野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松井秀喜、一進一退!(21日&22日・ヤンキースタジアム)

2006-04-30 21:14:27 | New-York Yankees
【9回裏】2-OUT満塁でバッターは6番・松井秀喜。得点は「5対6」ニューヨーク・ヤンキースの1点ビハインド。ここで一打が出れば、同点さらには逆転。打てなければ、試合終了。痺れる場面だったが、日本時代の松井の実績を考えれば、ここで打つのは当たり前、そう思うのだが、ここはメジャーリーグ。良くも悪くも日本とは違う……
「3-2」からのフルカウント、松井は自信を持って見逃したが、判定は「ストライク」。見逃し三振! アウトサイドへの外から曲がってくるスライダー(142㎞)だった。その前の「2-2」からのチェック(ハーフ)スウィングが微妙な判定で「セーフ」になっただけに、合わせ技で「ストライク」になったのだろう。

 翌22日、松井は【2回裏】第1打席、0-OUT1塁で、不甲斐ないバッティングでセカンドゴロ・ダブルプレー。第2打席も【4回裏】0-OUT1,2塁で強い当たりのファーストゴロ。ファーストが捕球した瞬間、スタンドからはブーイング! そろそろ調子の上がらない松井に対して風当たりが強くなってきた。
 そうして迎えた【6回裏】の第3打席、またしても0-OUT満塁! 前日の汚名を返上する絶好の機会が到来。この男はこうした星の下に生まれているのか? スタジアムにはヴェートーヴェンの『運命』が演奏された。「1-1」からの3球目、94MPHの速球を振り抜いた打球は左中間を破って、左中間フェンスの【読売新聞】の広告に達するダブル(2塁打)! まさか、こんな所で目立つとは思わなかっただろう? 

 試合は「6対1」で勝ったが、ヤンキースも松井も「一進一退」が続く。噂されている左膝の負傷は事実なのか? どこまでバッティングに影響しているのか? スプリングトレーニングで痛めたのか? それとも、その前から痛めていて、『WBC』辞退の真の理由はそれなのか? いずれにしても、本来のバッティングからは程遠い松井。

松井秀9試合ぶりマルチ、ヤンキースは惜敗(MAJOR.jp)

斎藤隆、TV初登場!(15日・ドジャースタジアム)

2006-04-25 21:23:26 | Los-Angeles Dodgers
 なかなか中継ぎ投手(セットアッパー)の登板試合をTVの生中継で観ることは難しいが、日本時間16日の「サンフランシスコ・ジャイアンツvs.ロサンジェルス・ドジャース」。ドジャースが「2対1」1点リードの【8回表】マウンドには、2番手で斎藤隆が上がった。メジャーリーグ昇格以来、これが5試合目。待望のTV(csスカパー!ch.186)初登場だ!

 ここまで防御率(ERA)0.00。立派な「名門」ドジャースのセットアッパーだ。専属アナウンサーのビン・スカリー氏は「フロム・ミヤギ」とアナウンス。背番号「44」のドジャー・ブルーのユニフォームも見事に似合っている。
 先頭の代打ベテラン、マーク・スウィニーに初球からフォーク(86MPH)を噛まし、2球目シュート(90MPH)で「1-1」。3球目の外に曲がるスライダー(78MPH)でハーフスウィング。「1-2」に追い込んで、4球目はインハイ(90MPH)で仰け反らせ、5球目はキャッチャーが外に構えたが、スライダー(81MPH)が逆球になって、「3-2」フルカウント。ラストボールはシュート(90MPH)を選択したが、これを痛打され、ピッチャー強襲! しかし“スウィニー・シフト”のショートストップがカヴァーして、1-OUT。

 続く日本でもお馴染み『WBC』の“弱肩”男ランディー・ウィンが「2-0」からの3球目のシュート(87MPH)を綺麗にレフト線に流し打って、ダブル(2塁打)! 1点差で得点圏にランナーを許して、窮地に陥る斎藤。
 しかし2番オマー・ヴィスケルを早々に「0-2」に追い込んで、3球目の91MPHはアウトサイド低めに絶妙のロケーション。微妙な判定で「ボール」になり、「格」はベテランのヴィスケルが「上」と思わせる。4球目(91MPH)ファウルの後、5球目の外角スライダー(79MPH)も微妙な判定……「2-2」になって、6球目の今度は内角のスライダー(79MPH)を打たせて、ファーストゴロ。(2-OUT)

