goo blog サービス終了のお知らせ 

野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

2ヵ月ぶりの井川! 嗚呼、それなのに……(22日・ヤンキースタジアム)

2007-09-23 22:27:47 | New-York Yankees
 9月の<セプテンバー・コールUP>でメジャーリーグに再昇格したはずなのに、なかなか出番(登板)が回ってこなかった、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。よっぽどジョー・トーリ監督に嫌われているらしい、信用されていないらしい。しかし、今月も余すところ10日を過ぎた今日(現地22日)突然、投球指令が下された、らしい。 

 久しぶりに井川のピッチングが見られると思ったら、【7回裏】のヤンキースの攻撃から【8回裏】のヤンキースの攻撃に移った。井川が登板した【8回表】のトロント・ブルージェイズの攻撃は全てカット! 録画中継をしていた【NHK】(衛星第一)の(信じられない)暴挙!  
 譬え打者一人でも、ライト前ヒットを打たれたとしても、井川の久々の勇姿を見たかった。……阪神タイガースファンには寂しい秋、来る。(4連敗)……口が割けても、タイガースに戻って来い、なんて言えない。 

井川 メジャー再昇格後初登板 (MAJOR.jp)


DMM.com DVD・CD・本・フィギュアホビー販売

A-RODが500号を打った、その日にヒューズ撃沈…(4日・ヤンキースタジアム)

2007-08-08 23:02:10 | New-York Yankees
 アレックス・ロドリゲス(ニューヨーク・ヤンキース)が「500号」を達成した日(8月4日)、スターター(先発)のマウンドに上がっていたのは背番号「65」21歳のルーキー、フィリップ・フューズだった。A-RODの記事に埋没して、忘れそうになるが、メジャーリーグ3度目の登板(全て先発)。5月1日の「あの日」以来のマウンドだった。

 初回(カンザスシティー・ロイヤルズ)先頭のデヴィット・デヘスース(個人的には、この名前が好き)を速球(148km~150km)とカーヴ(118km)を交互に投げ分け、セカンドゴロ。ベテラン(37歳)マーク・グルジラネックは全て速球で空振り三振! 3番「若い」マーク・テーエンにはカーヴ2球で入り、速球で追い込んで、最後はピッチャーゴロ! 安定感抜群のピッチング! 背番号「29」とは大違いだ。 

 A-RODが初回に「500号」を打った余韻が残る【2回表】は、先頭のビリー・バトラーを「0-2」に追い込みながら、四球(ウォーク)。一瞬、若さを感じさせたが、続く5番ロス・グロード、6番<プロスペクト>アレックス・ゴードン、7番「父親はヤンキースの1塁コーチ」カルロス・ペーニャを3者連続三振! 速球が悉く低めに集まり、コントロールにブレがない。「あの男」とは全然違う……

 しかし【3回表】先頭のジョイ・ガスライトにレフト線にフラフラと上がった打球! レフトの松井秀喜は「ファウル」と判断したが、(塁審の)判定は「ファウル」ではなかった。VTRを見れば一目瞭然、ラインの外側なのだが、判定は覆らず(2塁打)……ここからリズムを崩す21歳。
 9番ジェイソン・ラルーの初球にカーヴを放るが「サインミス」でキャッチャー(ホルヘ・ポサーダ)が捕球できずに、0-OUT_3塁。ラルーは討ち取るが、1番デヘスースにセンター前に弾き返され、1失点。37歳は打ち取ったが、若者にレフト線に運ばれ、2失点…… 

