goo blog サービス終了のお知らせ 

野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

モイヤー初完封!(2日・セーフコ・フィールド)

2006-06-22 23:54:26 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズの43歳のベテラン左腕ジェイミー・モイヤーと、カンザスシティー・ロイヤルズの23歳のルーキー右腕ボビー・ケッペルの投げ合いで【7回表】まで「0対0」。【6回裏】には1-OUTからイチローがレフト前ヒットで出塁するが、2番エイドリアン・ベルトレが敢え無くピッチャーゴロ併殺(ダブルプレー)に倒れて、ベルトレはこれがあるから怖い。これがあるから彼が2番に座るのは嫌、だ。

 しかし【7回裏】(ベルトレのおかげで)2番から3番に「昇格」した先頭のホセ・ロペスが初球を打って、レフトスタンドに(第9号)ソロホームラン! 今シーズン見事にブレイクしたロペス。オールスターゲームには必ずシアトルを代表して出場してもらいたい。その為にはイチローがファン投票で選出されて、シアトルの監督推薦枠を一つ確保しなければならないが。
 続く4番ラウル・イバニェスにも“バック・トウ・バック”(連続で)これも初球を打って、ライトスタンド最前列へ(第9号)ソロホームラン! NHK(衛星)のアナウンサーは、夜の「巨人vs.西武」(総合)の告知(番組宣伝)をしている場合ではなかった。「2対0」シアトルが待望の先制点!

【8回裏】にも1-OUT後、イチローがセンター前ヒットで出塁し、2番ベルトレが(今度は)三遊間を抜いて繋ぎ、3番が板に就いてきたか? ロペスがレフト線にダブル(2塁打)を放って、イチローと意外に俊足(!?)ベルトレが還って来て、「4対0」これで磐石。

 先発(スターター)モイヤーが9回を投げ切って、今シーズン初完封! しかも4年ぶり、らしい。これで今シーズン3勝目(5敗)。エース(開幕投手)のモイヤーがようやく3勝目。シアトルの苦闘ぶりが窺える数字だ。
 開幕当初は、キャッチャーのルーキー城島健司との呼吸が合わず、城島がメディアから難癖を付けられていたが、この完封でその不安も解消か? 日本人ファンとしても一安心のモイヤーの完封劇だった。

43歳のエースと年俸3800万円の3番打者 (MAJOR.jp)

マリナーズ、反攻の記念日(31日・アメリクエストフィールド)

2006-06-18 21:34:53 | Seattle Mairners
 6連敗中のシアトル・マリナーズ。前日(30日)から打線を組み替え、2番に「絶不調」エイドリアン・ベルトレを据える奇策に出たが、それが奏功しつつある。この日も初回に1番イチローがセンター前ヒットで出塁し、ベルトレがレフトフェンス直撃のシングルヒット! その後、4番に入ったラウル・イバニェスがレフト前にヒットを落として、2試合連続の先制点!

 一昨日までは前の打者のリッチ・セクソンが大振りして、空振り三振が多いので、それを見て打席に入るベルトレは影響されてしまったのかもしれない。昨日からネクストバッターズ(オン・デック)サークルでイチローの打席を見ていて、軽くバットを合わせてヒットを打つイチローを間近で見て、いい影響が出ているのかもしれない。……大胆な仮説、だ。

【3回表】もイチローが三遊間の真ん中にヒットを放って、ベルトレが詰まりながらも、センター前に落として、1,3塁。3番に抜擢されたホゼ・ロペスが三遊間を抜いて、1点。4番イバニェスが初球を叩いて、ライトスタンド(最前列)に飛び込む3ランホームラン(8号)で「5対0」。この後、さらに2点を追加して「7対0」。

【5回裏】に先発(スターター)フェリックス・ヘルナンデスが、テキサス・レンジャーズの1番ゲーリー・マシューズJRにグランドスラム(満塁弾)を浴びて、「7対5」にされるが、【6回表】先頭のイチローがレフト前にヒットを落として、盗塁。2-OUT2塁になって、4番イバニェスが歩かされ(敬遠)、5番セクソンと勝負。どこかで見たことがある光景だが、セクソンはショートゴロ。しかし、この当たりがイレギュラーして、左中間に転がって、2者生還「9対5」。

