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野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

城島が起爆剤! 2試合連発! (4日・セーフコ・フィールド)

2006-04-07 02:24:01 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズ好調の要因は、7番・城島健司が≪起爆剤≫になっていることは間違いない。この日も「0対0」で迎えた【2回裏】ロサンジェルス・エンジェルス先発(スターター)ジョン・ラッキーから(インサイドのツーシームを)レフトスタンドへ叩き込む、2試合連続の第2号ホームラン! 打たれてはいけないバッターにまたしても打たれて、マウンド上で悪態を吐く、ラッキー。
 この後、城島の一発が起爆剤になって、打線が繋がり、2番ホゼ・ロペス、4番リッチー・セクソンのタイムリーヒットで「5対0」。【5回裏】にも1点を加点して「6対0」。こんなシアトルの試合は、昨シーズンは一度も観られなかった。城島が効いている。

 シアトルのスターター、ジョエル・ピニェイロは5イニングスを無失点。これも昨シーズンには見られなかったピッチングだ。これも(リードする)城島効果か? しかし「敵」はエンジェルス。【6回表】に4番ギャレット・アンダーソンの3ランで一気に3点差に詰め寄られる。
【7回表】にも1アウト1,2塁のピンチを招き、2番手に速球派のラファエル・ソリアーノに交代。ソリアーノは“トミージョン手術”明けで、全盛期の球速こそ戻っていないが、それでも最速95MPHを計測。2番オルランド・カブレラをサードファウルフライに打ち取り、3番ヴラジミール・ゲレーロをインサイドの94MPHで詰まらせ、キャッチャーファウルフライ。

【9回表】は5点差の付いたマウンドで気合が入らないクローザー、エディー・グアルダードが3点を奪われ、2点差に詰め寄られるが、何とか逃げ切り「10対8」で初勝利。シアトルの最後の課題は、このクローザーだ。“大魔神”佐々木主浩(引退)が抜けて以来、そのポッカリ空いた穴がどうしても埋まらない。ソリアーノの完全復活を待つか、それとも?

城島から見た本当の勝負のポイントは?(MAJOR.JP)

城島、鮮烈なデビュー!(3日・セーフコ・フィールド)

2006-04-05 01:25:44 | Seattle Mairners
 初回に43歳の開幕投手=ジェイミー・モイヤーが、ロサンジェルス・エンジェルスの4番ヴラジミール・ゲレーロに2ランを喫し、攻撃陣は相手の『サイ・ヤング賞』バートロ・コロンの前に(初回に)イチロー以下3者連続三振に取られて、【4回表】にも1失点。【4回裏】1アウト1,2塁のチャンスを掴むが、4番リッチー・セクソン、5番エイドリアン・ベルトレが続けて倒れ、昨シーズンの悪夢が再現されているような展開。

 しかし、そんな重苦しいムードを打破したのが、7番キャッチャーの「新戦力」城島健司。【5回裏】1アウトから、コロンの6球目のファストボール(94MPH)を叩いて、ライトスタンドへ! メジャーリーグ初ヒットが初ホームラン、しかも開幕戦。やはり、城島は「何か」を持っている。シアトルは得がたい≪宝物≫を手に入れた。

 その後、打線に火が点いたシアトルは「3対3」の同点に追いついたが、【9回表】3番手の左腕ジョージ・シェリルが2アウト2,3塁のピンチを招き、右打者オルランド・カブレラを迎えたところで、右腕J.J.プッツを投入するが、カブレラにセンター前ヒットを浴び、勝ち越し点を奪われ、万事休す。【9回裏】に代打ロベルト・ペタジーニに一発が出たが、「4対5」で敗戦。

【9回表】プッツ投入の場面は本来(昨シーズンまで)なら、この日【NHK】の放送席に座っていた“SHIGGY”長谷川滋利の出番だったが、彼は引退。代わりに若いプッツが代役を務めたが、まだ役不足か? 
 左腕シェリル投入も本来なら、左腕マット・ソーントンがいたが、開幕前にレギュラーのセンター、ジェレミー・リードが骨折して、その穴を埋めるために、シカゴ・ホワイトソックスからジョー・ボーチャードを獲得して、ソーントンを放出。しかし、リードは実は骨折していないことが判明して、開幕戦から元気に出場。
 結局、ボーチャードは戦力にならず、ソーントンの放出は「無駄」「丸損」だった。今シーズンもシアトルは“茨の道”か? それとも、城島がイチローと共に勝利への“血路”を切り開いていけるか?

城島がデビュー戦でメジャー初本塁打!(MAJOR.jp)

ペタ、マリナーズとマイナー契約(21日)

2006-02-24 20:20:33 | Seattle Mairners
 元読売ジャイアンツ、元ヤクルトスワローズで、そして前ボストン・レッドソックスのロベルト・ペタジーニ(34)が21日、シアトル・マリナーズとマイナー契約。
 ポジションはファースト(1塁手)かDH(指名打者)だから、4番リッチー・セクソンと(シカゴ・ホワイトソックスから)移籍のカール・エヴェレットとの争いになるが、この牙城を崩すのは難しい。しかし、選手層の薄いシアトルだから、左の代打要員での出番はありそうだ。

 しかし同じ21日、同じ西地区のライヴァル=テキサス・レンジャーズが、前オークランド・アスレティックスの1塁手(DH)エルビエル・デュラーゾ(31)を獲得した。
 こういうニュースを聞くと、つくづくシアトルは補強が下手だな、と思う。デュラーゾはシアトルの“天敵”。投手陣がよく打ち込まれた。こういう選手こそ、自軍に囲い込むべきなのだが、34歳のロートルの方を獲得してしまった。

 果して、この選択が「吉」と出るか「凶」と出るか? デュラーゾはテキサスでフィル・ネヴィン(前サンディエゴ・パドレス)と併用でDHで起用されることになるだろう。
 シアトルはまた一人厄介な≪敵≫を設定したことになる。シアトルの新「正捕手」城島健司はデータの整理に追われることになるだろう。城島は「強打者」デュラーゾを攻略することが出来るか? 

レンジャーズ、再起かける左打者とマイナー契約(MAJOR.jp)

シアトル・マリナーズ【2006】戦力分析

2006-01-27 13:32:29 | Seattle Mairners
【スターター】ジェイミー・モイヤー フェリックス・ヘルナンデス
ジャロッド・ウォッシュバーン ジョエル・ピネイロ ギル・メッシュ
【セットアッパー】ラファエル・ソリアーノ フリオ・マテオ 
クリント・ナジオッティ マット・ソーントン ジョージ・シェリル
【クローザー】J.J.プッツ エディー・グアルダード

【スターター】は安定感のなかった(好不調の波が激しかった)右腕ライアン・フランクリン(フィラデルフィア・フィリーズ)の代わりに、FAで左腕ウォッシュバーン(前ロスアンジェルス・エンジェルス)を獲得。これは≪強力≫。43歳のベテラン左腕モイヤーと20歳になる右腕ヘルナンデスの「両輪」が機能すれば、シアトルはいいところまで行く。
【セットアッパー】の速球派ソリアーノの復活に期待。復活が完全なら、そのままクローザー転向もありえる。その【クローザー】には速球派の右腕プッツと左腕グアルダードを揃えたい。こちらも「両輪」。ベテランのグアルダードの球威に不安があるだけに、若いプッツの球威に期待したい。

1番ライト イチロー
2番センター ジェレミー・リード
3番レフトorDH ラウル・イバニェス
4番ファースト リッチー・セクソン
5番DH カール・エヴェレット (マット・ロートン)
6番サード エイドリアン・ベルトレー
7番キャッチャー 城島健司
8番ショート ユニスキー・ベタンコート (マイク・モース)
9番セカンド ウィリー・ブルームクイスト (ホゼ・ロペス)

 3番には勝負強いイバニェスを起用したい。不調のベルトレーは6番辺りで気楽に打たせたい。守備に不安(大いに問題)があるイバニェスをDHで起用する場合は、ベテランのロートンをレフトで6番(or7番)に起用。城島が5番に上がる可能性もある。
 セカンドとショートストップは「穴」でまだレギュラーが固定されていない。キューバ人のべタンコートと伸び悩んでいるブルームクイスト、大型内野手のモースと守備の良いロペスの4人の争いとなる。

 投手陣は一人だけの補強。打撃陣も二人の補強に留まった為、昨シーズンからの大幅な戦力UPは望めない。現有戦力の底上げ、不調の脱出に期待したい。投手陣では「万年」エース候補のピニェイロと、打撃陣ではベルトレー、それから、やはりイチローの「完全体」への回帰に期待したい。打率.350を(平気で)打つイチローが見たい!! 
 城島には日本人久々のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)を何としても獲ってもらいたい。打率.280、20本塁打、80打点はいけるだろう。城島がそれくらい活躍できれば、チームも浮上する。久しぶりに「強い」シアトルが見たい!

