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野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

井川、欧米か!(8日・ニューヨーク)

2007-01-11 19:26:31 | New-York Yankees
 ある程度は想像していたことだが、阪神タイガースとニューヨーク・ヤンキースのユニフォームは似ている。タテジマからピンストライプへ。だから他の日本人メジャーリーガーに較べて、新鮮味がないような気もしたが、それでも本人にとっては念願が叶った瞬間。8日のニューヨークでの井川慶の入団会見。(本人が予告していた)英語でのスピーチが炸裂した!! (井川の欧米化)

 最大のライヴァル(?)左腕ランディー・ジョンソンがチームを去り、スターター(先発)のローテーションに井川が入り込め易い環境になった。噂されているロジャー・クレメンスの加入も(あるとしても)シーズンの途中(5月ぐらい)になるだろう。これで開幕ローテは約束されたようなもの。後は本人が実績を示していくことになる。王建民、マイク・ムッシーナ、アンディー・ペティット、その次。その次を担えるか、ベテラン左腕ペティットを抜けるか? 

井川の居場所 ロッカールームでメジャー実感 (MAJOR.jp)

R.ジョンソン、ニューヨークを去る日(17日)

2006-12-18 20:15:07 | New-York Yankees
 ランディー・ジョンソン(ニューヨーク・ヤンキース)の大きな背中に背番号「41」は似合わない、と思った。ジョンソンにはやはり「51」が相応しい。しかしヤンキースには「51」人気者のバーニー・ウィリアムスがいた為に、付けられなかったが、バーニーはFA(フリーエージェント)になって(このまま)退団濃厚。来シーズンからは「51」が付けられる見込みがあるだけに、心機一転、もう1年ニューヨークで頑張ってみよう、と思っているのでは?

 しかし今シーズン17勝を挙げたものの、11敗。防御率(ERA)5.00。エースの座を台湾人の王建民に譲り、ジョンソンはスターター(先発)の単なる一人、唯一の左腕投手として名を連ねているに過ぎなかった。しかし来シーズンは左腕アンディー・ペティットも帰ってくる。日本から井川慶(阪神タイガース)も来る。井川に「目途」が立てば、シーズン途中にも放出されるかもしれない。ジョンソンの去就は、井川「次第」か……? 

ジョンソンが移籍志願か? ヤンキース幹部は否定 (MAJOR.jp)

A.ペティット、NYに帰る(8日)

2006-12-10 13:48:56 | New-York Yankees
 厄介なことになってきた。ニューヨーク・ヤンキースに左腕アンディー・ペティットが復帰! これでスターター(先発)に左腕が3人も揃うことになった。ペティットが戻ってくるなら、井川慶(阪神タイガース)を(30億円も払って)落札する必要はなかったと思うのだが……「ライヴァル」ボストン・レッドソックスに松坂大輔(西武ライオンズ)を奪われ、ヤキが回ったのか? 後先考えずに井川を落札したものの、今頃(井川の存在を)持て余しているかもしれない。

 最初(井川が)ヤンキースに落札されたことが決まって、「嫌だな」と思った。「最悪の球団に落札されたな」と思った。こうなることは目に見えているから。6年間も≪世界一≫から見放され、≪世界一≫奪還は至上命題。≪世界一≫を獲る為には何でもする。何でもするはずだったのに、松坂の落札に敗れ、PRIDEを傷付けられた帝国は、井川(の落札に)に30億円を継ぎ込み、今度はペティットの復帰。その次は恐らく……ロジャー・クレメンスの復帰だろう。
 井川は必要ないだろう? オレたちの井川をどうする気だ? 中継ぎ(ブルペン)なんかで使おうものなら、日本全国のタイガースファンが黙ってはいない!! 

井川は先発5番手? ペティットがヤンキース復帰 (MAJOR.jp)

井川の「イラブ」超え!(29日)

2006-11-30 19:36:59 | New-York Yankees
 早速、地元ファンのバッシングが開始されたらしい。やはりニューヨーク・ヤンキースには未だに「イラブ後遺症」が色濃く残っているようだ。井川慶(27)投手も(9年前の)伊良部秀輝(元・阪神タイガース)投手と同じではないか? と疑われている。それだけ当時の伊良部投手に対する期待は大きく、落胆も激しかったのだろう。