 勝利投手の権利が懸かった【5回表】ヤンキースの「6対2」のリードで迎えたが、先頭のガスライトを歩かせて、1-OUT後、1番デヘスースに「1-2」と追い込みながら、ライトスタンドに放り込まれ、「6対4」! これがデヘスースの≪恐さ≫。チョッとバッティングフォームが、往年の田尾安志(中日ドラゴンズ)に似ている。
 37歳は抑えたが、3番の若者にセンター前に弾き返され、4番バトラーに右中間を破られ、「6対5」1点差に……ここで降板。セットポジションになると多少、球威が落ちるのかもしれない。
 この後を受けた2番手の左腕・マイク・マイヤーズが左バッターのグロードに(同じく)右中間を破られ、「6対6」同点に追いつかれる……哀れ、この「ベテラン」マイヤーズは後日、解雇されてしまった。この試合が(直接の)原因だったのかもしれない。

It’s Gone!~Aロッド500号を3安打の松井秀が冗談で祝福 (MAJOR.jp)


DMM.com DVD&CDレンタル等の総合サイト

井口の電撃移籍と井川のマイナー降格…(26日)

2007-07-29 22:28:03 | New-York Yankees
 井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)のフィラデルフィア・フィリーズへの電撃トレード! そのニュースと合わせて報道されたのが、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)の2度目のマイナーリーグ(AAAスクラントン)降格……あまりにも対照的な二人。日本ではトレードにネガティヴなイメージがあるが、井口の場合、優勝争いを諦めていないフィラデルフィアから請われての移籍。

 井口本人は「シカゴに残りたかった」「シカゴ近郊に豪邸を購入する計画だった」らしいが、しかしオジー・ギーエン監督とは抜き差しならぬ関係になっていた(?)だけに、この放出は(個人的には)「想定内」だった。しかしフィラデルフィアのレギュラーのセカンド(2塁手)チェース・アトリーは骨折から1ヶ月で復帰するらしいから、その後が難しい。2~3ヶ月だけのフィラデルフィア滞在になるかもしれない。

 それにしても、井川……恐らく26日のカンザスシティー・ロイヤルズ戦が今シーズンの最後の登板になるだろう(?)。今後ヤンキースは逆転≪優勝≫に望みを懸け、若手のホープ、フィル・ヒューズを先発ローテーション(スターター)に抜擢して、最後の大勝負に出るだろうから、井川の出る幕無し。このままマイナーリーグでシーズンを終えることになるかもしれない。……寂しい話だが。選んだわけではない(ポスティング・システムで)選ばれたチームが悪かった。

 現在の井川に関しては完全に≪自信喪失≫……阪神タイガース時代から井川のピッチングはずっと見てきているが、ピッチングフォーム(メカニクス)が悪い。どう見ても(バランスが)おかしい。≪自信喪失≫に付随して、ヤンキースのコーチ陣が井川のフォームを弄くり回したから、完全にフォーム(メカニクス)が狂ってしまっている。これを「修正」しなければならない。

 頼りになるのは、ヤンキースのマイナーのピッチングコーチではなく、2002年(あるいは)2003年の≪絶好調≫時のVTR(DVD)を見ることだろう。腕の振り、足の上げ方、全てを<トップフォーム>に戻さなければならない。メジャー(=超一流)と勝負するのはそれから、だ。井川を日本でサポートする連中はHPのデザインを考案する暇があったら、編集したDVDを作って、井川の元に送り届けるべきだ。

井口、フィリーズでのデビュー戦で桑田から同点犠飛 (MAJOR.jp)

井川の援護は俺がやる! 松井の同点2ラン!(21日・ヤンキースタジアム)

2007-07-23 12:28:05 | New-York Yankees
 またしても<デーゲーム>。井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)の後半戦2度目の先発(スターター)マウンド。相手は岩村明憲のいるタンパベイ・デヴィルレイズだったが、この試合は<ダブルヘッダー>第1試合だったため、岩村は休養。井川と「左」対「左」という理由でも休養させられたのだろうが、岩村に井川への苦手意識は無かっただろうから、無念だっただろう。一方、井川は岩村がいなかった分、ストレスが軽減したかもしれない。