 3番“ナックルボーラーの息子”ランス・ニークロには初球スライダー(79MPH)で入って、2球目3球目も続けて、「2-1」。4球目も続けたのか? 外に落ちる球を打たせて、“カムバッカー”ピッチャーゴロ! その瞬間、キャッチャーが思わずガッツポーズ!!
 NEXTバッターズ(オン・デック)サークルには、4番バリー・ボンズが控えていたが……ボンズと斎藤の初対決を観たい気持ちはあったが、ここは勝負所。見事に責任を果して、【8回裏】味方が1点を追加して、【9回裏】はエリック・ガニエに代わるNEWクローザー、ダニス・バイエスが締め括って、「3対1」で勝利。斎藤は大きく貢献した。

3連投の斎藤、ピンチ耐えて5戦連続の無失点(MAJOR.jp)

大家の初勝利!(15日・シェイスタジアム)

2006-04-22 21:06:08 | Milwaukee Brewers
 大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)3度目の登板(スターター)は、ニューヨーク・シェイスタジアム。もう1週間ばかり早ければ、松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)との日本人対決が実現したのだが……
【2回表】に味方が1点を先制してくれた【2回裏】4番「主砲」カルロス・デルガドをイージーなグラウンダーに打ち取ったが、セカンドのリッキー・ウィークスがファースト(1塁)に悪送球して、出塁を許す。またしても味方のエラーに足を引っ張られる大家。

 5番「若き大砲」デヴィット・ライトにカットボール(89MPH)をライト前に運ばれ、0-OUT1,2塁。6番「昨シーズンの4番」クリフ・フロイドはスプリッターで空振り三振に斬って取り、7番ザビアー・ネイデイもスライダーを打たせて、ピッチャーゴロに打ち取ったが、今度は大家が2塁に悪送球して、一転1-OUT満塁のピンチ! ここで8番ラモン・カストロにレフトへ犠牲(サクリファイス)フライを打たれ、同点に追いつかれる。

 しかし【4回表】1-OUT、1,2塁で、9番・大家がバントの構えからバスターを決めて見せて、これが前進守備のライトの頭上を越えるダブル(2塁打)! 1点を勝ち越して、実はこれが決勝点になるのだが……所謂「勝利打点」を挙げた大家。さらに1点を追加して「3対1」。
【5回表】にも(2-OUTから)エラーしたウィークスがライト線を破って、セシル・フィルダー(元阪神タイガース)の息子プリンスが(詰まりながらも)センター前にヒットを落として、これで「4対1」。

【6回裏】先頭のカルロス・ベルトランにレフト線を破られ、4番デルガドはファーストゴロに打ち取ったものの、ベルトランは3塁へ。ここで5番ライトが初球をライトへ高々とサクリファイス(犠牲)フライを打ち上げて、「4対2」。
【7回裏】にも先頭のカストロにレフトフェンスを越えるダブル(2塁打)を打たれるが、ここで踏ん張った大家。47歳(!?)の代打、フリオ・フランコを縦に落ちるカッターで空振り三振に仕留め、1番ホセ・レイエスもサードゴロ、2番「松井稼頭央のライヴァル」(後日DL入りする)アンダーソン・ヘルナンデスもショートフライに打ち取り、2塁に釘付け! 

 この後、味方が4点の追加点を挙げて、「8対2」で快勝! ナショナル・リーグ東地区の首位を快走するニューヨークの連勝を「7」で止めた。大家は7イニングスを2失点に抑え、今シーズン初勝利を挙げた。「勝利」に相応しいピッチングだった。
 この日は「いい大家」が出た。どうやら今シーズンの大家は「いい」ピッチングと「悪い」ピッチングが交互に続くようで……20日(日本時間21日)地元ミラーパークでシンシナティ・レッズ戦に先発したが……

大家、メッツの8連勝を阻止して今季初白星!(MAJOR.jp)

シリング、イチローの打球を鷲掴み!(14・フェンウェイパーク)

