野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

井口の逆転3ラン!(5日・USセルラーフィールド)

2005-10-06 20:16:02 | Post Season
 アメリカン・リーグ地区(デヴィジョン)シリーズで、シカゴ・ホワイトソックスが「SOX対決」でボストン・レッドソックスに連勝! これで「王手」を掛けた。その勝利の要因に日本人=井口資仁が大いに「噛んでいる」のは嬉しい限りだ。前日のGAME1(第1戦)でも、頭脳的なプレーで2塁ランナーを(3塁で)刺し、今日(5日)は「2対4」のビハインドから、逆転3ランホームラン! 
 オジー・ギーエン監督が常々「井口はチームのMVP」と口にするのは、日本人メディアへのリップサーヴィスではなかった! この「驚き」。

 ボストンは苦しい。7日から地元へ帰れるとはいえ、追いつめられた。レギュラーシーズンも首位を快走しながら、最後に「宿敵」ニューヨーク・ヤンキースに差され、8年連続「2位」の不名誉に甘んじた。その主要因はスターター(先発)に絶対的な軸「エース」がいないこと。
 昨シーズンまでは、ペドロ・マルティネス(ニューヨーク・メッツ)が君臨していたが、ペドロが抜けて今シーズンは、カート・シリングが出遅れ、移籍のマット・クレメントやベテラン左腕のデヴィット・ウェルズで凌いできたが、この短期決戦では、エースが必要不可欠。昨年は(何気に)シンカーピッチャーのデレック・ロウ(ロスアンジェルス・ドジャース)もいた。

 シカゴの「強さ」はスターター陣が強力なこと。初戦をホゼ・コントレラスで飾り、第2戦を左腕マーク・バーリーで取った。まだフレディ・ガルシア、ジョン・ガーランドも控え、万全の態勢。シカゴの進出は「当確」と思える。このままワールドシリーズに突き進むか? 
 それにしても、いつもは静かなUSセルラーフィールドが、このプレイオフを迎え、熱狂している。レギュラーシーズンとは段違い、だ。これがポストシーズン。その喜びの中で、井口もプレーできているのだろう。その喜びを、高津臣吾(ニューヨーク・メッツ)にも味わって欲しかった……“ミスターゼロ”&“シンゴ・タイム”は1年早かった、か。
Chicago White Sox