wood works crando のブログ。

木工作家。ご注文頂いた家具や小物、オリジナル作品などを載せています。 #羊のメモスタンド

志らくのピン。

2012年10月31日 21時19分46秒 | 趣味
22日に県民会館にて、立川志らく師匠の、志らくのピンを見て来ました。


寄席って言うのかな?


会場で生で見るのは、本牧亭以来なので楽しみでした!


前座に弟子の方が権助提灯を。

この話始めて聞いた。

主人が嫁に妾が寂しいだろうからそっちに今日泊まれと言う。
言われるがままに権助に提灯を持たせ妾の家に行くが、妾も今後の付き合いを考えると、ここで甘えると嫁さんに申し訳ない。だから今日は家で寝てくれと言われる。
権助に提灯を付けさせて、家に戻るがそっちへ行けと言われ追い出される。
また権助に提灯を付けさせる。
これを繰り返してるうちに、最後に権助に提灯を付けさせようとすると、もう付けなくていいと言われる。
何故だ?と聞くと、もう世が開けた。

何だろ、文章で見ると面白くないな~。書き方が悪いのか?


そして、志らく師匠登場。

談志の色々な話から笠碁。


マクラが亡くなった円楽師匠と談志の仲のいい話だったので、出てくる人物が必然的に2人になってました。

碁が趣味の大店の主人2人の話。
強くなる為に待った無しでやろうと言うが、すぐ待ったを言う。それを無理に通そうと、過去の話まで持ち出す。怒って仲が悪くなるが、3日も経つと暇でやる事がなく、タバコ入れを取りに行くとまたその店に行く。
雨で笠をかぶって来たので、取らずに碁を打とうとすると、碁盤に雨がポタポタ。
傘を取るから待ってと言うと、いえ待てません。




そして、中入りを挟んで、


何と今年初の芝浜!!

芝浜は師匠談志の残した遺産のようなもの。

形が談志らしくなってました。

談志のおかみさんがとてもキュート。

志らく師匠もそれを活かしていたなと感じました。

芝浜、最後の、また夢になるといけね。を聞きたくて見てるよね。

しかし、終わった後のお客さんがすぐ帰るからさ~。もう少し余韻に浸りたくて座ってたかったのに、バタバタ帰るのね。

なんか帰りたくなかったな~。もうちょっと聞いていたかった。

だからまた聞きに行きたくなるんですね。

今度はあの方の襲名披露に行って来る!!

手塚治虫展へ。

2012年10月31日 21時07分46秒 | 日常
こんばんは。


昨日、姪っ子が土日文化祭だったため代休。


なので、盛岡へ行って来ました。


手塚治虫展を見に!





いや~、原画の力は凄いですね!


