金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

温かく流れる

2017年11月12日 19時45分33秒 | 日々あれこれ
沁み込むように・・・


大経をお勤めさせていただいて
ちょっとお休みいただいて振り向くと
一台のレコーダー。

お参りなされていたお方が録音されていたようです。

コイツのお勤めでよければ
いくらでも録音していただいて結構です。

ウチのご門徒ではないのですが
奥さんを近くに送られたとか、
その時のお葬儀やお七日、のお勤めを録音されて
朝、お仏壇の前で聞かれているという。

「一緒にお勤めされるのですか?」
「はい。
 しかし、録音された声をお仏壇の前で聞いてよいものかと・・・」
「別にその声を仏さまに手向けるのではありませんし
 浄土真宗のお勤めも聞法ですから
 仏さまのご説法を聞かせていただくひと時、
 安心して
 その声に合わされ大きな声でお勤めされたらいかがでしょう」

願わくば、再生機だけがお仏壇の前でってことは止めていただきたいことです。


お母様の13回忌、
若いよな~って過去帳の行年や写真を見つつ思いました。

喪主を勤めた長男さんも若かった・・・
その後も一家の仏事を担い大切にお勤めされた。

いつもいつも一緒にお勤めして下さる。

家族だけではなく村中を引っ張るように大きな声で・・・


今日は、故人の孫たちも5人となりみんないい子でお参り。
小1の男孫が大きな声でお勤め下さる浄土三部経。
背中に聞かせていただきながら
有難いもんだな~って負けないように声を張りました。

みんなから絶賛されていました。
「えらかったね~」って。

他のお孫ちゃんもえらかったのです。
本堂に一緒に座り手を合わさせていただいたのですから・・・


よう参ったね、
ようお勤めしたね、
よう手を合わせたね、

どの子も、どの孫も
分け隔てすることなく

ギューって抱きしめて下さっている仏さま。

そんな毎日・・・


大切にしたいね!
コメント
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