CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-004「スパロークリーク 野良犬たちの長い夜」(アメリカ)

2020年01月04日 12時03分06秒 | アメリカ映画
悪人を倒すため仲間を殺す
 警察官の葬儀で銃乱射事件が発生した夜、極右民兵組織の倉庫から1丁の自動小銃が消えた。組織の男たちは互いに犯人ではないかと疑い、緊張を高めていく。
 組織に属する元警官ギャノンは、男たちを1人ずつ呼び出して尋問を開始。極右組織に入ることになったそれぞれの事情や憎しみ、怒り、殺意が、徐々に明らかになっていく。(「作品資料」より)


 警官の葬儀で銃乱射事件が発生し、それを聞きつけた、民兵を組織している7人の男たちが武器を隠している倉庫に集まる。

 そこで武器が紛失していることに気付いた彼らは、お互いが犯人ではないかと疑い始め、元警官のギャノンが怪しい者たちの尋問を開始する。
 しかし、そうしている間にも警察無線では、事件が連鎖していく様を伝えてくる。


 疑心暗鬼となった男たちのやり取りが描かれる一夜。


 このまま犯人が判らずじまいだと、警察は自分たちに目を付け、報復してくるのではと恐れ、犯人を見つけ、それを差し出そうと考える。

 その犯人が仮に本当はやっていなくても。

 怪しいと思う者を縛りつけ、元警官のギャノンが尋問する。

 ギャノンには疑われている者の中で、どうしても護りたいと思う人物がおり、何とか別の者に自白をさせようと迫る。

 果たして犯人は誰なのか、そもそも犯人はこの中にいるのか、そして男たちの運命はどうなるのか。

 尋問を行っていくうちに、男たちの秘められた過去が明らかになっていくが、なかなかこれが犯人だという決め手には行き着かず、緊張感ともどかしさが募っていく。

 話の行く末が気になる展開。

 そしてクライマックス、いよいよ彼らに危機が迫りそうになるその時、驚きの真実が明らかになるという展開。

 こちらもどんでん返しによる結末であり、それまでの状況から考えると確かに意外なものではあったが、それ程衝撃を受けるものでもなかったかな。

/5

監督:ヘンリー・ダナム
出演:ジェームズ・バッジ・デール、ブライアン・ジェラティ
   パトリック・フィクスラー、クリス・マルケイ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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