2006-04-19 20:45:01 | Seattle Mairners
 10連戦の最初の遠征でクリーヴランド・インディアンスに2勝1敗で勝ち越して、今シーズンは一味違う、と思わせたシアトル・マリナーズだが、14日からのボストン・レッドソックスとの4連戦では1勝3敗で負け越し。
 しかし、いずれも接戦で17日のGAME-4も【9回表】に1点を勝ち越しながら、【9回裏】2-OUTSから2番マーク・ロレッタにウォークオフ(サヨナラ)2ランを浴びて、「6対7」。GAME-3(17日)も【1回裏】に1塁塁審の明らかな誤審があって、「2対3」で競り負け。GAME-2は「3対0」で完封勝利だったし、GAME-1もカート・シリング相手に「1対2」惜敗だった。

 そういえば、GAME-1の【4回表】イチローのセンタ前に抜けようかというグラウンダー(ゴロ)を素手でキャッチしたシリング。これには驚かされた。ヒットを1本損したイチロー。この日は「絶好調」シリングに封じ込めれ、「格」の違いを見せ付けられた。上には上がいるものだ……
 イチローはこのシリーズ16打数1安打(!)に終わったが、それでもGAME-4で4試合ぶりのヒット。左腕レニー・デイナードから初回にレフトフェンス“グリーンモンスター”に達するダブル(2塁打)を放ったが、この打席で(感触を)「掴んだ」のかもしれない。

イチロー15打席ぶり安打、城島は5番でマルチ(MAJOR.jp)

対決!大家vs.田口(10日・ブッシュスタジアム)

2006-04-17 20:06:25 | Milwaukee Brewers
 初回に大家友和(ミルウォーキー・ブリュワ-ズ)が2-OUT満塁のピンチを迎えて、バッターは6番・田口壮(セントルイス・カーディナルス)だったが、2球目(88MPH)を打って、ショートライナー。ピンチを脱した大家。【2回表】5番ビル・ホールに「新生」ブッシュ・スタジアム初ホームラン(2ラン)が出て、ミルウォーキーが2点を先取。

 だが【3回裏】大家がセントルイスの「主砲」アルバート・プホルスに特大の1発を浴びて、「2対1」。プホルスはセントルイスの第1号を放って、大家の名は歴史に刻まれることになるだろう。
 この後、4番ジム・エドモンズにもライトフェンス直撃のシングル! 5番スコット・ローレンをショートゴロに打ち取ったものの、田口に第1打席の仕返し=ライト前ヒットを浴びて、1-OUTで1,3塁。7番ヤディアー・モリーナに特大のサクリファイス(犠牲)フライを打たれて、「2対2」同点に追いつかれる。

 さらに【4回裏】にも1-OUT満塁のピンチを迎えるが、4番エドモンズを高めのファストボール(89MPH)で空振り三振に仕留め、2-OUT。ガムをしきりに噛みながら、してやったりの表情、大家。
 しかし5番ローレンに3塁線を割られ、2者が生還。結局これが決勝点になった。その後、田口は3球三振に仕留めて、追加点は許さなかった大家。田口に第2打席の「借り」も返したが、この回限りで降板。0勝1敗、負け投手になった。

大家、4回4失点で今季初黒星 カージナルス戦(MAJOR.jp)

イチロー1号!(13日・ジェイコブズフィールド)

2006-04-15 19:24:08 | Seattle Mairners
 20歳のスターター(先発)フェリックス・ヘルナンデスが5回途中5失点でKO。“怪童”は普通のピッチャーに戻りつつあるのか? しかしシアトル・マリナーズも【5回表】にイチローの2ランなどで2点差に詰め寄り、【7回表】に一挙4点で逆転。【9回表】にも7番・城島健司のタイムリーダブル(2塁打)で「9対5」。強豪クリーヴランド・インディアンスにAWAYで2勝1敗(まさかの)勝ち越し!

 それにしても、ヘルナンデス。開幕前はシアトルの復活を観測する人が多かったが、その根拠の一つが、このヘルナンデスの存在。ヘルナンデスのブレイクOUTイヤーになれば、シアトルは一気に躍進。「低迷」から抜け出せると誰もが期待したのだが……見事に2年目のジンクスに嵌っている。
 デビューした昨シーズンは球がべらぼうに速く、その上に意外にコントロール(ロケーション)も良く、“大物”感を漂わせていたのだが、今シーズンは不甲斐ない自分自身に苛立つ、ごくありきたりの若者に墜している。彼の再浮上はあるのか? 

