍首相の言う『積極的平和主義』は日米の軍事的な同盟をベースとしており、日本が米国の戦争を一緒に戦うことになる。私の『積極的平和』と中身は違う」と懸念を示した」。
真の平和主義学者とアベ様という積極的戦争主義者。アベ様がコピー(?)した「積極的平和主義」は、「ノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士」の原義を跡形も無く破壊している。博士が夢見てやまないこと、それらを叶えることなく壊憲していいのか? 原義を知ったうえで、アベ様がコピー(?)したとするならば、相当に悪質な改悪。
『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」』
『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判』
『●形だけの議会制民主主義が、
戦争法案・壊憲法案でアベ様によりさらに形骸化』
『●砂川事件元被告、戦争法案・壊憲法案を
「まったくでたらめな解釈」「立憲主義への冒涜」と指摘』
『●アベ様の「誇りある国へ」=
戦争で「殺す側になる」「人殺しに加担する」、でいいのか?』
『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で
法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」』
『●アベ様のやっていることは「改憲」ではない!、「壊憲」!!』
『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」』
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【http://www.asahi.com/articles/ASH8F5S42H8FUTIL034.html?iref=comtop_pickup_06】
積極的平和主義の提唱者、来日へ 「9条守ると主張を」
牛尾梓 2015年8月19日01時20分
(ヨハン・ガルトゥング博士=2003年8月、広島市中区)
新たな安全保障法制の成立をめざす安倍晋三首相が掲げるのは、「積極的平和主義」。しかし、この言葉を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が定義する意味とは異なる。博士は19日に来日し、「本当の平和とは何か」を語りかける。
ガルトゥング博士は1969年の論文で、戦争のない状態を「消極的平和」としたのに対して、貧困や差別といった構造的な暴力のない状態を「積極的平和主義」と定義した。
「日本は良い軌道を見いだせていないと強く感じている。私が日本に行くのは、日本に大きく期待しているからです」。ガルトゥング博士を日本に招いた関根健次さん(39)によると、博士からすぐに承知する返信が来たという。博士が紛争国以外に訪れるのは、珍しいことだという。
博士は来日する目的をビデオメッセージに込めて、こう続けた。「私は、日本がこう主張するのを夢見てやまない。『欠点もあるが憲法9条を守っていく』『憲法9条が当たり前の世の中にしよう』『軍隊は持たず、外国の攻撃に備えることもない』『そして核兵器は持たない』と」 ・・・・・・・・・。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015082002000125.html】
ガルトゥング博士が来日 60年代に「積極的平和」提唱
2015年8月20日 朝刊
(田原総一朗さん(左)との対談に臨むヨハン・ガルトゥング博士
=19日、東京・六本木で(淡路久喜撮影))
平和学の第一人者で「積極的平和」を提唱したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士(84)が十九日に来日し、本紙のインタビューに答えた。博士は憲法九条を持つ日本に以前から関心を寄せており、安倍晋三首相が「積極的平和主義」との言葉を繰り返し使っていることに「おそらく安倍首相の言う『積極的平和主義』は日米の軍事的な同盟をベースとしており、日本が米国の戦争を一緒に戦うことになる。私の『積極的平和』と中身は違う」と懸念を示した。
博士は一九六九年の論文で単純に戦争のない状態を「消極的平和」とする一方、貧困や差別などを構造的な暴力ととらえ、これらのない社会状況を「積極的平和(positive peace)」と定義した。博士の定義はその後、世界の平和研究に大きな影響を与え、平和学の確立につながった。日本政府は「積極的平和主義」をproactive contribution to peaceと英語訳している。
福岡市の映画配給会社「ユナイテッドピープル」の社長関根健次さん(39)が、戦後七十年の節目の年に安倍首相が安全保障関連法案の成立を目指していることに危機感を覚え、招いたのに応じて来日した。十九日に東京都港区で開かれた講演会でジャーナリスト田原総一朗さん(81)と対談。二十一日には横浜市での講演会と学生を交えたワークショップに出席する。
<ヨハン・ガルトゥング> 1930年、ノルウェー・オスロ生まれ。オスロ大で数学と社会学の博士号を取得。59年にオスロ国際平和研究所を設立。69年に論文の中で「積極的平和」を提唱した。世界各地の紛争の仲介者としても活動している。87年、もう一つのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞。邦訳著書に「構造的暴力と平和」(中央大学出版部)、「平和を創る発想術」(岩波書店)など多数。
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