マリナーズ、2けた勝利の右腕と再契約(MAJOR.jp)

城島!JOHJIMA!(24日・シアトル)

2006-01-26 20:27:11 | Seattle Mairners
 入団会見の冒頭、ビル・バヴェシGMが(いきなり)「シゲトシ、ハセガワ……」と喋りだしたので、一瞬名前を間違えたのかと思ったが、引退表明した長谷川滋利氏への惜別の言葉だった。GMも驚いているのだろう。まさか「現役引退」してしまうとは……こんなことになるんだったら、戦力外通告しなければよかった……とは思っていないだろうが、アナハイム・エンジェルス時代から長谷川氏を知っているだけに、GMも感慨深かったのだろう。

 城島健司、入団会見(24日)。シアトル・マリナーズのユニフォームがこんなにも似合っているとは……想像以上だった。記者会見でも英語を駆使して、明るく振舞っていた城島。この「明るさ」が、シアトルには欠けていた。城島はチームの“救世主”=「起爆剤」になれるだろう。

 アメリカのメディアは日本人初のキャッチャーということで、その実力を訝っているが、1年前の井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)がそうだったように、いずれ城島の「凄さ」を体感することになるだろう。
 アメリカのメディアは「松井稼頭央」(ニューヨーク・メッツ)という挫折体験を経て、日本人選手の実力を(すっかり)疑うようになってしまった。2年続けて、成功例が続けば、少しは「株」の暴落に歯止めが掛かるだろう。

ハロー、エブリバディ 城島、英語であいさつ(MAJOR.jp)

長谷川滋利、引退!(23日)

2006-01-23 20:29:44 | Seattle Mairners
 勿体ない、と思う。まだやれるのに、と思う。確かあと1年で年金(MLB選手会)を満額で貰えるはずだが……長谷川滋利(前シアトル・マリナーズ)引退! 読売ジャイアンツからのオファーを断って、ロサンジェルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスが有力な移籍先として挙げられながら、この決断。潔いと言うか……本当に勿体ない。

 マリナーズでの4年間の内、後半の2年間は苦しいシーズンだった。チームは最下位に低迷し、自身のピッチングも不調に陥った。2003年に2勝4敗ながら、防御率1.48で16セーヴをマーク。生涯初のクローザーを任され、“大魔神”佐々木主浩(引退)が去った後のチームの窮地を救った。
 その年、夢のオールスターゲーム出場も果し、その年がピークだったか……2004年と2005年の悪夢。チームの世代交代の波に押され、敗戦処理要員に甘んじ、その敗戦処理さえ、若手の貴重な経験の場である為に、その役目さえ奪われ、ブルペンで所在無く座っているしかなかった。この悪夢……

 この2年間が長谷川から「気力」=モチヴェーションを奪ってしまったのかもしれない。思えば、アナハイム・エンジェルス(当時)からシアトルに移籍した2002年に古巣エンジェルスが優勝=ワールドチャンピオン(世界一)になった。この不運……
 長谷川がアナハイムに在籍した2000年と2001年にはシアトルがポストシーズンに進出。長谷川がシアトルに来てから、チームは下降線を辿っていった。悉く優勝に恵まれなかった長谷川。それだけが「悔い」だろう。その「悔い」があるから、まだ現役を続けるものだとばかり思っていたが……

 お疲れ様、と言いたい。メジャーリーグで9年間も戦ってきた。1年や2年で挫折して、日本に帰ってくる選手がいる中、この9年間は≪珠玉≫の歳月だった。だが、野茂英雄(元タンパベイ・デヴィルレイズ)のように、ボロボロになってまで現役に拘る、そんなスタイルは好まなかったのかもしれない。
 残念がっているのは、日本のファンだけではないだろう。長谷川の≪熱投≫を目に焼き付けたメジャーのファンも、長谷川の「現役」を信じて疑わなかったことだろう。セットアッパー(中継ぎ投手)が不足しているメジャーのGMや監督たちも、その決断を惜しんでいるだろう。
……日本人メジャーリーガーの成功者が、また一人去っていった。

マリナーズ長谷川が引退 23日表明(MAJOR.jp)

マリナーズ、ウォッシュバーンとミルウッド獲得か(16日)

2005-12-17 15:00:05 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズの「攻勢」が続いている。「正捕手」城島健司、DHカール・エヴェレットに続いて、先発(スターター)の左腕ジャレット・ウォッシュバーン(ロサンジェルス・エンジェルス)と右腕ケヴィン・ミルウッド(クリーヴランド・インディアンス)の獲得を狙っているようだ。どこにそんな金があるのだろう? 任天堂が奮発しているのかもしれない!?

