ブルワーズか、斎藤隆（25日）

自己再生―36歳オールドルーキー、ゼロからの挑戦
著者：斎藤 隆; 生島 淳
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　ミルウォーキー・ブリュワーズか……チョッと地味なチームだ。ロサンゼルス・ドジャース～ボストン・レッドソックス～アトランタ・ブレーヴスとメジャーリーグの「名門」を渡り歩いてきたFA（フリーエージェント）斎藤隆投手（40歳）にしてみれば……
　せっかく（？）ここまで「名門」を渡り歩いてきたのだから、次はニューヨーク・ヤンキースなんてどう？　と（代理人に）提案したい気分だ。絶対的≪守護神≫（クローザー）マリアーノ・リヴェラ（33セーヴ、防御率1.80）に繋ぐセットアッパーを毎シーズン取り替えている、ヤンキース。安定しない、定着しない、ポジション。斎藤の「安定感」は欲しいだろう。

　しかし、それにしても、今朝の【日刊スポーツ】の記事。「レッドソックス時代に投手コーチとして斎藤を指導したファレル新監督率いるブルージェイズが興味を示している」とあるが、ボストン時代は重要なポジションを任されず、殆ど“モップアップ”（敗戦処理要員）同然の扱いをされた（？）斎藤。そんな投手コーチに「親和」の情を抱いているとは思えないが。

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パペルボンとの共存は可能か、ジェンクス（21日）

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　ボストン・レッドソックスがシカゴ・ホワイトソックスのクローザー、ボビー・ジェンクス投手（29歳）を獲得（2年総額10億円）。既にボストンには5年間もクローザーを務めているジョナサン・パペルボン（防御率3.90）がいるし、「将来のクローザー」と言われて久しいダニエル・バード（防御率1.93）もいる。来シーズンオフにFA（フリーエージェント）となるパペルボン放出の為の布石か？　

　FA岡島秀樹の放出が確定（内定）しているので、岡島の代わりにセットアップを務められる人材が欲しかったのだろう。本来なら岡島と同じ左腕が欲しかったのだろうが、FA戦線に（救援）左腕が払底していて、仕方なくのジェンクス獲得だろう。……果たして岡島は何処へ往く？　

レ軍、抑えのジェンクスと２年契約 （SANSPO.COM）

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朴賛浩、オリックスへ！（20日）

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　これは凄いことだ。あの朴賛浩（パク・チャンホー）投手（37歳＝ピッツバーグ・パイレーツFA）が日本に来るとは！　（MLB通算124勝）オリックス・バファローズも大したものだ。来シーズンから応援したくなる。（5年間も優勝から遠ざかって）阪神タイガースには飽き飽きしてきたところだから……岡田彰布監督には頑張って欲しい。

　バファローズでは先発陣の一角を任せる予定らしいが、しかし最近の朴はリリーヴァー（ブルペン）専門。2006年の（第1回）『WBC』でも韓国代表のクローザーを務めた。今シーズンも「帝国」ニューヨーク・ヤンキースにセットアッパーとして迎えられた（8月に移籍）。バファローズでもクローザーを任せた方が良いと思うが……（1年契約＝2億5千万円）

オリックス、メジャー１２４勝の朴賛浩を獲得 （SANSPO.COM）

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ドジャースの正捕手、ヤンキースへ（16日）

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　ニューヨーク・ヤンキースは“ようやく”「正捕手」を確保（獲得）した、ラッセル・マーティン（ロサンゼルス・ドジャースFA）。これでホルヘ・ポサーダをDH（指名打者）に専念させられる。
　肩が弱い（盗塁が刺せない）、キャッチングが稚拙、フットワークが悪い、インサイドワーク（リード）に難点、先発（スターター）4番手の“速球派”A.J.バーネットと折り合い（相性）が悪い……等々キャッチャーとして様々な難点を抱えていたポサーダ（散々！）。“ようやく”ヤンキースの弱点が是正された。

　それにしても、マーティン。27歳と若い。ドジャースで10年「正捕手」を務める素材だと思っていたが、あっさり放出させられた。しかもヤンキースとは1年契約（400万ドル）。3年前に黒田博樹がチームに加入したときには、正捕手として「歓迎」の声明を出していたマーティン。黒田は契約延長したのに、マーティンはドジャースを去った。

