オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2000日

2013年02月28日 09時16分15秒 | 音楽
当ブログを開設して、本日で、ちょうど2000日を迎えることができました。

正直、何度か「ブログなど、もう止めてしまおう」と思ったことが、ありましたが、何とか今日まで続けることが出来ました。

それも皆様のご支援と温かい御言葉の賜物と強く思っているしだいです。本当に、ありがとうございました。

3月はいよいよフィギュアスケートの世界選手権。

浅田真央さんや鈴木明子さんを筆頭に世界のトップスケーターたちの演技に酔いたいと思います。またアイスダンスも楽しみにしています。そして世界ジュニア選手権では、新しい才能との出会いも期待しています。

今、私のスピーカーでは、この22日に亡くなったドイツの名指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮スイス・ロマンド管弦楽団によるスメタナの交響詩「我が祖国」から第4曲「ボヘミアの森と草原より」の音楽が流れています。

「ボヘミアの森と草原より」の音楽が、こんなに悲しく聴こえるのは初めてです。

音楽は、その時、その時の私の心に、いろいろと語ってくれます。

クラッシック音楽を聴き始めて、約40年になります。私が生きてきた中で、音楽は絶えず私に寄り添い、私を励ましてくれたり、癒してくれました。

これからは、現在、けっして少ない数でないと思はれる私の所持しているCDを少しずつ時間が許す限り聴き直して、思ったことを少しずつ書き込んでいきたいと思います。

当ブログが、これから先、どう流れていくのか、皆目見当もつきませんが、自分自身の気持ちを大切にしながら、行けるところまで行きたいと思っています。

これからも何卒、よろしくお願い申し上げます。


さて開設2000日記念に、私の大好きな秘蔵の写真を1枚。本当は、けっして公表すべきではないとは分かっていますが・・・。



2009年の世界選手権のエキシビションでの浅田真央さんの表情。

この大会では、4位に終わった浅田真央さん。

浅田真央さんの頬を撫でる手は安藤美姫さんのものと言われています。安藤美姫さんの手の表情・・・。

私はこの写真を見る度に、心がえぐられるような気持ちになります。


五月(さつき)の風

2013年02月27日 22時33分44秒 | 名演奏家の思い出
今日、今月3日に亡くなった十二代目・市川團十郎の本葬があり、パソコンに残されていた辞世の句が公表されたそうだ。

「色は空 空は色との 時なき世へ」

新しい歌舞伎座の完成を楽しみにしながらも、何か自分自身の命が終わる予感があったのだろうか?

今となっては、今は亡き團十郎の心の中は、もう分からない。


ドイツの名指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュの訃報を聞いて四日経ちますが、私自身、まだ悲しみが続いている。動揺が続いている。

カール・ベームや朝比奈隆が亡くなった時は、これほどではなかった。何故だろう?

一昨日、R・シュトラウスの歌曲「万霊節」の詩を掲載しました。

なぜ、サヴァリッシュが亡くなった時、この歌曲に心を動かされたのか、コメントしていませんでした。

「・・・そしてまた愛を語り合おう かつての五月のように」

「・・・そして美しい眼でじっと見つめておくれ かつての五月のように」

「・・・私の胸においで、そしてまた抱きしめたい かつての五月のように」

五月!

私が東京で大学生時代を送っていた時、サヴァリッシュは必ず四月末から五月にかけて来日してNHK交響楽団の指揮台に立ちました。

つつじの花が咲き、五月(さつき)の心地よい風を感じている頃、必ず、やって来て私に音楽の神髄を教えてくれました。

東京での四年間、ずっと、そうでした。

サヴァリッシュは、私にとって五月(さつき)の心地よい風のような方でした。

もうすぐ春。そして五月が、また、やって来ます。

しかし、あの方は、もう、やって来ない。

あの方は、もう、この世にいない・・・。






  
 