【7回表】にも1-OUT満塁で「復調」ベルトレがピッチャーの足元、センター前に抜けるタイムリーヒットを放って、見違えるような活躍ぶり! さらに3番ロペスが難なくレフトに犠牲(サクリファイス)フライを打ち上げて、「12対5」。
【8回表】は1-OUT1,2塁で、8番マイク・モースがしぶとくセンター前に落として、1点を追加。モースは昨シーズン、ショートストップのレギュラーを獲りかけたが、キューバ人ユニスキー・ベタンコートの出現で外野手に転向。しかし、バッティングはいいだけに、これから先が楽しみだ。

「12対5」テキサスに圧勝! これで6連敗で脱出し、シアトルはここから反攻が始まる。ここから、ひとまず3連勝が始まる。ようやくチームとしての<カタチ>が出来て来た。ベルトレの「2番」奇策が成功した形だが、ベルトレが本来の打順に戻った時こそ、シアトルは「本物」になれる。それがシーズン途中のどの時期に訪れるか? それとも終わりまでこのままか? 試金石、だ。

マリナーズのイバネスが4打点 前日の汚名返上 (MAJOR.JP)

対決!大塚vs.イチロー(30日・アメリクエストフィールド)

2006-06-16 21:29:03 | Seattle Mairners
 この日から「絶不調」エイドリアン・ベルトレを「2番」に据える「奇策」新オーダーがスタートしたシアトル・マリナーズ。反攻のシンボルとなるか? 初回に先頭のイチローが詰まりながらもセンター前に落として、2番ベルトレも三遊間を抜いて、早速、新オーダーが奏功する。この後、パスボールの間に1点が入って、5番カール・エヴェレットが1,2塁間を抜いて、「2対0」。

【3回表】にも1点を追加したシアトル。試合を優位に進めるが、【3回裏】先発(スターター)ギル・メッシュが「猛打」テキサス・レンジャーズのホームラン攻勢の前に沈む。2番マイケル・ヤングに2ラン(3号)を喫し、「3対2」1点差に迫られ、6番ブラッド・ウィルカーソンに満塁弾(グランドスラム)を浴びる! 一気に「3対6」逆転される。

 シアトルは【6回表】に1点を返すものの、【9回表】のマウンドには、テキサスの守護神(クローザー)大塚晶則、登場。最初に対するはイチロー。注目の日本人対決から始まる。「1-2」からのスライダーを見送って、「2-2」になって、大塚、渾身の速球(ファストボール)は高めに浮いて、それを逃さず打ったイチロー。センター前に弾き返して、0-OUTで出塁。

 2番ベルトレには3塁線に際どいファウルを打たれるが、スライダーでボテボテに詰まらせて、ピッチャーゴロ。ファースト(1塁)のタイミングも微妙だったが、辛うじて「OUT」。このとき、大塚のこの試合最初の「ヨッシャー!」が出る。3番に「昇格」したホゼ・ロペスをスライダーで空振り三振! バットに掠らせもしない。

 しかし、ウィリー・ブルームクイストは歩かせて、2-OUT1,2塁。一発(出れば)逆転の場面で、5番(一発のある)エヴェレット。「1-2」でキャッチャーのサインに首を振って、スライダーを投げて、「2-2」。最後も懲りずにスライダーを投げて、これをエヴェレットが呆然と見送って、三振! 大塚、ここで会心の咆哮「ヨッシャー!」。

 シアトルはこれで5連敗……新オーダーで臨んだ作戦は実らなかったが、しかし翌31日から3連勝!! 1敗を挟んで、3連勝が二度続き、遂にシアトルが波に乗ったか、と思われたが、「天敵」オークランド・アスレティックスにまさかの3連敗(スウィープ)!! この「苦手」オークランドを克服しない限り、シアトルの浮上はない。

イチロー、大塚から1安打 城島はマルチ (MAJOR.jp)

リヴィングストンのデビュー戦(24日・セーフコ・フィールド)

2006-05-14 21:03:25 | Seattle Mairners
 日本人3人が顔を揃える、シカゴ・ホワイトソックスvs.シアトル・マリナーズの今シーズン初対決は、4月23日からシアトルのセーフコ・フィールドで3連戦が行われたが、初戦(GAME-1)は“空気の読めない”マイク・ハーグローヴ監督が、キャッチャー城島健司を欠場させて、井口資仁も「苦手」ジェイミー・モイヤーの前に沈黙し、トータル5打数ノーヒット。

 イチローはタイムリーヒットを含む「5打数2安打」で「4対3」チームのサヨナラ(ウォークオフ)勝利に貢献。【7回裏】に同点タイムリーを放ち、【8回裏】3番ラウル・イバニェスのソロホームランで勝ち越し。そのまま逃げ切りたかったが、【9回表】に守護神エディー・グアダードが2-OUTから(ファストボールしか打てない!!)若手のブライアン・アンダーソンにソロを浴びて、同点。しかし延長【11回裏】に2-OUT-1,2塁で、8番ユニスキー・ベタンコートが三遊間を抜いて!

