ずるずのブログ

へたれブログ「なるべく重要なことは書かない」「必要の無いことは、多めに」「詳細な検討は加えず、行き当たりばったり」

「小原庄助さん」考

2012-01-18 13:43:52 | Weblog
長屋の熊さんと自称先生の会話

熊さん「先生。また、わからねえことがありまして、おせえて下さい」

自称先生「ネットで調べてみたのかい」

熊「へい。そんでもよくわからねえんで」

先生「なんでも訊いておくれ。わたしゃ大概のことは知ってるからね」

熊「じゃあ、さっそくですけどお尋ねしますが。歌の文句に『小原庄助さん』てえのがありやすが」

先「うん」

熊「あれで、『朝寝・朝酒・朝湯が大好きで、それで身上のこした』ってえ理屈がわからねえんで」

先「いいとこに気が付いたねえ。あれは、説明しなきゃあわかりにくい。教えてあげましょう」

熊「へえ」

先「あれは、まず状況を説明しなきゃならない」

熊「じょ、状況すか」

先「そう。歌に残るくらいだから、このシトは大そうな身上をのこしたんだが、この歌はその途中経過だな」

熊「途中・・・経過?」

先「ある程度、人も使いちょっとした身代を持ってからの話だな」

熊「へええ」

先「このくらいになるまでにも時間がかかってえる、ってとこだ。シトはトシをとるてえと大概早起きになる」

熊「そう聞きますね」

先「早朝に起きだして、仕事場い来て、やいのやいの小言を言い出したら、使われているものはたまらない。仕事はある程度、責任を持たせてあずけるくらいにしなけりゃな」

熊「そういうもんすかね?。人を使ったことねえから、よくはわかりませんけど」

先「そういうものだ。だけど、この時にそのまんまそれを口に出すのも厭味だ。『あたしゃ朝寝が大好きでね』とか言っとくわけだ」

熊「朝寝が大好きてえのは、いいわけですか」

先「ま、方便だな。後のふたあつは違うけどね」

熊「どういうふうに?」

先「朝湯が好きというのは、身だしなみに注意するてえことだな。ある程度の仕事は使用人に任すが、大切なお客さんには自分があたる。身だしなみは大事だ」

熊「それは、わかりやすいです」

先「おまいさんは晩酌をやるかい?」

熊「藪から棒っすね。まあ好きなほうですが」

先「それが身上に繋がらないんだな。このシトは晩酌をしないで、お客さんと朝から飲むのが大好きなんだ」

熊「ああ、そういう意味ですか。ようするに接待が好きなんですか」

先「好きこそものの上手なれ。な。接待上手だ。身上のこすのがわかるだろう?」

熊「いやあ。よっくわかりました。『部下に気を遣い、身だしなみがよくって、接待上手』ってことで」

先「よくわかったな。教えがいがあるよ」

熊「ところで先生。『身上潰した』ってえ歌詞もあるんすけど、あれは?」

先「人真似をしても上手くはいかないよってえことだ」

お後がよろしいようで。

シーマニア

2012-01-12 11:15:13 | Weblog
他家の花。

シーマニアが咲き残っていました。

ちなみに「シーマニア」は旧属名で今はグロキシニア属、「グロキシニア」と呼んでいるのは今はシンニンギア属だそうです…ずるず は混乱している。

以上。