ミュージカル「マイ・フェア・レディ」への思い その4

2013年02月26日 22時37分53秒 | ミュージカル



ミュージカル「マイ・フェア・レディ」日本初演でイライザを演じたのは江利チエミさん。

昭和38年の大晦日、NHK紅白歌合戦の映像。

彼女の生涯の中で、一番輝いていた時かもしれません。

江利チエミさんと私の母は同い年。

それだけに、彼女の悲しく、孤独な晩年を思うと胸が痛みます。


今日聴いたCD 2月25日

2013年02月25日 13時10分50秒 | 名演奏家の思い出
R・シュトラウス 歌劇「影のない女」より第3幕 (1987年録音 EMI盤)
R・シュトラウス 歌劇「エレクトラ」よりフィナーレ (1990年録音 EMI盤)
以上 ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮バイエルン放送交響楽団、合唱団
R・シュトラウス歌曲集より ルチア・ポップ(ソプラノ)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)(1984年録音 EMI盤)

昨晩、サヴァリッシュの訃報を知ったあと、NHK・BSで放送されたNHK交響楽団の演奏会の録画を見る。
昨年12月のシャルル・デュトワ指揮の定期演奏会。
レスピーギのローマ三部作全曲を一気に聴かせる意欲的なプログラム。
究極のオーケストラ演奏。一糸乱れぬ「ローマの祭り」第四曲ノ「主顕祭」でのアンサンブル。
N響の実力は正に世界のトップレベルと言っていいだろう。そのN響の実力を見事に引き出したデュトワの力量、統率力。
私が東京での大学生時代にN響の定期演奏会に通っていた頃には、想像もしなかった現在のN響の姿である。こんなにオーケストラが変わるとは!改めて時代の流れを感じてしまいました。
もし、現在のN響をサヴァリッシュが振ったら、どんな演奏になるであろうかと思いを馳せてしまった。
特にR・シュトラウスの作品などは凄い演奏になっていたであろうなあ。

一晩明けての公休日。
手に取ったCDはサヴァリッシュのCDばかり。
この数年サヴァリッシュは引退して指揮台には立つことはありませんが、やはり亡くなってしまうと本当に寂しい。本当に私自身にとって大切なものを無くしてしまったと言う気持ちが、たいへん強い。
今日、聴いたなかでは、やはりR・シュトラウスの歌曲「万霊節」が一番、心に響きました。
カトリックの万霊節は日本のお盆にあたると言っていいでしょう。その日(11月2日)に死者がこの世に帰ってくる。
聴いていて、何か迎えきれない感情が募ってくるものがあります。

「テーブルに匂やかなモクセイを生けよう
 最後の赤いアスターもそこに供えよう
 そしてまた赤いアスターもそこに添えよう
 そしてまた愛を語り合おう
 かつての五月のように

  
 手をこちらに出し、それを握らせておくれ
 ひとに見られてもかまいはしない
 そして美しい眼でじっと見つめておくれ
 かつての五月のように

 今日はどの墓にも匂やかな花が供えてある
 一年に一度、死者がこの世に帰って来る日
 私の胸においで、そしてまた抱きしめたい
 かつての五月のように」


  





  

ウォルフガング・サヴァリッシュ死去

2013年02月24日 23時13分15秒 | 名演奏家の思い出
訃報です。

NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者でありバイエルン国立歌劇場の音楽総監督やフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めたドイツの名指揮者ウォルフガング・サヴァリッシュが22日、亡くなった。享年89歳。

サヴァリッシュの死をもって私の青春時代の全てが終わった。終わってしまった。

私の青春時代は完全に過去の物となってしまった。現在の私と青春時代の私をつないでいた最後の音楽家だった。

東京での大学生時代、サヴァリッシュ指揮のN響の演奏会へはよく通った。生のオーケストラを聴くことに無縁な地方で育った私にとって、その演奏会での体験は、どれだけ私にとって貴重なものだったであろうか!