イチロー1号2ラン! 城島は2点適時二塁打(MAJOR.jp)

マリナーズ連敗脱出!(12日・ジェイコブズフィールド)

2006-04-13 20:27:32 | Seattle Mairners
 今日(12日)シアトル・マリナーズが連敗を脱出! 連敗脱出のきっかけを作ったのは、あのボブ・デヴィットソン球審だった! クリーヴランド・インディアンスの「3対1」のリードで迎えた【3回表】シアトルは1点を返して、尚ノーアウト1,3塁と攻め込んたが、期待の4番リッチー・セクソン、5番エイドリアン・ベルトレイが連続空振り三振に倒れて、2アウト。

 打率(AVG).111の6番カール・エヴェレットにも「3-2」からのラストボール、アウトサイド低目に決まって、万事休すと思われたが、球審デヴィットソンの判定は「ボール」。極めて微妙な判定だった。2アウト満塁とシアトルのチャンスは続いて、バッターは7番キャッチャー城島健司。「0-2」と追い込まれながら、3球目のスライダーに泳がされながら、レフトフェンス(最上部)直撃のダブル(2塁打)を放って、走者一掃! シアトルが「5対3」逆転に成功した。

 デヴィットソン審判は、つくづく「日本」に縁のある人だ。それにしても、シアトルは「11対9」で勝って、連敗を「4」で止めたものの、先発(スターター)右腕ギル・メッシュがまたしても“炎上”(5失点)。不振の1番イチローが5試合ぶりにヒットを放ち、主砲セクソンは【6回表】にグランドスラム(満塁弾)を放ったが、5番(AVG.156)と6番(AVG.100)の不振は相変わらず。

 打率(AVG).345の城島が5番を打つべきであり、あるいはDH(指名打者)には、前日(11日)代打で【9回表】(左中間フェンス最上部直撃の)ダブル(2塁打)を放ったロベルト・ペタジーニ(AVG1.000)を起用すべきだ。マイク・ハーグローヴ監督の“石頭”が解凍される日は来るのだろうか? 

「城島の逆転打は大きかった」と指揮官(MAJOR.jp)

大家、7回2失点!(6日・ミラーパーク)

2006-04-11 19:45:04 | Milwaukee Brewers
 開幕第3戦(6日)のスターター(先発)を任された大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)。対ピッツバーグ・パイレーツ戦の【2回表】先頭の4番ジェイソン・ベイ(カナダ代表)を歩かせ、暴投で進塁を許したが、5番ジェロミー・バーニッツをスプリッターで空振り三振に仕留め、6番ジョー・ランダをライトフライ。これで2アウトを確信したが、ライトのジェフ・ジェンキンスがまさかの落球! これで1点が入ってしまった。不運な大家……

 しかし【5回裏】2番J.J.ハーディーのソロホームランで同点に追いつき、3番の“落球男”ジェンキンスは空振り三振に倒れたものの、4番カルロス・リーがライトフェンス直撃のダブル(2塁打)で出塁し、5番ビル・ホールの内野ゴロ、ショートストップの送球エラーの間にリーが還って、「2対1」勝ち越し。
 だが【6回表】簡単に2アウトを取りながら、4番ベイに初球のカットボール(91MPH)をセンターバックスクリーンに叩き込まれ、「2対2」同点。大家は【7回裏】に代打を送られ、降板。7イニングスを5安打、2四球、2三振に抑え、先発投手の役目は果した。

【2回裏】の打席ではノーアウト1,2塁のチャンスで、初球にサクリファイス(犠牲)バントをキッチリ決めて、地元ミラー・パークの観衆(15,430人)から拍手喝采を浴びていた大家。ここで味方打線にヒットが1本出ていれば、大家に勝利投手の権利が与えられたのだが、1番ブレイディー・クラークが空振り三振、2番ハーディーが歩いた後、3番“落球男”が空振り三振に倒れて、今日はこの男に祟られた。

 試合は【8回裏】ミルウォーキーが2アウトながら、1,2塁のチャンスを掴み、ここで元阪神タイガースのセシル・フィルダーの息子、開幕から11打数ノーヒットの不振に喘ぐプリンス・フィルダーが(詰まった当たりながら)レフト前にヒットを落とし、「3対2」勝ち越し。ミルウォーキーは開幕3連勝を決めて見せた。
 そして今日(10日)ミルウォーキーは「新」ブッシュスタジアムに乗り込み、セントルイス・カーディナルスと対戦。スターター(先発)は大家。田口壮との日本人対決も実現したが……

