私的図書館

本好き人の365日

今年も一年、ありがとうございました。

2011-12-31 13:27:00 | 本と日常
NHKBSで「ゲゲゲの女房総集編」を見ながらお正月の準備をしています。
やっぱり「ゲゲゲの女房」は面白いなぁ。
泣いてしまう。

ダシ巻き玉子は作ったし、ゴボウはただ今アク抜き中。年越しソバも買ってあるし、あとは煮物とキンピラゴボウとサラダを作って、すき焼きの準備をしたらおしまいです。
包丁でゴボウの皮をガリガリこそげ取るのって気持ちいい♪

このHPも何とか九回目の年越しを迎えることができました。来年の二月でこのOCN Cafeが終ってしまうのは寂しいですが、たくさんのことを学ぶことができてとっても楽しかったです。
これも今年一年、コメントを寄せて下さった方、掲示板に書き込みをして下さった方、足跡を残して下さった方々のおかげです。

本当に、ありがとうございました☆

今年は東日本大震災という未曾有の出来事があり、大変な思いをされた方も多いと思います。加えて福島第一原発での炉心融解、水素爆発、放射能汚染。震災も含め未だ多くの方々が不自由な生活を余儀なくされている現状で、私自身もいろいろ考え、思いを新たにしたことが多かったです。
切迫した状況では、何が大切で何が大切でないか、考えざるおえなくなる。
そんなことを痛感しました。でも、震災以降、なぜか生きることに前向きになれたような気もしています。

今年は岐阜県の春の高山祭りにも参加できたし、岩手県の世界遺産にも指定された中尊寺を訪れることもできました。
映画館で見たのは何といっても「ハリー・ポッターと死の秘宝パート2」!
長いシリーズの完結編ということで感慨無量でした~

大好きな本の話もここでできてとっても楽しかったです♪
モンゴメリの『丘の家のジェーン』の新訳本が角川文庫から出たり、有川浩さんの「図書館シリーズ」が文庫化されたり、荻原規子さんの『RDGレッドデータガール』も文庫化されてようやく読めました。
楽しかった~

本当に今年一年ありがとうございました。

では皆さんもどうぞよいお年をお迎え下さい。



安野光雅『絵のある自伝』

2011-12-30 17:12:00 | 本と日常

午前中に買出しに行って、白菜1/2=98円と、ハーゲンダッツアイスクリーム4割引き(パンプキンプディング、メルティーキャラメル、抹茶のクリスピーサンド)を買い、新潟県産純米吟醸酒「上善水如(じょうぜんみずのごとし)」も何とか手に入れて帰って来ました。
いや~、年末はどこもすごい人ですね。

注文してあった梨木香歩さんの本、『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(理論社)が届いたという連絡があったので、これもついでに受け取って来ました。ついでのついでにそのまま本屋さんで立ち読み。
読んだのは安野光雅さんの、

*(キラキラ)*『絵のある自伝』*(キラキラ)*(文藝春秋社)

もともとは日本経済新聞の「私の履歴書」欄に寄せられた安野光雅さんの文章に、大幅改稿大幅加筆したもの。安野光雅さんご自身が描かれたたくさんの挿絵も載っています。

安野光雅さんの絵って素敵なんですよね♪

いくつか本も持っていますが、この「自伝」の文章を読んで、安野さんの物の見方、感じ方にすごく「いいなぁ~」と思ってしまいました。
安野光雅さんは大正15年(昭和元年)島根県生まれ。書かれているのは時代からいってまさに昭和史そのものなのですが、寅さんのようなお義兄さんがいたり、炭鉱で朝鮮の人たちと一緒に働いたり、兵役の時の話や教員時代と、時に可笑しかったり、ジーンときたり、ホロリとさせられるエピソードがたくさんあります。

3月生まれで級友に比べ体の小さかった安野さんは徒競争ではいつもビリ。だけどビリを経験した者だからわかるものがある。卒業写真で真っ直ぐ前を見つめる女の子。安野さんと同級だったその子は、父子家庭でその父親も鉱山事故で失明してしまい、琵琶法師として家々を訪ねるようになった父親の目のかわりをつとめていたそうです。明るくよく笑う子で、「これ以上失うものはない、笑うしかないという悟りでも持っていたのだろうか」と安野さんは書いています。

人間ってすごいなぁ。

その女性とは大人になってから安野さんは再会したそうですが、結婚されて、四人の子どもに恵まれ、大学も出して立派に育て上げたということでした。。
このエピソードもそうなんですが、自然を、社会を、大人たちを、人間を見つめる安野光雅さんの、視点がいい。

その他、『街道をゆく』の装画を描くために、作者の司馬遼太郎さんと旅をした思い出など、とっても興味深い内容でした。もちろん挿絵もよかった♪

午後からは洗濯機のフィルターの掃除をして、今年最後の洗濯。散らかっている書類と本を片付けて、床も掃除しました。あと一日で終るかな?

