私的図書館

本好き人の365日

『エンダーのゲーム』

2007-04-30 23:58:00 | 本と日常
買いました☆

ミャエル・エンデの「はてしない物語」の世界を、ドイツの人気作家たちが新たな物語として描くシリーズ。

その第4弾!

*(キラキラ)*『ファンタージエン 夜の魂』*(キラキラ)*

今回の作者はウルリケ・シュヴァイケルトさん。
中世の歴史物語を得意とする女性作家さんだそうです。

フランソワ・ラブレーの*(キラキラ)*『ガルガンチュア』*(キラキラ)*と*(キラキラ)*『パンタグリュエル』*(キラキラ)*

こちらは16世紀、フランスの作品。

色んな本にネタとして使われているので、前から読んでみたかったのですが、こんなにシモネタや荒唐無稽満載の本とは思いませんでした☆

だいたい巨人の王子さまって(笑)

まるでサーカスみたいな本です♪

今回買ったのは全4巻のうちの2巻。
続きが楽しみ♪

オースン・スコット・カードの*(キラキラ)*『エンダーのゲーム』*(キラキラ)*

その四作目にあたる*(キラキラ)*『エンダーの子どもたち』*(キラキラ)*

こちらはS.F作品。
もともと「無伴奏ソナタ」という短編集に納められていた作者のデビュー作、「エンダーのゲーム」を長編に書き直したものです。

永きにわたる異星人との戦争。
無重力の宇宙空間を模した部屋で、戦争ゲームにあけくれる子供達。
それは、優秀な司令官を育てるために設立された、バトル・スクールでの戦闘訓練のひとコマ。

主人公は「ドラゴン隊」を率いる弱冠11才の少年エンダー。
並外れて高いスコアで連戦戦勝を続ける彼に、教官たちはさらに過酷な条件での訓練を課していきます。

戦い続けるエンダー。
そして少年少女たち…

前から読みたかったので買ってしまいました☆

GWも前半が終了。
ちょっと車で高速道路を走って来ましたが、やっぱりどこもすごい人で渋滞していました。

料金所では車が押し合いへし合い。
そんな時、道をゆずってくれる人がいたりすると、とっても嬉しい気持になります♪

こういう時こそ余裕を持ちたいですね☆

残りのGW。
買って来た本を楽しみます♪






花鳥風月

2007-04-28 22:46:00 | 本と日常
「直進すぐそこ」の看板。

車で走ったら3㎞ありました。
そうか、3㎞ってすぐそこなんだ~

田舎のガソリンスタンドに置いてあったのは、なぜだか鉄腕アトムの人形。
それも全長3mくらい。
…?

道行くおじさん。
ズボンが下がってしまったのか、立ち止まってこれでもかってくらいズボンを引き上げ、ベルトで固定。

股が痛そう(笑)

GWの初日、ちょっと和菓子を買いに車で出かけて来ました。
自分の町を離れると、景色も新鮮に見えますね♪

面白いものも見られるし☆

今日は変な天気で、いきなり暴風が吹いたり、雨がたたきつけるように降ったり、そうかと思うと晴れ間が見えたり。

ま、だいたい車を洗車してワックスをかけた翌日には雨が降るのが普通だとしても、これはないよなぁ~って天気でした。

…一時間かけてワックスかけたのに。

バイク乗りの姿も増えて、うらやましいかぎり。
最近自分のバイクは実家に置きっぱなしになっているので、ついつい憧れのまなざしで見てしまいます。

雨の日は大変そうだけど。

雨の降る少し前に見た郵便配達の人は、片手に封筒の束を持ったままバイクを運転していました。

すぐ近所の配達なんでしょうが、雨は大丈夫だったかな?
それにしても、横着しちゃいけません。

目的の和菓子屋さんでは、柿の実で栗きんとんを包んであるものを購入。
一個300円。
TVで紹介されていて、前から一度行ってみたいと思っていたお店だったんですよね。

帰りには信州そばのお店でざるそばを食べて来ました。

そのお店のおばちゃんと常連さんとの会話。

「お皿かえたのよ」
「いいね、これ」
「高級に見えるでしょ、見た目だけでも」

…見た目だけ?
じゃ、味は?




『バッテリー』文庫版完結!

2007-04-27 19:23:00 | 本と日常
今年のGWは、途中2日をはさんで6日ほどになりそうです。

友達と遊ぶくらいであまり計画は立てていません。

ボーとしたい☆

掃除もしなきゃいけないし、読みたい本もあるし。

この間、あさのあつこさんの『バッテリー』という本を買ったんですよね。
文庫本の第六巻♪

ついに完結!!