 同じようにニューヨーク・メッツにも、「松井稼頭央後遺症」が残ってしまって、あそこに再び日本人野手が行くのは当分は止めた方がいいだろう。向こう(アメリカの)MLBファンは高額の契約を結びながら、額面通りに働けない選手に大しては極めてシビアーだ。2600万194ドル(約30億円)の高額で落札された井川にも、そのプレッシャーが突き刺さってくる。契約する前からこれでは、先行きが心配になって来た。

 しかし井川が活躍すれば、ニューヨークのファンも「イラブ」のことは忘れてくれるだろう。「イラブ」後遺症を払拭する為にも、井川は頑張らなければならない。日本人投手は今まで右腕投手は活躍しているが、左腕は石井一久(現・東京ヤクルトスワローズ)が必ずしも活躍できずに、彼もニューヨーク・メッツでブーイングの火の粉を浴びた。左腕の第一人者になれるか? 

 またヤンキースでは同じ左腕のテッド・リリー(トロント・ブルージェイズ)の獲得も目指していたから、来シーズンの井川は、このリリーのstats(成績)と比較されることになる。地元ファンは未だ見ぬ投手よりも、以前ヤンキースに在籍していて、実績を知悉しているリリーの方を断然支持している。これもプレッシャー。「イラブ」と「リリー」この二つに要素に打ち克つことが求められる。だが井川なら「やれる」と信じる。

ヤ軍ファンは批判的「イラブになる」 (livedoorスポーツ)

井川、ヤンキースが29億円で落札!(28日)

2006-11-29 12:40:19 | New-York Yankees
 よりによって、ニューヨーク・ヤンキースか! 一番プレッシャーのきついチームだ。(のんびりした性格の)井川慶(阪神タイガース)には、シアトル(マリナーズ)やアリゾナ(Dバックス)のような田舎の(比較的のんびりした)チームに決まって欲しかったが……落札額は約29億円(2600万ドル)! 背番号「29」も空いているようだし、29日に決まって、益々数字の「29」に縁のある井川だ。

 それにしても約29億円。前日(28日)岡田彰布監督がゴルフ場で「ごっついでえ~」と言っていた言葉は本当だった。松坂大輔(西武ライオンズ)の≪入札≫に惨敗したヤンキースが「今度こそは!」と意地を見せて、予想された以上の大金を投入した。「ライヴァル」ボストン・レッドソックスへの≪意地≫だけ、だろう。松坂の存在が、井川の入札金額を吊り上げた。そして二人は来シーズン、同じアメリカン・リーグ東地区の真のライヴァルとして投げ合うことになる。

井川の交渉権はヤンキースへ! 落札額は30億円 (MAJOR.jp)

井川、ヤンキースかマリナーズか?(25日)

2006-11-26 21:26:35 | New-York Yankees
 いよいよ明後日(28日)に迫った井川慶(阪神タイガース)のポスティング(入札)締め切りだが、ここにきて松坂大輔(西武ライオンズ)の入札に失敗したニューヨーク・ヤンキースや、早々に撤退して「正解」だったシアトル・マリナーズが、入札に参加するらしい。両チームのどちらかに決まっても日本人ファンとしては「大」歓迎。果たして、アメリカに渡ってもタテジマ(ピンストライプ)を着ることになるのか? それとも(センターの)イチローを背にして、城島健司のミット目がけて、投げ込むことになるのか? 

 ヤンキースは、スターターに左腕がランディー・ジョンソン一人だから、是が非でも左腕が欲しい。元ヤンキースのテッド・リリー(トロント・ブルージェイズ)も候補だが、リリーの場合、性格に問題があって、首脳陣が使いづらい選手。その点、日本人選手は礼儀正しくて大人しいから、使いやすい。井川への評価が高まる理由だ。(メジャーの首脳陣が手を焼いたのは、伊良部秀輝とSHINJOか?)

 シアトルはスターターに左腕ジャロット・ウォッシュバーンと若手で今シーズン登用されたジェイク・ウッズがいるから、それほど左腕には困っていないが、それでもFA移籍のウォッシュバーンが期待外れに終わっただけに、左腕は欲しい。ウッズの成長も未知数だ。日本のプロ野球で実績(86勝)のある井川は魅力的だろう。日本からタイガースファンが大挙して詰め掛けることになるかもしれない。正式発表は(日本時間)29日。背番号の日に井川は≪幸福≫を掴めるか? 

