No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

嗚呼ここは青森(完)

2017-03-25 | 















何かつけて青森県に行きたくなる病は一向に治らない。昨年は、4月、7月、8月、9月の4回。今年に入ってからは1月に続き今回で2回目である。青森市は1月に五所川原に行った際にも立ち寄っているので、今回はパスしようと思っていた。でも帰路ルート上にあることと、丁度昼食時に通過することになるので、青森駅前の市場で「のっけ丼」を食べに行くことにした。

のっけ丼とは、市場内の魚屋さんから魚介の刺身などを集めて丼を作る楽しい食べ物である。まずは、1枚100円(税別)のチケットが、5枚または10枚綴りになってるものを買う。そのうちの1枚使い、丼ぶりのご飯と交換する。あとは市場内の魚屋を巡り、好きな食材とチケットを交換する。食材は刺身が中心で、どの食材がチケット何枚かが明示され、予め小分けされている。タコ刺しなら1枚とか、マグロのトロなら3枚とか、そういう感じだ。丼の完成形をイメージせず、欲望の赴くままに交換していくと、非常にアンバランスな丼となってしまうのは言うまでもない。途中は写真も撮らず、作業に集中した。

残りの写真は昼食とは直接関係ないが、腹ごなしに散策した青森の風景お持ち帰りセットである。これにて今回の青森シリーズ、終了する。
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駅前の光景 J津軽鉄道・津軽中里駅

2017-03-24 | 駅前の光景















津軽鉄道の終着駅である。津軽鉄道には何度も乗ったが、どうしても金木駅から先に行くことはない。今回竜飛方面に行く際に、駅舎カフェの芦野公園駅と終着駅の津軽中里駅に短時間立ち寄った。津軽中里駅は、想像以上に立派な駅舎であることに驚いた。駅前にはタクシー会社と閉店した商店。脇の路地には美容室があった。それなりに歩いて生活できる街並みで、東北の小さな駅としては珍しい。駅の半分はイベントスペースというか物産館のようになっていた。昼食を食べたあとだけど、「けの汁」、とても気になった。2枚も張り出しているからには旨いに違いない。真冬には全く違う姿を見せてくれそうな駅だった。


X-PRO2 / XF23mm F1.4R
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駅舎というカフェ

2017-03-23 | ローカル鉄道

















<おまけ>


竜飛シリーズ自体は終了だけど、行き帰りに撮ったものがオマケ的に存在する。僕にとって竜飛は、最果ての町であると同時に、太宰治の著作「津軽」を追う旅でもある。オマケその1は、旧金木町にある津軽鉄道の駅に立ち寄った写真である。

太宰治の生家、斜陽館で有名な旧金木町には、津軽鉄道の金木駅という駅がある。その駅の隣にあるのが「芦野公園駅」である。この駅の凄いところは、1975年に廃止された旧駅舎がそのまま残っていることである。現在は「駅舎」という喫茶店となっており、隣に建てられた現駅舎とはホームでそのまま繋がっている。というか、喫茶店でそのまま切符を買って列車にのることもできれば、列車から降りて直接喫茶店に入ることもできる。つまりはホームを共有し、横に増設する形で新駅舎が建てられたのである。

太宰治の「津軽」の中では、金木町の町長が上野駅で「芦野公園駅」までの連絡切符を購入しようとしたところ、「そのような駅は存在しない」と言われ憤慨し、駅員に調べさせてようやくのことで切符を購入したとのエピソードが書かれている。


LEICA M9 / ELMARIT M28mm (4th)
※ナポリタンの写真は、iPhone 6S
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三厩町~後ろから前からどうぞ

2017-03-22 | 










竜飛に行く途中には、いかにも浜町という感じの素朴な集落が点在していた。キリがないので立ち寄りたい気持ちを抑えて、当初の目的地を急いだ。そして帰路。あの面白そうな集落はどこだったかなと思いつつ車をゆっくりと走らせた。なにしろ前にも後ろにも他の車は走っていない。ところが、それらしき集落が中々見つからない。途中で一カ所だけ車を停めて1キロほど歩いたが、とうとう目的の場所が特定できぬまま竜飛圏内を抜けてしまった。そういえば昔、畑中葉子は唄っていた。「後ろから前からどうぞ~♪」。

つまりは前から見るだけでは駄目なのである。後ろも見なきゃね、という話である。そんなわけで中途半端になってしまったけど、三厩のどこかの集落の写真を掲載する。

X-PRO2 / XF23mm F1.4R
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日出ずる町、日沈む町

2017-03-22 | 
僕は西伊豆で生まれ育った。西伊豆の海に落ちる夕日は見事で、海の上にオレンジに染まった真っすぐな道が出現した。夕日が落ちる瞬間は「ジュッ」と音がするのではないとすら思った。その見事な夕日を見ることができる代償として、感動的な朝日を見る機会はなかった。朝日は山の間から上がり、太陽が姿を現す前に、すでに町は明るくなった。感動的な要素はあまりない。同じ伊豆でも東海岸に行けば、感動的な朝日を毎日のように見ることができる代償に、夕日は平凡だったのだと思う。人な何かを得る代わりに、何かを諦めなければならない。これは僕が学んだ教訓だった。

ところが、津軽半島最北端の地、竜飛では事情が異なる。太陽は東の海から昇り、西の海へと沈む。同じ地にいながら、その両方を見ることができる。昇る太陽と沈む太陽の両方を得た代わりに、当然諦めているものもあるとは思う。僕の滞在時は夕日ははっきりと見えなかったけど、綺麗な日の出を見ることができた。久々に見た朝日は、とても美しかった。寝ぼけ眼で浴衣を着たまま、ホテルの窓のガラス越しに撮ったのだけど、あとで廊下にでたら目の前にあるドアを開ければ、階段からばっちり撮影できたことが分かった。惜しいことをした。画面奥に見える地は、下北半島である。


LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
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