フィッシャー=ディースカウのリサイタルでのピアノ伴奏やまた大阪で見たバイエルン国立歌劇場引っ越し公演でのモーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」の公演も忘れられません。

初めてサインをもらった時、握手をしましたが、あの手の温もりは今も忘れることが出来ません。

数年前、NHKの番組で自宅で過ごしている様子を見たことがあります。淡々とピアノを弾いていた。その傍らに夫人の写真。

サインを頂いている時、サヴァリッシュの横で、にこやかに私たちを見つめていたサヴァリッシュ夫人の姿を憶えています。

番組を見ていて、「ああ・・・、あの美しい夫人は亡くなられていたのか」と思うと胸が締め付けられるような思いがしました。

そして今、ウォルフガング・サヴァリッシュの訃報。

略歴から見ると、たいへんな指揮者でしたが、私にとっては最も近い存在の指揮者でした。

音楽の神髄を私に教えてくれたサヴァリッシュ。本当に、ありがとうございました。今は感謝の気持ちで一杯です。

ひたすら、ご冥福をお祈りします。








ミュージカル「マイ・フェア・レディ」への思い その3

2013年02月23日 23時42分57秒 | ミュージカル



いろいろと映像を捜していたら、私にとって、たいへんな、お宝映像を見つけてしまいました。
中沢桂さんの歌う「踊り明かそう」の映像。
「踊り明かそう」を歌っていたとは、ビックリである。
中沢桂さんの名前を聞いて懐かしく思うのは私以上の世代でしょう。
私が高校生の時に、中沢さんはわが町の今は無くなった市民会館にやって来て、私は聴きに行きました。
私にとって生まれて初めて聴くプロの声楽家の生の声でした。
たいへんな年月が経ってしまいました。
今日、この映像を見て、懐かしさを通り越した何か特別な感情にかられるものがあります。

十二代・團十郎の「助六由縁江戸桜」

2013年02月23日 22時32分27秒 | 芸術



十二代・市川團十郎の助六。
揚巻は坂東玉三郎。口上は市川海老蔵。
「助六由縁江戸桜」では、私は助六の登場の場面が一番好きですね。
もうすぐ完成する新しい歌舞伎座の、こけら落としで市川團十郎は助六を演ずる予定だった。
歌舞伎座完成直前の團十郎の死。無念としか言いようがありません。
團十郎の代役で助六を演じることになったのは、息子の市川海老蔵。
海老蔵には父・團十郎の思いを胸に、新しい歌舞伎座で、新しい歌舞伎の歴史を踏み出してて欲しいものです。

四大陸選手権EXの鈴木明子さん

2013年02月22日 22時59分06秒 | 2012-2013年シーズン



昨晩から後味の悪いモヤモヤが続いている。
もう、ブログなんて、止めた方が楽なのではと思ったりした。
「美しさ」と「皮肉」
自分自身の本当の真意を伝えるのは本当に難しい。
自分が感じた感動を素直に伝えたい。しかし、世の中、そうでない人もいるのである。
それを肝に命じなくてはいけない。
しかし、そうだからと言って変に妥協はしたくはない。
何故なら、ここは私のブログなのだから。
変に遠慮したり妥協してしまったら、もう、このブログは、おしまいである。
その時は、潔くブログ閉鎖である。

今日も職場でも最悪。本当に自分が嫌になってきた。
最近、つくずく思います。この10数年は私にとってなんだったのであろうか?
定年まで、こんなことばかり繰り返すしてTHE ENDを迎えるのだろうか?
いけない、いけない。とにかく前向きに!

映像は四大陸選手権のエキシビションでの鈴木明子さんの映像。
四大陸選手権のエキシビションのJスポーツの放送の録画はまだ見ていない。
早く見なくては。
精神的に落ち込んでいる時に鈴木明子さんの演技を見ていると何か励まされる気持ちになります。
四大陸選手権のJスポーツの放送での解説の杉田秀夫氏のコメントが心に響いています。
「彼女には、たいへん偉いなあと思っています。尊敬と言う気持ちを持っています。ジュニアで期待されて出てきたあと、病気などで、つらい時期が長かったが、それを乗り越えて世界のトップスケーターになった。そして、なおかつ、前を向いて、前を向いて頑張っている。この姿勢は、みんな見習って欲しい。本当に偉い」
鈴木明子さんの演技を見ていると何か大きなものを与えてくれているように強く感じます。