ヤンキースが井川への入札考慮 米紙伝える (MAJOR.jp)

ジーターまさかの落選!(21日)

2006-11-24 19:54:37 | New-York Yankees
 我が目を疑った、とはこのことだ。アメリカン・リーグの≪MVP≫は大方の予想を覆して、というよりも下馬評にも上がらなかった(?)ミネソタ・ツインズのジャステイン・モーノー(25)一塁手が選出された。これには驚かされた。当然デレック・ジーター(ニューヨーク・ヤンキース)が獲るものとばかり思っていた。対抗はジャーメイン・ダイ(シカゴ・ホワイトソックス)か、デヴィット・オルティーズ(ボストン・レッドソックス)だと思っていたが……

 打率.343(リーグ2位)得点圏打率.381(リーグ2位)出塁率.417(リーグ4位)2番打者でありながら、97打点。十分≪MVP≫に価する数字だと思うが……一方のモーノーも(何気に)打率.323、34本塁打、130打点の数字をマークしていた。数字の上では、モーノーの方が「上」と判断されたのだろう。しかし、印象度では断然ジーターだと思うのだが……≪MIP≫なら、ジーター受賞なのだろう。……来シーズンもジョー・マウアーとの『MM砲』が猛威を振るいそうだ。

MVPの本命敗れる ジーター落選の理由は? (MAJOR.jp)

レフトの守備に就いた松井秀喜(26日・ヤンキースタジアム)

2006-10-01 21:43:37 | New-York Yankees
 トロント・ブルージェイズとの3連戦(18日~20日)タンパベイ・デヴィルレイズとの4連戦(22日~25日)の長い遠征を終えて、「HOME」ヤンキースタジアムに還ってきたニューヨーク・ヤンキース。20日にアメリカン・リーグ東地区≪優勝≫を決めているから、これが≪凱旋≫となる。この試合からレフトに松井秀喜が復帰。ポストシーズンに向けて、試運転が始まっている。

 先制したのはボルティモア・オリオールズ【2回表】6番ラモン・ヘルナンデスが、ニューヨークのスターター(先発)コーリー・ライドル(今シーズン通算=29試合/11勝10敗/防御率4.86)のカーヴを捉えて、左中間スタンドへ(第21号)ソロホームラン! 
 ニューヨークもその裏、すかさず同点に追いつく。7番「一際拍手が多かった」松井秀喜が、拍手に応えるようにセンター前ヒットで出塁! 8番ミゲル・カイロも三遊間を抜いて、1,3塁。9番「口髭の」サル・ファサーノが歩いて、1-OUT満塁。1番ジョニー・デーモンのボテボテのセカンドゴロ(併殺崩れ)の間に松井が還って「1対1」。

【4回表】ボルティモアの背番号「31」ジェイ・ギボンズが右中間スタンドに(第13号)ソロホームランを放って「1対2」。今度はその裏ニューヨークも先頭のロビンソン・カノが左中間スタンドへ流し打って(第14号)ソロホームラン! 「2対2」同点。この後、松井が地味に四球(ウォーク)を選んで出塁するが、後続が3者連続三振に倒れて、3-OUT。

 勝ち越したのは【5回裏】のニューヨーク。先頭のデレック・ジーターが初球を打って、レフト前ヒットで出塁し、3番ボビー・アブレイユがライトスタンド3階席(アッパーデッキ)を直撃する(第14号)2ランホームラン! これで「4対2」勝ち越し。
 シーズン途中(8月)からフィラデルフィア・フィリーズから加わったアブレイユだが、ピンストライプが似合いすぎて、昔からいる選手のようだ。久しぶりにGMブライアン・キャッシュマンは「いい仕事」をした。

 同じくフィラデルフィアから移籍してきた先発ライドルは【7回表】2-OUTまで漕ぎ着けたが、7番「同じくコーリーの」パターソンにライトスタンドに第16号ソロホームランを打ち込まれ、「4対3」1点差……更に「ブーイング王」8番ケヴィン・ミラーに三遊間を抜かれ、ここで降板。果たしてポストシーズンでは4人目のスターターになれるか? それともブルペン(中継ぎ)に回ることになるか? ランディー・ジョンソンの「体調」次第で4人目もあり得るかもしれない。

 1点差に詰め寄られたニューヨークは【7回裏】(同じく)2-OUTから4番アレックス・ロドリゲスが三遊間を抜いて、出塁。5番ゲーリー・シェフィールドの初球に走って、ヘッドファーストで2塁ベースに達して、「セーフ」。シェフィールドがレフト前に弾き返して、「5対3」再び突き放すニューヨーク。シェフィールドの勝負強さは健在。ポストシーズンでも暴れられるか? 