 しかし初回2-OUTを取った後、3番B.J.アップトンに左中間スタンドに先制のホームランを浴び、ヤンキースタジアム(観衆54,412人)からは「Boo!」。【2回表】にも(1-OUTから)6番タイ・ウィギントンにレフトポール際に叩き込まれ、またしても盛大な「Boo!」。早くも「2対0」のリードを奪われ、先行き「不安」な井川、黒いサングラス。

【3回表】も1-OUT後、3番カール・クロフォードをボテボテのセカンドゴロに打ち取るが、俊足クロフォードが1塁を駆け抜けて「セーフ!」。初回にホームランを打たれた3番アップトンにはキレイに三遊間を抜かれて、4番カルロス・ペーニャを(「3-1」から)歩かせて、1-OUT満塁。大量失点のピンチだったが、5番デルモン・ヤングを苦し紛れに投げた(?)カーヴでセカンドライナーに打ち取り、ダブルプレー(併殺)!! 

【4回裏】ヤンキースは1-OUT後、4番アレックス・ロドリゲスが歩き、「Kちゃん(井川)の援護は俺がやる!」5番・松井秀喜が初球を振り抜いて、ライトスタンドへ弾丸ライナー! (第15号)2ランホームランで「2対2」同点! 海を越えて「巨人」「阪神」連盟の結実!! 井川の存在が、日本のプロ野球で「本塁打王」だった自己を思い出させるのか? 

 同点にしてもらった【5回表】先頭のブレンデン・ハリスにセンターオーヴァーを浴び(2塁打)、1-OUT後、初回にホームランを打たれて、【3回表】にも三遊間を抜かれた「苦手」アップトンを敬遠(インテンショナル・ウォーク)で歩かせ、2-OUT後、5番ヤングを歩かせ、2-OUT満塁になって、バッターは【2回表】レフトポール際に叩き込まれたウィギントン。ここも試合を壊してしまう窮地だったが、「1-2」に追い込んで、最後は速球(91MPH)で詰まらせ、ライトフライに打ち取って、脱出。

 しかし信用のない井川は「2対2」同点のまま(またしても)【5回表】限りで降板……この後、【6回裏】ヤンキース打線が爆発して、一挙5点を挙げて「7対2」! もう1イニング踏ん張れば(投げさせてもらえれば)3勝目が転がり込んできたのだが……遠い3勝目。
 しかし6三振を奪ったことが評価され、またライヴァルだった若手のマット・デサルヴォが、ダブルヘッダーの第2試合で5回途中KOされた為、井川の先発ローテーション残留は担保されたようだ。ヤンキースが(マイナー組織で)手塩に掛けて育ててきた<プロスペクト>(若手有望株)との生き残り競争は続く……

松井秀、井川援護の15号2ラン 岩村は欠場 (MAJOR.jp)

松井、先制の14号HRで井川を援護!(16日・ヤンキースタジアム)

2007-07-18 13:43:10 | New-York Yankees
 井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)の後半戦「初」登板は、久々のナイトゲーム。最近「苦手」(自称)のデーゲームが続いていたので、ここらで本領を発揮しておきたいところだ。初回に順調に打たせて取って2-OUTにして、安心させたが、3番ヴァーノン・ウェルズに外の速球(90MPH)をライト線に流し打たれ、4番「主砲」トロイ・グラウスを歩かせて、2-OUT_1,2塁。ビクビク(不安に)させたが、5番「大砲」フランク・トーマスをチェンジUpで翻弄し(空振り)外の速球(91MPH)を振らせて、三振! マウンド上でクルッと一回転して、躍動する井川! 