今日は思い切って愚痴りました。
もう愚痴るまい。




11代目・團十郎の「助六由縁江戸桜」

2013年02月21日 22時07分33秒 | 芸術


この前、無くなった12代目・市川團十郎の父親に当たる11代目・市川團十郎の「助六由縁江戸桜」の映像を見つけた。

揚巻に扮するのは中村歌右衛門。

私の世代にとって正に伝説の時代。

12代目・團十郎の息子の現在の市川海老蔵は、祖父に当たる11代目・團十郎をたいへん尊敬していると言う話を聞いたことがあります。

今までのようなワイドショーを賑わすようなヤンチャは、もう出来ませんな。

海老蔵には市川宗家の当主としての自覚を強く持って、精進して欲しいものである。

明日の歌舞伎界のために。


ミュージカル「マイ・フェア・レディ」への思い

2013年02月19日 12時51分49秒 | ミュージカル
この数日、風邪で絶不調である。昨晩も咳が止まらくて寝た気がしない。
今年は、新年早々、ノロウィルスになったり、今回はタチの悪い風邪。やはり年齢と共に体も弱って来ているのだろうか?
今日も、たいへんな冷え込み。まだまだ寒い日が続きます。皆様も、どうか体調管理には十分に御注意下さい。

さて私はミュージカルが大好きです。仕事に疲れて帰って来た時は、よくミュージカル映画のDVDを見ます。ミュージカルを見ていると、気分がパッと変わります。
そしてフィギュアスケートでミュージカル音楽が登場するとご機嫌である。
フィギュアスケートの今シーズンは浅田真央さんがエキシビションで「メリー・ポピンズ」、そしてアイスダンスでリード姉弟とイタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテがMGMの往年のミュージカル映画「略奪された7人の花嫁」の音楽で滑り、私を大いに喜ばせてくれました。
多くのミュージカルの作品で1番好きな作品は何?と聞かれたら、やはり「マイ・フェア・レディ」と答えてしまいます。
当然、オードリー・ヘップパーン主演の映画のDVDも持っていて、よく見ます。
数年前、神戸で大地真央さん主演の東宝ミュージカルの公演も見ることが出来ました。
この公演を見て、映画化された作品がミュージカルの舞台を本当に忠実に再現したものか、よく分かり本当に嬉しかった。
さて、この作品が1956年、初演した時、主人公のイライザを演じたのがジュリー・アンドリュース。「メリー・ポピンズ」や「サウンド・オブ・ミュージック」の映画で有名な女優さんです。
しかし、「マイ・フェア・レディ」が映画化される時、ジュリー・アンドリュースは映画界では、まだ無名な存在で、映画の方は、御存知の通り、オードリー・ヘップパーンがイライザを演じました。彼女の歌は残念ながら吹き替えである。DVDのボーナス盤で秘蔵映像としてオードリーが歌っている映像があり、悪くない。やはりオードリー自身の声で映画を見たかったものである。
さて映画に出演出来なかった失意のアンドリュースに声をかけたのが、ウォルト・ディズニー。そして映画デビュー作品が「メリー・ポピンズ」である。この作品で一気にアカデミー主演女優賞に輝きました。人生は本当に分からないものである。
さて、私自身、どうしてもアンドリュースが歌っている「マイ・フェア・レディ」を聴きたくなり、捜してみればあるものである。
手に入ったCDは1959年のロンドン公演の際にスタジオ録音されたもの。ビギンズ役も初演と同じレックス・ハリソン。
まだ20代前半のジュリー・アンドリュースの美しいソプラノの声!
どもまでも伸びる高音の何ともすばらしい素晴らしい声!
「マイ・フェア・レディ」の中で一番好きな曲は、やっぱり「踊り明かそう」です。
この曲をジュリー・アンドリュースの素晴らしい声で聴くことのできる喜び。彼女の素晴らしい歌で映画のスクリーンいっぱいの画面で見たかったと言う思いを強くしました。今となっては、どうにもなりませんが・・・。