 翌25日の第2戦(GAME-2)は「世界一」シカゴが地力を発揮して、「13対3」で圧勝! シアトルのスターター(先発)ジョエル・ピニェイロが(またしても!!)崩れて、4番ポール・コナーコに2ラン、7番ジョー・クリーディーにソロを浴びるなどして、4イニングス5失点でKO! 
【5回表】から2番手で、これがメジャーリーグ・デビューとなる、23歳の期待の左腕ボビー・リヴィングストンがマウンドに上がったが、5番ジャーメン・ダイに洗礼のソロホームランを浴び、さらに5失点して、「9対0」。
【7回表】には2番・井口が、代わった3番手の左腕ジェイク・ウッズからセンターバックスクリーンへ第2号2ランホームラン! この日はスタメン・マスクの城島の「囁き戦術」も功を奏さなかった。返って、笑みが零れて、リラックして打席に立てたか?

 そして迎えた第3戦(GAME-3)。GAME-2を見る限り、「弱者」シアトルの圧倒的不利は否めなかったが、何故かセーフコ・フィールドを「苦手」にしているシカゴのスターター、左腕マーク・バーリーが【2回裏】に3失点して、シアトルのペースで試合は進む。
【6回裏】またしても3番イバニェスがソロホームランを打って、貴重な追加点を挙げて、【8回裏】にも「不調」の5番DHカール・エヴェレットの犠牲フライで「5対1」。投げてもスターターの左腕ジャロット・ウォッシュバーンがGAMEを作って、2番手ラファエル・ソリアーノに繋いで、【9回表】は右腕J.J.プッツ。この試合からシアトルの新「勝利の方程式」は出来たようだ。

 この3連戦、シアトルが地元とはいえ、「世界一」シカゴに勝ち越して、何とかいいムードにはなりかけるのだが……その後もシアトルの一進一退は続く。
 この状況を打破するには、やはり、4番リッチー・セクソンと現状は6番に身を窶しているエイドリアン・ベルトレーだろう。そしてリードオフ、1番イチローの「(打率)3割」到達も待たれるが……城島も奮闘しているが、決して強くない「肩」の弱点を露呈して、地元ファンからブーイングが起きる事態も……厳しい世界だ。

マリナーズの起爆剤となるか? 23歳左腕が初昇格(MAJOR.jp)

メジャーで初対決!大塚vs.イチロー(18日・セーフコ・フィールド)

2006-05-04 20:52:07 | Seattle Mairners
 テキサス・レンジャーズvs.シアトル・マリナーズの同地区ライヴァル対決、第1ラウンドは、セーフコ・フィールド。GAME-1(第1戦)はテキサスがシアトルのスターター、フェリックス・ヘルナンデスを攻略し、7回を終わって、「7対4」でリード。そして【8回裏】のマウンドには、NEWセットアッパーの大塚晶則が上がった。

 ここまで6試合に投げて、防御率(ERA)4.76。決して良い内容ではない。『WBC』(ワールド・ベースボール・クラシック)で見せた快投は影を潜めているのか? この目で確かめてみたい。
 先頭の8番ウィリー・ブルームクイストを2球目のスライダー(84MPH)で打ち上げさせて、ファーストファウルフライ。続く9番・ユニスキー・ベタンコートを「1-2」に追い込んで、インサイドにズバッと91MPHを投げ込んで、見逃し三振! 何を待っていたのか? キューバ人=ベタンコート(スライダーか?)。そして、1番イチローとの対決……

 これがメジャーリーグ初対決。キャンプ(スプリングトレーニング)の地は同じピオリアだったが、昨シーズンまで(ナショナル・リーグの)サンディエゴ・パドレス所属の大塚晶文とは全く対戦がなかった、らしい。グラブには日の丸に「Aki」。『WBC』日本代表、僚友対決! 
 初球(89MPH)を打ち上げたイチロー! 平凡なライトフライ。夢の初対決は1球で終わった。あっけないものだった。この試合、4打数ノーヒットに終わったイチロー。調子はまだ上がっていなかった。

 試合はこの後【9回裏】をテキサスのクローザー、フランシス・コルデロが締め括り、「7対4」。この試合では簡単に3人で片付けたが、今シーズン絶不調のコルデロ。この後、クローザーの座から外され、晴れて大塚が念願のクローザーの座を手に入れる。イチローと今度、遭うときは【9回】のマウンドだ。