その本屋さんでは文庫本なのに平積みで、それこそ山みたいに積んでありって、「ホントにこんなに売れるの?」と他人事ながら心配しちゃいました。

すごい人気ですからね。
こんなにファンがいると思うと嬉しいですけど☆

GWはのんびりゆっくりします。

一休み一休み☆




猫に負けた…

2007-04-23 23:46:00 | 本と日常
今日は午後の8時に仕事が終りました。

真っ暗な駐車場。
車に乗り込み、さて帰ろうと車のライトを点けると、その光に中に一匹の猫が。

それは立派に成人したトラ猫で、ライトに照らし出されながらも四肢をふんばり、丸い背中をせーいっぱい持ち上げて、「フー!!」って感じでこちらを威嚇しています。

車に乗り込んだ時は気が付きませんでした。
それにしても、何にもしていないのに威嚇されるとはちょっと心外…

あの、どいて下さい。

車が動き出せばさすがにどいてくれるだろうと、車をゆっくり発進させるも、どく気配ナシ。

チキンレースみたいにどっちもゆずらない。
そうこうするうちに猫と車の距離がしだいに縮まり…
しかたがないのでゆずりました。
はい、私は猫に負ける男です。

何かの本に、道路に飛び出した猫は近づいてくる車に思わず立ち止まって身構えてしまうので、よく交通事故に遭う、と書いてあったような。

勇敢?
それとも怯えて足が動かないとか?

どっちでもいいので、車が来たらどうかどいて下さい。
道路だったら早く逃げて下さい。

お願いします。






四月の本棚 2 『100回泣くこと』

2007-04-20 23:19:00 | 本と日常
最初に人の死に直面したのは小学生の頃。
わけもわからず、友達の父親の葬儀に参列した。

高校生、同じ剣道部の女の子が交通事故で亡くなった。
ほんの一時間前まで、彼女は元気だった。
今も、その時の気持を書いた日記はとってある。

高校を卒業した頃、伯母が乳癌のために若くして逝った。
大好きだった。

成人し、母方の祖父が死に、何年かして父方の祖母が死んだ。
祖父は明治生まれ。祖母は大正。
それぞれに、もっと何かしてあげられたんじゃないかと思いかえす時がある。
祖母は、私の手を握って「死にたくない」と泣いた。

白血病で亡くなった同級生の女の子はまだ二十代。
長くてキレイな黒髪が印象的な子だった。
小学生の時埋めたタイムカプセルを三十歳になって掘り返した。
彼女は友達のFちゃんと、「ずっと仲良しでいたい」と書いていた。
三十歳になったFちゃんもその場にいた。
白血病のことを私たち同級生に知らせてくれたのもFちゃんだった。

そんなことがあった。
多分、これからもたくさんそんな場面に出くわすだろう。

「気持の整理」なんて言葉じゃ言い表わせない。

でも、私は今日も生きている。





さて、ちょっと関係のない自分のことを書いてしまいました☆

今回ご紹介したい本とは直接何の関係もありません。

今回ご紹介するのは、大切に読みたい、そんな気持にさせてくれる、とても素敵な言葉たちで綴られた一冊。

中村航さんの*(キラキラ)*『100回泣くこと』*(キラキラ)*です☆

誓いの言葉ってご存知ですか?

 健やかなるときも
 病めるときも

 喜びのときも
 悲しみのときも

 富めるときも
 貧しきときも

 これを愛し
 これを敬い

 これを慰め
 これを助け

 死が二人を別つまで

 共に生きることを
 誓いますか

ご存知ですよね♪
結婚式の時に新郎と新婦がお互いに誓いあう言葉。
あれはたんなる形式だよ、なんて高をくくってる旦那さんいませんか?(笑)

でも、本当に、じっくり、ゆっくり噛みしめてみると、とても心にしみてくる言葉です。

共に生きる…それはとっても貴重な奇跡みたいな偶然☆

「やあ」と、彼女は言った。「嫁に来たよ」

主人公は若い男女。
それぞれに仕事を持ち、一緒に食事をし、たまにデートに出かける。
実家で飼っている犬が調子が悪いと聞くと一緒になって心配し、その犬を乗せてやるために、ホコリをかぶっていたバイクを一緒に磨く。
オイルで黒く汚れながら、牛丼を食べながら。