さて私の念願はフィギュアスケートの女子シングルで、私の大好きな「踊り明かそう」の曲に乗っての、ストレートな演技を見たいと言うことです。以前、今井遥さんがフリーで「マイ・フェア・レディ」を演じましたがジャズ調で、ひじょうにガッカリしたことがあります。
その時がいつなのか?誰なのか?
私の永遠の思いなのかもしれません。










全国高等学校フィギュアスケート競技選手権大会

2013年02月18日 21時49分47秒 | 2012-2013年シーズン
昨日はCSのJスポーツ3で、先月1月に新横浜スケートセンターで開催された「第62回全国高等学校フィギュアスケート競技選手権大会」の放送がありました。

優勝は本郷理華さん。2位は中塩美悠さん、3位に友滝佳子さん。そして4位に大庭雅さん、5位に庄司理紗さんが続く。
とにかく優勝の本郷理華さんが、群を抜いていた。本郷さんの得点は175.61、2位の中塩さんの得点が150.43なので、いかに、断トツだったか分かるでしょう。
昨年暮の全日本選手権のフリーでの最終滑走者としての登場は正に衝撃的でした。そして今回の大会でも、全日本選手権での勢いがそのままと言う感じでした。
それにしても、まだ高校1年生であるのには本当に驚きである。
いよいよ来月は世界ジュニア選手権に出場である。あのスケールの大きい演技がロシアなどの精鋭たちの中で、どう評価されるのか注目しています。
4位の大庭雅さんの演技は今シーズン初めて見ました。大庭さんは私が、たいへん注目している選手。せっかく全日本選手権に出場していたのにフジテレビは放送してくれなかった。
フリーの曲目はストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」
たいへん丁寧に滑っていたのに後半の転倒が本当に残念。前半はジャンプも美しく本当に良かった。あの転倒がなかったら間違いなく3位以内だってでしょう。
5位の庄司理紗さんは本来ならば優勝を争っても、おかしくない存在。
解説の杉田秀男氏が、もう少し体重を落として体を絞る必要があるとコメントしていました。年齢的に今、一番、難しい時期に来ているのでしょう。早く、この難しい時期を乗り越えて、彼女独特の優雅な演技を見せて欲しい。

高等学校選手権は初めて見ましたが、中学生も出場するジュニアの大会とは、また違った面白さがあり、見応えがありました。
音楽もウエストサイド物語やR・シュトラウスの「サロメの踊り」など凄い音楽が続いていました。
ただ、どうも音楽が立派すぎて、音楽に負けている選手も見受けられ、やはりシニアの全日本選手権に出場経験がある選手と、どうしても差を感じさせるものがありました。
「サロメの踊り」では、この音楽が楽劇「サロメ」の中で、どのような場面で登場しているのかを知っているのかな?と心配になるくらいでした。
それにしても若いスケーターたちの一途な演技をみるのは本当に楽しい。
こういう放送も、どんどん御願いしたいものです。

2013年、四大陸選手権、女子シングル・フリー その2

2013年02月16日 22時22分48秒 | 2012-2013年シーズン
この前の木曜日のCS放送のJスポーツ4で四大陸選手権の女子シングル・フリープログラムの放送が第1グループからノーカットで放送がありました。
解説は杉田秀男氏。実況は小林千鶴さん。杉田秀男氏は日本のフィギュアスケート黎明期、全日本チャンピオン、世界選手権代表などを経験し、選手引退後も国際ジャッジ、レフェリーとして長く活躍している方。
杉田氏の解説は、たいへん厳しい指摘も多数ありますが、長い間、フィギュアスケートに携わってきた方だけに、そのコメントには、たいへん重みを感じます。

浅田真央さんのフリーの演技を終えてのコメント。
「凄い挑戦的なプログラム。ルッツジャンプで悩んでいたのですが、それをあえて、ルッツをプログラムに入れている。そしてトリプルアクセルにも挑戦している。それは、今、良ければいいと言うのではなく、次のステップ、次の段階を目標に挑戦している」
そして浅田真央さんの今の課題はスピードであることを指摘していました。
「ジャンプは高さと比例する。スピードがあれば高さが出る。高さがあれば空中の耐空時間が長くなる。しかし、間違いなく、ほぼ完璧なレールに乗りつつある」

