風と光とわたくしと

自然、植物、伝統文化、社会問題などを、写真を多く取り入れて、感じた事に光をあて風のように自由に書いてみます。

自根なす

2012年09月12日 14時20分07秒 | 自然
自根なす(じこん)という呼び方は余り一般には知られていません。かくいう私も息子の農場を手伝う前は知りませんでした。

なすやきゅうりは普通は接木苗を使って栽培されることが多いようです。
接木は自分の根ではないので、それに対して自分の根、という事で自根という呼び方をします。
どう違うかというのは詳しくは知りませんが、接木の方がどうやら丈夫で育てやすいらしいのです。けれど、実った果菜(果物のように実がなる野菜類)は自根の方が味が良いらしいです。

息子の農場(太陽ファーム)では全て自根ですが、市場などに出荷するとほとんどの方が自根と白根の文字を判別することなく「しらねなす」という品種かと思われるらしいのです。

こだわりの野菜を作るのもいろいろ悩みもあって大変そうです。

なすといえばニジュウヤホシテントウムシがたくさんつきます。水を入れたビンを持って見回りながら見つけ次第ビンに投入します。多い時はすごい数のテントウムシがいますが、3日4日、この捕殺を続けるとかなり効果があがります。
何しろこの虫はなすの表皮をきたなくなるくらいかじりまくります。商品にならないくらいまでやってくれます。

農薬を使う農法では1週間に1回程度薬を撒くそうですから虫に食われている方がまだ安心だと私は思いますが、きれいななすの方がよく売れているのです・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。