【9回表】“守護神”マリアーノ・リヴェラを温存したニューヨークは若いスコット・プロクターにマウンドを託すが、3連打を浴びて、「5対4」にされ、ヤンキースタジアム(53,420人)はブーイングと不安な空気に包まれるが、この後、何とか若者(29歳)が踏ん張って、逃げ切り。ニューヨークは連勝!! ライドルはニューヨークに来てから、4つ目の勝ち星を挙げた。

松井秀1安打、4カ月半ぶり守備も無難にこなす (MAJOR.jp)

松井、粘って、8号3ラン!(25日・トロピカーナフィールド)

2006-09-26 22:48:11 | New-York Yankees
 22日からタンパベイ・デヴィルレイズと(敵地で)4連戦。緒戦(GAME-1)を「今やエース」王建民の好投で「4対1」でモノにしたニューヨーク・ヤンキース。台湾人・王はこれで18勝目(6敗)を挙げ、ハーラーダーヴィーのトップに並んだ。ポストシーズンでも「エース」級の活躍が出来るか? (今や)“ビッグユニット”ランディー・ジョンソンは「頼り」にならない。

 翌23日のGAME-2は、そのジョンソンで落として、「0対8」の完敗! 翌24日のGAME-3も「かつての右腕エース」マイク・ムッシーナが打ち込まれ、「4対11」で連敗!! 迎えたGAME-4は、ポストシーズンへのテスト登板となる右腕ジャレット・ライト(10勝7敗/防御率4.52)がスターター(先発)。タンパベイは背番号「98」(シーズン途中にロサンジェルス・ドジャースから移籍してきた)徐在応(1勝6敗/防御率4.10)が先発。打ち合い必至か? 

 初回ジョニー・デーモン(AVG.290)に“ヒット・バイ・ピッチ”(死球)2番・デレック・ジーター(AVG.339)も歩かせて、0-OUT1,2塁から、3番ボビー・アブレイユ(AVG.328)に「2-1」からストライクを取りにすう~と入ってきた76MPHをセンター・バックスクリーンに(第8号)3ラン先制ホームラン! 
 まるでバッティング・ピッチャーが投げるような球だった。どうしたのか、韓国人? 昨シーズンはニューヨーク・メッツで8勝2敗(防御率2.59)の数字を挙げたにも拘らず、メッツから放出され、流れ流れて、タンパベイへ。どこかでメカニクスが崩れてしまっているのかも知れない。1年でこんなにも変わってしまうものなのか? と思う。

 ヤンキースの猛攻は続く。4番アレックス・ロドリゲス(AVG.282)も歩いて、5番(復帰したばかりの)ゲーリー・シェフィールド(AVG.298)はセンターに打ち上げて、6番ロビンソン・カノ(AVG.341)がサードに内野安打を放って、また打率(AVG)を上げる。1-OUT1,2塁で(打席に)7番・松井秀喜(AVG.286)。
「1-2」からの6球目のアウトサイド低目は際どい「ボール」。7,8球ファウルの後、9球目も際どい判定。真ん中低めに沈む球だったが、判定は「ボール」。1塁側ダッグアウトから(黒眼鏡の)ジョー・マドン監督が何事か叫んでいる。そして10球目のファウルチップの後、遂に激高したコーチと二人、グラウンドに飛び出して、そうやら「退場」処分が下されたらしい。
 11球目は打ち上げて、ファーストファウルフライ? しかし、これをファースト(1塁手)が見失って、ファウル。トロピカーナ・フィールド(ドーム)の白い天井で見失ったのか? それとも、その天井に当たったのか? 
 “ベースボールの神様”はどうしても、この打席で松井のホームランを見たかったらしい。松井も12~13球目をファウルで粘って、14球目。韓国人の沈む球を捉えて、打球はライトスタンドへ一直線! 日韓対決を制する(第8号)3ランホームランで「6対0」! 

【2回表】にも先頭のジーターがレフト線を破って、3番アブレイユがライト前に運んで、1点追加。2-OUT後、6番カノが初球を打って、ライト前ヒット! 「8対0」! ここで韓国人は降板……来シーズンはどこのユニフォームを着ていることか……再起はあるのか? 李承(読売ジャイアンツ)との対戦は実現するのか? 