鈴木明子さんのフリーの演技を終えてのコメント。
「彼女には、たいへん偉いなあと思っています。尊敬と言う気持ちを持っています。ジュニアで期待されて出てきたあと、病気などで、つらい時期が長かったが、それを乗り越えて世界のトップスケーターになった。そして、なおかつ、前を向いて、前を向いて頑張っている。この姿勢は、みんな見習って欲しい。本当に偉い」
そしてリンクに一礼してキス&クライへ向かっている姿を見てのコメント。
「リンクに対して頭を下げる。そばにいる人に、あいさつをする。これは若い選手に見習って欲しい」

杉田氏の浅田真央さんと鈴木明子さんのコメントを聞いて、この2人がいかに我が国のフィギュアスケート界にとって、たいへんな大きな存在であるか、改めて思い知らされるものがありました。
そして浅田真央さんと鈴木明子さんの演技を見続けてきたことが出来た幸せ、尊さを杉田氏のコメントから実感させられました。
こんな解説を聞いていると、某フジテレビの耳障りなアナウンサーとコクブンのやりとりが、いかに騒々しく空虚なものか!
来月の世界選手権でも、有料ですがJスポーツで楽しみたいと思います。
四大陸選手権では、某フジテレビ完全無視のペアとアイスダンスの放送も、まだ見ていませんが録画しているので休みの日にゆっくりと見るつもり。
また明日の午後、Jスポーツ3で高等学校フィギュアスケート競技選手権の放送もあります。また新しい才能を発見出来るのではないか思い楽しみです。

2013年、四大陸選手権 女子シングル・SP その2

2013年02月14日 13時42分09秒 | 2012-2013年シーズン
昨晩は深夜まで、CS放送のJスポーツで放送された四大陸選手権の女子シングル・ショートプログラムのノーカット放送の録画を全て見ました。
心からフィギュアスケートの競技会の雰囲気を楽しむことが出来ました。鈴木明子さんと浅田真央さん以外のSPでの演技は、今回、初めて見ることとなりました。
やはり北米の伸び盛りの選手が続々と登場する第3グループからは見応えがありました。
村上佳菜子さんのSPも初めてみました。良かった!
本当に優雅で美しく素晴らしかった。ただ浅田真央さんや鈴木明子さんと比べて物足りないのは、ここぞという時に見せる「凄味」かもしれません。
3月の世界選手権では、さらにレベルアップした演技を期待したいです。

さてJスポーツの放送では海外の選手たちのインタビューや試合後の上位3人の記者会見の映像があり興味深かった。

クリスティーナ・ガオ
「ずっと厳しい練習を続けてきました。ですから自分のベストを尽くして練習の成果を発揮したいです」
 なお、彼女は、これからハーバード大学を1年間休学して練習に専念するとのことです。

ケイリトン・オズモンド
「昨シーズンよりも練習内容に自信がありました。試合でも気負うことなく楽しんで滑ることが出来たのが良かったと思います」

アグネス・ザワツキー
「曲なしで演技が出来るくらい滑り込んできたから、その成果を出し切るだけ」

グレーシー・ゴールド
「皆さんの声援に感謝しています。ありがとうございます」

若い彼女たちが、ここまで到達するまで、私のような凡人には考えつかない想像を超えた、正に厳しい練習に、毎日明け暮れていると思うと感無量。
そしてグレーシー・ゴールドの謙虚な言葉を聞くと本当に嬉しくなります。
彼女たちの演技は、これから何度も私を魅了してくれるでしょう。そして、彼女たちの演技を丁寧に、そして大切に見て行きたい。今回、彼女たちの言葉を聞いて、強く感じました。
地上波での民放の放送でも、こういった彼女たちの言葉、気持ちをきちんと伝えて欲しいものです。タレントのコメントなんか、どうでもいい。そうすれば、ブームに流されない、もっと真のフィギュアスケートファンが育っていくのではと強く思いました。