大家、今季初登板は7回2失点 チームは3連勝(MAJOR.jp)

松井秀喜、乾坤一擲!(8日・エンジェルスタジアム)

2006-04-10 19:35:08 | New-York Yankees
【9回表】「1対3」ロサンジェルス・エンジェルスの2点リードで迎えた第4打席、マウンド上にはクローザー、フランシスコ・ロドリゲス。昨シーズンの最後の打席に似ている。ディヴィジョン(地区)シリーズのGAME-5(第5戦)で、この“K-ROD”にファーストゴロに打ち取られ、松井秀喜とニューヨーク・ヤンキースの2005年シーズンは終わった。
 その悔しさ、借りを返す為に、2006年シーズンへの準備を進めてきた、のだろう。『WBC』(ワールド・ベースボール・クラシック)を辞退したのも、あの1打席が原因。あの1打席が無ければ、喜んで日本代表の「4番」の座に収まっていたのかもしれない。

 初球、アウトサイド低めにファストボール(94MPH)をズバッと決められ、唇を噛み締める松井。2球目のスライダーがワンバウンド、3球目のスライダーをファウルして、4球目。次は真っ直ぐが来るだろう、という松井の「読み」があったのだろう。その通り、ファストボール(92MPH)が来て、これを振り抜いた松井! ライトスタンドへ弾丸ライナーで突き刺さる第3号! 見事なスウィングだった。

【6回表】の第3打席でも、2アウト満塁でショートフライに倒れているだけに、この打席に懸ける思いはあっただろう。「2対3」1点差に追い縋ったものの、後続を抑えられ、ヤンキースは(まさかの)4連敗……ディヴィジョン・シリーズ敗退の後遺症が残っているか? 開幕投手のランディー・ジョンソンでも勝てなかった。

松井秀が3号ソロ! ヤンキースは4連敗(MAJOR.jp)

城島、敬遠策に燃える!(6日・セーフコ・フィールド)

2006-04-09 13:20:27 | Seattle Mairners
 立ち上がりの悪い、シアトル・マリナーズの先発(スターター)ギル・メッシュが、初回に先頭のマルコ・スクタロウに右中間を破られて(3塁打)、2番マーク・コッツエイのショートゴロの間に先制点を献上。
 2アウト後、4番エリック・チャヴェスにもライト線を破られるが、5番ダン・ジョンソンを「2-2」からの高めの速球(92MPH)で詰まらせて、ショートフライに打ち取って、3アウト。これもキャッチャー城島健司の「効果」と思いたい。

 シアトルは【2回裏】にすかさず反撃。レフト前ヒットで出塁、エイドリアン・ベルトレーを1塁に置いて、「新戦力」6番・カール・エヴェレットがライトスタンドへ逆転の2ランホームラン! こういう攻撃が、昨シーズンのシアトルには「全く」なかった。さらに8番ジェレミー・リードのトリプル(3塁打)、9番ユニスキー・ベタンコートのシングルで「3対0」。

「4対1」で迎えた【5回裏】には、2アウト3塁で、6番エヴェレットが敬遠され、7番・城島との勝負を選んだのは、オークランド・アスレティックス監督(マネージャー)にして、元中日ドラゴンズの選手、ケン・モッカ(現地発音では“マッカ”)。
 日本野球の「怖さ」を知り尽くしている男のハズだが、ここは敢えて城島と勝負。これに燃えたか、城島? スターターのエステバン・ロアイザ(メキシコ代表)の初球のカットボール(84MPH)を叩いて、三遊間を抜けるタイムリーヒット! 気持ちのいいヒットだった。

【6回表】にチャヴェスのソロで1点を返されるが、【6回裏】イチローが内野安打で出塁して、2番ホゼ・ロペスも同じく内野安打で続いて、2アウト後、4番リッチー・セクソンが三遊間を抜いて、イチローが激走! 余裕のランニングで生還して、「6対2」。貴重な追加(ダメ押し)点が入る。これも昨シーズンには、なかった。
 最後はNEWクローザー(?)J.J.プッツが締め括り、3連勝! 2年半ぶりで単独首位に立った。……しかし、翌7日、8日に連敗!! 3勝3敗。これでシアトルは元通りに戻ってしまうのか? 明日(9日)は城島の欠場も予想される。最初の試練か?

イチロー、城島アベックマルチ マリナーズ3連勝(MAJOR.jp)