CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-093「大阪闇金」(日本)

2021年06月17日 22時22分58秒 | 日本映画
この商売、人見て何ぼや
 短気で気性の荒い性格が原因で傷害事件を起こし、2年の刑期を終えた杉村春生は、偶然出会った闇金業者の酒井にスカウトされ、闇金・南八番興業で働き始める。金利はトイチ、面談を行って借用書にサインさせて貸すという、昔ながらのアナログな闇金業者だった。
 面談・貸付は社長の南宗衛門と息子の南三蔵が行い、取り立ては酒井が担当。事務所では他に、営業の根津や事務の深田が働いていた。根津と酒井から、闇金のノウハウを学びながら、様々な借主から取り立てていく杉村。
 徐々に仕事の要領を覚えるにつれ、杉村は社会の表と裏にある人間と金の闇を知ることになる。(「KINENOTE」より)


 「闇金ウシジマくん」「闇金ドッグス」「闇金リアルゲーム」「ゼニガタ」など、闇金を題材とした作品は多いな。

 高金利でも金を借りる者たち。
 そこには、様々な人間模様があるということなんだろうか。

 傷害事件を起こし、2年の懲役を受けた杉村は、出所後、ヤクザからの誘いを受けるが、それを断る。
 その後、以前偶然出会った酒井と再会。

 酒井が勤める闇金、南八幡興業に誘われ、そこで働くこととなる。

 新人の杉村が取り立てを行っていく中で、社会の表と裏、人間の裏の顔、その闇を知るようになるバイオレンス・ドラマ。

 新人ということで、取り立てに失敗したりする展開もあるが、南八番興業に金を借りようとする者たちと、それに対応する南八番興業の面々を映し出す展開が描き出されている。

 持続化給付金の件は、ちょっと顔をしかめてしまうような感じではあったかな。

 ヤクザに狙われるような展開にもなり、先行きが気になる展開もあった。

 ただ、クライマックスとなるような事件やことがあるわけでなく、何となく呆気なく終わってしまったなという印象が残ったな。

 後から知ったところによると、「大阪闇金2」という作品がオリジナルビデオで販売されており、本作は前段だったのかなと。

 南八番興業の面々が、どことなく異色で、そのあたりも興味深い作品ではあったが、話としては芯となるものがハッキリしなかったなという印象の作品であった。

/5

監督:石原貴洋
出演:征木玲弥、榊原徹士、朝井大智、兒玉遥、木田佳介、舘昌美
   川﨑健太、中山こころ、虎牙光揮、海道力也、林海象、中野英雄
於:池袋シネマ・ロサ

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