【2回表】先頭のライル・オーヴァーベイにレフト前(流し打ちの)ヒットを浴びるが、7番(アーロン・ヒル)8番(グレッグ・ゾーン)を連続三振! しかし安心させて、裏切るのが井川(パターン)。9番ロイス・クレイトンにセンター前ヒットを浴び、1番リード・ジョンソンを(ストレートの)四球で歩かせて、2-OUT満塁! 2番アレックス・リオスを何とかライトフライに打ち取るが、こういうピッチングを続けていては首脳陣からの信頼は得られない。

【2回裏】「Kちゃん(井川)の援護はオレがやる!」先頭の松井秀喜が右中間スタンドに(第14号)ソロホームランを打ち込んで、先制点! 1-OUT後、7番ロビンソン・カノもライトスタンドに高々と打ち上げて(第7号)「2対0」! 
 しかし【3回表】先頭のウェルズを歩かせて、4番「主砲」グラウスに「0-2」に追い込みながら、外の(低目の)速球(89MPH)をライトスタンドに運ばれ、「2対2」忽ち同点に追いつかれる……「あの球をホームランにするか……」マウンド上で呆然と打球の行方を見送る井川……これがMLB(メジャーリーグ)のレヴェルの高さ。

 しかしヤンキースもメジャーの一流(名門)のチーム。【3回裏】(1-OUT後)2番デレック・ジーターがレフト前ヒットで出塁して(2-OUT後)4番アレックス・ロドリゲスが初球を打って、レフトスタンドへ高々と舞い上がる(第32号)2ランホームランを放って、「4対2」勝ち越し! 井川に勝利投手の権利が付与される。

 しかし井川のピッチングは相変わらず……【4回表】先頭のゾーンに三遊間を破られる。9番(クレイトン)はセンターライナー。1番(ジョンソン)はチェンジUpで空振り三振に斬って取るが、2番リオスに四球を与え、2-OUT_1,2塁。苛立つピッチングコーチ(ロン・ギドリー)がマウンドへ……
 更に3番ウェルズの打席でボークを犯し、2-OUT_2,3塁。そしてウェルズにセンターへ大飛球を飛ばされるが、センター(メルキー・カブレラ)がフェンス手前でキャッチして、窮地脱出……その瞬間、井川は首を捻り、唇を噛み締めながらマウンドを降りる。憧れのマウンド(舞台)で≪苦悩≫する井川……

【5回表】先頭の「主砲」グラウスに2打席連続のホームランを今度はレフトスタンドへ! 今度は(明らかな)失投、会心の一撃を叩き込まれ、「4対3」1点差に詰め寄られる。1-OUT後、6番オーヴァーベイにセンター前に運ばれ、ここで苛立つ男(ギドリー)マウンドへ。
 現役時代は同じ左腕だっただけに、余計に井川に苛立つのだろう(?)。ダッグアウトのジョー・トーリ監督が、隣に座るロジャー・クレメンスと話し込んでいるのも苛立つ要因か? まるで(本物の)ピッチングコーチみたいな“ロケット”。

 井川はギドリーの≪檄≫が効いたのか、連続三振に打ち取って、勝利投手の権利を残したまま降板……しかし2番手ピッチャーのスコット“グラヴ燃やし男”プロクターが首尾よく【6回表】に同点に追いつかれて、「4対4」。【6回裏】日本の阪神タイガースが獲得を狙っていた(らしい)8番アンディー・フィリップスの2点タイムリーで「6対4」勝ち越したヤンキース。勝利に貢献したことになるのか、井川? 

14th HR~“絶好調”とは言わない松井秀、井川を援護 (MAJOR.jp)

井川、5失点KO!×松井4番で決勝HR!(5日・ヤンキースタジアム)

2007-07-06 22:17:05 | New-York Yankees
 先頭のジェイソン・バートレット(ミネソタ・ツインズ)に「3-2」から四球(ウォーク)。これが復帰3戦目、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)の立ち上がり、だ。お馴染みの光景、と言っていい。ここからどうするか? 2番に入った(2006年の首位打者)ジョー・マウアーには「0-2」と追い込むが、ここで(やおら)サングラスを外して、汗で曇ったのだろう、レンズを拭く井川(今日はデーゲーム)。ニューヨークに行っても、マイペースな井川。