【3回表】デーモンがライトスタンドに運んで、第23号。【6回表】には(1-OUT後)ジーターが詰まりながらも右中間に落として、アブレイユが1,2塁間を抜いて、A-RODのレフト・オーヴァーで10点目。シェフィールドの内野安打で11点目が入り、2-OUT後、松井が詰まりながらもライト前に落として、「12対0」! この打線は≪脅威≫だ。これに更にジェイソン・ジアンビーも加わる(予定)。打線だけなら、ワールド・チャンピオンに一番近い地点にいるチーム、だろう。

【8回表】には途中出場のルーキー、アンディー・カニザーロが粘って「3-2」からレフトスタンド・ポール際にメジャーリーグ初ホームラン! 背番号「63」。年齢は27歳。遅咲きのルーキー、か? 果たして、これから大化けするか? 170cmと小兵だから、イメージ(目標に)するメジャーリーガーは、デヴィット・エクスタイン(セントルイス・カーディナルス)かもしれない。
 ヤンキースは【9回裏】にも3点を追加して、「16対1」! これでこのシリーズを「2勝2敗」のタイにして、アメリカン・リーグ東地区≪優勝≫チームの面目を保った。先発のジャレット・ライトも6イニングスを1失点で乗り切り、11勝目。プレイオフでは、4人目のスターターとして名を連ねそうだ。

松井秀、3ラン含む「猛打賞」で4打点! (MAJOR.jp)

ヤンキース、まず地区優勝!(20日・ロジャーズセンター)

2006-09-21 20:45:10 | New-York Yankees
 優勝を目前にしたニューヨーク・ヤンキース。だが、地元ニューヨークでは「ライヴァル」ボストン・レッドソックスの抵抗に遭い、優勝を決められずにマジック「4」で(18日から)カナダ遠征に出た。GAME-1(第1戦)トロント・ブルージェイズのスターター(先発)は速球派A.J.バーネット。トロントに先制点を奪われ、【5回裏】を終わって「0対3」のビハインド。

【6回表】も早々に2-OUTを取られたが、3番ボビー・アブレイユが粘って「3-2」からセンター前に弾き返して、出塁。96MPHのファストボール(速球)を叩いた。そして、ここでアレックス・ロドリゲスが「4番の仕事」2球目の同じく96MPHをフルスイングして、左中間スタンドに飛び込む(第34号)2ランホームラン! これで1点差。

【7回表】は8番DH松井秀喜から。2球目の速球をセンター前に弾き返して、出塁。しかし、ここで9番メルキー・カブレラが同じく2球目の速球(94MPH)を打ち返したが、ショートゴロ併殺網に掛かって、一挙に2-OUT。追撃のチャンスは途絶えたかに見えたが……
(何故か)松井のチェックスウィングの判定に抗議して(5回表)退場になってしまったジョニー・デーモンの代わりに1番センターに入っていたアーロン・ガイエルがレフト前に落として(2塁打)、2番「MVP有力」デレック・ジーターが「0-3」からストライクを取りに来た真ん中高めの速球(95MPH)を叩いて、左中間に(第14号)2ランホームラン! こういう勝負強さが≪MVP≫に価する。「4対2」逆転!! 

【9回表】にも3点を追加したニューヨークが【9回裏】に3点を奪われて、1点差に詰め寄られたが、「7対6」辛くも逃げ切って、先勝! 5番手のオクタビオ・ドテルが、トロントの5番トロイ・グラウスに3ランを喫した。守護神マリアーノ・リベラ不在の中、綱渡りのブルペン・リレーが続く。ドテルはこういうリヴェラ不在の状況を見越して、獲得したオークランド・アスレティックスの元クローザーだったのだが、全く機能していない。これは「大誤算」だ。

 ニューヨークは翌19日も「6対3」で競り勝って、ボストンがミネソタ・ツインズに「3対7」で敗れて、遂に「M1」。そして今日(20日)GAME-3は「2対3」で惜敗したが、ボストンがミネソタに大敗(2対8)して、地区(ディヴィビジョン)≪優勝≫決定! 試合終了20分後に“シャンパン・ファイト”が始まった。この秋、何回、このファイトが出来るか? 

松井秀、無安打 ヤ軍は9季連続地区優勝! (スポーツナビ)