千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

こんぴら歌舞伎

2008-04-14 | 歌舞伎
9日に四国の「こんぴら歌舞伎大芝居」に行ってきました。
一度見てみたいと思っていたのが、今年はチケットを取ることが出来、
日本最古の芝居小屋である金丸座で「市川海老蔵さん」を見てきました。
切符と旅館のセットを、JR四国で販売をしているのをネットで見つけて即申し込んで、
この日を楽しみにしていました。

四国へ行ったことがない私は、瀬戸大橋を渡って四国初上陸です。
穏やかな瀬戸内海を楽しみながら特急「南風」で岡山から1時間弱で「琴平駅」に到着です。
こんぴら歌舞伎のノボリがはためく中、まずはこんぴら参りをします。
御本宮までは石段が785段あるとのこと・・・わぁ~大丈夫かなあ・・・心配でしたが、
“急な石段と平端なところ”の繰り返しなので思ったよりきつくはなく、無事「御本宮」まで辿り着き、
お参りすることが出来ました。
途中、椿や山桜を楽しんだり、少し散り始めた桜の花吹雪の歓迎もあり、見下ろす景色も素晴らしくて
疲れを感じませんでした。
と云っても、下りで足がガクガク震えてしまった友人もいましたが・・・



さて、目的の金丸座へ・・・・第二部は3時から開演ですが、枡席だけの指定になっていて、枡席の中でも前の席を取るためには早く行って並んだほうがいいと旅館の女将さんが教えてくれたので、1時間ほど前から並んで一番前を取りました。
サイドですが舞台に近い2階席だったので、役者さんの顔がしっかり見えて大満足でした。
金丸座はもっと古い建物かと思ったんですが、意外ときれいでした。
700名ほど入るそうで、この日もいっぱいでした。
1階の枡席はお客さんが座ってしまうと、通路はあの細い板の上です。
案内役のお茶子さんに恐々手をひかれていくお客さんが、2階からよく見えます。



演目は「夏祭浪花鑑」と「供奴」
海老蔵さんは、いい男だし、キレのいい演技が素敵でした。
今回は二役で女形にもなりましたが、初めての女形だそうでちょっと大柄ですが新鮮でした。
「供奴」は15才の尾上右近さん、若々しいきびきびした踊りで、とても可愛いかったです。
最近人気だそうです。
江戸時代にタイムスリップしたようなこの芝居小屋でのお芝居、もっと見た~いと友人と叫びましたが、この位でいいのかも・・・足が・・正座も大変・・じきに何でもありのお行儀の悪い体勢に!

お宿は古い旅館でしたが、これが大当たり!
家族的で心のこもったおもてなしがあり、やさしい気遣いに気持が和みました。
翌日は途中下車で姫路城へ寄ってきましたので、
また、写真をアップします。