 一旦「間」を置いて、投じた3球目はワンバウンド! そして4球目の速球が甘く(真ん中に)入って、これを痛打され、センター前ヒット! 3番マイケル・カダイヤーには2球目のチェンジUpを狙われ、レフト前ヒット! これで1点が入って、簡単に先制点を許す井川。
 4番(2006年MVP)ジャステイン・モウノウーには「3-2」から決めに行った(低目の)チェンジUpを巧くバット・コントロールで拾われ、左中間にタイムリーヒット! これで2点目が入って、初回に「0対2」! どうなる井川……≪最悪≫の立ち上がり。

 しかし【2回裏】ヤンキースは2-OUTから、7番ロビンソン・カノがライトスタンドに放り込み、8番アンディー・フィリップス、9番ミゲル・カイロの連続ダブル(2塁打)で「2対2」の同点!! 更に1番ジョニー・デーモンが歩いた後、2番「伏兵」メルキー・カブレラがライトスタンドに放り込んで、「5対3」勝ち越し! これで井川に勝利投手の権利が発生、したのだが……

【4回表】先頭の(元シアトル・マリナーズ)ジェフ・シリーロがセンターオーヴァー! (シアトル時代には、こんなバッティング、見たことない)7番ルー・フォードはセンターライナー! センターのデーモンが飛び込んでスーパーキャッチ! 救われた井川……
 8番ルイス・ゴンザレスもショートライナー! それにしても、続けて“いい当たり”をされる。こんなピッチングで大丈夫なのか、と思った矢先、9番ニック・プントに「3-1」から四球(ウォーク)。この試合3つ目。そして、1番バートレットに“引導”を渡される……「0-2」追い込みながら、3球目のスライダーを叩かれ、レフトフェンスに達するダブル(2塁打)!! これで「5対4」1点差に詰め寄られる。
 更に2番「首位打者」に≪見事に≫センター前に弾き返され、「5対5」遂に同点に追いつかれる……これで井川の勝利投手の権利は消滅し、【5回表】まで投げて降板。そんな井川を救った……訳でもないが、【8回裏】この日「4番」に入った松井秀喜が勝ち越しの2ランホームラン(第10号)を放って、「7対6」でヤンキースの勝利! 

松井秀が2試合連発、10号決勝2ラン! 井川は5失点 (MAJOR.jp)

井川、3発喰らって、4失点でKO!(1日・ヤンキースタジアム)

2007-07-02 13:47:03 | New-York Yankees
 井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)復帰2戦目の先発試合は、地元ヤンキースタジアムでのオークランド・アスレティックス戦のデーゲーム。当然(いつものように)サングラスを着用して、マウンドへ。
 そういえば、ヤンキースは長期ロード(19日~28日)で3連敗と4連敗を喫し、1勝7敗。前日(30日)ようやく地元に帰ってきた初戦に勝利(「2対1」)して、今日(1日)が2戦目。ヤンキースにとって重要な試合。

 初回先頭のシャノン・スチュワートをレフトフライ。2番(マーク・エリス)をセカンドフライ。3番(ニック・スウィッシャー)をサードゴロ。真っ直ぐとチェンジUp、スライダーのコンヴィネーションが冴え渡り、井川本来の打たせて取るピッチングで≪快調≫に見えたのだが……

【2回表】4番(ジャック・カスト)をショートゴロ。5番≪天敵≫エリック・チャヴェスをスライダーで空振り三振! チャヴェスには前回(4月13日)打たれているから「思い入れ」があるのだろう。(その瞬間)小さなガッツポーズを作って見せた。6番ダン・ジョンソンには早めに「0-2」に追い込み、最後は高めの速球(147km)で空振り三振! 連続三振!! ≪快調≫に見えたのだが……