ヤ軍、マーティンと３億４０００万円で契約 （SANSPO.COM）

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子供の頃の二つの夢…（14日）

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　誰もが（？）赤いユニフォーム姿に違和感を持った。似合わないなあ～と感じた。でも1年が経ったら、そういう違和感も無くなるのだろうと思っていたが、とうとう無くならなかった（！）ような気がする。……“不幸な出逢い”ロサンゼルス・エンジェルスと松井秀喜外野手（36歳）。
　しかし、オークランド・アスレティックスの緑のユニフォーム姿には（赤には感じた）違和感がない。（驚くほど）似合っている。……自然な感じ。ひょっとしたら、ニューヨーク・ヤンキースの“ピンストライプ”よりも似合っているかもしれない。子供の頃に≪憧れた≫チームらしい。その思いが“ようやく”実った。本来、このユニフォームを（最初から）着るべきだったのかもしれない。

　オークランドとは1年契約、格安の約3億5700万円（425万ドル）。（37歳になる）2011年はオークランドで子供の頃の夢を叶え、そして再来年（38歳になる）2012年は“もう一つの”子供の頃の夢、日本の阪神タイガースでプレーする≪夢≫を叶えてほしいものだ。
　金本知憲外野手（42歳）が引退するまでの1年間、あるいは2年間……だが果たして、タイガースのタテジマ（に黄色）のユニフォームは似合うだろうか？　松井とアスレティックスのフィット感に克てるのか？　

松井秀“キャプテン”宣言「先頭で引っ張る」 （SANSPO.COM）

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お金で転ばなかった男、フィラデルフィアに帰る（13日）

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　よっぽど居心地が良かったのだろう。昨シーズン途中、クリーヴランド・インディアンスからフィラデルフィア・フィリーズに移籍して、チームのワールドシリーズ進出に貢献。今シーズンも（シーズン途中に）シアトル・マリナーズからテキサス・レンジャーズに移籍して、同じくチームのワールドシリーズ進出に貢献。
　テキサスに戻るのか、それとも昨年のワールドシリーズで敗れた「本命」ニューヨーク・ヤンキースを選ぶのか？　と思われていたが、意外にもフィラデルフィア復帰。ヤンキースの方が良い条件（7年総額＝約123億円）を出していたのに、お金で転ばなかった（5年総額＝100億円）、左腕クリフ・リー投手（32歳）。

　個人的には、もう一度シアトルに戻ってきてくれないかなあ～という“儚（はかな）い”望みを抱いていたが、候補にも挙がらなかったか？　「シアトルでやり残したことがあるから」と言って、戻ってきたら、恰好いいと思うが、やり残したことがあったのは、フィラデルフィアで、か。やり残したこと＝≪世界一≫。シアトルでは≪世界一≫は望めないからなあ～。

ＦＡのリー、１年ぶりフィリーズ復帰 （SANSPO.COM）

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シアトルに帰ってくる、オリボ（9日）

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　そうか、久しぶりにミゲル・オリヴォ捕手が帰ってくるか、シアトル・マリナーズ。2005年シーズンの途中までシアトルに在籍。2006年から城島健司（阪神タイガース）が来たから、入れ替わるように放出されたが、肩が強くて、バッティングも意外にパワフルで良い捕手（正捕手）だった。

　城島の4年間が過ぎ去り、5年目の今シーズンは「正捕手」不在に泣いた。オリヴォが確実に「穴」を埋めてくれるだろう（2年契約＝700万ドル）。今シーズンの打率.269、14本塁打、58打点（＠コロラド・ロッキーズ）。“城島級”のバッティング成績。あとは、このチームの≪KING≫（王様）＝（フェリックス・ヘルナンデス）に気に入られることだけだ。

オリボ、マリナーズと２年契約で基本合意 （SANSPO.COM）

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FAの“目玉”クロフォードも獲得！（8日）

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　さすがはボストン・レッドソックス。FA（フリーエージェント）の≪目玉≫の一人、カール・クロフォード外野手（29歳＝タンパベイ・レイズFA）を獲得！　クロフォードって、ロサンゼルス・エンジェルスと≪相思相愛≫だと思い込んでいたが、ボストンが≪強奪≫した。
　エンジェルスはこのクロフォードの加入を見込んで、DH（指名打者）松井秀喜の引き留めに動かず、新たなDHの獲得にも動かず、ホアン・リヴェラ外野手（15本塁打）やマイク・ナポリ捕手（26本塁打）をDHに流用して、DH変動制を採ろうとしたのだろうが、そうも言っておれなくなった。

