酔狼亭日誌

酔狼こと好酒家が日々見つけた獣なモノやそうでないモノを綴るblogです。
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H1N1のサーベイランス

2009-05-21 23:59:45 | Weblog
昨日はついに神奈川・東京でも感染者が出た新型インフルエンザ。今朝の東急田園都市線は駅員は全員、乗客も半数近くがマスクをしているという異様な光景でしたが、阪急ではすでに先週から見られた風景だとか。

昨日の神戸新聞に気になる記事がありました。
神戸で最初に感染が確認された高校生は、渡航歴も帰国者との接触もないためマニュアル上は詳細検査の必要がないのを、診察した校医さんが去年予防接種したのを思い出し念のため詳細検査にかけたところ感染が見つかったとのこと。
このときに簡易検査のまま季節インフルエンザということにされていたら、その後つぎつぎに見つかった感染者も判らなかった可能性が大です。
別にウィルスが神戸で湧いて出たわけでもないので、たまたま国内最初にヒト-ヒト感染を確認したこの医師の機転はもっと報道されて然るべきなんじゃないでしょうか。

ちなみに、神奈川県は県の発表ではそのへんは明確に書かれておらず、東京都ではようやく「学校などから3人以上症状が出たら詳細検査する」という方針が出たということはこれまで渡航歴か帰国者との接触がなければ簡易検査だけで見逃してた可能性は十分あるんじゃないでしょうか?

兵庫県ではその前週あたりからインフルエンザ全体の感染数が増えていたそうです。東京都では4月頃のピークから減少カーブではあるものの、昨年の数倍の感染者数がカウントされています。この疑問をクリアにしてくれる報道はまだ見たことがありません。
高校や病院から生中継しなくていいから、マスメディアはもっと基本的な情報を探って伝えてほしいものです。
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