金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

荒れる

2017年04月12日 20時25分46秒 | 日々あれこれ
あ~、こんなところなんか・・・


用事で出かけた街中。
用事を済ませ出てみると、
お~、ついでに・・・
って思い立つコイツ。

この小さき町でも行ったことがないところってあるもので
用事もないんだから行く必要もない訳ですけど。

それもそのはず
その場所ってのが神社なのですから行くこともない訳で。

折れ曲がる感じで階段。
右に参られた方が休むことができる2階立てのコンクリート建物。
左にお守りとかを売るのであろう簡易な平屋建物。
正面には
近年に修復なされたのでしょうか立派な社殿。

あ~、こんなところなんだ・・・って
誰もいない参道をゆっくり歩みます。

守りをなされる方がおられないのでしょう、
荒れてるよな~ってつぶやくコイツ。

立派な神社なのにな~・・・

ここもまた昔はこんな感じではなかったのでしょう、
信仰される方々が集い
雑草を取り、落ち葉を拾い、瓦を直し、
いろんな願いを込められて守られていたに違いありません。

時が流れると
そんな気持ちもなくなり
都合のいい時だけ参られ
締め切られた社務所の窓に備え付けられた
さび付いたおみくじマシーンでテメエの人生願うのでしょうか。

全員ではないんでしょうけど
やっぱり、大切なこと忘れちゃいましたね・・・
否、この時代にそんな縁にさえ触れない家庭にとって
知る由もないのでしょう。

寂しい時代です・・・

折々には掃除もされるのでしょうけど
あまりの酷さになぜだか歯を食いしばるコイツ。

行ってみてよかったです。
もう2度と行くこともありませんが
これからもどんどんこの寺を護持することの大変さを思い
しんどくなるとともに
なんとか、
なんとか、
今を保てることをよろこばせていただいたことです。

事情の苦しきは我が寺だけではないのですね。


帰り道、
信号で止まったコイツの前を
鞄ピカピカの
新中学1年生2人組が帰っていました。

何を話しているのでしょう、とても楽しそう。

新しき環境になじむのも大変でしょう。
コイツが言ったところで重みもないのですが
楽しき事ばかりの毎日ではないと思いますが
荒れずに
本当の大切さに気付き胸に置きながら
生き抜いてほしいものです。
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