No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

モノクロの短い旅(最終回):南極観測船しらせ

2017-09-16 | 







すでに書いた通り、帰路は酒田を抜けて秋田方面に帰るルートを選んだ。「南極観測船(砕氷船)しらせ」が酒田港に停泊し、一般公開されていることは偶々知った。これも何かの縁だと行ってみることにした。残念なことに内部見学はタッチの差で間に合わず。外から見ることしかできなかった。想像以上に大きな船だった。大きな船に憧れるというのは男の本能なのだろう。
Mモノクロームだけを持ったモノクロの短い旅は、これで終わりである。いつも以上に楽しかった反面、写真を撮ることの難しさにも直面した短い旅だった。


LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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日本海

2017-06-28 | 
日本海である。潔いほどに何もない。こういう海外線が何十キロ単位で連なっている。箱庭のような時もあれば、天地創造の時もある。良くも悪くも、太平洋とは別の世界観、そこにはある。


LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
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日出ずる町、日沈む町

2017-03-22 | 
僕は西伊豆で生まれ育った。西伊豆の海に落ちる夕日は見事で、海の上にオレンジに染まった真っすぐな道が出現した。夕日が落ちる瞬間は「ジュッ」と音がするのではないとすら思った。その見事な夕日を見ることができる代償として、感動的な朝日を見る機会はなかった。朝日は山の間から上がり、太陽が姿を現す前に、すでに町は明るくなった。感動的な要素はあまりない。同じ伊豆でも東海岸に行けば、感動的な朝日を毎日のように見ることができる代償に、夕日は平凡だったのだと思う。人な何かを得る代わりに、何かを諦めなければならない。これは僕が学んだ教訓だった。

ところが、津軽半島最北端の地、竜飛では事情が異なる。太陽は東の海から昇り、西の海へと沈む。同じ地にいながら、その両方を見ることができる。昇る太陽と沈む太陽の両方を得た代わりに、当然諦めているものもあるとは思う。僕の滞在時は夕日ははっきりと見えなかったけど、綺麗な日の出を見ることができた。久々に見た朝日は、とても美しかった。寝ぼけ眼で浴衣を着たまま、ホテルの窓のガラス越しに撮ったのだけど、あとで廊下にでたら目の前にあるドアを開ければ、階段からばっちり撮影できたことが分かった。惜しいことをした。画面奥に見える地は、下北半島である。


LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
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カモメかウミネコか、それが問題だ

2017-03-20 | 




津軽海峡冬景色には、「凍えそうな鴎見つめ泣いていました」というフレーズがある。ネットで検索すれば分かることだろうが、僕には「カモメ」と「ウミネコ」の区別が付かない。竜飛崎突端の帯島に行くと、それらしき鳥が沢山いた。あまり人を恐れないようだ。普通の標準ズームで楽勝に撮影できた。上がカモメで、下がウミネコ?


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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灯台

2017-03-10 | 
先週末は久々に雪が降った。出先でも気温と服が合わず寒い思いをした。でも、空の色、空気の肌触り、陽射しの強さ、様々なものが「もう春が近い」と言っている。

X-PRO2 / XF14mm F2.8R
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冬の浜

2017-01-06 | 








これは数日前の写真だ。僕は静岡の海沿いの町で生まれ育った。冬の海は冷たくて厳しいと思っていたが、やはり日本海側の厳しさ(寂しさ)とは比べものにならない。いまは秋田の地で十年以上暮らし、冬の日本海にも慣れてきた。静岡では、人々は何かと海に行く。暑い夏の夕方や夜には、夕涼みと称して海辺でビールを飲む人たちもいた。冬だってビールこそ飲まないけど、散歩したりする。いらないものも昔は海で焼いていた。海辺のことは、「浜」と呼び、庭の延長みたいに考えているところがある。ちょっと浜に行ってくる、そういう感じで海に行く。
一方、日本海の海辺は民家とは離れたところにあることが多い。正確にいえば、日本海の民家は海辺から離れたところに建てられている。しかも冬は凍てつく強烈な風で近づくこともままならない。だから気楽に浜に行く人はそう多くない。そんな日本海だけど、年末年始の秋田県は穏やかな気候で、写真の通りの状況だった。これは中々稀有なことである。



X-PRO2 / XF23mm F1.4R

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クラゲは闇に浮かぶ

2016-12-11 | 












まあ大体いつも通りの撮影。少し変わったシーンとしては4枚目で、小さなプランクトンを餌として与えているところだ。じっと見てもどうやって食べているのかはよく分からない。ちなみにこの写真は「クラゲ水族館」として有名な鶴岡の加茂水族館で撮影した。


※誤解のないよう明記しておくと、基本的には撮影禁止の水族館である。単純にクラゲの生態保護の観点からの措置だ。以前はキッパリと入場時に撮影禁止を名言していた。現在は状況を注視しながら迷惑がかからない範囲は黙認される。迷惑がかからないとは、他のお客さんの迷惑にならないこと(三脚等を使用したり、水槽を独占しないこと)に加え、フラッシュ撮影の問題だ。真っ暗な水槽のクラゲを撮影しようとフラッシュ撮影をしてしまう人がいる。フラッシュを焚いてもクラゲは綺麗に写らないし、クラゲに相当のストレスを与えることになる。フラッシュ撮影を強制禁止にする方法が分からない方もいるので、当初全面撮影禁止が徹底されていたのも頷ける。館内には、スタッフ(館長も)が巡回しているので、分からないときは相談すれば良いと思う。

クラゲの生育に悪影響がなければ今後も同様の状況(一定条件での黙認)が続くだろう。逆にマナー違反が多ければ、全面撮影禁止となるかもしれない。このまま撮影できる状況が続いて欲しいと思っている。そんな状況には目もくれず。クラゲはユラユラと闇を漂っていた。



X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

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逆さクラゲ

2016-12-10 | 
EOSから富士Xに移行した際、「これだけは諦めなきゃな」と思っていたのが、クラゲ撮影だ。EOS6Dでは、ISO12800かつハイブリッドIS(何のことやらよく分からない)のマクロレンズで撮っていた。それに準じていないと無理ではないかと敬遠していた。ところが、今回X-PRO2で撮ってみたら、全然いけることが判明した。とても嬉しい。驚くことなかれ、これjpegですよ。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

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透明に近いブルーな空

2016-11-19 | 
11月の港の空は、薄いブルーに染まっていた。もう夕暮れが近いのに、産まれたての朝のような透明感を保っていた。そして雲は、その空の下に低く垂れ込めていた。こんな穏やかな港の空は、秋田では今年のうちにあと数回しか見ることはできないだろう。


X-PRO2 / XF14mm F2.8R

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2016-11-17 | 




僕は海沿いの町で生まれ育った。子供の頃から漁港には慣れ親しんでいた。あの重油にまみれた船の匂いや、漁網に残る魚のすえた匂いを、今でも鮮明に覚えている。その産まれ育った太平洋添いの町と、今僕が秋田で見る漁港では雰囲気が全く異なる。日本海の漁港は、荒波を避けるために人口の内海を造成している。穏やかな日本海は、穏やかな太平洋よりも静かに見えるほどだ。それでも間も無く、この穏やかな内海にも強烈な風と波が押し寄せるだろう。




X-PRO2 / XF35mm F2R WR

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