この日越谷久伊豆神社の横の公園で木遣(きやり)の唄が響いていた。
その歌声は格式を帯びて心打たれる音色である。
お祭りの際男衆が歌うそのようなものか?難しいことは解らない!
そんなでこの日はいつもより人が多くでていました。
賑わう中自分達(奥さん、ワンちゃん―――もちろんダッコで)も偶然ここに居合わせたんです。
お木曳(おきひき)のいろんな展示を見終わって帰ろうとしていた時だった。
屋台の出店の一画から煙が立ち昇っているかのような
無数のシャボン玉が吹き上がっているかのようにも見えるモヤが見えました。
近付くとそれはシャボンでもなく煙でもありませんでした。
それは大きな木の切株から続々と湧きだして来る無数の群れなす翅蟻の
次々と煙のように宙に飛び出して行く様でした。
近くの店の人も蠅叩きのような物を手にしてはいましたが
その数その勢いに為す術もなく見守る感じでもう茫然としてました。
急いで写真を1枚写す間にもう何頭もの翅蟻が自分にとりつくものですから
振り払いながらその場を離れてしまいました。
翅蟻の類でひょっとしたらシロアリではとないかと思い
帰るとすぐにサイトで調べてみました。
シロアリの結婚飛行(群飛)の記事を目にし「これに間違いない」と思った。
しかしシロアリにはヤマトシロアリ属とイエシロアリ属があり
この時期はヤマトシロアリの方ではないかと思われたが
記憶では翅が薄い茶のようだった感じがしてイエシロアリかとも。
イエシロアリだとするとあんなに沢山の個体が散らばって行った恐ろしい事実に愕然とし
すぐに家をと飛び出し今一度確かめに先程の場所まで行ってみる。
数こそ前に比べれば少なくなっていたけれども相変わらずまだ続いていた。
じっくり動画なども撮影して見てみるとこれはヤマトシロアリの方だろう。
こちらヤマトの方はイエシロアリよりかはまだマシなようなので安心。
サイトのウィキペディアフリー百科事典にヤマトシロアリの結婚飛行(群飛)のことが
載っていた。
関東周辺では4月-5月の風が弱く蒸し暑い日の10時から正午頃にかけて生殖虫の群飛が見られる(抜粋
です)云々とあります。
こんな珍しい光景に出会えてとても幸運な気持ちです。
奥さんなどはこんな虫の大群など見ようものなら最高最悪な一日かも。
だから見ろと言っても絶対拒絶です、、見ても見えないでしょうきっと。
動画のアップをしたかったのですができるのかどうか知らないので
したくても叶いませんでした。