記者会見でのコメント。

鈴木明子さん
「年末からジャンプの調子が崩れていて不安と怖さがあったので、そこを、やっと抜け出せて嬉しい。(中略)氷の上に昇ったら自分の体が憶えていること全て、自由にやっても出来るようになっているのだからとコーチに言われて、自分が滑りたいように伸び伸びと注意すべきこと一つだけ頭に入れて、あとは好きに滑りなさいと言われて、それを信じて滑ってみて、やっと抜け出せたかなと思います」

浅田真央さん
「練習通りに出来て良かった。今回のショートプログラムは自分の出来る最高のレベルです」

世界のトップレベルの選手の苦しさ、厳しさを痛感しました。

さて今日の夕方4時からフリーの放送。もちろんノーカットである。
外出は控えて、じっくりと見ることにしましょう。



四大陸選手権のクリスティーナ・ガオ

2013年02月13日 22時49分28秒 | 2012-2013年シーズン



今、今日の夕方、CSのJスポーツで放送された四大陸選手権の女子シングル・ショートプログラムの放送の録画をチラチラ見ながらパソコンの前にいます。
第1グループの第1滑走者の韓国の選手の演技から始まるノーカットでの放送である。放送時間は約3時間。
インド、台湾、フィリピン、南アフリカなど日頃、見ることの出来ない国の選手の演技を見ることが出来て楽しい。
名前をメモしませんでしたが第2グループのオーストラリアの選手、美人じゃ。そしてコーチのお母さんも美人じゃ。
おっ!佐藤有香さんはメキシコの選手のコーチもしているのか!
いろいろな発見がある。
解説は太田由希奈さん。実況は小林千鶴さん。
2人とも演技中は、あまりしゃべらないのが嬉しい。そして演技後に適格なコメント。何か落ち着いて見ることが出来ます。競技会の放送は、こうあって欲しいものである。

昨晩、この前の日曜日のフリーの地上波での放送の録画を、やっと見ました。
これでもかと流れるCMと過去の映像などのたれ流し。
競技会の映像の正味の放送時間は、どのくらいしかなかったのだろうか?
フジテレビのアナウンサーの耳障りな実況と、何かと、はしゃぎまわるコクブンにはウンザリ。
キス&クライでの鈴木明子さんの横には何と振付のパスカーレ・カメレンゴの姿。
アナウンサーはきちんとカメレンゴを紹介したのだろうか?
私の聴き落としだったら申し訳ないのだが、もし紹介していないのなら、おしゃべりアナウンサーの怠慢である。
それにしても仏憎けりゃ袈裟までもではないが、ますますフジテレビ嫌いに陥ってしまった。
こんな時、本当にスカパ!と契約していて良かった!明日はフリーの放送。楽しみです。

さて今シーズン、私が1番、嬉しかったのはアメリカのクリスティーナ・ガオの成長です。
グランプリシリーズのアメリカ大会では2位。そして今回の四大陸選手権では表彰台を独占した日本勢に次ぐ4位。
フィギュアスケートの楽しみ方は、いろいろあると思いますが、その時は他人様の間では、あまり話題になりませんでしたが、その時に自分自身が発見したスケーターが、どんどん大きな存在になっていくのを見届けるのは楽しいし、本当に心から嬉しい。
私にとって、このケースでの最大の存在は鈴木明子さんです。
そしてクリスティーナ・ガオ。
3年ほど前、ジュニアの時代にピアノ協奏曲「黄河」の音楽に乗って必死の表情での演技している姿が、たいへん印象に残り、それ以来、彼女に注目していました。
今シーズンは、ハーバード大学への進学。そして練習の拠点をカナダから地元のアメリカへ移したのが功を奏したのかもしれません。
来シーズンはぜひとも、オリンピックのアメリカ代表を狙って欲しい。

私自身、せっかくスカパ!と契約しているので、これからも小まめにフィギュアスケートの放送を見て行きたい。
今、楽しみにしているのは、来月の世界ジュニア選手権。
レイチェル・フラット、アグネス・ザワツキー、李子君ちゃんなどは世界ジュニアの放送で知ることが出来ました。
また新しい才能を発見することが出来るのでは思うと放送が楽しみです。