　それにしても、ボストンは先日のエイドリアン・ゴンザレス（内野手）獲得に続き、このクロフォード。二人とも3番打者タイプだが、クロフォードは2番に据えるのだろう。1番にダスティン・ペドロイア（75試合）を据えて、ジャコビー・エルズベリー（18試合）は9番にでも置くのか？　
　あるいはペドロイアとエルズベリーの故障の快復が遅れれば、クロフォードが1番に座ることも有り得るだろう。いずれにしても、エルズベリーはせっかく（今シーズン）レフトにコンヴァートしたのに、またセンターに戻ることになるのだろうか？　

ＦＡのクロフォード、Ｒソックスと合意 （SANSPO.COM）

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待望の3番打者、ボストンへ（6日）

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　3番打者が欲しかった。ニューヨーク・ヤンキースも昨シーズン、渇望していた「3番」マーク・テシェイラを獲得し、ワールドシリーズ制覇に成功した。
　ボストン・レッドソックスも3番打者に“泣かされてきた”。DH（指名打者）デヴィット・オルティーズは3番タイプではない。5番が適任。4番は“生え抜き”ケヴィン・ユーキリスに任せるとして、どうしても3番打者がいない。3番候補として獲得した（であろう）J.D.ドリューも6番（か7番）が“せいぜい”だし。

　今シーズンは（昨シーズン途中に獲得した）スウィッチヒッター、ヴィクター・マルティネスに3番を任せようとしたが、途中DL（故障者リスト）に入り、キャッチャーだし、そのキャッチャーの守備力に問題があるから、一塁やDHと併用せざるを得なくて、大変“使い勝手の悪い”選手だった。
　今シーズンオフにFA（フリーエージェント）で放出して、その代わりにトレードで得たエイドリアン・ゴンザレス内野手（28歳）。4年連続「30本塁打」以上の安定感。ボストンに待望の3番打者が加わった。ヤンキースのテシェイラのような存在になれるだろう。ボストンを≪世界一≫へ導く戦力。

　しかし、その代わりにマイナー組織の若手の有望株（トップ・プロスペクト）を4人も（サンディエゴ・パドレスに）放出するそうだから、その代償は大きい。そして、ゴンザレスは一塁手。
　そうなると、ユーキリスが三塁手に再コンヴァートされることになりそうだ。（一塁の）守備の巧いユーキリスだけに、ボストンにとっては“痛し痒し”のトレード成立だが、その分、ゴンザレスが働いて、ワールドシリーズを制覇できれば、このトレードは（初めて）成功したことになる。

レ軍移籍のゴンザレス会見「ヤンキース倒す」 （SANSPO.COM）

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建山はテキサスへ！（30日）

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　テキサス・レンジャーズには、ダレン・オデイという（193cm、100kgの）アンダーハンド（下手投げ）のセットアッパー（中継ぎ投手）がいるが、レギュラーシーズンで6勝2敗（防御率2.03）と活躍したものの、ポストシーズンに入って、不調に陥り、防御率は13.50。ブルペン陣の崩壊が、ワールドシリーズ敗退の遠因ともなった。

　その反省から、建山義紀（北海道日本ハムファイターズFA）投手（34歳）獲得への機運が急速に高まったのだろう。順調にワールドシリーズも勝っていれば、同じタイプのオデイがいるからという理由で、獲得を見送られていたかもしれない。……建山は≪幸運≫だった。
　オデイは対右の強打者用に起用されていたが、ポストシーズンでは（四球を与えたり、ヒットを許したりで）悉く抑えられず、傷口を広げるだけだった。建山には（オデイに対して）アンダーハンド（建山はサイドハンド）の模範になって欲しい、というチームの目論み（期待感）もあるのかもしれない。

レ軍、建山入団正式発表「質の高い中継ぎ」 （SANSPO.COM）

【オーナーズリーグ】建山義紀 北海道日本ハムファイターズ ノーマル 《2010 OWNERS DRAFT 01》ol01-130
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