CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-005「ウィッチクラフト 黒魔術の追跡者」(アルゼンチン)

2020年01月04日 23時47分50秒 | アルゼンチン映画
邪心をお与えください
 黒魔術を操る魔女セレナ。魔術をかける相手は悪人のみだが、魔女というだけで周囲から厳しい扱いを受けてきた。
 ある日、セレナの娘ベレンが友人とアルバイトに出かける。しかし彼女たちを待ち受けていたのは、性奴隷を目的とする人身売買組織だった。
 ベレンとの魔術による交信で誘拐の事実を知ったセレナは、魔術を駆使して追跡を開始する。(「作品資料」より)


 黒魔術を操るセレナの17歳の娘、ベレンが友人たちと共に人身売買組織に誘拐されてしまう。

 娘を救い出すため、母親のセレナが黒魔術を駆使してその行方を追うという展開。

 自らのスキルを活かして誘拐された娘の行方を追うというと「96時間」を思い出してしまうが、その黒魔術版というところか。


 しかし、セレナは黒魔術を使うといっても、それは身を護るために使用するくらいで、邪悪な心を持っているわけではない。

 普通の母親で、恐れもするし、怪我もする。

 そんな状況でも、愛する娘を救い出すため、様々な魔術を駆使して行動する。

 基本的な魔術は、術をかけたい相手が手にしたものを使うようで、簡単に手に入るのはポイ捨てされたタバコ。

 やっぱりタバコのポイ捨てはすべきではないな。
 いつ魔術をかけられるか判らない、なんてな。

 
 様々な魔術を駆使してベレンの行方を追うセレナ。

 しかし、組織と繋がった者たちから逆に追い詰められ、これまで相手を傷つけるようなことをしなかったセレナは、ついに禁断の黒魔術を身に付け、闘おうとする。

 果たして、セレナはどのような黒魔術を使い、犯人たちを見つけ出し、娘を取り戻すのか。

 ホラー要素はあるが、どちらかと言えば、サスペンス要素の方が強い作品。
 娘を取り戻すために犯人を捜索するという展開は面白かった。

 最後は無事解決かと思ったら、思わぬ事態に陥るセレナとベレン。

 その解決はいいのだが、そうすると市長の娘はどうなったのだ。

/5

監督:マルセロ・パエス・キュベルス
出演:エリカ・リバス、ミランダ・デ・ラ・セルナ
   レティシア・ブレディス、パブロ・ラゴ、リタ・コルテセ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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