イチロー、大塚とメジャー初対決! 城島は音なし (MAJOR.jp)

シリング、イチローの打球を鷲掴み!(14・フェンウェイパーク)

2006-04-19 20:45:01 | Seattle Mairners
 10連戦の最初の遠征でクリーヴランド・インディアンスに2勝1敗で勝ち越して、今シーズンは一味違う、と思わせたシアトル・マリナーズだが、14日からのボストン・レッドソックスとの4連戦では1勝3敗で負け越し。
 しかし、いずれも接戦で17日のGAME-4も【9回表】に1点を勝ち越しながら、【9回裏】2-OUTSから2番マーク・ロレッタにウォークオフ(サヨナラ)2ランを浴びて、「6対7」。GAME-3(17日)も【1回裏】に1塁塁審の明らかな誤審があって、「2対3」で競り負け。GAME-2は「3対0」で完封勝利だったし、GAME-1もカート・シリング相手に「1対2」惜敗だった。

 そういえば、GAME-1の【4回表】イチローのセンタ前に抜けようかというグラウンダー(ゴロ)を素手でキャッチしたシリング。これには驚かされた。ヒットを1本損したイチロー。この日は「絶好調」シリングに封じ込めれ、「格」の違いを見せ付けられた。上には上がいるものだ……
 イチローはこのシリーズ16打数1安打(!)に終わったが、それでもGAME-4で4試合ぶりのヒット。左腕レニー・デイナードから初回にレフトフェンス“グリーンモンスター”に達するダブル(2塁打)を放ったが、この打席で(感触を)「掴んだ」のかもしれない。

イチロー15打席ぶり安打、城島は5番でマルチ(MAJOR.jp)

イチロー1号!(13日・ジェイコブズフィールド)

2006-04-15 19:24:08 | Seattle Mairners
 20歳のスターター(先発)フェリックス・ヘルナンデスが5回途中5失点でKO。“怪童”は普通のピッチャーに戻りつつあるのか? しかしシアトル・マリナーズも【5回表】にイチローの2ランなどで2点差に詰め寄り、【7回表】に一挙4点で逆転。【9回表】にも7番・城島健司のタイムリーダブル(2塁打)で「9対5」。強豪クリーヴランド・インディアンスにAWAYで2勝1敗(まさかの)勝ち越し!

 それにしても、ヘルナンデス。開幕前はシアトルの復活を観測する人が多かったが、その根拠の一つが、このヘルナンデスの存在。ヘルナンデスのブレイクOUTイヤーになれば、シアトルは一気に躍進。「低迷」から抜け出せると誰もが期待したのだが……見事に2年目のジンクスに嵌っている。
 デビューした昨シーズンは球がべらぼうに速く、その上に意外にコントロール(ロケーション)も良く、“大物”感を漂わせていたのだが、今シーズンは不甲斐ない自分自身に苛立つ、ごくありきたりの若者に墜している。彼の再浮上はあるのか? 

イチロー1号2ラン! 城島は2点適時二塁打(MAJOR.jp)

マリナーズ連敗脱出!(12日・ジェイコブズフィールド)

2006-04-13 20:27:32 | Seattle Mairners
 今日(12日)シアトル・マリナーズが連敗を脱出! 連敗脱出のきっかけを作ったのは、あのボブ・デヴィットソン球審だった! クリーヴランド・インディアンスの「3対1」のリードで迎えた【3回表】シアトルは1点を返して、尚ノーアウト1,3塁と攻め込んたが、期待の4番リッチー・セクソン、5番エイドリアン・ベルトレイが連続空振り三振に倒れて、2アウト。

 打率(AVG).111の6番カール・エヴェレットにも「3-2」からのラストボール、アウトサイド低目に決まって、万事休すと思われたが、球審デヴィットソンの判定は「ボール」。極めて微妙な判定だった。2アウト満塁とシアトルのチャンスは続いて、バッターは7番キャッチャー城島健司。「0-2」と追い込まれながら、3球目のスライダーに泳がされながら、レフトフェンス(最上部)直撃のダブル(2塁打)を放って、走者一掃! シアトルが「5対3」逆転に成功した。

 デヴィットソン審判は、つくづく「日本」に縁のある人だ。それにしても、シアトルは「11対9」で勝って、連敗を「4」で止めたものの、先発(スターター)右腕ギル・メッシュがまたしても“炎上”(5失点)。不振の1番イチローが5試合ぶりにヒットを放ち、主砲セクソンは【6回表】にグランドスラム(満塁弾)を放ったが、5番(AVG.156)と6番(AVG.100)の不振は相変わらず。

 打率(AVG).345の城島が5番を打つべきであり、あるいはDH(指名打者)には、前日(11日)代打で【9回表】(左中間フェンス最上部直撃の)ダブル(2塁打)を放ったロベルト・ペタジーニ(AVG1.000)を起用すべきだ。マイク・ハーグローヴ監督の“石頭”が解凍される日は来るのだろうか? 