「…結婚しようか」「うん」

ていねいにていねいに暮らしていく二人。
結婚を決めた記念日も、彼氏が六月、彼女が十一日を覚えることにして、二人で六月十一日をつなぎ合わせる。

読んでいて、これ使えるなぁ~と思わず感心☆

結婚の前に、「練習」をしようということになって、彼女が彼氏のアパートにやって来る。

「やあ」「嫁に来たよ」

朝の食事は彼はコーヒー。彼女は牛乳。
いつしか食卓にはカフェオレが並んでる♪

夕食も交代制。
皿洗いはジャンケン。

ちゃんと反省会もする。(あくまで練習だから)
料理のレパートリーの少ない彼に、「このあいだの牛スジカレーは、とっても美味しいかった」「うん、また作るよ」「すぐに作らないで」「忘れたころに作って」

…(笑)

ごく普通の男女の恋愛小説。
でもとっても二人が新鮮に見えてしまうのは、この小説の文章、言葉の一つ一つがすごくいいから♪

言葉、文字、誰もが知っている単語をただ並べかえただけで、こんなにも素敵な世界を描けるのか! と感嘆してしまいました。

それはもしかしたら、私たちの生活にもいえるのかも…

ただの町並み。
ただの通勤電車。
ただの日常。

でも本当は、それはとっても大切で、すごいことなのかも知れない。

ちょっとした風邪で、横になる彼女。
いつもは三日で治ると言う。
モグラの馬力を計算し、自分の体重を七.六ストーンと表現する彼女。(イギリスの伝統では体重をストーン〈石〉で表す。一ストーンは6.35㎏)

こんな生活が、ずっと続くと思っていた。

彼女が口にする”なまねこ”とか、絶対に開かない箱とか、バイクのキャブレターだとか、コーヒーの入れ方だとか、二人の間に流れる空気が好き☆

ガスステーションの加藤さんとか、試作室の石山さんとか、カッコイイ!

それだから、それだからこそ、主人公の彼の言葉が胸に迫ります。

「病はあまりに理不尽だった。」

 健やかなるときも
 病めるときも

 死が二人を別つまで

 共に生きることを誓いますか?

どうぞ、100回泣いて下さい。
泣いて泣いて、泣いて下さい。

”交際3年。
 求婚済み。
 ここが世界の頂点だと思っていた。”

本当に、言葉のつながり、表現が素敵な小説です。
こういう世界は映画なんかでは表せないかも。
ゆっくりと、コーヒの一滴一滴がフィルターを通して落ちていくように、心にしみ込んでいきます。
静かに集中して読みたい物語です。

あなたは生きることは無意味だと思いますか?

何のために生きるのか、そう考えていませんか?

でも、あなたは生きています。

いま、あなたは生きているんです。

どうか、そのことを忘れないで…

とても大切にしたい一冊です☆









中村 航  著
小学館




三重県地震

2007-04-15 22:42:00 | 本と日常
今度は三重県で地震。

震度5強でしたね。

震源地近くに友達が住んでいて、GWには遊ぶ予定をたてていたのでビックリ!

メールをしてみたところ、たいした被害も受けなかったということで一安心でした。

石川県の能登半島に続き三重でも、何だか立て続けって感じです。

友達の話ではまだ余震があるとか。

被害を受け方、お見舞い申し上げます。
どうぞお気をつけ下さい。







姉と妹

2007-04-10 23:59:00 | 本と日常
夕方買い物に出かけたら、まだまだ寒い!

上着を着てくるんだった。もう若くないんだから、見た目より体をいたわらないと(苦笑)

ちょっとこのところ風邪気味なので、今日はしっかり夕食を作ろうと近所のスーパーまで行って来ました。

風邪を引いたらしっかり食べて、タップリ寝るのは我が家のやり方です☆

1.5ℓ入りのペットボトルのお茶。(濃いめの奴)
最近健康のために飲んでいるクエン酸入り飲料。(血液サラサラ♪)
お手軽なモンカフェのドリップコーヒー。
などなど。

あと、カロリーオフで、こんにゃくの入ったウィンナーなんかを買って来ました。

メインはシュウマイとホウレン草のゴマ和え。(30円引き!)

