CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-121「闇金リアルゲーム」(日本)

2017年04月25日 01時20分14秒 | 日本映画
明日も頑張って天国へ行こう
 東京浅草の裏路地で小料理屋を営む桐生順子には、闇金のボスという裏の顔があった。
 そんな順子のもとにある日、真吾という若者がやって来る。
 “ハピデリ”と称して未成年の女の子を紹介する違法風俗“援デリ”を初めて思わぬ大金を稼ぐ真吾だったが。(「allcinema」より)


 「闇金ウシジマくん」「闇金ドッグス」など闇金を扱った作品があるが、本作も闇金を題材にした作品。

 小料理屋を営みながら、裏で闇金業もしている桐生順子。

 そんな彼女の元に金を借りにやって来た者たちが辿る運命を描いた作品だが、先の2作では主人公が取り立てに走るのだが、本作は全く取り立てがなかったな。


 順子に金を借りて、未成年の女の子を紹介する違法デリヘルを経営する青年、真吾。

 やっていることは全く共感をすることはないが、親などに虐待され、家出をしてきた少女たちを護るという名目で、家と食事を与えながら、違法デリヘルを行う。

 そんなところでも少女たちは幸せそうで、青年は彼女たちにとって、とてもいい人ということになる。

 しかも、仕事は好評で売上も順調に伸びていくのだが、そこにヤクザ組織、中国人組織の人間が絡んできて、真吾と少女たちは危機に陥り、更に中国人たちは順子にも迫ってくる。


 順子は謎の闇金業という設定であり、危険が迫ってきたところで、どんな正体が明らかになるのか、そしてどのような作戦で状況を打開するのかと思ったが、その正体はあまりハッキリしなかったし、最後の解決は力技だったし、ちょっと話としては、なし崩し的な感じも受けたな。


 関わっている人間たちは、ヤバ目の人間が多かったが、金を借りることによって運命が変わっていくというところの描き方が弱かったかなという印象の作品だった。

/5

監督:中田信一郎
出演:宮下順子、川岡大次郎、大久保祥太郎、池松亜美、竹本茉莉、日向丈、加瀬慎一
於:渋谷ユーロスペース

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-120「グレートウォール」... | トップ | 17-122「イップ・マン 継承... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事