【3回表】先頭の(ボビー・クロスヴィー)は初球を打って、キャッチャーへのファウルフライ。8番(マーク・コッツエイ)は早々に「0-2」に追い込んで、センターフライ、かと思いきや、センター(メルキー・カブレラ)が手を拡げたのに、レフト松井秀喜が横捕りして2-OUT。井川の快調なピッチングに呼応して、思わず近くに飛んできたフライを取りたくなった(?)松井。
 しかし、その直後、9番ジェイソン・ケンドールに「2-1」から甘く入った速球(143km)をレフトのポールに直撃されて、1失点……(これが初ヒット)1番スチュワートにも「3-1」からの(やはり)速球(143km)をレフトスタンドに豪快に運ばれて、「2対0」……

【4回表】【5回表】は「0」に抑え、【6回表】も2-OUT。5番≪天敵≫チャヴェスには打ち取るのに苦労して、「3-2」になって、ラストボールは外角低めに速球(150km)が決まったが判定は「ボール」。際どい判定だ。チャヴェスを歩かせて、6番ジョンソンには「0-2」に追い込んで、3球勝負で今度も外角低めに速球(145km)を投げ込んだが、判定は「ボール」。
 これは更に際どい判定、だ。その直後だった……チェンジUpをフルスイングされ、ライトスタンド3階席に飛び込む≪特大≫の2ランホームランを浴びて、「0対4」……球審の判定次第では6イニングス2失点の<クオリティー・スタート>でマウンドを降りられた筈なのだが……

MLB=井川が4失点で2敗目、松井秀は無安打 (MAJOR.jp)

井川の復帰戦、ボンズとの初対決!(22日・AT&Tパーク)

2007-06-24 22:23:55 | New-York Yankees
 メジャーリーグに戻ってきた、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。その最初の試合が<インターリーグ>サンフランシスコ・ジャイアンツ、バリー・ボンズとの対戦。このまま先発(スターター)ローテーションに残れるか否か? 左腕はアンディー・ペティット一人だけだから、ヤンキースとしては椅子を一つ空けて待っているのだが……ここまで期待に応えられない、井川。(6試合に登板して)2勝1敗、防御率(ERA)7.63。

 初回、先頭のデーヴ・ロバーツに「2-1」になるが、速球(90MPH)で詰まらせて、セカンドゴロ! 2番ランディー・ウィンには速球(88MPH)にチェンジUpを間に挟んで、3球三振! 3番レイ・ダーラムは「2-2」に追い込んで、チェンジUpを打たせて、サードゴロ! 背番号「29」。阪神タイガース時代の「エース」の風格が漂う、初回のマウンドだった。

【2回表】ヤンキースは先頭の4番アレックス・ロドリゲスが3塁線を割って、ダブル(2塁打)!! 5番ホルヘ・ポサーダが進塁打を打って、1-OUT_3塁になって、6番・松井秀喜がライトに(手堅く)犠牲フライを放って、先制点! 
 7番ロビンソン・カノが、ボンズ(レフト)前に(ポテン)ヒットを放って、8番ミゲル・カイロはライトにファウルフライを打ち上げたが、ライトの観客がこれを掴んでしまって、ファウル。命拾いしたカイロは四球(ウォーク)を選んで、2-OUT1,2_塁で、9番・井川が打席に……
 これが正真正銘、メジャー初打席だったが、井川はファウルで粘って、四球(ウォーク)を奪取! さすがは長年セントラル・リーグで野球をしていた男だ。2-OUT満塁になって、1番に繋いで、ここでメルキー・カブレラが三遊間を破って、「3対0」! 

【2回裏】ボンズとの邂逅……現在(通算)748本塁打(史上2位)≪超大物≫との初対決は、3球目のチェンジUpを打たせて、セカンドゴロ! 5番ベンジー・モリーナには「2-2」から決めに行った速球(91MPH)をセンター前に弾き返されるが、6番ペドロ・フェリスをチェンジUpで松井へのファウルフライ。7番ケヴィン・フランンドセンはセカンドゴロ。

【3回裏】先頭のオマー・ヴィスケルをチェンジUpで翻弄して、空振り三振! 9番マット・ケインは速球(89MPH)で2者連続三振! 1番「俊足」ロバーツにはドラッグバントを決められるが、2番ウィンをチェンジUpで空振り三振! 相手は、ジャイアンツ。黒とオレンジの縁取りのユニフォームだから、その色彩感覚で、「エース」の感覚を取り戻しているのかも知れない(!?)。このイニングはOUT全てを三振で奪った、「K」井川。

【4回裏】先頭のダーラムを歩かせてしまい、4番ボンズとの2度目の対決! チェンジUp2球で「0-2」に追い込んで、キャッチャー(ポサーダ)は外角に構えたが、速球(90MPH)が内角高めの“逆球”になって、これをフルスイングしたボンズが空振り三振! 結果オーライのピッチング。しかし、ポサダの要求通りに外角に投げていたら、「やられていた」かもしれない。変化球が2球続いた後、ボンズは(確実に)速球を待っていた。
 5番モリーナはライトフライ。ライトのボビー・アブレイユがキャッチした後「ウン」と頷く。6番フェリスもセンターライナーに打ち取って、ナイスピッチングを続ける、井川。(この調子なら)もっと続くものだと思ったが……

【5回表】その3番アブレイユが右中間フェンス直撃のダブルを放って、1点追加! 4番A-RODにもセンター前タイムリーヒットが飛び出して、「5対0」! 井川の勝利投手(3勝目)への道は開けたかに見えたが……

【5回裏】ドラッグバントを試みられ、揺さぶってきた先頭のフランドセンに左中間を破られ、8番「守備の人」ヴィスケルにも叩きつけられ、高いバウンドで三遊間を破られ、「5対1」! 
 その後2-OUTにまで漕ぎ着けるが、2番ウィンに「3-1」と苦しくなって、ストライクを取りに行った球を痛打され、レフト線を割られて、2-OUT_2,3塁。3番ダーラムには「2-2」からの勝負球(90MPH)が2球連続(惜しくも)外れて、四球(ウォーク)。2-OUT満塁になって、打席に4番ボンズ……
 強気に速球(91MPH)勝負を挑んで、「2-1」。チェンジUpが高く浮いて、「3-1」になるが、開き直って、渾身の速球(91MPH)を投げ込んで、ファウル! 「3-2」フルカウントになって、引き続き、開き直って、速球(91MPH)勝負を挑むが、今度はボンズが見送って四球(ウォーク)押し出し……「5対2」。

 ここで岡田彰布監督(阪神タイガース)なら「出てこない」。「エース」を信頼して、「エース」に任せるのだが、ジョー・トーリ監督は「出てきた」。ピッチャー交代……日本人ファンからすれば、信じられない光景だが、しかし、それが井川の現状なのだろう。信頼されていない男は、マウンドを途中で去るしかない。……井川とタイガースファンにとっての≪屈辱≫のシーズンは未だ終わらない。

復帰のヤンキース・井川、2失点で勝利逃す=ボンズは749号-米大リーグ (MAJOR.jp)

クリッパード、メジャー初勝利!(20日・シェイスタジアム)

2007-05-23 11:10:22 | New-York Yankees
 ニューヨーク・メッツのスターター(先発)が5勝1敗のジョン・メイン。ニューヨーク・ヤンキースのスターター(先発)が、メジャーリーグ(初登板)初先発のルーキー、タイラー・クリッパード。どちらが有利か、試合が始まる前から明らか、だった。この<インターリーグ>“サブウェイ・シリーズ”3連戦、2連勝しているメッツ。ヤンキースは<スウィープ>される危機に瀕していた。

【2回裏】5番デヴィット・ライトの(2試合連続)ソロホームランでメッツが早くも先制! 主導権を握りかけるが、【4回裏】意地を見せるヤンキース。先頭のボビー・アブレイユと8番ダグ・ミントケイビッチが歩いて、9番のクリッパードが犠牲(サクリファイス)バントを決めて、2-OUT_2,3塁。ここで1番ジョニー・デーモンが勝負強く、ライト前にポテンヒットを落として、2者生還! さらに2番デレック・ジーターが左中間スタンドに畳み掛けて、「4対1」逆転!!
 