みそ汁用に増えるワカメと、お豆腐も。

帰ろうとすると、ガチャガチャ(おもちゃの入ったカプセルが出てくる奴)の前に幼い姉妹の姿が。

多分、5才と3才くらい。

お姉ちゃんは「絶対動いちゃダメだよ。ずっとここに居るんだよ」と妹に言い聞かせると、一目散にお菓子売り場へ。

姿の見えなくなったお姉ちゃんに言われた通り、その場でジーとしている妹の姿が何だかとってもいじましく見えてしまいました☆

多分、彼女の心の中では、幼いなりに色々葛藤があるんじゃないかと想像してしまって♪

でもお姉ちゃんの気持もわかる。

自分も妹に同じこと言った記憶がありますから*(音符)*

どこのきょうだいでも同じだなぁ☆





喜びの泉

2007-04-09 19:16:00 | 本と日常
会社で風邪が大流行。

私も何だか調子が悪いので、薬を飲んでマスクをして通勤しています。

もうちょっと重症だったら大手を振って休めるのに、残念。

マスク人口も会社の中で急増して、仕事の打ち合わせをしていても、お互いマスク同士なんてことも当然発生。

これがなんだか笑えます☆

なんかドブに落ちた人二人がまったく平然と世間話をしているのに遭遇してしまったみたい♪

ま、こんなこと面白がっているのは会社の中で私だけなんですけどね。

最近自転車に乗るようになって、町中で猫をよく発見するようになりました。

これも嬉しい♪

…何だか、喜ぶ基準が小学生以下のような気が?






四月の本棚 『ブレイブ・ストーリー』

2007-04-07 02:33:00 | 本と日常
あなたは、人生は「残酷」だと思いますか?

生まれた時から、もしかすると生まれる前から、それは始まっているのかも知れません。

なぜ私がこんな目に…
どうして、私がこんなことに…

人生は不公平だ。

たとえそれを人が「運命」だと言ったとしても、私は認めない。
そんなのは悲しすぎる。

…もし、この運命を変えられるとしたら、私は変えたい。
失ったものを取り戻したい。
どんなことと引き換えにしても。

さて、今回は、ベストセラー作家、宮部みゆきさんの*(キラキラ)*『ブレイブ・ストーリー』*(キラキラ)*をご紹介します☆

最初に断わっておきますが、宮部みゆきさん初体験という方、心臓はお強いですか?

どこまで「残酷」に耐えられますか?

特に、子ども達がそんな目に遭うのを、ジッと耐えられますか?
ラストまで読む自信のない方にはこの本はオススメしません。

小学生の主人公が、現実世界から異世界に旅立ち、トカゲ男や猫の女の子と冒険を繰り広げる、ファンタジーと言えばそう言えなくもない物語ですが、前半の現実世界の部分だけを読んで力尽きてしまうと、この物語の「残酷」さだけがあなたの心に残ってしまうかも知れません。

そうなると、精神衛生上よろしくない。

けっこう長編ですが、最後まで読むと(自分自身に)約束してからどうかお読み下さい。

実は私も宮部みゆきさんの作品は初めてでした。

人間の心には、誰でも多かれ少なかれ、あまり大きな声では言えないものってあるじゃないですか。

それは憎しみだったり、恨みだったり、欲望だったりするわけですが、それは社会で生きるうちに自然と”建前”ってやつを覚えて、口には出さないわけです。

それをこの人は作品に書いてしまう。

それも強烈な描写で。

主人公の”ワタル”は作者の被害者です。

小学5年生で、ゲームが好きで、忙しいお父さんと、ちょっと小言の多いお母さんが大好き。
学校で「幽霊ビル」のウワサ話をしたり、夏休みに千葉の伯父さんのところに遊びに行く計画を立てたり、当たり前にこの生活がずっと続くと、いや、そんなことさえ考える必要もないくらい小学生を満喫している男の子。

そんな小学生に、宮部みゆきは突然親の離婚問題を押し付けるのです。

…お父さんに女の人がいる。お父さんはその女の人と暮らす。

僕とお母さんを捨てて。

人生は残酷なものです。
異世界で、自分の父親そっくりの人物からワタルはこう言われます。

「子供だから何だというのだ! もともと俺が与えてやった命じゃないか! 」

父親が家を出て行き、母親は憔悴しきっている。
そしてついに相手の女性に逆上した母親はワタルと…

前のようなお父さんお母さんを取り戻したい!
もし、この現実を、運命を変えられるのなら…

ワタルの前に現れた転校生ミツル。
彼も残酷な運命を背負わされた少年です。
彼も自分の親によってワタル以上の運命を…

「僕は自分の運命を変えたい」

自分たちの運命を変えるため、失ったものを取り戻すために、ワタルとミツルは異世界「幻界(ヴィジョン)」にそれぞれ旅立ちます。

「運命を変えたい…」このことを言わせるために、ここまで小学生を追い詰めていいの?

読んでいてそう思わせるような展開。
正直ヒドイと思いました。

確かに人間は何でもできます。

幼児虐待。いじめ。差別。子殺し、親殺し。

悲惨な事件が起きると、「こんなことをするなんて、人間じゃない!」というコメントをする人がいますが、もちろん人間だからするんです。

それはみんなわかっている。
わかっていても、建前で「これこそ人間だ」とは言わない。
そこをこの小説は突いてくる。

物語の中で、様々な選択を迫られるワタル。
異世界で出会った人々を助けたいと思うワタルに対して、ミツルは「お人好しなんだな」とバッサリ切り捨てます。

ミツルにとって「幻界」の人々はただの影。
彼にとって大切なのは、現実の世界での運命を変えること。
そのためには「幻界」なんて、どうなってもいいのです。

大切なものを手に入れるためなら、何をしてもいいの?

前半と打って変って、この異世界はワタルの遊んでいたまさにゲームの世界。

怪物(モンスター)は襲ってくるは、ドラゴンは火を吐くは、ワタルも「勇者の剣」を持って戦います。

ワタルの仲間になる水人(トカゲ男?)のキ・キーマとネ族(猫人間)の少女、ミーナが登場して、この物語もようやく一安心☆

いよいよ冒険の旅が始まります♪

ミツルとワタル。
どちらか先に五つの宝玉を集めた者が、運命の塔にいる女神様に願いをかなえてもらえる。

宝玉のためなら、森を焼き払うこともためらわないミツル。
ワタルは仲間と共に、騙されたり、利用されたり、罠にはめられたりしながら、それでも旅を続けます。

魔導士として強大な力を手に入れるミツルに対して、なんとも心もとない見習い勇者のワタル。

果たしてどちらの願いが叶えられるのか?

人生は時に残酷です。
それは、確かに子どもにでも容赦なく襲いかかってきます。
それを前半直視できなかったのは、私にそれを見つめる勇気がなかったからかも。

「勇気(ブレイブ)」って何でしょう?

確かに人生は残酷です。
けれど、人間は、それを乗り越えていく強さをきっと持っているはず。

誰の心にも、怒り、憎しみ、恨み、ねたみ、欲望は渦巻いています。
もし、自分が世界でたった一人で、他人なんか関係ないと思っていたら、その感情を誰にぶつけても気にもならないでしょう。

でも、本当にあなたはそう思っていますか?
どこかで、違う自分を望み、どこかであきらめてしまったのではありませんか?

今の自分を守ることが、あなたの勇気ですか?

…勇気って何でしょう?

では、どうぞ最後までお読みになって、ワタルの選んだ世界を、ご覧下さい☆













宮部 みゆき  著
角川文庫




大垣日大準優勝!

2007-04-03 21:51:00 | 本と日常
センバツ高校野球。

希望枠で出場した岐阜県の大垣日大高校。
惜しくも準優勝でしたね。

それでも立派!
優勝した静岡の常葉菊川おめでとう!

久しぶりの岐阜県勢の決勝戦進出ということで、仕事をしていても試合の経過が気になって気になって。

途中まで勝っていたのに、後半も後半で常葉菊川が逆転☆

一点差で手に汗握る展開でした。
やっぱり高校野球はいいですね。

あぁ、楽しかった♪




糖蜜の井戸

2007-04-02 23:46:00 | 本と日常
今日は「黄砂」が降りました。

町並みがボ~とかすむほどで、こんなにひどいのは初めてじゃないのかな?

もう車も砂だらけです。あ~あ。

そんな中、古本屋で見つけたのが東京図書から出版された*(キラキラ)*『不思議の国のアリス』*(キラキラ)*(石川澄子訳)

「アリス」は何冊か読んだけれど、なかなか気に入った訳がなかったんです。
これはマーチン・ガードナーという人の注釈がたくさんついていて、面白く読みました♪

でもやっぱり小さな三姉妹が暮らすのは「水あめの井戸」じゃなくて「糖蜜の井戸」にして欲しいな☆

他に手に入れたのは、上巻しか持っていなかったローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」シリーズ。
*(キラキラ)*『この楽しき日々』*(キラキラ)*(鈴木哲子訳)の下巻♪

自分でも忘れかけていたのに、古本屋めぐりはこういう出会いがあるから嬉しいです☆

あと最近買った本は。

伊坂幸太郎*(キラキラ)*『アヒルと鴨のコインロッカー』*(キラキラ)*

マイケル・ムアコック*(キラキラ)*『ルーンの杖秘録4 杖の秘密』*(キラキラ)*

最近驚いたことは。

春のセンバツ高校野球で希望枠で出場した岐阜県の大垣日大高校が決勝まで残ったこと。(決勝戦は明日3日!)

最近知ったことは。

スターリンがソ連の実権を握った時、一週間を5日としたが、のちに6日に修正し、しばらくして7日に戻したということ。

うちの会社の社長(60代)に愛人がいるらしいということ。

…さあ、今週から4月の始まり。
頑張ろうかな☆