「城島の逆転打は大きかった」と指揮官(MAJOR.jp)

城島、敬遠策に燃える!(6日・セーフコ・フィールド)

2006-04-09 13:20:27 | Seattle Mairners
 立ち上がりの悪い、シアトル・マリナーズの先発(スターター)ギル・メッシュが、初回に先頭のマルコ・スクタロウに右中間を破られて(3塁打)、2番マーク・コッツエイのショートゴロの間に先制点を献上。
 2アウト後、4番エリック・チャヴェスにもライト線を破られるが、5番ダン・ジョンソンを「2-2」からの高めの速球(92MPH)で詰まらせて、ショートフライに打ち取って、3アウト。これもキャッチャー城島健司の「効果」と思いたい。

 シアトルは【2回裏】にすかさず反撃。レフト前ヒットで出塁、エイドリアン・ベルトレーを1塁に置いて、「新戦力」6番・カール・エヴェレットがライトスタンドへ逆転の2ランホームラン! こういう攻撃が、昨シーズンのシアトルには「全く」なかった。さらに8番ジェレミー・リードのトリプル(3塁打)、9番ユニスキー・ベタンコートのシングルで「3対0」。

「4対1」で迎えた【5回裏】には、2アウト3塁で、6番エヴェレットが敬遠され、7番・城島との勝負を選んだのは、オークランド・アスレティックス監督(マネージャー)にして、元中日ドラゴンズの選手、ケン・モッカ(現地発音では“マッカ”)。
 日本野球の「怖さ」を知り尽くしている男のハズだが、ここは敢えて城島と勝負。これに燃えたか、城島? スターターのエステバン・ロアイザ(メキシコ代表)の初球のカットボール(84MPH)を叩いて、三遊間を抜けるタイムリーヒット! 気持ちのいいヒットだった。

【6回表】にチャヴェスのソロで1点を返されるが、【6回裏】イチローが内野安打で出塁して、2番ホゼ・ロペスも同じく内野安打で続いて、2アウト後、4番リッチー・セクソンが三遊間を抜いて、イチローが激走! 余裕のランニングで生還して、「6対2」。貴重な追加(ダメ押し)点が入る。これも昨シーズンには、なかった。
 最後はNEWクローザー(?)J.J.プッツが締め括り、3連勝! 2年半ぶりで単独首位に立った。……しかし、翌7日、8日に連敗!! 3勝3敗。これでシアトルは元通りに戻ってしまうのか? 明日(9日)は城島の欠場も予想される。最初の試練か?

イチロー、城島アベックマルチ マリナーズ3連勝(MAJOR.jp)

イチローが導火線! 4年ぶり勝ち越し!(5日・セーフコ・フィールド)

2006-04-08 12:49:26 | Seattle Mairners
 この日はイチローが導火線になった。初回にロサンジェルス・エンジェルス先発(スターター)ジェフ・ウィーヴァーの初球を叩いて、ライト線を破るダブル(2塁打)で出塁。2番ホゼ・ロペスも内野安打で続いて、1アウト後、4番リッチー・セクソンのライトフェンス直撃のダブル(2塁打)で「2対0」先制。シアトル、強し!
 
 スターターの左腕ジャロッド・ウォッシュバーンも古巣相手に7イニングスを2失点。シアトルの先発・左腕はジェイミー・モイヤー一人だっただけに、この頼りになるウォッシュバーンの加入は大きい。昨シーズンまでは左腕はモイヤー一人。残りは速球派の右腕が4人という歪なローテーションだったが、これが健全に改善された。
 ただ気になるのは、クローザーの左腕エディー・グアルダード。「6対4」で2点リードにも拘らず、【9回表】に彼に「お呼び」は掛からなかった。ブルペンで明らかに不満そうな顔で座っているグアルダード。チームは開幕シリーズを「2勝1敗」の勝ち越し。これは4年ぶりの快挙だが、不満分子を抱えながらの好スタート。これが後々、大きな「しこり」にならなければいいが……

イチローと城島、開幕から3戦連続ヒット(MAJOR.jp)