【5回表】には4番A-ROD(アレックス・ロドリゲス)【7回表】には5番ホルヘ・ポサーダがソロホームランを放って、「6対1」! 【9回裏】に不安定な“守護神”(クローザー)マリアーノ・リヴェラが、伏兵ダミアン・イーズリーにソロホームランを浴びるが、「6対2」で快勝! <スウィープ>を逃れた。

 クリッパードは6イニングスを投げ切って、3安打1失点に抑える好投でメジャー初勝利! 一気に先発ローテーションに入ってきそうだ。こうなると益々、現在マイナーリーグで調整中(一進一退)の井川慶の出番がなくなってくる。もうじき“ロケット”も発射される。≪超新星≫フィリップ・ヒューズも戻ってくる、だろう。ジェフ・カーステンズの骨折も治るだろう。
 “悪夢”のようなピンストライプ……

松井秀、長打2本含む「猛打賞」 ヤンキース一矢 (MAJOR.jp)

簡単にマイナーに落とすなら、最初から入札に参加するなっ! (7日・ニューヨーク)

2007-05-09 14:48:09 | New-York Yankees
 こんなに簡単にマイナー(リーグ)に落とすなら、最初から入札に参加するなっ、と言いたい。ニューヨーク・ヤンキースのこと、井川慶のこと、ポスティング・システム(入札制度)のことだ。長年、井川を見続けてきた(阪神)タイガース・ファンから見れば、井川は「こんなもの」。いいピッチングをするときもあれば、悪いピッチングをするときもある。
 その振幅が激しいのは、日本とMLB(メジャーリーグ)の打者の≪差≫。4日のシアトル・マリナーズ戦でもホームランを打たれたのは、7番と2番と9番バッター。こんなことは、日本のプロ野球(NPB)ではありえなかった。日本では≪力≫で抑え込めていた。……因みにシアトルの7番バッターは、城島健司(7日から3番に昇格)だが……

「あの」野茂英雄(当時ロサンジェルス・ドジャース)もMLBでデビューしたときには、日本時代とは違うピッチング・フォームに修正されていた。イチロー(シアトル・マリナーズ)も日本時代の“振り子打法”は棄て去った。松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)も≪本塁打王≫の痕跡は消されている。
 MLBに対応する為には、フォームの≪修正≫が必要なのだろう。そのためにも、今後マイナー(しかも1Aのフロリダ州タンパ)リーグに行って、ピッチング・フォームの再構築に励むのは良いことかもしれない。

 そういえば、イチローのシアトルでは、ERA(防御率)15.35のピッチャー(ジェフ・ウィーヴァー)が未だに先発(スターター)ローテーションに入り続けている。本日(8日)9失点の左腕ホラシオ・ラミレスも防御率6.64。それでも、先発ローテから外されない。
 ERA(防御率)7.63の井川も胸を張れる数字ではないが、入るチームを間違えたな、とは思う。しかし井川に選択権はなかった。頭を垂れるべきなのは、ニューヨークのGM(ブライアン・キャッシュマン)だ。松坂大輔(ボストン・レッドソックス)の入札の為に用意していた金額をそのまま井川の入札に流用した。

 それにしても(日本の)タイガースファンは、井川のマイナー落ちで<Wパンチ>を食らって、KO寸前だ。内と外から挟み撃ちを喰らって、≪絶望の淵≫にいる。我々は今≪諦める≫べきなのか、それとも(ひたすら)≪待つ≫べきなのか? 二者択一、どちらかを選べ、と迫られている。……そういえば、井川より先にMLBに行って、先に悲惨な目に遭った「元エース」は今、何処に? YABU、ハンシン、帰って来い~! (非・建設的意見)

井川、マイナー降格 フロリダで再調整が目的(MAJOR.jp)