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ぶきっちょ

性格がブキッチョなんで
 五体すべてが不器用ってか・・・

春に鳴く虫

2017年06月02日 10時41分50秒 | 

 

つい先日ロシアの女性のユウチューバーの動画を見ていて

彼女が日本で何が嫌いかって夏の蝉だと言うのを見ました。

まあ田舎で大量発生したクマゼミなんかでは気持ちも分からんでもない。

虫が嫌いという人はまあほとんどなんで別に気にはならないのですが

自分も好きかと問えば疑問だし、だから虫が少し気の毒です。

 

で違う動画で海外の人と日本人では山、川、海などの自然の音を

聞く脳が違うっていうのがありました。

日本人はそれらを言語脳で聞き、海外の人大部分は音楽脳で聞くと。

だから海外の人は蝉や虫の声は雑音になって聞き取らないのだそうだ。

そこでは虫の声を声として聞くのは日本人とポリネシア人だけと

言ってます、本当でしょうか?

 

そんなで思い出したことがあった。

もう随分と時間が経ってしまいましたがこんなことがあったんです。

 

5月の3日だった。

一日の終わりを迎える夕方から夜にかけてゆったり至福の時を

過ごすには少しのお酒は人生には欠かせません。

帰り道スーパーによってビールもどきを買って(これは少し悲しいかな?)

で暗くなった外に出ると耳を疑うようなスゴイ雑音がしてる。

何だろうこの唸り音は何かが激しく振動して唸りをあげている。

見渡してもそれらしいものはまったく見当たらない。

電気設備からの唸り音みたいなので頭上の電線やら柱を見るが

それらしきものはない。

自分の耳の中とはとても思えない。

まだ電撃殺虫器などどこにもない。

 

気づけば気づくほどその音は凄まじい激しさなのである。

その音をようやく辿っていくとある植え込みの樹木の中だと分かる。

小さな懐中電灯をリュックに入れていたのでそれを取り出し探索すると

そこに大きな虫がいた。

犯人はこの虫が鳴いていたのだ。

 

虫が鳴くのは秋とばかり思っていたのでこれは意外中の意想外のことだった。

あまりいい印象がないガチャガチャムシと鳴く虫クツワムシかと考えた。

これは秋である!

動画で声を聞くといい音色なんで失礼しました。

この時期うるさく電気設備の不具合な唸り音のような音で鳴くのは

調べてクビキリギスかと思ったが体色が違うのでシブイロカヤキリ

思われる。

 

後でいろいろその音を聴くとさほどではないように聞こえるのだが

いやいや実際動画などよりはっきり大きく聞こえていた。

相当雑音に近いと思った自分は日本人にらしからぬ存在?

しかしこれまたサイトの動画や自分のをあらため聞くと

なかなか風情があったのでなんであそこまで雑音に聞こえたのかと。

 

しかし5月に鳴く虫がいたのにはびっくり初耳でした。

 

 


お菊虫

2017年02月19日 22時41分39秒 | 

散歩の途中朽ちかけたベンチ前の朽ちかけた木の柵の下

そこに身体の糸だけでぶら下がる蛹を見つけてしまう。

お菊虫、ジャコウアゲハの蛹である。

 

番町皿屋敷

私の子供時代の記憶ではお菊さんの物語は女中の彼女が

大事な大事な十枚の皿の一枚を割ってしまい

それを咎められて切られて井戸に投げ込められ

それを恨んで夜な夜な幽霊となって出てくると

一枚二枚と皿を数えて「一枚足りない」と祟る話と思っていた。

「何度数えても一枚たりない」と泣く彼女のそこだけが

際立って頭に残って違った話になってしまっていた。

 

細川家のお家騒動の中で青山鉄山による若殿殺害の謀議を

聞かれたお菊を亡き者にせんと

役目とされた彼女の管理の大事な皿を一枚隠して彼女に罪をきせ

彼女をその咎で井戸に切って捨てたのだ。

その後井戸から現れるお菊の霊が事の真相を暴くというものであらしい。

この時罪をきせられ折檻を受ける図がこの蛹に似てるというので

この蛹をお菊虫と言うのだそうです。

 

 そんなお菊虫がこんな状態でぶら下がっている。

見つけた以上ほっておくのも無慈悲かと思った末

接着剤で直そうとするが風は吹くし焦ってうまくいかず

(固形の接着剤が劣化してたかも・・・)

