四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

今井美樹『PRIDE』

2022-12-23 14:52:26 | 音楽
嫁さんと知りあって初めてのクリスマス。
素敵な思い出を作りたい。
いつまでも忘れない特別な記念日にしたい。
何処へ行こうか。
何を食べようか。
プレゼントは何にしよう。
12月に入るとそんな事ばかりを考えていた。

あの頃は12月23日が天皇誕生日で祝日だった。
24日、25日は平日で仕事。
だから23日に二人だけのクリスマスイベントを行った。

12月にしては暖かな日だった。
伊良湖岬までドライブにでかけた。。
昼ごろ海の見えるおしゃれな喫茶店でランチ。

伊良湖岬。
青い空と青い海。
風もなく穏やか。
二人で海を見つめる。
まるで水彩画のような景色。

そしてフェリーに乗り知多半島の師崎へ。
海風が頬を通りぬける。
沈みかけて行く太陽。
夕陽がものすごくきれいだった。

師崎に着けば薄暗い。
フェリー乗り場の灯りが僕たちを照らす。
予約していた内海にある海岸沿いのレストランへ。
店内はやや薄暗かった。
こういうムードに慣れていない僕は緊張していた。

運ばれてきたコース料理。
食べながら将来のことを話した。

車の中でプレゼント交換。
帰り道の途中・・・。
僕たちは結ばれた。

車の中でよく聴いた今井美樹さんの『PRIDE』
この歌を聴くとあの頃を思い出す。
二人の思い出の曲となった。

昨夜、食事をしながら嫁さんと初めての
クリスマスの話しをしたら、
「よく、そんなことを覚えているね」と言われてしまった。

いつまでも僕は思い出として残しておきたい。
あの頃のロマンを心の引き出しにしまって置きたい。

でも嫁さんは明日の天気が気になったり、
年末の掃除や買い出しなど夢のない現実の話しばかり。

明日のクリスマスイブ。
「イルミネーションでも見に行こうか」と言ったら
「寒いで行きたくないなぁ」と言っている。

男はロマンを求め、女は現実を考える。
誰かがそんなことを言っていた。
うん、うん、納得できるなぁ。

今井美樹 -「PRIDE」
Music Video
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする