私的図書館

本好き人の365日

長い休暇の後で

2009-09-30 21:48:00 | 本と日常
シルバーウィークで9連休だった最終日。

ちょっとした検査を受けに病院に行って来ました。(たいした病気じゃありません☆)

…結果、どの数値も前回と比べてすごくよくなっていました!

やっぱり仕事しないで三度三度きちんとご飯を食べて、しっかり寝てると健康にいいんだ♪

休みの間は旅行にも行って、観光はほとんど徒歩だったから、運動もバッチリ。

実は私の病気って「仕事をしてはいけない病」なんじゃ…

スミマセン。
ただの「なまけ病」です。
お休み気分から抜け出せていないだけです。

でも…

毎月ゴールデンウィークをやってくれないかな…


高野山巡礼

2009-09-27 11:45:00 | 旅行

弘法大師空海が今からおよそ1200年前に標高900mの山頂に開いた真言密教の聖地、高野山に行って来ました☆

歴史物としての空海は好きですが、現在の宗教にも現在のお坊さんにもあまり興味がないので(不信心者でスミマセン)、目的は高野山の奥の院というところにある、戦国武将のお墓や霊廟、供養塔を見学すること♪

けっこうミーハーなのです。

織田信長や豊臣秀吉、明智光秀に石田三成。
上杉謙信に武田信玄。
伊達政宗といった歴史上の人物のお墓や供養塔を見学して来ました~

本能寺で織田信長を討った明智光秀の石塔は、何度作り直しても割れてしまうんだそうです…

実際割れてました(汗)

うっそうとした杉の木立に囲まれた昼なお暗い奥の院には、20万基を超える墓石があると聞きましたが、中には朽ち果てたお墓もあったりして、独特の雰囲気です。

外国人の観光客も多く、さすが「世界遺産」に登録されているだけはあります。

ちょっと離れたところには、徳川家康と2代将軍徳川秀忠の祭霊屋が並ぶ徳川家霊台がありますが、ここは眺めるだけで入場料200円が必要。

高野山は紅葉にはまだ少し早かったのですが、歴史を身近に感じられて、とっても有意義な旅行になりました☆


  国破れて山河あり    ~杜甫「春望」~

  兵どもが夢のあと    ~芭蕉「奥の細道」~


人間ってたくさん生まれてたくさん死んで、それで”今”があるんですね。

こんなにたくさんお墓を残して、大きなお寺を建てて、仏に祈って。

それでもあと何百年かすると、朽ち果てて忘れ去られてしまうのでしょう。

形あるものはいつかは崩れる。

…諸行無常。

今日の自分は昨日の自分ではない。
明日の自分が今日の自分と同じだと思うから「苦」が生まれる。

日々、時々の自分が唯一無二の自分自身である…

過去の自分を後悔したり、未来の不安におびえたりして…

でも、”今”すべてを変えてはいけないないんて法はないはず…

たまに旅に出て、自分と向き合ってみるのもいいものです。

そうそっちゅう向き合っていたら疲れちゃいますけど☆

自分はお墓はいらないから、遺灰は海にでも撒いて欲しいなぁ。


龍神温泉に行って来ました♪

2009-09-26 21:07:00 | 旅行

シルバーウィークとかいう降って湧いたような連休を利用して、紀伊半島をグルッと回って来ました☆

友達と遊んで、パンダとイルカを見に行って、温泉に入って、高野山で戦国武将のお墓巡りをして来ました♪

おかげでしばらくはキャベツがメインの食生活になりそうです…

和歌山県って海と山があっていいですね~

海のない県に生まれた者は、海を見るとテンションが上がります!

南紀白浜にある「アドベンチャーワールド」というところに行ったのですが、ここは、陸の動物、海の動物、空の動物を見ることができて、遊園地のような施設も併設された動物好きにはたまらない施設☆

双子のパンダが可愛かったです♪

いま、日本にはここと神戸の動物園の2ヶ所にしかパンダっていないんですね。

あの目の周りの黒いのは反則!

イルカとクジラのショーや、最強の動物(と自分では思っている)カバや、目つきの鋭いペンギンも見て来ました♪

自分でジープを運転して、サファリ体験もできるようなのですが、今回は時間の関係でスルー。

温泉は、日本三美人の湯といわれる「龍神温泉」に入って来ました☆

ものすごい山奥にあるのですが、お湯はちょっとヌルっとしていて、肌がスベスベになります♪

紀州のお殿様も泊まったという温泉宿に宿泊して、ちょっと贅沢もして来ました。

黙っていても食事が出てきて、片付けてくれて、布団も敷いてくれて、朝になったらたたんでくれて…

大切にされるっていいものですね☆

ま、それなりにお金はかかるのですが(苦笑)

露天風呂に入って、畳に寝転んで、の~んびり本を読んで過ごしました。

夏目漱石の『夢十夜』

全国チェーンの古本屋さんで叩き売られていた昭和41年初版、昭和47年に重版された旺文社文庫版、

恩地三保子さん訳の『若草物語』

マンガ家、川原泉の作品などからその言葉を集めた、

川原泉『本日のお言葉』

アーシュラ・K・ル=グィンの長編SF『所有せざる人々』

そして、これは一度ちゃんと読みたくて、

新約聖書『ヨハネの黙示録』

食べて、本を読んで、温泉に入って、寝る。

とってもシンプルで贅沢な時間を過ごすことができました☆

龍神温泉から高野山までは、だいたい車で1時間くらいの距離だったのですが、それはまた明日書くことにします。

弘法大師空海が開いた真言密教の聖地、高野山。

「紀伊山地の霊場と参詣道」ということで、熊野古道などと共に世界遺産にも登録されています。

ここも面白かったです♪


『図書館の神様』

2009-09-23 00:01:00 | 本と日常
スーパーで「抹茶おはぎ」なるものを見つけて戦って来ました。

…食欲と。

おはぎが出回る季節。
もうお彼岸なんですね。

「暑さ寒さも彼岸まで」

と言われますが、確かにずいぶん涼しくなって来ました。

今日、23日は秋分の日。

昼と夜の長さが同じになる日です。

この日を境にどんどん夜が長くなって、読書にはもってこい!

ということで、何冊か手に入れて来ました☆

まずはイギリスのファンタジーの女王、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品。

*(キラキラ)*『魔法泥棒』*(キラキラ)*

歴史上の重大事件を様々な形で解決してきた英国の魔法使いたち。

チェルノブイリは少し危なかったけれど、ヒトラーもスペインの無敵艦隊も、彼らが追っ払った。

ところが最近、地球の産業技術が異世界の連中にこっそり盗まれているらしいことがわかって…

2冊目は同じく英国の作家、クリス・ダレーシーの「龍の住む家」シリーズ待望の第4巻。

*(キラキラ)*『永遠の炎』*(キラキラ)*

命を持った陶器の龍たち♪

巻を追うごとに新しい展開を見せてくれるこの物語。
今回は前巻より5年後の世界です。

3冊目はこれまたシリーズ物。
川原泉のマンガ、

*(キラキラ)*『ブレーメンⅡ 第3巻』*(キラキラ)*(文庫版)

宇宙船ブレーメンⅡの乗組員は、なんと動物!?

ゴリラにヤギにニシキヘビ(?)が宇宙船を動かしてる!?

そう、彼らは人手不足解消のために、人工的に手を加えられて人間並みの知能と感情を持った働く動物たちなのです。

そんな船員たちを率いる船長は99.999999999%の確率で全ての仕事をこなすもっとも誤差の少ない優秀な宇宙飛行士、通称イレブン・ナインこと、キラ・ナルセ(日系地球人。最年少女性船長。実家は長崎。性格おおらか。無頓着。お人好し)

…これまでの川原マンガとはちょっと一線を画す作品ですが、船長に輪をかけてお人好しの動物くんたちが魅力的です♪

4冊目は瀬尾まいこさんの、

*(キラキラ)*『図書館の神様』*(キラキラ)*(ちくま文庫)

高校に赴任した国語講師の女性が、不承不承ながら文芸部の顧問をまかされます。

しかし、部員はたった一人。

主な登場人物は…
不倫相手の浅見さん。
しょっちゅう実家から遊びに来る弟。
そしてたった一人の文芸部員、垣内くん。

それぞれに抱え込んだものがありながら、共に過ごしていく時間。

この本は読み始めたら止まらなくて、最後まで読んでしまいました。

しかも本の中に登場する、夏目漱石の『夢十夜』という作品がどうしても読みたくなって、これも買って来てしまった…

『夢十夜』は「こんな夢を見た」で始まりますが、ちょっと怖いお話になっています。

これから週末にかけて、旅行に出かけるので、この『夢十夜』は旅先に持って行くつもりです。

高野山で上杉謙信や景勝、石田三成などの墓碑を見て来たいと思っています。

一度行ってみたかったんですよね☆

温泉にも入ってくる予定です♪

無事に帰ってこれたらまた報告します。


『人間になりたがった猫』

2009-09-22 08:47:00 | ファンタジー

小学生くらいの男の子でした。

本屋さんのレジで、私の前に並んでいた彼は、店員にポイントカードを作りませんか? と聞かれて、すすめられるままその場で手続きを始めたんです。

レジには店員が1人しかいなくて、しかも見るからに「新人」といった感じの青年。

手際が悪くてどんどん時間が過ぎていきます。

その時、申込書を書いていた少年が、

「後ろに並んでいる人に悪いので、先にレジを済ませて下さい」

と申込書を持って隣の空いているレジに移動してくれました。

おぉ~、なんていい子なんだ!

レジ係りの青年は、すでに打ち込んでしまった少年の会計を取り消すのにまたもモタモタ。

しかも少年にお礼のひと言も言ってない!

まったく、どっちが大人かわかりませんでした。

混んできた時はお客さんを待たせないために他の店員さんを呼び出すなりして対応するんだよ、新人くん!

それにしても、小学生の対応には感心させられました。

よくやった☆

最近、アメリカの作家ロイド・アリグザンダーの

『人間になりたがった猫』(神宮輝夫 訳 評論社)

を読みました。

魔法使いの飼い猫ライオネルが、ご主人さまに頼んで人の姿にしてもらい、人間たちの町に出かけて行くという物語。

猫のライオネルにとって、人間たちの町は見るもの聞くものすべて珍しいものばかり。

いい香りのする食べ物に、気のいい人たち。
大きな橋に、立派な建物。

ところがその町の町長は、お金のことしか考えていなくて、橋を渡る通行料を取ったり、都合のいい法律を作ったりしてやりたいほうだい。

でも、もともとが猫のライオネルには、町長の勝手なルールは通用しなくて、町に騒動が起こってしまいます。

何でも素直に口に出すライオネルがいい♪

「あなたが、ブライトフォード(町の名前)一のごろつき? なんだか、とてもちっぽけだなあ!」

人の姿になっても、あくまで自分は猫ですといい張るライオネルが可笑しいです☆

棚の上に飛び乗ったり、ネズミを追いかけたり♪

猫という視点から人間を見ることで、人間の強欲さ、思っていることを口にしないという弱さ、他人を利用しても何も感じない心の貧しさが描かれています。

もちろんロイド・アレグザンダーの魅力の一つでもある、とっても魅力的なキャラクターもたくさん出てきて、ライオネルを助けてくれるあやしい博士や、勝気ではつらつとした若い女性ジリアンなど、彼らがライオネルを助けて町長の理不尽な要求と戦う姿が読みどころです☆

個人的にはライオネルのご主人さまで、人間なんかになりたがってきっと後悔するぞ、と思っている魔法使いがお気に入り♪

たまにガッカリするような人間に出会うこともありますが、本屋さんの少年のような出会いもあって、まだまだ人間も捨てたものじゃないと思わせてくれます。

人間になった猫のライオネルは、最後、果たして人間のままでいたいと思うのか?

とっても楽しい読書ができました☆



『となりの801ちゃん 4』

2009-09-21 19:39:00 | 本と日常
ポイントカードを作ったので、最近よく行くようになった本屋さん。

その本屋さんのマンガの棚に、「ボーイズラブ」とポップで書かれた手書きの看板がありました。

ちょっ…、いいのコレ!?

「ボーイズラブ」というのは、いわゆる男性同士の恋愛を描いた作品群の総称。

先頃亡くなられた作家の栗本薫さんなどの活躍もあって、市民権を得て来た(?)とはいえ、さすがにこれだけ堂々と宣伝されると逆に近寄りがたいのでは…

私はまったく興味ありません。
ありませんが、万一、興味があって勇気を出して本屋さんに来たけれど、周りの目がやっぱり気になるという初心者の人がいるかもしれない…と、勝手に心配してしまっただけです。

本当です。

その本屋さんで平積みされていたのが、付き合った彼女が腐女子(ボーイズラブを愛する女子)だったというブログ発信のマンガの4巻目、

*(キラキラ)*『となりの801ちゃん 4』*(キラキラ)*(小島アジコ 著 宙出版)

その本屋さんではご丁寧にも、前の3冊もすべて平置きにしてありました。

限定版と通常版があって、限定版特典には、なんとアニメDVDと付録が付いて来ます。

買いました。
限定版☆

相変わらず意味の理解できない内輪ネタも多いのですが、とにかくパワーがあって、一つのことに突き抜けてる人って面白いです♪

結婚しても全然変わってない!(3巻の時点で結婚されました)

付録のアニメはTVアニメのOP(オープニング)風の短いものですが、意外にちゃんと作ってありました。

よくやるなぁ~☆

同人誌とかあまり詳しくは知りませんが、そこまで好きな物に情熱をかけられるって、スゴイ!

まるで趣味でミニチュアのお城を自分の家の庭に造っちゃう人みたい!

家族にはいて欲しくないけど(苦笑)

他の本屋さんに立ち寄ると、やはりブログ発信のマンガが平積みにしてありました。

でも『となりの801ちゃん 4』はそこには無くて、割とコアなマンガの置いてある棚にひっそりと忍び込ませてありました。

私が思わず…良心的…と思ってしまったのは、さて、どちらの本屋さんでしょう?





いのちの洗濯~色落ち注意~

2009-09-20 00:59:00 | 本と日常
夜の8時に仕事が終って、いったん家に帰って着替えてから、深夜営業の本屋さんに飛び込み、旅行ガイドを買って、その日のうちに連休中の計画を立てました。

連休一日前、セーフ。

なんとか宿の予約も取れたし。

…でも、毎回思うけれど、もう少し余裕を持って行動したいな。

今年は9月にもシルバーウィークなる連休があるそうで、うちの会社も一人前に休みをくれるというので、骨休めに温泉に行くことにしました。

露天風呂につかってこよう…

行くのは連休の後半なので、他にどこか近くで観光でもできないか、現在思案中。

旅は計画を立てている時が一番楽しいです♪




空想雑記 2

2009-09-16 23:59:00 | 創作

自分の心を書きとめよう。

何気なく頭に浮かんだ文句をノートに書きとめています。

意味があるようでないような言葉の羅列の中に、その時の自分が閉じ込められているようで、なかなか捨て去ることができません。

今日はその中のいくつかをここにも書くことにしました。
意味不明でスミマセン☆




授業中に窓から外を見ていた。
校庭では体育の授業が行われている。
無意識に彼女のことを探していた。




いいことをしている時は誰も通りかからないのに、
まずいことをしている時に限って人が現れる。
世の中は不公平だ。



子供のいない伯母夫婦は、
いつも僕をドライブに誘った。
だから今でも、車に乗るとわざとはしゃいでしまう。
それが義務のような気がして。




「あの時だって…」
「どの時よ!?」
「あの時だよ! ほら…」
「やめて、もう聞きたくない」
 …最初に聞いたのは彼女だ。




ウソがわかるのはつらい。
人は、ずっと同じではいられない。




懐中電灯で夜空を照らし、
星にメッセージを送った。
「ここにいるよ」と伝えたかった。




ちょっと立ち止まってもいいみたい。




大丈夫?
何があったか言ってごらん?
私は好きよ。
あなたを見てるわ。
信じてる。
仕事なんてできなくってもいいわ。




ずっと犬を飼っていた。
僕は犬が好きだ。
だけど油断はしない。
彼の爪や牙が凶器だってことを知っている。
それは彼の責任じゃない。




この世界。
現実の世界を自分の力とし、
自分の中の世界、心を豊かに満たせ。
結局、人間は単純な法則で動いている。
みんな自分を守りたいのだ。




読書の楽しみ

2009-09-07 09:42:00 | 本と日常
先日発表された、文化庁による2008年度の「国語世論調査」

一ヶ月の読書量を調査した項目では、46.1%の人がまったく「読まない」と答えたそうです。(雑誌、漫画は除く)

活字は面倒臭いのかな?

読書量が減った理由として、

「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」

というのがもっとも多かったようですが、そんな方々にひと言。

  睡眠時間を削ってでも読め!

ま、何も印刷された本だけが情報ではないし、個人の好みに対してとやかく言うつもりはありませんが、本好きの私としては、つい(もったいない)と思ってしまいます。

読書って面白いのに。

会社の研修で中国を訪れた時、孔子廟というところで、『論語』の有名な一節、

「子曰く、
 吾(われ)十有五にして学に志す。
 三十にして立つ。
 四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る…」

という文句が刻まれた石碑があって、ガイドさんが読み上げて説明してくれたのですが、同行していたうちの社長(60代)は初めて聞いたらしくて、えらく感動。

孔子廟を楽しみに、日本から『論語』の文庫本を持ち込んでそばに立っていた私は、60年間『論語』を知らずに生きてきたであろう彼の人生にしみじみと思いを馳せていました。

別に『論語』なんて知らなくてもいいのですが、うちの社長にとっては意味のある言葉だったんだし、2千年以上昔に書かれた物が、今を生きる人に影響を与えるってすごいなぁ、と思うのです。

誰でも知らないことがあるのは当たり前ですが、「向学心」はいつまでも持ち続けたいものです。

もちろん、ただ単に好奇心を満たしたい、楽しいからという理由で本を読むのも好きですけど☆


『空の中』

2009-09-04 19:10:00 | 本と日常
まだまだ残暑が厳しいですが、夜になると虫の声が聞こえるようになりました。

そろそろ秋の気配。

久しぶりに茶碗蒸しが食べたくなったなぁ…

表面のプルプルのところをスプーンですくって、具材も美味しくいただいたら、最後の3分の1はご飯にかけて食べるのが好きなんです。

あまり行儀のいい食べ方ではありませんけどね。

最近読んだ本は…

有川浩さんの、

*(キラキラ)*『空の中』*(キラキラ)*

文庫本で買いましたが、驚いたのが、この作品の解説を書いているのが、作家の新井素子さんだということ!

新井素子さん、ファンなんです♪

いや、言いたいのはそれだけじゃなくて、作者の有川浩さんが以前出演されていたテレビ番組で、

「わたし新井素子さんのファンなんです」

と公言されていたこと。

すごい!
憧れの作家さんに自分の作品の解説を書いてもらえるなんて。

それもベタボメで☆

これってやっぱり「あの人に書いて欲しい」とかって希望が言えるのかな?

作品の内容は、高度二万メートルの上空で、民間機と自衛隊の戦闘機が相次いで”何か”と衝突してしまったことから、人類(というか日本人)が未知の存在とのファーストコンタクトに挑むという物。

有川浩さんのウリである、自衛隊+ラブコメもあります。

少年、少女も活躍します。

ちょっと心に痛い涙もあります。

土佐弁の登場人物多数。

自衛隊の基地が岐阜というのも、岐阜県人としては嬉しい☆

知っているようでまだまだ未知の領域、「空」という新たなフロンティアを舞台にしたのも魅力的でした。

解説の新井素子さんじゃありませんが、

「読め。面白いから。」

といった感じです♪

同じ有川浩さんの作品『海の底』(もちろん文庫)も買って来たので、こちらも読むのが楽しみ。

ちなみに有川浩さんは女性です。