手っ取り早くテープでとめることにする。

チョウになるまでの辛抱そこまでもてば問題はないだろう・・・

 

 


イトカメムシ

2016年07月05日 11時38分07秒 | 

一つでも知らなかったことを知ったり

知らなかったものに出会ったりし

知らないリストの方が多いかもしれないけれど

その一つでも少なくなってくれれば

限りある人生ではそれは限りなく嬉しいことであり

生きてあることを楽しいと思わせてくれるんではないか。

 

かなり遅ればせであるが「少年老い易く学成り難し」だったと

つくづくかなり前からそう思いますです。

 

蜘蛛で出会いたいと思う中で

投げ縄のように糸を投げて狩りをするナゲナワグモ

しかしこれは北アメリカなんで無理か!

クモとは別グループに属するというザトウムシとか

あるいはユウレイグモなんかは出会ってみたい虫である。

 

先日脚の長い虫に出会いひょっとしてと期待感を膨らませて

写真に撮ろうとしてその脚の速さに苦労して

写したのがこれなんですが・・・

 手に乗せたのだが一時も止まってくれないものだから

息を吹きかけて風を送ったりして止めようとしたりして

なんとかはやる気持ちを抑えて数枚撮ることができました。

 

ところでこれは何だろう?

 

ひょっとして蜘蛛の類かと期待したのだが

調べてみるとこれはイトカメムシの幼体であることが

苦労の末、分かりました。

近くにはこの成体を何匹も確認してはいましたが

想像した虫とは違ってましたがその幼体だったのです

 

これがあのイトカメムシの幼虫と分かり

一つ物知りになったような気がしました。

それにしてもなんと動きの早い虫だったことだろう。

 

 


蝉が鳴いている

2016年06月27日 22時43分49秒 | 

午前用事があったのでワンちゃんの散歩は奥さんにまかせる。

 

午後は自分が自転車に乗せて近場に行って走らせようとでかける。

参道では車を押して蛾なぞ探しながら行くと

ジーという音がし続ける。

この音は蝉ではないかと聞こえる辺りを探してみる。

 

これは小さな桜の木でよく見えるはずなのに姿がない。

ジーという音はすぐ脇なのに何処にいるやら。

蝉の姿を見ないうちは蝉だと言えないので必死にさがす。

参道をいく女性がその声と仕草で蝉だなと分かる風だった。

 

しかし本当にその姿が上にも木の裏側にもない!

耳のすぐ脇で甲高いジーッという声はするのだが・・・

 

木の裏側自分の頭より少し上のところにほんとにようやく発見する!

 

ニイニイゼミだと思うがいつの間にそんな季節になった?

雨も少なくこんなで夏本番が来たら

今年は一体どんなことになってしまうやら・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アワフキムシ

2016年06月26日 21時59分49秒 | 

以前「誰だ、随所に痰なのか唾を吐きまくっているのは?」

で書いたことがあったアワフキムシ

あの泡の中で幸せに生きていたのは赤っぽい色した虫だった。

ずっとあれを人が吐いた痰か唾と思っていた自分

虫の世界がこんなに面白かったとはこの歳にして知った驚きである。

 

ついこの間いろんな草木で茂る一角を調べていて

アミガサハゴロモの幼虫の写真を撮っていた。

こういうところでは意外にいろんな生き物が消えては現れ

毎日通うことになる。

小さなこの虫の幼虫は孔雀のように羽根のようなものをお尻に

広げている。

とても神秘的なその姿を綺麗に写したいのだが

これが小さくて写そうとするとピントが後ろの方に行ってしまい

鮮明に写すのが非常に難しいのである。

もちろん自分のカメラではと言っておかなくてはいけない。

 

そうこうしていると脇に別の虫がいるのに気付く。

ハゴロモになる手前の最後の幼虫なのかと思ったが

とりあえず写真に撮る。

 

調べてみるとハゴロモでもなくウンカとも違って

アワフキムシの成虫と分かるまでには少し時間を要した。

あの唾のような泡のなかにいた幼虫がこの姿になるのである。

アワフキにもいろんな種があるのか

これはシロオビアワフキとなっていた。

 

知らないと別な生き物に思えてしまう。

考えると昆虫の変態っていいのか悪いのか?

なんかすごいことなんだと思う。