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妖精の消えた空

世界は優しくなんかない。

時に宇宙世紀(ry

2005年05月07日 12時54分36秒 | その他ニュース
UCLAで常温核融合成功、ただし発生エネルギーは少量

 ロサンゼルス発――エネルギー問題をクリーンに解決する手段として長年注目されてきた常温核融合が、実験室で実現されたと、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが発表した。

 とはいえ、生成されたエネルギーの量はあまりに少なく、世界のエネルギー需要の問題を解決する突破口と言うにはほど遠い。


まだ実験室レベルのごく小規模なものとはいえ、遂に常温核融合が実現したようです。
ITERの誘致合戦をはじめ、核融合の研究は色々と進められていますが、熱核融合ではなく常温核融合が成功したというのは驚きです。
とはいえ、まだ投入エネルギーが取り出せるエネルギーよりも大きい状態だそうで、まだ実用化には程遠いと言えます。画期的な第一歩ではありますが。

この実験結果、『Nature』4/28号に掲載されるそうなので、追試によって現象の再現によって正しかったことが証明されれば、大きな反響が予想されます。
前回の発表の時は、結局追試がどれも成功しなかったようですが果たして。

ますますキナ臭くなる極東の火薬庫

2005年05月03日 10時07分16秒 | 東アジア情勢
以前のエントリで書いてた懸念が、どうやら現実のものになっている模様。
さて、これで六月危機説の信憑性はますます高まっているわけですが。



「6者」決裂なら安保理協議 北朝鮮の核、ロシアも同意
 北朝鮮の核をめぐる6者協議が決裂した場合、国連安全保障理事会で制裁を協議することについて、ロシアが米国に同調する意向を水面下で伝えていたことがわかった。米国は現時点では6者協議の再開を目指しているが、現状を「座視しない」(ライス国務長官)との立場。北朝鮮に圧力を加えるか国連での協議に応じるか、中国に二者択一を迫る構えだ。

 米政府高官を含む複数の6者協議関係者が明らかにした。同高官は「ロシア、英国、フランスは北朝鮮の核問題を安保理で協議することを認めている」と明言。「中国はまだ反対している」と述べた。安保理常任理事国5カ国のうち、中国を除く4カ国の足並みがそろった形だ


リーチかかりました。
北というか中国にですね。北は今更だし。
これで北が六者協議に復帰せず、安保理委託なんていう事態になれば面子丸潰れとなるわけで、共産党の中の人もかなり必死であるかとは予想できます。何よりも面子を重んじる中国人のことだから。
それにしても、ロシアはこの件には興味なしで"ただ六者協議の席についてるだけ"って思っていたのですが、単に漁夫の利を狙っていただけじゃなかったのでしょうかね。

JSF氏も自らのエントリで述べているとおり、北というのは元々ソ連の肝煎りで作られた国でした。
ソヴィエト生まれのユーラが話せるのはロシア語だけで、朝鮮語を話せなかったとも聞きます。
ところが、いつの間にか北の後見人は中国になってしまいました。どうやらロシアはソ連から北の面倒までは引き継がなかった様子。
まあ、自分の庭先だけでも、チェチェンからこっち面倒なことになっているロシアです。辺境の半島の北半分の面倒なぞ見たくない、というのは分からなくもない話。



その当事者たる北はというと、

北朝鮮、日本海に向け短距離ミサイル発射=米軍情報

 北朝鮮が日本海に向け、短距離ミサイル1発を発射したとの情報が1日、米軍から日本政府に入った。日本の外務省はこの情報について、まだ確認していないとしている。

このように、1日にはシルクワーム改造型と思われるミサイルを撃つ始末。
当人はお馴染みの瀬戸際外交を継続してるつもりなんでしょうが、既にそういうものが通用する段階ではなくなっていると思うのだけれど…。
つか、弾道ミサイルじゃなくて対艦ミサイルって時点で己の余裕の無さを露呈してる気がするぞ。
空気を読んでさっさと手を引いたロシアは正解な気がします。

いあ!いあ!

2005年04月27日 20時41分54秒 | 軍事ニュース
まずは何も訊かずにこのスレに目を通して頂きたい。
そしてこのサイト(英語)をご覧になって頂きたい。


…ヤベェ。
短距離離陸次世代軽MRF(STALMA)プログラムは、 90年代後半に軽戦闘機計画(LWF)によって開発されたF-16CやF/A-18Cを代替するために1989年に開始されました。
Stalmaはブッシュ政権下における米空軍のMRF計画の候補となります。
これはMRFの操作及び機動性、制空権の確保や深攻作戦任務に必要な低被発見性、航続力を示します。
それを証明するために、2003年までに2500万ドルのコストで生産開始することを1992年にSTALMA計画の目標として定めました。


…彼等は本気なんでしょうか。本気なんでしょうね。恐ろしい。

STALMAの高度な設計は1994年八月から行なわれました。
1995年には、基礎的な外形が数値流体力学によって固定されました。
重要部の構成設計は1997年までに完了しています。
初期の設計は従来の手段を利用することで行なわれました。
詳細設計とコンポートネントはCAD/CAMを利用して行なわれました。
開発と生産技術の完成はシミュレーションと分析のためのSGI、デザインにCATIAを使うIBMワークステーション、および様々なCFD/FEAの結果に基づいています。
Stavattiは1998年9月にSTALMAシリーズへF-26という開発コードを割り当てました。