…本屋で立ち読みなんかしてるから。

いや、掃除よりもあの時間のほうが私は大切だと思う。
押し付けられた価値観に従ってたちゃダメだ!

反省しています。明日はちゃんと働きます。


年賀状出しました

2011-12-28 23:38:00 | 日々の出来事
ようやく年賀状を書き上げて、さっそくポストに投函して来ました。

今年のイラストは映画「千と千尋の神隠し」に登場する竜神の姿をしたハク♪
色塗りが間に合わなくて、白黒イラストにしてしまった…
来年はもう少し早めに取り掛かろうと思います(毎年同じことを言っているんですけどね)

あー、とにかくこれで年が越せる。

預金通帳の残高は寂しいけれど、借金やローンもないし、寝るところや食べ物に困っているわけでもなく、コタツに入ってTV見てるんだから、現状の生活に感謝しなきゃいけませんね。
今年はユニクロの1,980円の上着で乗り切るゾ!

年賀状を出しに行くと、商店街では早くも店先に門松を飾っているお店がありました。公官庁も今日が御用納め。民間の中にはもう少し働らかなきゃいけない会社や、お正月も休みなしという職種もあるでしょうが、とりあえず、皆さん、一年間お仕事ご苦労様でした。
来年がよい年になりますように。

…あー、大掃除どうしよっかなぁ~



自分の日記を読み返す

2011-12-25 20:33:00 | 日々の出来事
今日は一日雪降りでした。
道路では自動車事故の現場も目撃しました。路面がすべりやすくなっていますからね。皆さん交通事故にはお気をつけ下さい。

家に帰ってこの一年くらいの日記をパラパラと読み返してみました。
日記といっても書いてあるのは一行二行なのですが、中学生の頃からノートにチマチマと書き続けているものがあるんです。


9月22日(木) 6時起床。朝食ハムエッグ。本屋で立ち読み「僕の姉ちゃん」。夜、豆腐の味噌汁。

10月11日(火)晴れ 通院日。帰りに「王将」で酢豚定食800円。コンビニで立ち読み。夜、映画「赤毛のアン後編」を見る。マシュ~

10月22日(土)曇り時々雨 7時起床。スーパーで買い物。友達からTEL。夜通信対戦で1時間半ほどゲーム。2連敗。2時就寝。

11月14日(月)晴れ スーパーで買い物。健康には金がかかる。TVで映画「グーグーだって猫である」を見る。バンドマンとアシスタント(上野樹里)のからみいらない。

11月21日(月)晴れ 朝食トースト2枚。夜、電話で1時間以上話す。風呂に入る。これも1時間。

11月22日(火)晴れ コンビニでおでんとトマト鍋を買う。トマト鍋あまりおいしくない。夜、ウォーキング。コンビニでお茶を買う。派手な人がいた。星を久しぶりに見た気がする。

11月23日(水)曇り 勤労感謝の日。夜ウォーキング。コンビニでお茶を買う。中年のおじさんと若い女の子のカップルがいた。面白かった。

11月25日(金)晴れ 6時半にゴミ出しをする。向いの部屋の人と挨拶をかわす。ドキドキ。夜、立川談志の出ているTVを見る。「修行とは矛盾との戦いである」

11月29日(火)曇り 6時半起床。結局、すべてが手遅れなのかも知れない。

12月1日(木) とうとう12月になってしまった。あんのんとして暮らす。

12月11日(日)晴れ 9時半起床。ワンピースを見る。ようやく魚人島編。スーパーとコンビニで買い物。そういえばHな夢を見た。欲求不満?

12月14日(金) 6時起床。夢に○○ちゃん(幼なじみの女の子)が出てきて本屋でノートを買うようにススメられる。こっちは自転車に乗っている。なぜ? 図書カードで「となりの801ちゃん6」を買う。立ち読みフィリップ・プルマンの冒険物。

12月16日(日) 9時に一旦起きて、そのままお昼まで寝てしまう。寒いから。自己嫌悪。ご先祖様ごめんなさい。夜、TVで「アリエッティ」見る。


去年の12月の日記を見ると、25日はやっぱり雪景色だったとか、イブにはTVでマイケル・ジャクソンの「This is it!」を見ていたとか書いてあったのですが、すっかり忘れてしまっていました。
短いようで一年ってけっこう長いですね。
食べてる物はあまり進歩していませんが(苦笑)

一年前の今日の日記。
TVで「イパネマの娘」と「花はどこへ行った」という二つの歌にまつわる物語を見た感想。

…マリーネ・デイトリッヒ(女優、歌手)、カタリーナ・ビット(フィギュア選手)。人生において、自分の責任ではないのに、不遇の時代を過ごさなければならない時というものがある。それを「運命だ」といって甘んじて受けよう。笑顔で耐え抜こう。人間がそんなに簡単に死ぬもんか。

…一年前の自分が何を考えていたのかもすっかり忘れていました。
日記って面白いですね。たまに読み返すと自分で書いたことなのに、今の自分じゃとても書けないようなことが書いてあったりします。
ほとんどが焼き捨てたいほど恥ずかしい内容なんですがね。

日本人であるとはどういうことか

2011-12-23 23:53:00 | 本と日常

暖房費がもったいないので、節電も兼ねて今年の冬はあまり電気を使わないようにしています。
夜のウォーキングで体をポカポカにしたり、長めのお風呂であったまったり、部屋の中でも厚着で過ごしたり。

冬場の簡単レシピは生姜スープ!
鶏ガラスープに大根とネギを入れただけなんですが、生姜をタップリ入れると体の中から温まります♪

最近お風呂の中で読み返している河合隼雄さんの『ナバホへの旅たましいの風景』(朝日文庫)という本の中で、アメリカ先住民ナバホ族が運営する小学校での授業の様子が紹介されていました。

遠足で谷に連れ出した子どもたちに「お前たちはアメリカ人か、インディアンか、それともナバホか」と聞く農業の先生。子どもたちが「ナバホ」と答えると、「ナバホであるとはどういうことか」と再び尋ねます。答えられない子どもたちに先生はこう教えるのです。

「この谷でとれるものを食べることだ」

人と自然がつながっている。自分たちの暮らす土地の風土を知り、採れる野菜や果物を知り、気温の移り変わりや、季節季節の太陽の暖かさを知る。
それがその土地で生きるということ。それが人間と大地の付き合い方…

この季節、東北地方では寒さはどのくらい厳しいのか、春に向けて農家や酪農家はどんな準備をしなくちゃいけないのか、雪下ろしや寒さ対策に何が必要なのか、その土地ではどんな花が咲き、どんな野菜が採れるのか、お正月にはどんなものを食べ、どんな行事があるのか、日本の政治家さんはちゃんとわかっているのかな?
飛躍しすぎかも知れませんが、最近の東日本大震災と福島原発事故関連のニュースを見ていてそんなことを考えてしまいました。

私の育った田舎では、お正月には近所の人が集って、小さな集会所で新年会を行います。
おじさん連中は朝から酒を飲み、お母さんたちは白い割烹着を着て料理や甘酒の用意(大きなかまどが外にあって、薪を燃やして火をおこし、大きな釜いっぱいに作ります)。子どもたちも甘酒だけは飲ませてもらえますが、どろどろの口当たりが私は苦手でした。
塩漬けのキノコだとか、煮物や漬物だとか、それぞれの家に自慢の料理があって、毎年女性陣はその品評会に余念がなかったり。

今は女の人の負担が大きいからと仕出しのお弁当に変わった所もあります。
普段はあまり口も聞いたことのない隣のおじさんが真っ赤な顔をしていたり、酔ってケンカしたりして、子供たちにとっては大人の力関係を何となく学ぶ場でもありました。

土地の食べ物を一緒に食べたり飲んだり、出き具合を話したり、そうしながら共に新年を祝う。そして子どもたちはそんな大人の姿を見て育つ。

その土地でとれたものを食べる…

それってけっこう大切なことなのかも知れませんね。



よいお年を!

2011-12-22 06:15:00 | 日々の出来事
病院へ定期検査に行って来たのですが(たいした病気じゃありません)、帰り際に先生が「よいお年を!」と声をかけて下さって、あぁ、年の瀬なんだなぁ…と改めて感じました。

検査の結果、各数値は多少は良くなっていたものの、薬はさらに強力なものに変わってしまいました。この数値が良くなれば、やがて薬自体が必要なくなるということなので、それを励みに摂生に努めたいと思います。
実は「薬が必要なくなる」なんて言われたのは初めて。ただの気休めかも知れませんが、いままでそんなことを言ってくれた医者がいなかったので、けっこう嬉しかったです。

やっぱり目標がないとなかなか頑張れないですからね。

ま、なにはともあれ今年一年無事に乗り切れただけでもよしとしよう♪

…年賀状もまだ書いていませんし、大掃除もこれからですが、多分、何とか乗り切れると思います(苦笑)

「坂の上の雲」と「南極大陸」を見ました

2011-12-18 23:23:00 | 日々の出来事
今年初めて市街地に雪が降りました。
といっても降る先から解けてしまい、日陰や屋根の上に少し残った程度。
本格的な降雪はもう少し先かな?

スキー場が近いので、屋根にスキー板やスノボーを載せた他府県ナンバーの車も多く見かけるようになりました。
これからシーズンですからね。

私は家でコトコト肉ジャガ作り。
年賀状を早く書かなくちゃいけないのに、やる気がどうしても起きません。
夜はNHKドラマ「坂の上の雲」と民放の「南極大陸(最終回)」を見てしまったし。

「南極大陸」は見逃した回もあったけれど、どうしても映画「南極物語」(1983年)と比較してしまって、素直に見れない。
ちょっと前にドラマにも出演している堺雅人さん主演の同じく南極を舞台にしたちょっとコミカルな映画「南極料理人」(2009年)を見たのもいけなかったかも…
それでもやっぱり最終回、木村拓哉演じる主人公が犬たちを雪から掘り出すシーンではジーンときてしまいました。
でもセリフはもうちょっと考えて欲しかった。犬たちを見送りながら「また会おうな」では共感できない。

ジャガイモが安かったので、ついでにジャガイモの煮っころがしも作りました。
「坂の上の雲」を見るとなぜかお酒が飲みたくなるんですよね~
あまり飲めないのでお猪口に一杯(雰囲気だけ)だけですが、ジャガイモの煮っころがしはそのつまみにしました。私はお酒より、やっぱり食い物のほうがいいな(苦笑)

それにしても「坂の上の雲」で乃木希典(旅順攻撃に苦労していた人)を演じた柄本明さん。民放のドラマ「妖怪人間ベム」では妖怪人間の役をやってみえて、これがもうアニメ版そっくり!!
真っ赤に塗った顔もよかった♪

でもこれ、放送時期がカブッてたけど、制作者やスポンサーは気にしないのかな?

『電子ジブリぴあ』

2011-12-16 22:58:00 | 本と日常

本屋さんで、織田まゆみさんの『ゲド戦記研究』(原書房)という本を立ち読みして来ました。

「ゲド戦記」はアーシュラ・K・ル=グウィンの本編5巻、外伝1巻からなるファンタジー小説。
スタジオジブリで映画化されたことで一気にその名が知れ渡りました。
物にはすべからく”真の名”があり、それを知ることで物自体をあやつることができる…
これがゲド戦記の中で魔法と呼ばれる力。「ゲド」とは主人公ハイタカの”真の名”です。

『ゲド戦記研究』はそのタイトル通り、小説世界やフェミニストとしても知られる作者ル=グウィンの世界観を解説、分析した本。
小説のファンとしてはすでに概知のものばかりでしたが、ウンウンとうなずける内容でかなりボリュームがありました。許せないのはもう一冊のほう…

映画「ゲド戦記」と「ハウルの動く城」ブルーレイ発売を記念して、このたびスタジオジブリが㈱ぴあから出したデジタルフリーペーパー『電子ジブリぴあ』

さっそくダウンロードして読んでみたのですが、「ゲド戦記」の監督宮崎吾朗と、オンラインゲーム会社ドワンゴの代表取締役会長兼スタジオジブリプロデューサー見習いという川上量生の対談はヒドイ…

「ハウルの動く城」は原作読んでいないんじゃないかと思うほど見当はずれ。「ゲド戦記」にいたっては、映画化の当初、吾朗は第4巻と外伝を読んでいなかったことが判明!(5巻も?)
そんなんで監督引き受けないでくれ~(ファンの叫び!!)

「コクリコ坂」がちょっと評判良かったからって、調子に乗って!

「ゲド戦記」は微妙な色合いで表現したので、DVDで見たら色がつぶれちゃってて「これはダメだ」と思ったけれど、ブルーレイで見たらすごくキレイだった…(吾朗&川上)

自分で作っておいて何その言い方?
ブルーレイをそんなに売りたいか!?
これだから与えられた物でしか物が作れない世代は…

黎明期の日本アニメは低予算で、ディズニーのようなフルアニメ(当時のフィルムは一秒で24コマだったので、ディズニーは24枚全てを違う絵で表現していた)ができなくて、止めの絵を使ったり、顔のパーツごとに動く工夫をしたり(顔は同じ絵を使い、口だけ3パターン描き分けてしゃべらせるとか、目だけ描き分けてまばたきさせたり)、人間の目の錯覚を利用して一秒を12コマやもっと少ないコマ数で表現したり、それこそ涙ぐましい努力で、節約と作業時間の短縮を成し遂げて、今の日本アニメの技術を作りあげてきたんだぞ!
DVDの画質くらい考えてその条件でも素晴らしい映画を作れよ!!

…ハァハァ。
つい熱くなってしまいました。
大好きな小説『ゲド戦記』をあんな映画にされて、だいたい「ゲド戦記」なのにアレンを主人公にした時点で失敗でしょ!?
それを今思えばあーすればよかったこーすればよかったと、ねちねちと言い合って、挙句の果てに、でも「ゲド戦記」があったからそのおかげで「コクリコ坂」ができたって…

「ゲド戦記」はどうしてくれる!?

『電子ジブリぴあ』にはその他にも、父親宮崎駿が「岩波少年文庫」のために書いた文章や、児童文学に寄せるその熱い思いが書かれていて、こっちはとっても心に響きました。
本にもなっているそうなので注文しちゃおうかな?

「ハウルの動く城」はすでに録画してありますが、吾朗の「ゲド戦記」はブルーレイ買うつもりはありません。

しかし同じ作品を読んだり見たりしても、解釈は本当に人それぞれなんですね。
あ、そうか読んでさえいないんだった。

…よけいなお世話だけれど、ジブリ、大丈夫かな。


『ビロードのうさぎ』

2011-12-14 23:33:00 | 絵本
今日のお昼過ぎ、地震がありました。

岐阜県東部を震源に、最大震度は4。

岐阜県に住んでいるのでけっこうゆれました。
東日本大震災でも大丈夫だったのに、家に帰ると初めての地震被害が…タンスの上に積んでおいた家電の空きダンボール箱、シンクの脇に置いておいた台所洗剤、本棚にディスプレイしておいた茂田井武さんの大判画集が床に落ちてしまっていました。

この程度で済んで良かった…

日本のいたるところにある断層の一つが近所にもあるので安心はできませんが、我が家の弱点がわかったので補強しようと思います。

家電の入っていたダンボールって、使わないとわかっていてもなかなか捨てられないんですよね。

最近本屋さんで見つけたお気に入りの絵本があります。

マージェリィ・W.ビアンコ 著
酒井駒子 イラスト・翻訳

『ビロードのうさぎ』(ブロンズ新社)

小さな男の子に贈られた、小さなうさぎのぬいぐるみ。でもすぐに飽きられて、他のおもちゃと一緒に閉じ込められてしまいます。高価なおもちゃたちに囲まれて、立派でもなくネジもないうさぎは隅っこで小さくなるばかり。唯一親切にしてくれる馬のおもちゃはこう言ってなぐさめてくれます。

「子どもべやには ときどき まほうが おこるものなのだ…」

心から大切にされたおもちゃはいつか”ほんもの”になる…

やがて男の子と一緒に遊んだり眠ったりするようになるうさぎ。

月日と共にその姿はしだいにボロボロになってしまいますが、男の子はそのうさぎを片時も放そうとしません。

ぬいぐるみとかお気に入りのタオルとか、誰でもそういうのってありますよね!

私の場合は枕カバー(苦笑)
これがどんなにボロボロになっても捨てられないんですよね。
他人には汚い”もの”にしか見えなくたって、本人にしたら”本物”はこれだけ!何者にも変えられない!!

…でも無常にも母親が平気で捨てたりして(苦笑)

そして物語の中でも、ついに男の子との別れが…

不覚にも涙ぐみそうになりました。

うさぎのぬいぐるみの視点で描かれる子ども部屋の世界。
映画「トイ・ストーリー」よりずっと前にこんな素敵な物語が描かれていたなんて知りませんでした。
物語自体の初版は1922年だそうです。そのお話に酒井駒子さんの絵がこれまたピッタリ♪
ひと目でなにか「ビビッ」と受信し、手にとってしまったくらい、魅力的な絵なんです☆

ぬいぐるみが大好きというお子さんにはピッタリかも(でも泣かれる可能性アリ)クリスマスのプレゼントにもいいですよ。物を大切にするのはいいことだけれど、いつか別れはやってくる…

思い切ってダンボール捨てようかな。

12月の本棚スペシャル

2011-12-11 21:45:00 | 本棚スペシャル
2011年もあと半月あまりとなりましたね。
冬を迎え、東日本大震災の被災地のことが気になりますが、最近では現地の様子を伝えるニュースも少なくなってしまったように感じます。仮設住宅や避難先で困難な生活を余儀なくされている人のためにも、せめて今年の冬はあまり寒くならないで欲しいなぁ。

1年を振り返るにはまだちょっと早い気もしますが、毎年恒例、今年読んだ本を整理したいと思います。

今年はいろいろありすぎて、あまり本を読む気になれなかったこともあり、気軽に読めるエッセイやコミックが多かったような気がします。
古い本を探して読むことも少なかったです。そのせいか去年に比べたら新刊本を読む機会が増えました。

まずは印象に残ったベスト本。(必ずしも今年出版された作品ではありません)

『水辺にて』 梨木香歩(ちくま文庫)
『氷の海のガレオン/オルタ』 木地雅映子(ポプラ文庫ピュアフル)
『それでも人生にイエスと言う』 V・E・フランクル(春秋社)
『プラテーロとわたし』 J・R・ヒメネス(理論社)
『神様2011』 川上弘美(講談社)

どの本も私の心にすごく響きました。
言葉の力、小説の力、人間の力を見せつけられた感じ。
この本に出会えて本当によかった☆

今年はSFも面白い作品が多かったです。

『華竜の宮』 上田早夕里(早川書房)
『地球移動作戦』 山本弘(ハヤカワ文庫JA)
『MM9-inovasion-』 山本弘(東京創元社)
『新銀河ヒッチハイク・ガイド』 オーエン・コルファー(河出文庫)

涙なしでは読めなかったのが、

『アントキノイノチ』 さだまさし(幻冬舎文庫)

映画化もされましたね。早くTV放送しないかな。

あとはジャンル的にはファンタジー? ミステリー? とにかく面白い作品♪

『メルストーン館の不思議な窓』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(東京創元社)
『どこからも彼方にある国』 アーシュラ・K・ル=グィン(あかね書房)
『折れた竜骨』 米澤穂信(東京創元新社)

ファンタジーの女王と呼ばれ、ジブリ映画「ハウルの動く城」の原作者でもあるダイアナ・ウィン・ジョーンズさんは、2011年3月26日、76歳で永眠されました。
すごく残念です。

その他のジャンルで心に響いたのは…

『森崎書店の日々』 八木沢里志(小学館文庫)
『僕達は世界を変えることができない。』 葉田甲太(小学館)
『四畳半王国見聞録』 森見登美彦(新潮社)
『きらりうたこ』 牧野和子、原案杉原萌(小学館スクウェア)
『金子みすゞ童謡集』 金子みすず(ハルキ文庫)
『続・星守る犬』 村上たかし(双葉社)
『乙嫁物語3』 森薫(エンターブレイン)
『チッチのひ・み・つ』 みはしちかこ(学研パブリッシンング)
『下町ロケット』 池井戸潤(小学館)
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』 原作K.Kajunsky作画ichida(PHP研究所)
『人質の朗読会』 小川洋子(中央公論新社)
『困っているひと』 大野更紗(ポプラ社)
『上を向いて歩こう』 のぶみ(講談社)
『日本人なら知っておきたい日本文学』 蛇蔵&海野凪子(幻冬舎)
『舟を編む』 三浦しをん(光文社)
『百歳』 柴田トヨ(飛鳥新社)
『詩の礫』 和合亮一(徳間書店)

『上を向いて歩こう』は、震災ボランティアとして活動された絵本作家のぶみさんの体験記マンガ。
『詩の礫』は福島在住の詩人和合亮一さんが、ツイッターでつぶやき続けた原発事故直後の福島の現実です。

今年はモンゴメリ作品は次の2冊だけ。

『ストーリー・ガール』、『ストーリー・ガール2黄金の道』 ルーシー・モード・モンゴメリ(角川文庫)

パトリシア・A・マキリップの「イリスの竪琴」シリーズ3部作は、いま3巻目を読んでいるところ。

『星を帯びし者』、『海と炎の娘』、『風の竪琴弾き』 パトリシア・A・マキリップ(創元推理文庫)

続きが楽しみなのは、

『RDGレッドデータガール~はじめてのお使い~』 荻原規子(角川文庫)

あとは、

『おしまいのデート』 瀬尾まいこ(集英社)
『ようこそ絵本館へ』 あさのあつこ(文藝春秋)
『マボロシの鳥』 太田光(新潮社)
『和菓子のアン』 坂本司(光文社)
『この世で一番大切な日』 十川ゆかり(サンクチュアリ出版)
『明日のマーチ』 石田衣良(新潮社)
『我が家の問題』 奥田英朗(集英社)
『オジいサン』 京極夏彦(中央公論新社)
『苦役列車』 西村賢太(新潮社)
『突撃! 自衛隊妻3』 日辻彩(ぶんか社)
『中国嫁日記』 井上純一(エンターブレイン)
『ポニーテール』重松清(新潮社)
『W/Fダブル・ファンタジー』 村山由佳(文藝春秋)
『川の名前』 川端裕人(ハヤカワ文庫)
『あつあつを召し上がれ』 小川糸(新潮社)

とても書き切れないので、エッセイは著者名だけを列記しておきます。

伊坂幸太郎、江國香織、岸本佐知子、佐野洋子、林真理子、村上春樹、村上龍、その他。

中でも佐野洋子さんのエッセイは3冊ほど読みました。
代表作『100万回生きたねこ』も好きですが、辛口エッセイストとしての佐野さんも面白い♪

シンプルライフを目指して今年はあまり本を買わなかったので、立ち読みで済ませた本もたくさんあります。気が早いですが、来年はどんな面白い本が読めるかな?

…その前に本棚で眠っているまだ読めていない本を読まなくちゃ。





今夜は皆既月食が観察できます

2011-12-10 21:15:00 | 日々の出来事
今日12月10日は日本全国で皆既月食が見られますね♪
私も夜のウォーキングのついでに空を見上げてくるつもりです。

皆既月食は太陽と地球と月が一直線に並び、地球の影で月が隠れてしまう現象。
10日の21時45分頃から欠け始め、23時頃には月が完全に隠れてしまう皆既食が見られるそうです。

完全に隠れるといっても、真っ暗になるわけではなくて、赤っぽい月が見えるとか。
詳しくは国立天文台などのホームページを見ると、わかりやすく解説してくれています。

こういう天体ショーってワクワクしてしまうんですよね~
もうすぐ時間なのでそろそろ準備しなくちゃっ♪♪

『僕は、そして僕たちはどう生きるか』

2011-12-09 22:38:00 | 本と日常

今年初めてこたつを使いました。
あったか~い♪

うちの町の背後には、見下ろすような格好で大きな山々が連なっているのですが、その頂上付近はもう雪で真っ白!
しかもその雪がいまにも山を越えて町に吹き降ろしてきそうに見えて、まるで雪の神様が山頂に手をかけてのぞいているみたい!
寒いわけだ…

お山に3回雪が降ったら里に降りて来るっていうから、今度降ったら町に降りて来るのかな?

こたつに入ってしまうとなかなか出られないんですよね。
TVのリモコンと飲み物を引き寄せて、すっかりくつろぎモード。
こたつに入ると絨毯のゴミが気になって、百均のガムテープでペタペタとってみたり、夕飯に食べるつもりでもやしを持って来て、TVを見ながらもやしのヒゲ取りをしました。

ヒゲを取ったもやしは茹でてキュウリとカイワレと和え、もやしサラダにします。
ドレッシングはノンカロリー甘味料パル○イートに麺つゆをまぜてレモンをしぼるだけ。

今日は本屋さんで梨木香歩さんの単行本『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(理論社)を注文して来ました。
タイトルでピンとくる人がいるかも知れませんが、この本は吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)を踏まえて書かれています。
主人公の名前もコペル君。

『君たちはどう生きるか』は私にとってとっても印象深い作品。
高校の課題図書だったのですが、読書感想文を書いたら選ばれて、校内で発行した小冊子に載せてもらえたんですよね♪
高校に入ったばかりの頃だったから嬉しかったなぁ~
今でも本棚に並んでいます。

加えて梨木香歩さんも好きなので(『西の魔女が死んだ』は映画化もされました☆)、この本の紹介をTVで見た時、絶対読みたいと思ったんです!

2~3週間で届くというから、お正月には間に合うかな?
やっぱり寒い日はこたつに入って、ぬくぬくとあったまりながらゴロゴロ読書するのが一番の幸せです♪
早くこないかな~

読むのが楽しみ☆


『0,5ミリ』と『やわらかなレタス』

2011-12-07 01:31:00 | 本と日常

どこのお店でもクリスマス・ソングが流れる時期になりましたね。

しばらく前から、よく行く本屋さんの店員さんが、サンタ風の帽子とエプロンを着けて接客をするようになっていたのですが、いつの間にか若い子だけがサンタ風の格好で、年配の店員さんはいつもの地味な格好に戻ってしまっていました。

年齢制限?
お客さんから苦情?
それとも店員さん側から?

う~ん、多分ベテラン店員さんたちが嫌がったんじゃないのかな…
私もコンビニでバイトをしていた時に、サンタの格好でケーキの配達に行ったことがありますが、あれってけっこう恥ずかしいんですよね。
大体、本屋さんでサンタのコスプレしたからって売上げが上がるとも思えないし。

ちなみに、結婚式場のブライダルフェアの新郎役を仕事でやったこともありますが、あれもけっこう恥ずかしかった…

その本屋さんで立ち読みしてきたのは、映画監督安藤モモ子さんの初長編小説、

*(キラキラ)*『0,5ミリ』*(キラキラ)*(幻冬舎)

老人介護の現場で働く主人公の女性が頼まれたのは「老人と一緒に寝て欲しい」というものだった…
その頼み事がきっかけで、職もお金も住む所も無くした主人公。ところがたくましい彼女は、様々な手段で老人たちの人生に入り込み、ちゃっかり生きていく。
老人介護の現場と、介護する家族などを、少々過激に赤裸々に描いていて、最初は考えさせられる内容だったのですが、途中から現実離れした展開になっていき、ちょっとチグハグな印象でした。残念。

映画監督って紹介でしたが、この人の映画一度も見たことありません。
俳優の奥田瑛二さんの娘さん?
へ~

もう一冊は、小説家江國香織さんのエッセイ、

『やわらかなレタス』(文藝春秋)

表題にある「やわらかなレタス」というのは、ビアトリクス・ポターの「ピーター・ラビット」に出てくるレタスのこと。
うさぎのピーターがマクレガーさんの畑に忍び込み、大切なレタスをむしゃむしゃと食べてしまう♪

「ピーター・ラビット」のそのシーンを振り返る江國香織さんの文章が、何ていうか「ピーター・ラビット」にピッタリで、これほどまでにうまい表現を見たことがないというくらい、その世界観を言い表していました☆
これは「ピーター・ラビット」が好きじゃないと書けない!
さすがにプロの作家さんは違いますね~
私も絵本を買うくらいのファンなので、(そうそう♪)と思いながら読みました。

「ピーター・ラビット」に触れている箇所はほんの数行ですが、その他のお話も面白かったです。

帰りにどうしてもレタスが食べたくなって、モスバーガーで久しぶりにハンバーガーを買って食べました。
なぜか私の中では、レタス=モスバーガーだったのです。

おいしかった~



喫茶店の客、家を買う…

2011-12-03 23:48:00 | 本と日常
喫茶店でコーヒーを飲んでいると、隣の席で商談が始まりました。
ま、別にそれはいいのですが、話を他の人に聞かれたくないのか、「席をかわりましょうか?」とか「ここで大丈夫ですか?」という会話をしだし、そのうちウエイターさんを呼び止め、他の席に移れないかたずねだす始末。

…その席の近くにいるの、私だけなんですよね。

聞かれたくなかったら最初から近くに座らなきゃいいでしょ?
こっちが先に座ってたのに。
ていうか、そんなに秘密にしたいんなら、そもそも喫茶店なんか来なけりゃいいじゃん…
何だかこっちが盗み聞きすると思われているみたいで、すごく気分が悪くなりました。当然居心地も悪い。

結局その人たちは席はそのままで商談を始めたのですが、どうやら家を買う話みたい(だって聞きたくなくても隣だから聞こえちゃうんです!)

私は声を大にして言いたい。

誰が家を買おうと興味なんかないわ!!

私が気にしすぎなんでしょうかね?
でも何だかその人たちの(隣の客がいなければいいのに…)という自分勝手な思いがプーンとにおってきちゃったんですよね。
何を勝手な!
この世界はあんた達だけのものじゃないんだよ!?

ま、言うほど怒ってはいませんが、他人を「邪魔」としか思わない人間を見かけると、つい一言いいたくなってしまいます。

喫茶店では2時間ほどかけて、お正月用と言っていた荻原規子さんの『RDGレッドデータガール』(角川文庫)を読み終えてしまいました。
ちょっと読み出したら止まらなくなってしまって。

絶滅危惧種のような特殊な血を受け継ぐ少女をめぐる物語。
熊野古道や神社、修験道とかが関係していて、日本の神話が好きな者にとってはとっても面白い☆

続きも早く文庫化して欲しいなぁ。

2011年ベストセラー

2011-12-02 22:02:00 | 本と日常

12月になりましたね。

書籍の取次ぎなどを行う会社トーハンが、2011年度の年間ベストセラーを発表しました。

1位 『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉 (小学館)

2位 『体脂肪計タニタの社員食堂 500Kcalのまんぷく定食』 (大和書房)

3位も同じく「タニタ」のレシピ本(続編)、4位にサッカー選手長谷部誠の『心を整える。』(幻冬舎)、5位に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら』岩崎夏海(ダイヤモンド社)が入りました。

文芸書が1位って、『謎解きはディナーのあとで』売れましたね~
「本屋大賞」受賞作。私は立ち読みで少しだけ読んで、TVドラマも初回を見ただけ。
ミステリーは苦手なんですよね~
2位の「タニタ」は昨年も3位に入っていましたし、『もしドラ』は昨年1位だった作品。全体的に去年から売れ続けている作品が多いかな?
去年の年末に発売され話題になった、齋藤智裕(水嶋ヒロ)さんの『KAGEROU』(ポプラ社)は7位。今年の10月に亡くなったアップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏の伝記『スティーブ・ジョブズ(1・2)』ウォルター・アイザックソン/井口耕二訳(講談社)は発売からたった一ヶ月少しで15位でした。
文芸部門では『謎解きはディナーのあとで』が1位。『KAGEROU』が2位。文庫総合部門では角田光代さんの『八日目の蝉』(中央公論新社)が1位。

トーハンのベストセラーなので、どこまで読者の好みが反映されているのかは怪しいところですが、個人的な感想としては、去年と代わり映えのしない面々…
『もしドラ』は読みましたが、ストーリー自体はおまけみたいなもので、あくまで「ドラッガー」紹介本。これなら本物の「ドラッガー」を読んだ方がいいと思うのですが、AKB48関係だから?
スティーブ・ジョブズ氏の伝記と、長谷部選手の『心を整える。』はちょっと読んでみようかな…