R.シュトラウス:楽劇「ばらの騎士」全曲
元帥夫人:エリーザベト・シュヴァルツコップ、オックス男爵:オットー・エーデルマン、オクタヴィアン:クリスタ・ルートヴィヒ、ファーニナル:エーベルハルト・ヴェヒター、ゾフィー:テレサ・シュティッヒ=ランダル
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団、合唱団( 1956年録音、EMI盤)
私のCD棚には「ばらの騎士」の全曲CDが5組並んでいる。しかし今まで、何故か、この名盤の誉れ高いカラヤン指揮の1956年録音の全曲CDは並んでいなかった。ウィーンフィルとの再録音(ドイツグラモフォン盤)はあるというのに・・・。
やはり、このオペラとの出会い、そして、あの1960年のザルツブルグ音楽祭の記録映画のイメージが大きすぎたということだろう。
そして、やっと今、2300円という安価のCDをネットで見つけて、とうとう思い腰を上げて?購入してしまった。
このオペラの全曲に初めて接したのは、遠い昔、私の大学生の時、銀座のヤマハホールで見た1960年のザルツブルグ音楽祭の記録映画。
本当にビックリした。この世に、こんなに美しいものがあるのか!と思った。
エリーザベト・シュヴァルツコップの気高さ。アンネリーゼ・ローテンベルガーの可憐さ。そしてR・シュトラウスの音楽!特に効果的に使われているワルツの凄さ!この当時、既に楽劇「サロメ」の全曲は聴いていたので、本当に同じ作曲家の作品かと思ったくらい。
特に第3幕の大詰めは、あまりの美しさに茫然としてしまった記憶がある。
そして、まだ余韻が残っている翌日、有り金をかき集めてレコード店に走り4枚組のカラヤン盤(CDと同じ1956年録音)を購入した。4枚組の豪華なケースのセット物だったので1万円を超えていたはず。
そして今や、あの思い出が詰まった録音がCD3枚組で2300円。こんなにお手軽になっていいのか?そんな抵抗感も購入しなかった原因かもしれません。
また1960年の記録映画が初めてビデオ化になった時は直ぐに購入したし、今はDVDも持っているので、これで十分という気持ちがあったのかもしれません。しかしCD棚に、この1956年録音のカラヤン盤が並んでいないというのは、やはり何か忘れ物をしているような気持ちだったのも確かです。
この録音のゾフィーがアンネリーゼ・ローテンベルガーだったら、ファーニナルがエーリッヒ・クンツだったら、そしてオケがウィーンフィルだったらとは、やはり言うまい。思ってはいけない。
久し振りに聴いてみて、このオペラからあふれ出てくるような「香り」は1956年のこの録音からも十分に伝わってくる。
同じカラヤンの指揮でもウィーンフィルとの再録音盤より、やはり1956年盤の方が私は好きだな。
そしてエリーザベト・シュヴァルツコップの存在の大きさ。
やっぱりエリーザベト・シュヴァルツコップ!
今も第3幕がスピーカーから流れている。いよいよ大詰めの3重唱。
じっくりと聴いて、その美しさに酔うことにしましょう。
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元帥夫人:エリーザベト・シュヴァルツコップ、オックス男爵:オットー・エーデルマン、オクタヴィアン:クリスタ・ルートヴィヒ、ファーニナル:エーベルハルト・ヴェヒター、ゾフィー:テレサ・シュティッヒ=ランダル
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団、合唱団( 1956年録音、EMI盤)
私のCD棚には「ばらの騎士」の全曲CDが5組並んでいる。しかし今まで、何故か、この名盤の誉れ高いカラヤン指揮の1956年録音の全曲CDは並んでいなかった。ウィーンフィルとの再録音(ドイツグラモフォン盤)はあるというのに・・・。
やはり、このオペラとの出会い、そして、あの1960年のザルツブルグ音楽祭の記録映画のイメージが大きすぎたということだろう。
そして、やっと今、2300円という安価のCDをネットで見つけて、とうとう思い腰を上げて?購入してしまった。
このオペラの全曲に初めて接したのは、遠い昔、私の大学生の時、銀座のヤマハホールで見た1960年のザルツブルグ音楽祭の記録映画。
本当にビックリした。この世に、こんなに美しいものがあるのか!と思った。
エリーザベト・シュヴァルツコップの気高さ。アンネリーゼ・ローテンベルガーの可憐さ。そしてR・シュトラウスの音楽!特に効果的に使われているワルツの凄さ!この当時、既に楽劇「サロメ」の全曲は聴いていたので、本当に同じ作曲家の作品かと思ったくらい。
特に第3幕の大詰めは、あまりの美しさに茫然としてしまった記憶がある。
そして、まだ余韻が残っている翌日、有り金をかき集めてレコード店に走り4枚組のカラヤン盤(CDと同じ1956年録音)を購入した。4枚組の豪華なケースのセット物だったので1万円を超えていたはず。
そして今や、あの思い出が詰まった録音がCD3枚組で2300円。こんなにお手軽になっていいのか?そんな抵抗感も購入しなかった原因かもしれません。
また1960年の記録映画が初めてビデオ化になった時は直ぐに購入したし、今はDVDも持っているので、これで十分という気持ちがあったのかもしれません。しかしCD棚に、この1956年録音のカラヤン盤が並んでいないというのは、やはり何か忘れ物をしているような気持ちだったのも確かです。
この録音のゾフィーがアンネリーゼ・ローテンベルガーだったら、ファーニナルがエーリッヒ・クンツだったら、そしてオケがウィーンフィルだったらとは、やはり言うまい。思ってはいけない。
久し振りに聴いてみて、このオペラからあふれ出てくるような「香り」は1956年のこの録音からも十分に伝わってくる。
同じカラヤンの指揮でもウィーンフィルとの再録音盤より、やはり1956年盤の方が私は好きだな。
そしてエリーザベト・シュヴァルツコップの存在の大きさ。
やっぱりエリーザベト・シュヴァルツコップ!
今も第3幕がスピーカーから流れている。いよいよ大詰めの3重唱。
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