線の強弱、輪郭の柔らかさ、細部まで見て来ました。


僕の好きな漫画はブラックジャックと火の鳥とどろろ。


そのうちアドルフに告ぐとか、ブッダとか集めるでしょうね。


原画の細かい線がひとつひとつ重なり、人物、背景になっていく。


凄いカッコいいですね。


ぜひまだ見てない方は来月の4日までですので、ご覧になって下さいね~。



特注ウッドリング。

2012年10月27日 11時26分12秒 | オーダー品
こんばんは。


いつの時代から指輪と言うものが存在したのか、


調べてみると、起源はローマ時代には左手の薬指に婚約と言う意味でもう着ける習慣があったそうです。


そして、左右の手、着ける指によって意味合いが違ったそうで。


Webショップのウッドリングをご覧になられたお客様から、問い合わせがきました。


木で出来た指輪を探していたら、僕の所に行き着いたそうです。


ありがたい事です。


ショップに載ってる模様が気に入ったとの事で、同じ柄で。





真ん中にある塊が模様になります。


手前のクランプで固定してるのが、上と下に黒檀を貼ってるので、圧着してます。





そして、仕上がったのがこちら。


僕はオーダーで制作させて頂く時に心掛けるのが、コテコテに媚びたデザインでは無く、自分の作品らしさを出す事だと思ってます。


オーダーだとお客様の意見をきちんと聞いたうえで制作するのが大前提です。

が、そこに何かしらの自分にしか出せない個性的な何かを出すのが、大事なだと思ってます。


なので、今回もまるっきり同じデザインと言うよりも、同じ材料の模様ではありながら、幅をちょっと変えて変化を付けて制作しました。


ただ、これが喜んでもらえるかどうかと言う不安は常にあります。


ですから、発送し届いてご覧になって貰うまでとても緊張します。


その後、来たメールを抜粋します。


「 最高の出来上がりです。本当にありがとうございます。


最高っす(=´∀`)人(´∀`=)‼‼‼ 」


で、一緒に送られた画像が、





もうこの文章ですべての不安と緊張が吹っ飛びました!


この度はありがとうございます!


末長くお幸せに。






東京にて。

2012年10月23日 22時21分51秒 | 展示会とイベントのこと
こんばんは。


今日から東京で山本さんの展示会をやっております。


そこには僕のナバホスピンドル、ニディノディが並んでます。





綺麗なディスプレイ。さすがですね~。





そして、ニディノディが吊るされて!


何と、こんな見せ方があったのか!


カッコ良く見せてくれてありがたいです!


どちらもお客様からの写真です。


ありがたいです。


お客様から感想を頂けるととても刺激なります。




展示会名・羊時間 いま・ここ・ひつじ

場所・GALERIE malle

東京都渋谷区恵比寿4-8-3

期日・10月23日(火)から10月28日(日)

時間・12時から19時(最終日は16時)


僕はいませんが、山本さんがいます。

お時間ありましたら是非足を運んでみて下さい。

山本さんの作品も素敵です。

とりあえず触り心地が気持ちいい。

見て、触れて、感じてみてください。

芸術の秋。

2012年10月21日 21時59分18秒 | 想い
こんばんは。


2日間、デコ屋敷本家大黒屋さんの一関商工会イベントのお手伝い、無事に終わりました。





店番を手伝ってて、完全に僕は三春の人でした。


とりあえずそう成りきってました(^^)





デコ屋敷の張子の魅力は、絵付け体験出来る事。


今回のイベントもやりました。

子連れさんの絵付けが多く、賑わいました。

子供の絵はとても斬新。

そうじゃないといけないと言う固定概念がない。無いからこその面白さがあって刺激を貰いました。


ダルマの背中に花柄を描いたり、全体金に塗って、目が水色とかでロボットみたいだったり、岡本太郎ばりの斬新な絵具ののせ方だったり。


親がえ~って言ってるけど、僕はそれでいいと思ってます。


筆で絵を描く難しさを感じ取れて、やり方を工夫し、経験になる。


そして、将来その張子を見て何か感じてくれたらいいなと思います。


貴重な、素晴らしい伝統工芸を体験出来たんですから、子供の頃の大事な思い出になって欲しいです。



そんな僕も豆ダルマに絵付けしました。





三春ダルマを意識して、そこに三春人形の着物と三春駒の模様をあしらってみました。


三春にちなんだデザインを取り入れた模様です。


久々に筆で絵を描きましたが、とても楽しかったです。


木をいじってても思うのが、色。


だから寄木で表現したくなるんですね。


絵具で絵を描いていく、ダルマの模様は絵を描くと言うより、色をそこに置いていくという感覚。


どうやら色彩の表現が好きなようです。


確かに生活の中に色は溢れてます。


特に実家の岩手に来て感じるのは、視野に入る山と空が広いこと。


これって凄い贅沢な事だと思います。


今回のお手伝いでまたいい刺激を頂きました。


なかなか忙しかったですが、充実した時間を過ごせました。


張子を買って下さったお客さんも、絵付け体験した子供達も、大事に持っててほしいなと思います。


そして、デコ屋敷の当主、絵付師のO庭さん、ありがとうございます!!