日々勉強&成長

テニス・エトセトラ・エトセトラにての成長記録

一泊二日のウィンブルドン

2008-07-07 05:27:28 | テニス
昨夜から今朝にかけての男子決勝は凄い試合になりました。
男子決勝のチケットは£91。
高いけどそれ以上の価値あるチケットになったことでしょう。
フェデラーvsナダル...どちらも譲らずファイナル9-7でナダルが新チャンピオンに輝きました。
凄い試合でした。
☆ナダルおめでとう☆

さてさて私のウィンブルドンブログは....

いざNO.1コート目指してお泊りです。

お天気は早くから調べていたので問題なし。
NO.1コートの試合はネットで調べて事前チェック済み。
(第1試合はチャクベターゼvsバイディソバ、第2試合がナダルで第3試合がサフィン)
センターコートのお並びは無理でもNO.1コートなら可能範囲です。

またまたおむすびを作っていざ出発!

荷物はスーツケースに入れて、ダンボールは束ねて持って行きました。
出発時間は夜の9時半です。
既に2回通っているので現地まではスムーズでした。
グランドに入ると沢山の人が歩いています。
少しでも速い番号を....と走ること400m。
(こんなに走ったのは○○年ぶり)
列の最後尾に着いたら番号が配られます。
私の番号は973番。
係りの人にNO.1コートに入れるかどうかを聞いたら
「OK!」
とのこと。
やったぁ~!
1000番までがNO.1コートに入れるとの事です。
ぎりちょんでした。
(○○年ぶりに走った甲斐があったようです)

これからが大変です。
本来テントを張る場所に、お土産を買った時のビニール袋を切り裂いて作ったシートを広げ、その上にエビアンのお姉さんに貰ったダンボールを敷きます。
着る物は春物しか持って行ってなかったので重ね着です。
半袖Tシャツ2枚・薄手のカーディガン・夏用の一枚仕立てのテニスアップ・ロンドンで買ったユニクロパーカー・カッパ...上は6枚着ました。
下はストッキングにGパン、その上からテニスズボン(友達のを借りる)です。
ビニール袋に足を突っ込んでバスタオルで巻きます。
もこもこ状態でフリース付きシート(ロンドンで調達)に包まって頭は折りたたみ傘で隠します。
(写真を残すのも抵抗があって写しませんでした)

周りはみんなテントなのに我々の場所だけ異様です。
野宿...と言うよりもホームレス状態です。
(ホームレスの方がダンボールの家があるので格上かも...^^;)

少しうとうとしたと思うのですが、しばらくすると寒くて目が覚めました。
夜露で傘もシートもびしょびしょになっています。
周りは真っ暗だし、寒いし...でとても寝れる状態ではありません。
(係りの人は一晩中見張りをしてくれているので治安はいいです。)
NO.1コートが確約されていなかったら即刻中止したと思いますよ。

5時になったら人が増えだしました。
(我々一行の様子を横目で見ながら通り過ぎてた感じ...奇妙だもんねぇ)
テント組もテントを片付けだしました。
我々も寝床を片付けて....これでみんなと同じになったのです。



朝日を浴びたら少し温まりました。
この日は最低気温が10度だったのです。
よくもまぁ~こんな中で野宿したもんだと思います。
日本ではありえない、この年ではありえない、貴重な体験をしました。
(もうこりごりの野宿です。今度はテントを持って....^^;)



お泊りの甲斐あってNO.1コートの輪っかをしてもらえました。
どうよ!どうよ!
価値ある輪っかでしょう。
輪っかをしてもらうと気分もルンルンです。
恐怖の野宿のことなんか吹っ飛んでしまいました。



ご褒美のいちごをもらって声も弾みます。
この日のチケット代金は£60でした。
(センターコートは£65です。二日おきに値上がりして男子決勝の日は£91ですって)

試合は12時からだったのでヘンマンヒルで恒例(?)のおむすびを食べました。
その後は買いそびれたお土産を買って試合時間まで待ちます。

12時にNO.1コートに入ってビックリ!
我々のお席はコートサイド前列から7列目で審判席のほぼ後ろです。
選手に手が届きそうなくらいコートに近いのです。(^^)v
やっぱぁ~お泊りの甲斐がありました。




第1試合はチャクベターゼ(上)vsバイディソバ(下)です。
太陽が後ろからさんさんを降注ぎます。
うぅ~~~眠い!
観ながら時々こっくり!こっくり!
これではナダルの試合の時に寝てしまうと思い、ヘンマンヒルで少し寝る事にしました。

ヘンマンヒルでは大型スクリーンでフェデラーvsヒューイットの試合を放映しています。
凄い人数で溢れている中、傘をさして横になっておやすみなさ~い。

照りつける日差しは半端じゃなく、ジリジリと焼ける音が聞こえてきそうです。
あまりの暑さに目が覚めて日陰を求めて移動することに....
そうこうしているうちにナダルの試合が始まりました。



生ナダルはこれで2回目(上海マスターズが1回目)ですが、こんなに近くで観るのは初めてです。
やっぱりかっこよかったですよ。
動きがスピーディーでボールの後ろを必ず捉えているのです。
上海の時よりボールの軌道が低くなったように思いました。



今回の一番のお目当てであるサフィンです。
(一番大好きな選手です。テニスではなく顔とルックスがGood)
この写真は携帯で写したので遠くて顔がよく分かりませんが、サフィンに間違いありません。
(目がハート
凄く楽しみにしていたのに、ナダルでデジカメのバッテリーが無くなってしまったのです。(;.;)
お友達に頼んで出来るだけ沢山写してもらいましたが、自分で写したのはこれだけ...(^^;)

サフィンの試合が終わったのが9時半過ぎでした。
(センターコートではガスケvsマレーの試合が白熱していました。ヘンマンヒルも同じ状況)
満足状態でアパートについたのが10時過ぎです。
24時間ウィンブルドンにいた事になります。

ウィンブルドンへは2日半(お並びだけも入れて)行きましたが、これ以上ないくらい充実しました。
人の何倍も楽しんだと思います。
(恐怖のお泊りも入れて...)
誰一人として意義を申し立てない仲間だったからこそ実現した、ウィンブルドン観戦だったと思います。

改めてよくやったぁ~!


教訓:のりから思いがけない事になる事ってありますよね。
   ひょうたんから出た駒...ではないですが、のりに乗っかるのも悪くないですよ。
   乗っかったから野宿を体験し、大好きなサフィンに会えたんだもんね。