プロトタイプ初号機であるYF-26(YF-26 PAV-1)は2005年、原型二号機(YF-26 PAV-2)は2006年ののロールアウトを計画しており、十機の生産代表テスト機(PRTVs)が計画されています。
5000時間中2500時間の生産/一致フライトテストプログラムが完了した頃、最初の生産代表試験機(PRDA)が2007/2009年に低率初期生産により生産されます。
F-26STALMAは、単座多用途戦闘機(F-26S)と複座戦闘機/練習機(F-26T)のバリエーションが生産されます。


初号機が今年ロールアウトですかッ?!
やばい、本当にコレが出来上がるならかなり本気で見てみたい。
というか、色々と採用予想図みたいなCGがギャラリーコーナーにあるんですが、何故か日の丸つけて海洋迷彩施したこいつの姿が…。
…日本にも売り込みかけたいのかこいつら。

ちなみにこの会社、このF-26とは別に"F-187"という機体のプランも提示しています。
詳細はここをご覧下さい。
…ええ、俺は噴きましたとも。
ツッコミ所満載というかもはやツッコメない所がないくらいなんですが。



ともあれ、俺はこの会社の虜になってしまいました。
いあ!すとらま!

尼崎脱線衝突事故

2005年04月25日 23時42分06秒 | その他ニュース
電車脱線、52人死亡 417人けが 兵庫のJR宝塚線 (朝日新聞) - goo ニュース

未曾有の大惨事…。
ニュースを目にした途端、呆然としてしまったのを覚えています。
今は犠牲になった方々のご冥福を祈るばかり…なのですが…

置き石多発、非常ボタン押すいたずらも JR宝塚線
 快速電車の脱線事故が起きたJR宝塚線では、昨年1月以降、線路上に石や自転車が置かれる危険行為や、踏切の非常停止ボタンが押されるいたずらが相次いでいた。兵庫県の尼崎市と川西、伊丹、宝塚の4市で今年2月までに11件にのぼり、置き石や置き自転車については県警が威力業務妨害容疑や列車往来危険容疑で捜査している。

このような事件が多発していたとの指摘があり、また、脱線したと思われる地点の更に10mほど手前には、車輪が異物を踏み潰したような粉砕痕が存在したり、通常ありえないような白っぽい粉がレール上に散らばっていたとの証言がある。
さらにこんなニュースも。

線路立ち入りで1万人影響 大阪 JR東海道線

 24日午前11時50分ごろ、大阪市淀川区のJR東海道線尼崎-塚本間で、網干発野洲行き快速電車の車掌が線路脇を歩いている黒い服を着た人影を発見、新大阪総合指令所に通報した。JR西日本は上下線で一時運転を見合わせた。

現場付近でこのような不審人物の目撃もされているわけで…。

もしこの事故の直接原因が置き石によるものであったとするなら、犯人は決して許されるものではありません。少なくとも俺は絶対に許さない。
まあ刑法で死刑もしくは無期懲役と定められているわけですが。

刑法第十一章 往来を妨害する罪
第百二十六条   【 汽車転覆等及び同致死 】
第一項 現に人がいる汽車又は電車を転覆させ、又は破壊した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。
第二項 現に人がいる艦船を転覆させ、沈没させ、又は破壊した者も、前項と同様とする。
第三項 前二項の罪を犯し、よって人を死亡させた者は、死刑又は無期懲役に処する。


ともかく、このような事故は二度と起きて欲しくはありません。

瀬戸際で踊る北の国。

2005年04月23日 20時04分30秒 | 東アジア情勢
<米国>「北朝鮮が核兵器実験を準備」中国政府に警告
 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は22日、米国政府が中国政府に対し、北朝鮮が核兵器実験を準備している可能性があると警告し、実験断念を説得するよう求めたとソウル発で報じた。
 同紙が米政府当局者の話として伝えたところでは、要請は21日、外交ルートを通じた「緊急申し入れ」として中国政府に伝えられた。この中で米政府は、最近の北朝鮮の言動から、核実験の準備が行われている可能性があると指摘。核開発計画は、いつでも実験可能な段階まで進展していると判断しているという。


寧辺の原子炉停止して燃料棒を再処理する、と宣言していたのが今月上旬。
時系列から考えると、もし本当に核実験を準備しているなら、それ以前に何らかの手段でプルトニウムなりウランなりを精製していた事になる。今月上旬に原子炉から燃料棒取り出して再処理して…じゃ絶対間に合わないわけで。
ホントに核実験やっちゃった場合、安保理付託が更に加速される…のかな?
中国としても、これ以上面子を潰されるのは勘弁願いたいところだろう。うまいこと抑え付けられればいいんだけど。

これも毎度毎度の瀬戸際外交の一環、と言ってしまえばそれまでだとは思う。しかし、これだけ六者協議をブッチしてる状況で、果たして北の駄々コネはどこまで許容されるものか。
まったく厄介な火種だなー、としみじみ思う次第だったり。


協議復帰の文書採択目指す 北朝鮮核問題で日米
 【ワシントン23日共同】来月2日にニューヨークで開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、日米両政府が核兵器保有を宣言した北朝鮮を非難し、6カ国協議への即時復帰を強く求める合意文書の採択を目指していることが23日、分かった。米政府高官や日本外交筋が明らかにした。

このようなニュースが報じられるくらいには、状況は悪化しているわけで。
そろそろ実力行使已む無し、の空気かも。