斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

鉄砲水にやられるとどうなるか

2017年08月11日 09時41分02秒 | 学校.学会訪問記
京都大学宇治川オープンラボラトリーで行った実験です。
流速5 m/sの流れの中で立っていられるかどうかという実験映像です。

上流を向いている分には流されませんが、大きさ10cmくらいの石だったら水と一緒にすっ飛んできます。こんなのに当たったら、足を怪我してしまい、立っていられないでしょう。途中で、危険を感じ、全部流れていくまで空中浮揚していました。

上流から下流に体を向けた途端、足をすくわれて、流されていきます。あくまでも上流を向いて踏ん張っている時だけ、なんとか流されずに済みます。

台風や大雨で、流れの中を歩くのはたいへん危険です。避難指示がでても周辺が水浸しなら、垂直避難、つまり2階以上の高さに逃げろということになります。

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