 ウォッシュバーンは長年エンジェルスのエースを務め、今シーズンは「大物」バートロ・コロンにその座を譲ったが、8勝8敗で防御率3.93。通算75勝57敗で防御率3.93。2002年には18勝を挙げて、エンジェルスのワールドチャンピオンに大きく貢献した実績を持つ、31歳の左腕。
 ミルウッドは2003年にノーヒッターを達成した右腕。今シーズンもアメリカン・リーグトップの防御率2.86。抜群の安定感を誇るFA市場の大物。この二人が加われば、シアトルは低迷から抜け出し、再び強いチームに生まれ変われる。

 そうなると、スターターは残留を決めたベテラン左腕ジェイミー・モイヤーと、この二人に≪超新星≫フェリックス・ヘルナンデスを加え、4人が確定。残りの一人にかつてのエース候補、ジョエル・ピニェイロが座り、ライアン・フランクリンとギル・メッシュは放出要員か? 
 いずれにしても強力なスターター陣となり、シアトルは「戦える」チームになるが、果たして? 二人のエージェント(代理人)は「あの」“吸血鬼”スコット・ボラス氏、だ。

マリナーズ、先発左腕ワシュバーンと4年契約で合意間近(MAJOR.JP)

WソックスのDHエヴェレット、マリナーズへ(14日)

2005-12-16 20:57:39 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズが≪世界一≫(ワールドチャンピオン)=シカゴ・ホワイトソックスのDH(指名打者)カール・エヴェレット外野手(34)を獲得。恐らく右の大砲候補で、昨シーズン44試合で9ホーマーを放って、今シーズンは怪我の為DL(故障者リスト)入りしていた、若いバッキー・ジェイコブセンとの併用で、このベテランを起用するつもりなのだろう。打順は6番、か。そうなると、城島健司は7番になる。

 今シーズン、打率.251で23本塁打、87打点。レギュラーシーズンでは3番に座り、ホワイトソックスの快進撃に貢献したスイッチヒッター。マリナーズは3年前にも≪世界一≫になったアナハイム・エンジェルス(当時)から、同じくスイッチヒッターのスコット・スピージオを獲得して、打線の強化を図ったが、これが大失敗に終わり、その後の低迷に直結した。今度は大丈夫だと思うが……“二の舞い”にならなければいいが。

マリナーズ、今シーズン覇者のDHを獲得(MAJOR.JP)

ラミレスの移籍先はマリナーズ?(23日)

2005-11-25 13:43:34 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズに「大砲」マニー・ラミレス(ボストン・レッドソックス)が加わったら、強力な援軍になるが、しかし既に昨シーズンオフに、リッチ・セクソンとエイドリアン・ベルトレーの右の大砲「二門」を獲得しているだけに、この上、ラミレスまで加わったら、クリンナップが3人とも「右」になる。それは余りにも打線の構成上、無理があるだろう。6番に座るであろう、城島健司も「右」だし。

 ラミレスがクリーヴランド・インディアンス時代の監督、マイク・ハーグローヴを慕って、マリナーズの名が挙がっているようだが、当のハーグローヴ監督も、ラミレスの移籍希望を喜びつつ、余り現実味はない、と捉えているようだ。
 あくまでも「本命」は同じ西海岸のロスアンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)で、エンジェルスとの交渉を有利に進める為に、マリナーズは“デコイ”(囮)に使われた可能性が高い、と思う。

「ラミレスのマリナーズ移籍は障害多し」と地元紙(MAJOR.JP)

城島、夢へ一直線!(22日・福岡)

2005-11-23 19:41:27 | Seattle Mairners
 せっかくの城島健司(29)のシアトル・マリナーズ入り(表明)の記者会見だったのに、翌朝のスポーツ紙はどれも「松井秀喜の熱愛」報道。城島は「運」がない(?)。21日の月曜日に記者会見できればよかったのだが……23日は祝日(勤労感謝の日)で各紙「松井熱愛」を以前から用意していたのだろう。
 祝日は野球ファン以外の「世間」を相手にしようとするスポーツ紙。城島は世間の「壁」に敗れた。所詮パシフィック・リーグの福岡のローカル球団の悲哀か……来シーズンからはメジャーリーガーとなって、「世間」と戦えるアスリートになってもらいたいものだ。城島なら「やれる」。

 来シーズン、MLBでセンセーションを巻き起こすだろう。「強打の捕手」。メディアからは和製“パッチ”=イヴァン・ロドリゲス(デトロイト・タイガース)と評されるだろう。打率.280で、井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)が「15本」だったから、20本塁打は「いける」。
 今シーズン、井口はワールドシリーズ進出、世界一に貢献して、地味に「世界」を驚かせて見せたが、城島の場合、注目の集まるキャッチャーだけに、派手な活躍=センセーションが見込める。日本人で久々のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)が期待できる。
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